こんにちは!きのぴーです。
注文住宅にはイメージを決めるさまざまな要因がありますが、もっとも家の雰囲気に影響するのが屋根材です。
同じ間取りの住まいでも、どのような屋根材を選択するかによってデザイン性が変わり、施主のセンスが現れるとも言われています。
この記事では、そんな屋根材の人気ランキングと屋根材ごとのメリットとデメリットを紹介します。
人気の高さだけでなく、その強度やメンテナンスの必要性などを加味して、後悔のない住まいづくりに役立てていきましょう。
※あなたオリジナルの間取り・見積もり作成を無料ネットオーダーしてみませんか?
↑ あなただけの間取り・見積もりが届く!
無料のネットオーダーで…
- 注文住宅を安く建てられる!
- 理想の間取りが見つかる!
- 営業マンと会わずに済む!
\ 無料・かんたん3分・ネット完結 /
屋根材の人気ランキングTOP5を紹介!
一口に屋根材といってもガルバリウムやスレート、瓦など、さまざまな種類があることをご存知でしょうか?
これから注文住宅のデザインを固めていくという方は、屋根材の人気順から確認していくことをおすすめします。
また、人気の理由として、屋根材ごとのメリットとデメリットを把握することで、コストパフォーマンスの高い家づくりを行うことができるでしょう。
【人気ランキング1位】ガルバリウム
最近の住宅業界ではもっともポピュラーとされ、幅広い屋根の形状に対応できる屋根材がガルバリウムです。
一昔前まではトタン板が一般的に使用されている屋根材でしたが、ガルバリウム鋼板という錆びにくい金属が開発されたことで、屋根材の動向に変化をもたらしたと言われています。
1㎡あたり8,000~10,000円で施工できる点も人気の秘訣です。
また、「ガルバリウムは塗装しなくても良い」という業者もいますが、実際は屋根の傷つき具合や紫外線によるダメージなどの、劣化の進み具合によって、再塗装が必要になるケースもあると言われています。
ガルバリウムの1番のメリットはバランスが取れていること
さまざまな屋根材のなかでもガルバリウムは重さや耐久性、コストパフォーマンスなど、どの観点から見ても優れているとされています。
1㎡あたり8,000~10,000円で施工でき、4kg/㎡と軽く、耐久年数も20年〜30年ほどです。
また、屋根材の隙間を少なく施工でるため防水性が高く、屋根裏に水分が入り込んでしまう心配がないという点も特徴の1つです。
ガルバリウムのデメリットは衝撃に弱いこと
非常にバランスの取れているガルバリウムですが、衝撃に弱いというデメリットがあります。
ガルバリウムは1mm以下の薄い鋼鈑の上に、亜鉛とアルミニウム、シリコンなどの素材でメッキ施行した材料です。
そのため、なんらかの衝撃でメッキが剥がれてしまうと、薄い鋼鈑が表面化してしまい、雨風にさらされることで錆びてしまうことがあります。
ただし、数ある屋根材のなかでも安くメンテンスすることができるため、ガルバリウムにして失敗したという感覚を抱くことはないでしょう。
【人気ランキング2位】スレート
スレートとは、カラーベストやコロニアル屋根とも呼ばれ、粘土板岩を使用した屋根材を指します。
人気ランキング1位のガルバリウムと比較すると、デザイン性の高い住まいを作りやすい屋根材として知られており、どんな外観もスッキリと見せてくれる効果が期待できます。
また、色の種類が多い屋根材であるため、デザイン性にもこだわりたいという方にはおすすめです。
スレートのメリットはお得感があること
スレートの屋根は一般的に、6,000円/㎡ほどで施行することができますが、実は素材自体は瓦より高価なものです。
ただし、屋根の施行に用いる場合は、面積が大きい分手間賃が安くなり、6,000円/㎡ほどの価格で施工することができると言われています。
価格とデザイン性の2つの観点では、ガルバリウムよりも優れているとも言えそうです。
スレートのデメリットは一部の補修代が高くなること
スレートは粘土板岩を使用した屋根材であるため、割れてしまうケースも考慮しておくポイントです。
そして、先ほど紹介したように素材自体が瓦より高価なものであるため、一部分だけの補修代が非常に高価になってしまう点にデメリットがあります。
ガルバリウムの場合には再塗装し直すだけで済むメンテンナンスも、スレートの場合には張替えを行う必要があり、その部分だけに加工する必要性が生まれてしまうわけです。
スレート屋根への直接的な衝撃や人の重みで割れてしまうこともあるため、メンテナンス費用の高さは事前に覚悟しておくべきと言えるでしょう。
【人気ランキング3位】軽量瓦
樹脂繊維セメント製でありながら、瓦のような純和風なデザインに仕上げてくれる屋根材が軽量瓦です。
軽量という名前からも分かる通り、1㎡あたりの重さは20kgほどと一般的な瓦の半分ほどの重さに抑えられているため、瓦が落下してしまった時のリスクを軽減してくれる屋根材として知られています。
また、樹脂と繊維が混ぜ合わせた素材を用い、瓦のデメリットである割れやすさもカバーしています。
さらに、瓦1枚を変えるだけでメンテナンスを完了できるケースがあるという点は、ガルバリウムやスレートにもないメリットです。
1㎡あたりの相場は、12,000円ほどとガルバリウムやスレートよりもかなり割高となりますが、重みがある、純和風の雰囲気を楽しみたい方にはおすすめの屋根材です。
【人気ランキング4位】瓦(FRP)
屋根材にもさまざなま種類がありますが、最近では素材の異なる瓦が数多く開発されています。
そのなかでも繊維強化プラスチックを使用したFRPの瓦は、従来の瓦の1/6ほどの重量しかなく、瓦を用いることで低下してしまっていた耐震性にも対応できる素材です。
屋根材と聞くとデザインやメンテナンスだけをチェックしてしまう方が少なくありませんが、実は屋根が重いことは住まいの重心が高くなってしまうことと同じです。
地震の際に重い屋根部分が大きく揺すられることになるため、FRPの瓦は耐震性にも考慮した素材と考えられています。
ただし、施工例が少ないため、1㎡あたりの相場が15,000円以上と非常に高価になりがちという点が1番のデメリットと言えるでしょう。
【人気ランキング5位】和瓦および洋瓦
和瓦や洋瓦の1番のメリットは、メンテナンスがいらないことです。
粘土を瓦の形に成形して、1000度~1250度くらいの高い温度で焼き上げることで、ほかの屋根材にはない強度が生まれます。
また、ガルバリウムなどの金物を使用した素材では、メッキが剥がれた際のサビが懸念事項となりますが、和瓦や洋瓦はその心配もありません。
そして、なんといっても和瓦や洋瓦の重厚感はほかの屋根材では表現できないため、注文住宅の最大のメリットである独自性のある住まいにはうってつけと言えます。
ただし、1㎡あたりの重さが40kgほどになるため建物の重心が高くなってしまい、強い揺れの地震が起こった時の備えには不向きな屋根材であることは事前に把握しておきましょう。
まとめ
一口に屋根材といっても、日本の住まいにはガルバリウムやスレート、瓦など、さまざまな屋根材が使用されています。
窓の配置や外壁の素材など、外観の雰囲気を決める要素はさまざまですが、屋根材が全体のイメージをまとめるポイントなることは間違いありません。
また、屋根材に使われている素材を知り、その強度やメンテナンスの必要性も事前に把握しておくことをおすすめします。
住まいのデザイン性だけでなく、コストパフォーマンスの高さも理解した状態で屋根材を選択することで、長期的な視点で後悔のない住まいづくりを実現することができるでしょう。