こんにちは!コストダウンのカリスマ(自称)きのぴーです。
おおまかな間取りのイメージをもち、土地を決め、どんな設備にするかをすべて自分で決められる注文住宅は、本当に魅力です。
その反面で、どこにどのくらいのお金がかかるのかを理解することが難しく、予算取りに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな方々でも納得感のある家づくりを行えるように、以下の項目から予算を削れる部分を具体的に解説します。
この記事を読んで分かること
人生で1番高価な買い物と言われ、多くの方が35年もの長い期間の支払いをする注文住宅だからこそ、どこにお金をかけるかを明確にすることがもっとも重要なポイントとなります。
注文住宅の予算を左右する3つのポイントを抑えよう!
予算内で理想の家を建てられるかが分からないという方は、はじめに注文住宅の予算を左右する3つのポイントから理解していきましょう。
注文住宅の予算を左右する3つのポイント
- 【ポイント1】間取りをシンプルにすること
- 【ポイント2】土地の価格の仕組みを知ること
- 【ポイント3】付帯費用の仕組みを知ること
特にローンの審査を通過したあとは、大きな予算に理想の住まいを贅沢に思い描いてしまいがちです。
そして、人生で1番高価な買い物と言っても必要以上の費用をかけてしまうことは、その後の生活を圧迫してしまうため、自分たちはどんな暮らしを送りたいのかをはじめにはっきりさせましょう。
【ポイント1】間取りをシンプルにすること
注文住宅の予算を左右する1つ目のポイントが、間取りをシンプルにすることです。
自由な間取りの住まいを計画できる点が最大の魅力である注文住宅ですが、分かりやすく表現すれば、外観が真四角で、部屋数の少ない間取りがもっともコストのかからない住まいと言えます。
反対に同じ面積でも、外観の一部を凹ませたり、ステップフロアを設けたり、部屋数を必要以上に準備することによって、予算はどんどん高くなっていきます。
注文住宅は職人さんの手によって作られる建物であるため、工数がかかるほどコストも上がっていくわけです。
いかに住まいの構造に使われる木材をそのまま利用するかに着目し、間取りのひとつひとつに明確な目的をもつことで、確実に予算内の注文住宅を建築することができます。
【ポイント2】土地の価格の仕組みを知ること
注文住宅にかけるお金のうち、50%ほどの割合を土地代にあてることになるため、土地にかける費用は納得感のある住まいを手に入れるための重要なポイントの1つとなります。
そして、予算内で理想の住まいを手に入れたいという方は、土地の価格の仕組みをしっかりと理解しておきましょう。
土地の価格はそのエリアに住みたい人たちの数に左右され、相場が決められています。
また、そのエリアのなかで正方形で光を取り入れやすい南道路といった条件を満たす土地は競争率が高いため、もっとも高い金額で販売されるのです。
仮にそんな土地の販売価格が3,000万円だったとした場合、北道路の土地が9割ほどの2,700万円、旗竿地が8割ほどの2,400万円で売り出されるとも言われています。
安い土地と出会うためのテクニックとは?
お買い得な安い土地と出会うためには、希望のエリアで土地探しを続けること、注文住宅を建てるときに不都合なポイントが1つはあるものを実際に見に行くという方法が有効です。
注文住宅を販売しているハウスメーカーや工務店、設計事務所は、希望のエリアにある建築しやすい土地から案内します。
そして、予算を超えてしまいそうな方ほど、その案内を素直に聞き入れ、簡単に希望のエリアを変えてしまいがちです。
しかし、ハウスメーカーや工務店、設計事務所の営業や設計担当は、顧客の要望に対応するための知識を持ち合わせているため、簡単に希望のエリアを変えてしまうことはおすすめしません。
あまり露骨に要求しすぎることはおすすめしませんが、まずはエリアを変えずに予算内に収められる方法がないかを確認してみましょう。
先ほど解説したように正方形で、光を取り入れやすい南道路といった条件を満たす競争率の高い土地でなくとも、間取りを工夫することで予算内に収まる住まいを手に入れられる可能性があります。
【ポイント3】付帯費用の仕組みを知ること
これからおおまかな予算取りをしようと考えている方は、付帯費用という注文住宅ならではの予算ついても理解しておく必要があります。
付帯費用とは住まいを構造体や設備などの箱と仮定した場合、そこに住める状態にするための費用を指します。
どんな項目があるかについては次に触れますが、注文住宅の総予算の15%ほどを占めるとされている大きな費用です。
総予算が3,000万円の場合には構造体や設備を建てる本体工事費が75%の2,250万円、そこに住むために必要な付帯費用が450万円ほど必要となります。
注文住宅の建築費にはどんな項目があるの?
