こんにちは!きのぴーです。
家を建てる時に意外とたくさんの方が厳選せずに加入してしまうのが、保険です。
賃貸から注文住宅などの戸建てに引っ越す方、建て替えをする方など、保険の必要性や考え方は人それぞれですが、住まいを変える時は保険を見直す絶好のタイミングと言えるでしょう。
今回はたくさんの方が厳選せずに加入してしまう、家を建てる時に入るべき保険の一覧を解説します。
みなさんは、「団体信用生命保険」「就業不能保険」「火災保険」「地震保険」といった種類の違いをご存知ですか?
大した違いはないというイメージをもっている方も少なくありませんが、本当に必要な保険を厳選することで、小さいながらも着実にお金のゆとりを作り出すことができるはずです。
家を建てる時に入るべき保険一覧とは?事前にチェックしておきたい6種類
生活に必要な保険をじっくりと選ぶことで、小さなお金を少しずつ積み上げていくことができます。
ただし、生活のなかで保険を見直す機会はそう多くなく、ライフスタイルを大きく変えることができる家を建てるタイミングがおすすめです。
そして、家を建てる時に入るべき保険は次の6種類です。
家を建てる時に入るべき保険一覧
- 家族の生活リスクを軽減できる団体信用生命保険
- 働けなくなった場合の備えに使える就業不能保険
- 大切な家を火災から守る火災保険
- 大切な家を地震から守る地震保険
- 生活を再開するために加入しておくべき家財保険
- 家のほとんどのリスクを回避できる住宅総合保険
家を建てるタイミングでは住宅ローンや生活にあった間取りなど、将来を見通す時期であるにも関わらず、保険の加入を営業に任せてしまう方も珍しくありません。
もちろん、人気の保険やおすすめの保険が多くの家族に必要であることは間違いありませんが、どのくらい自分の家族がリスクを被る可能性があるかを冷静に見極める姿勢も重要です。
家族の生活リスクを軽減できる団体信用生命保険
契約者の生活にもよりますが、日本では「家を住宅ローンを活用して建てる」ことが一般的とされています。
そして、本来支払い続けなければならない住宅ローンを、支払えない状況になるというリスクを回避してくれるのが団体信用生命保険です。
団体信用生命保険は、住宅ローンの契約者が亡くなってしまった場合と高度障害状態になってしまった場合に、残りの住宅ローンを返済してくれます。
自分の体調管理を徹底し、住宅ローンを返済し続けることが第一ですが、不足の事態は訪れるものです。
残された家族のことを考えた際に、加入しておくべき保険と言えるでしょう。
団体信用生命保険はいくらくらいで入れる保険なの?
「団体信用生命保険という言葉を初めて聞いた」という方も多いのではないでしょうか?
繰り返しにはなりますが、団体信用生命保険は住宅ローンを肩代わりすることが目的であるため、家を建てるタイミング以外は生活に関わることがありません。
ちなみに、団体信用生命保険は使用する住宅ローンの種類によっては、無料で活用できる生命保険と呼ばれています。
もちろん保険料がまったくかからないわけではありませんが、住宅ローンの金利のなかに保険料を加えた形で支払い続けられる保険です。
毎月の支払いを安く抑えられるフラット35は団体信用生命保険料が含まれておらず、月々1,000円〜9,000円ほどの金額を保険料として支払わなければならないため、利用する住宅ローンと団体信用生命保険の合計額も事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
働けなくなった場合の備えに使える就業不能保険
働けない状態になった時に毎月10万円などの一定額を受け取れるのが、就業不能保険です。
就業不能保険も数多くある生命保険の種類の1つですが、医師の指示によって働けなくなった場合に補償を受け続けられるという点に大きな特徴があります。
一般的な保険であれば、「ガン」「介護」といった特定された条件が加えられていますが、就業不能保険は次のような条件を満たすことで月々の支払いを受けられます。
- 病気やケガの治療のために病院もしくは診療所に入院している
- 病気やケガの治療を医師の指示のもとで在宅で行っている
精神疾患は保証対象外となるという注意点があるものの、現在加入している保険に追加して、住宅ローンの支払いのために加入しておくべき保険といえるでしょう。
大切な家を火災から守る火災保険
数千万円もの大金を用意し、せっかく建てた大切な家に襲いかかるリスクを回避してくれるのが火災保険です。
火災保険は団体信用生命保険は就業不能保険などの生命保険とは違い、不動産を補償してくれる保険であり、加入が義務付けられている賃貸住宅が多いため、馴染みのある保険とも言えます。
また、名前からも分かる通り、火災や落雷、風や水害などによって建物本体や門、塀などの外構といった不動産全般をカバーしてくれる保険であるため、家を建てる方のほとんどが加入する傾向にあります。
大切な家を地震から守る地震保険
火災や落雷、風や水害といったリスクを回避するために加入する火災保険では補償しきれない部分をカバーしてくれるのが地震保険です。
具体的な補償範囲は、地震や津波に起因する建物の火災や損壊です。
地震の多い日本では火災保険とセットで加入することが一般的となっていますが、火災保険に含まれている地震火災費用保険金とは別に加入する必要があるという注意点があります。
地震火災費用保険金は保険金の支払いに条件や補償金額が制限される傾向にあるため、建物を立て直す費用等を捻出するためには、火災保険と別に地震保険に加入しておく必要があるのです。
生活を再開するために加入しておくべき家財保険
家を建てる時期でも意外と多くの方が見落としてしまいがちなのが、洗濯機やテレビなどの電化製品や引き出しやタンスなどの家具を補償する家財保険です。
家を建てるタイミングでは、仮に住宅ローンを支払えなくなったケースや震災によって建物に被害が出てしまったケースなど、シミュレーションしておくべきシーンがたくさんあります。
しかし、家財はほかのリスクと比較した場合に金額が低いこともあり、比較的安易に考えられてしまうことが多く、あまり必要性を感じないという方が少なくないというのが現状です。
もちろん生活を圧迫してまで家財保険に加入する必要はありませんが、生活を再開するために家具を揃え直す費用と毎月の支払額を計算してみるという行動は、家を立て直す際にしておくべき行動と言えます。
家のほとんどのリスクを回避できる住宅総合保険
一般的な火災保険ではまかないきれない、水漏れや盗難といったリスクを回避してくれるのが住宅総合保険です。
多くのハウスメーカーや工務店、設計事務所では、火災保険と区別するために住宅総合保険という正式名称を用いた説明を行いますが、一部の営業マンは明確な違いを説明しないこともあるため注意が必要です。
住宅総合保険は火災保険+家財保険+地震保険に、水漏れや盗難に対処する補償が盛り込まれていますが、契約者がどちらか分からないまま加入してしまうと保証の範囲が限られてしまうことがあります。
補償の範囲が広いため支払額にも違いがありますが、建物に関するすべてのリスクを回避するためには、非常に使い勝手の良い保険と言えるでしょう。
まとめ
家を建てる時期は、今後の生活をリアルにシミュレーションすることができるため、加入している保険の見直しや新たに加入すべき保険を検討する絶好のタイミングです。
そして、この機会にぜひ、保険の種類をあらためて確認しておくことをおすすめします。
賃貸住宅から一戸建てに住み替える方はもちろん、建て替えをする方も新しいライフスタイルに合わせたリスクを回避するための保険を検討してみましょう。