さらに詳しく注文住宅の建築費を解説すると、以下のように本体工事費が8個、付帯費用が7個の項目に分けられます。
▼本体工事費
- 基礎工事費…建物を支える土台を作るための費用
- 木工工事費…現場で構造体を加工するための費用
- 仮設工事費…足場や電気などの建築途中に必要な設備にかかる費用
- 屋根板金工事費…屋根や雨樋の施行に必要な費用
- 外装工事費…外壁にサイディングなどの装飾を行うための費用
- サッシガラス工事費…窓の取り付けに必要な費用
- 内装仕上工事費…内壁にクロスなどの装飾を行うための費用
- 住宅設備機器工事費…キッチンやお風呂などをとりつけるために必要な費用
▼付帯費用
- 解体工事費用…もともとの住まいを壊すために必要な費用
- 引き込み工事費…水道管やガス管を道路から引き込むために必要な費用
- 地盤調査費…土地の硬さが注文住宅の建築に耐えうるものかを確認するために必要な費用
- 地盤改良費…注文住宅を建てるために地盤を固める作業に必要な費用
- 外構工事…カーポートや門扉などを施工するために必要な費用
- 空調設備工事…エアコン本体や室外機の取り付けに必要な費用
- 照明器具工事…シーリングやダウンライトなどの照明の取り付けに必要な費用
本体工事費は希望の間取りを施工するために必要な費用ですが、付帯工事費は土地の状態によって金額が変わるもの、さらに施主が自分で用意することができる費用も含まれていることを理解しておきましょう。
土地を選ぶ際にどのくらいの長さの水道管やガス管が必要になるのか、注文住宅を建てるために必要な強度があるかを確認しておくことで、付帯費用を節約することができるわけです。
間取りで抑えられる!注文住宅の建築費を安く抑える具体的な10個の方法
家づくり予算内で行うためには土地代や付帯費用などの内訳を把握したうえで、注文住宅の建築費のどの項目が削れる費用なのかを理解しておくことが重要です。
そしてここからは、総予算の大半を占める付帯費用と本体工事費を抑える以下の10個の方法を解説しつつ、具体的にコストダウンを図れる部分をピックアップします。
コストカット具体的な10通りの方法
- 【方法1】地盤改良費よりも基礎代にお金をかける
- 【方法2】屋根や外壁はシンプルものを選択する
- 【方法3】木工事は手間の多さに注目する
- 【方法4】窓や玄関サッシは営業担当のおすすめがベスト
- 【方法5】玄関は既製品収納のサイズに合わせてプランニング
- 【方法6】同じ洋室にもメリハリをつける
- 【方法7】畳コーナーでくつろげる時間をすごす
- 【方法8】水回りの設備は節約しすぎない
- 【方法9】太陽光発電でお得な住まいを手に入れよう
- 【方法10】給湯器はイニシャルコストとランニングコストを計算しよう
付帯費用と本体工事費の内訳をしっかりと理解し、理想の住まいに最低限必要な設備や内装のランクを追求することで、納得感のある住まいづくりを実現することができるでしょう。
【方法1】地盤改良費よりも基礎代にお金をかける
先ほども触れたように注文住宅の総予算の50%ほどは土地代が占め、予算内の家づくりを行えるかどうかは土地の選択に大きく影響を受けます。
また、土地の選択は付帯費用にも影響し、建物を建てるために必要な強度のない土地は、地盤を強くするために必要な地盤改良費が高くなります。
現在の日本のハウスメーカーや工務店、設計事務所が手がかる地盤改良工事の方法は3つあり、表層改良、柱状改良、鋼管杭工法の中から土地の強度に合わせていずれかの施行が行われ、工法の予算は以下の通りです。
- 表層改良…50〜70万円
- 柱状改良…60万円〜100万円
- 鋼管杭工法…70万円〜120万円
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地盤調査&地盤改良工事の費用についてサルでも分かるようにまとめた
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さらに、注文住宅では建物の土台となる基礎工事費も必要な予算であり、ベタ基礎と布基礎のどちらの施行が必要となります。
- 家が建つ予定のスペースのすべてをコンクリートで覆うベタ基礎…15,000円/㎡
- 家の外周部分と壁や柱の下だけにコンクリートを流し込む布基礎…20,000円/㎡
どのくらいの住まいを計画するかにもよりますが、できるだけコンパクトでシンプルな間取りを計画している場合には、地盤改良費よりも基礎代にお金をかけたほうが得になる可能性が高まります。
地盤改良が必要かどうかはいつ分かる?
注文住宅について少し勉強されている方は、地盤調査が終わり、地盤改良が必要かどうかが分かるのは契約後と認識しているのではないでしょうか?
ハウスメーカーや工務店、設計事務所はすべての支払いが約束される契約後にしか地盤調査は行えないと説明しますが、実はそうではありません。
また、一件あたりの地盤調査費用はおおよそ10万円ほどであるため、契約後に費用が変動する可能性があることが不安という方は、契約前に行ってしまいましょう。
基本的に隣の家と同じ強度であり、契約した土地だけが弱いということは考えにくいですが、3つ土地を調査しても30万円ほどの支出であるため、契約後に予算が変わることに不安を抱いている方は事前に行うことを特におすすめします。
【方法2】屋根や外壁はシンプルものを選択する
単価の違いは小さいものの、施工する面積が大きい屋根や外壁をシンプルに仕上げることも、コストダウンに有効な方法の1つです。
一般的に使用されている屋根材は、セメントに繊維を混ぜて成形した平型彩色スレートであり、多くのハウスメーカーや工務店、設計事務所が標準装備としています。
そして、提案されることが少なく、あまり知られていないのがカラーガルバリウム鋼板であり、スレー トよりも3,000〜4,000円/㎡のコストカットを見込めます。
また、外壁材は屋根材よりもバリエーションが多く、標準とされることの多いサイデ ィングのほかにガルバリウム鋼板やタイルなどの種類から選ぶことができます。
屋根材の相場はサイディングが4,000円/㎡ほど、ガルバリウム鋼板が7,000〜8,000円/㎡ほど、タイルが10,000円〜/㎡とされているため、大きな面積を施工する外壁材や屋根材はどの素材を採用するかによって、本体工事費に大きな影響を与えるわけです。
【方法3】木工事は手間の多さに注目する
本体工事費に含まれる木工事費もコストダウンをするために着目すべき項目です。
注文住宅のメリットである自由な間取りを思いっきり楽しみたいという方は別ですが、予算内に収まるかという不安を少しでも持っている方は外観が四角、それぞれの部屋も四角というシンプルな間取りからスタートすることをおすすめします。
そして、アクセントを加えたい部分に、どのくらいのお金が必要になるのかを確認しながら、着実に家づくりを進めていきましょう。
特に住宅ローンの審査が通ったあとのプランニングには注意が必要です。
注文住宅を計画しはじめたばかりの方は、借入額に合わせた家づくりを行い、予算内に収める意識が薄くなってしまいがちです。
そのため、まずは最低限の予算で家づくりの計画をスタートさせるという工夫が非常に有効となります。
【方法4】窓や玄関サッシは営業担当のおすすめがベスト
ここまでは屋根材や外壁材、木工事費などの予算を削減するためにチェックしておくべきポイントを解説してきましたが、窓や玄関サッシはお金がかかっても営業担当のおすすめがベストです。
一昔前まではアルミの単相式サッシしかありませんでしたが、最近では断熱性の高い樹脂製のペアサッシが主流となっています。
予算だけに着目してしまうとこだわりのないサッシのランクを下げるという選択をしてしまいがちですが、ここにかけるお金は営業担当にしっかりと相談しましょう。
特に寒冷地では単相のアルミサッシを使用することで、光熱費などのランニングコストが上がり、10年や20年などの長期的な視点では割高の住まいになってしまいます。
そのため、少し高いと感じても営業担当が樹脂製のペアサッシが必要と言うのであれば、その指示に従っておいたほうが納得感の高い買い物をできる可能性が高まります。
【方法5】玄関は既製品収納のサイズに合わせてプランニング
家の印象を決定づける玄関ですが、予算内の家づくりをするためには既製品収納のサイズに合わせたプランニングをすることが大切です。
もちろんこだわりに合わせた収納をチョイスしても構いませんが、幅1600mm、天丼までの高さがある収納力の高い既製品であれば、85,000円ほどで調達することができます。
また、収納力の高いアイテムが1つあれば、さほど広いスペースがいらないことに気付くケースも少なくありません。
既製品の収納を採用し、予算に余裕ができたら、タイルなどの内装にこだわることで玄関の印象を変えましょう。
【方法6】同じ洋室にもメリハリをつける
外壁や屋根の次に大きな施工面積が必要となるスペースが洋室です。
注文住宅では将来の家族構成を加味し、リビングの他に3〜4部屋ほど設けるケースが多いため、使用する内装材のランクが本体工事費に大きく影響します。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所は床材は1枚板の単層フローリングか合板に天然木の単板を貼り合わせた複合フローリング、さらに無垢材から提案、壁材はビニールクロスか珪藻土クロスから提案するケースが一般的です。
無垢材と珪藻土クロスを用いることで高級な印象の洋室を設けることができますが、一般的な内装材よりも15,000円/㎡ほど予算がアップします。
そのため、同じ洋室でも、内装材を用途に合わせるという意識をもつことで、メリハリのある住まいを購入できます。
客間以外はビニルクロスで統一すべき?
洋室のなかでもっとも面積の大きいリビングにランクの高い無垢材と珪藻土クロスを用いたくなる方も少なくありませんが、納得感のある住まいを購入するためには、書斎や寝室などのゆっくりとしたスペースだけに用いることをおすすめします。
もちろん、来客を招き入れるスペースであるリビングは、良い印象を与えるためにはこだわるべきスペースと言えます。
ただし、家族が長い時間を過ごすスペースでもあるため、比較的内装材の劣化が早く、修繕が必要になることも少なくありません。
そのため、自分だけの大切な時間を過ごす書斎や寝室だけにランクの高い内装材を施工するなどのメリハリをつけることが、納得感のある注文住宅を手に入れるための方法と言えるわけです。
【方法7】畳コーナーでくつろげる時間をすごす
最近では壁で仕切った形の和室ではなく、畳コーナーに人気が集まっており、コストも使い勝手も優れていると言われています。
また、1畳タイプだけではなく、正方形の半畳タイプからも選ぶことができるため、リビングの一部に施工できるなどの自由度の高さも魅力的です。
一昔前の家庭であればどこの家にもあった和室ですが、実は8畳の和室を作るためには100万円ほどの費用が必要となります。
その点、畳コーナーは7,500円/1畳ほどで用意でき、畳の張替えなどのストレスも少ない点を加味すると非常におトクと言えるでしょう。
【方法8】水回りの設備は節約しすぎない
予算内で納得感の高い家づくりをしたいという方は、水回りの設備も窓や玄関サッシと同様に節約しすぎないことを意識しましょう。
水回りの設備は選択できる幅が広く、機能やデザインなどによって価格が大きく異るため、注文住宅を計画しはじめたばかりの方にはどのくらいのお金をかけるべきかは非常に難しく感じられるポイントです。
そして、特に女性が毎日使う設備であることもあり、節約しすぎると後悔しやすい点でもあります。
そのため、便器のみの施行であれば数万円で済むといった、設備をコストダウンするためのテクニックをもっておくことが大切になります。
10万円単位で価格が上がるとされながら、高い人気を誇っているイタリアや スウェーデンの海外製品を採用しながら、外観を崩さない程度の節約を行うことが、設備の費用を手頃にまとめる方法です。
【方法9】太陽光発電でお得な住まいを手に入れよう
予算内の家づくりを行いたいという方も、一度は太陽光発電の設置を検討することをおすすめします。
もちろん、40万円/ 1kwほどのイニシャルコストが必要となりますが、しっかりとした計算をした上であれば、8年ほどで初期費用を回収できると言われています。
また、自治体が設けている助成金や国が運用している固定資産税を軽減する措置などをうまく活用できれば、さらに早い段階での初期費用の回収を見込むことも可能です。
余剰電力はいくらで買い取ってもらえる?
最近では国が環境を配慮した取り組みの一環として大々的にアピールしているため、注文住宅を検討している方の多くが余剰電力の売電制度についてはご存知でしょう。
ここ数年間は売電価格がどんどん下がっていると言われているものの、2018年現在でも1kwあたり24円または26円で買い取ってもらうことができます。
また、どのくらいの電気を余剰電力として売れるかは家庭によってまちまちですが、5kwの太陽光発電を設置した場合は24円/kw×年間3,800kw=年間91,000円の収入を見込むことができます。
総務省統計局の家庭調査の最新データでは、3人世帯の年間の電気代が132,000円とされているため、実際の電気代が年間で40,000円、月額で3,000円ほどに抑えることが可能になるわけです。
【方法10】給湯器はイニシャルコストとランニングコストを計算しよう
機能性の高いアイテムがたくさん生み出されている給湯器は、イニシャルコストとランニングコストを冷静に計算しましょう。
最近の注文住宅では、以下の高い機能性のある給湯器が提案されています。
- 空気中の熱でお湯を沸かせるエコキュート… 設置費50万円ほど
- 今まで給湯器よりも排気熱を上手に活用できるエコジョーズ…設置費用 35万円ほど
- ガスで発電し、同時に給湯や暖房ができるエコウィル…設置費用90万円ほど
- ガスから水素を取り出し、その水素で燃料電池が発電。同時に排熱できるエネファーム…設置費用200万円ほど
この中でも手頃な価格で、長期的な視点でおトクになりやすいとされているのがエコキュートです。
オール電化の住まいに50万円の予算でとりつけることができ、ガスにかけていたお金を節約することができます。
高効率給湯器はホントにおトク?
高効率給湯器はこれまでの給湯器と比較した場合に、性能がアップすることは間違いありません。
ただし、どんな家族にもおトクなわけではなく、ライフスタイルにあったアイテムを選択しなければ、割高になってしまうことも考えられます。
特に設置してお得になる家族とそうでない家族が分かれてしまうのがエコキュートです。
先ほど紹介した4つの高効率給湯器のなかで、電気だけを使用する生活を提案しているのがエコキュートであり、割安な夜間電力でお湯を沸かせるというメリットが人気の要因となっています。
ただし、オール電化を採用した家族のほどんどが、割安な夜間電力を有効に活用できる分、昼間の電力は割高となる点には注意が必要です。
50万円の設置費をかけ、ガス代を節約できる生活を手にしたとしても、日中に電気を使うライフスタイルであった場合には電気料金が跳ね上がることになります。
また、エコキュートは夜に沸かしたお湯をタンク内に貯めておく方式であり、タンク内のお湯がなくなったさいはその都度自動的にお湯を沸かします。
日中にどのくらいの電気を使うか、さらに1日でどのくらいのお湯を使うかを計算しておくことが、エコキュートを有効に活用するために必要な準備です。
注文住宅を安くする具体的な方法で納得感のある買い物をしよう!
予算内で理想の住まいを手に入れられるか分からないという方は、以下の2つのポイントをしっかりと理解しましょう。
ポイント
- 注文住宅の予算は本体工事費、土地代、付帯費用で成り立っている
- 注文住宅は最低限必要な間取りや設備のランクから、1つずつこだわりを追加していく
特に住宅ローンを活用するかたは、大きな予算の準備を行えるため、どこにお金をかけるべきかを不明確にしてしまいがちです。
人生で一番高い買い物であるからこそ、こだわるべきポイントとそうでないポイントを明確にしながら、納得感のある住まいを購入するために必要なコストダウンの具体的な方法を実践していくことをおすすめします。