こんにちは、お盆休み真っ只中のきのぴーです。
今日は雷に大雨にお天気さんも気分屋の日のようです。
さて、本題に入りましょう!
ただでさえ、お金のかかる住宅購入。
注文住宅で建てようとされている方は、さらに費用が膨らみ頭を悩ませますよね。
そこで今回は、間取りに焦点をおいて「圧倒的にコストダウンさせるためのポイント」をご紹介していきます。
今からお話しすることを、「知っている」か「知らなかった」かで、大きな差が開きますよ。
あなたもこの記事を読んで、賢くお得に注文住宅を手に入れましょう!

① 床面積を減らして、コストを削減
間取りづくりにおいて、最もコスト削減につながるのは、ずばり「床面積を減らす」ことです。
これは、みなさんご想像のとおり、家のサイズがまるっと小さくなる分、安くなるということです。

今まで賃貸で暮らしていて、いざマイホームを建てるぞ!となった方は、これまでの窮屈感や将来的に子供部屋もほしい…
という思いからなるべく広い面積を確保することに気を取られがちです。
ですが、みなさんが思っているよりも少ない坪数で、快適な間取りを作ることは可能です。
例えば25坪でも、間取りの工夫次第で納得のマイホームを手に入れることができるのです。
仮に敷地面積を余して家を建てたとしても、それは「もったいない」ことではなく、「必要に応じて増築できるゆとり」があるということです。
そして、床面積を減らすことで、もう1つコストダウンできる大きなポイントがあります。
それは・・・「人件費」です。
実は、家づくりで大半の費用を占めているのは「人件費」なのです。
通常、大工さんの工賃は1坪ごとに計算されます。そのため床面積を削減することで、その分の人件費もカットできちゃう訳です。

② 家の形はシンプルにして、コスト削減
マイホームには、憧れやこだわりがたくさんあると思います。
むしろ、せっかく建てる注文住宅なのですから、注文がないというのも珍しいですよね。
ただ、構造が複雑になれば、それなりの技術が必要となりコストも上がるのが現実です。
なのでシンプルな構造が、結局は安く上がるのです。
そして最もコスト削減につながるのは「コーナーの少ない、四角い家」です。
外周に凹凸が多い家は、コーナーの数も増えます。
コーナーの処理は専用のパーツが必要だったりと、手間がかかるためコストUPする要因となります。
また外壁の表面積が増えることで、下地材や仕上げ材といった材料費もUPするため、シンプルな構造に比べて価格が上がってしまうのです。

なので、注文住宅を建てる際はご自身の中で「優先順位」を決めることが重要なのです。
残念ながら、とんでもない大富豪でない限り、要望を全て盛り込むことは不可能だということは、お分かりでしょう。
なので、家づくりの準備では「そのオプションやデザイン、本当に必要なの?」という視点を持ち、本当に叶えたいものを整理しておくことがポイントです。
③ 屋根のデザインでコスト削減
屋根の形ってたくさん種類がありますよね。実はここにもコスト削減のポイントが潜んでいます。
屋根も家の形と一緒で、複雑なものは避けましょう。コストがUPしてしまいます。
また屋根の勾配(傾斜)も、角度をつけると難易度が上がりコストが上がってしまいます。
従って、シンプルなデザインの「片流れ屋根」や「切り妻屋根」を選ぶのをおすすめします。
- 片流れ屋根
- 切妻屋根
④ 部屋の数を少なくして、コスト削減
コスト削減には、部屋数を少なくすることも手段の一つです。
なぜ部屋数を増やすとコストがあがるの・・・?
- 壁が増えることで、材料費がかかる
- 部屋ごとに照明や、冷暖房設備が必要になる
- 部屋ごとにドアや、窓など建具が必要になる
また、最近は小さい部屋をいくつも作るより、広い部屋だけで間取りを作るスタイルが増えてきています。
どうしても仕切りたいときは、カーテンやパーテーションで工夫して部屋を仕切ります。
こうすることで、子供が巣立ったあと、使い道がなくなった小さな部屋が残ることも防げるのです。

⑤ リビングイン階段でコスト削減
最近、流行りの「リビングイン階段」でコスト削減ができるってご存知でしたか。
ここまで読みすすめていただいたあなたは、もう感づいているかもしれません。
なぜリビングイン階段にすることで、コスト削減できるのか・・・
それは「壁」と「廊下」をカットできるからです。
前述したように、廊下を作ると床面積が増え、作業料と人件費がUP。さらに、壁が増えると材料費がUPします。
この二つをリビングイン階段にすることでカットできるわけです。
リビングイン階段にすれば、子供たちが必ずリビングを通って二階に上がるため、自然と家族が顔を合わせる仕組みが作れます。そこも人気のポイントです。
⑥ 3階建てよりもロフトでコスト削減
ロフトって響きがいいですね。 しかし、実際ロフトの高さは1.4メートル以下でないと、基準から外れ床面積に算入されてしまいます。
1.4メートルなら、大人は立てないし、それなら3階建てにしたほうが良いのでは・・・?

そうなんです。実は、ロフトから3階建てにしたとたんに一気にハードルが上がるのです。
ココがポイント
- 3階建てにすると、床面積にカウントされ、固定資産税が追加されます。
- 3階建てにすると一気に規制(消防規制など)が増え、申請費用もUPします。
ちょっとしたスペースを増やしたい、収納を増やしたいという用途なら、絶対に3階建てにするのはやめておきましょう。
無駄なコストが発生してしまいますよ。
⑦ キッチンとダイニングを繋げてコスト削減
キッチンと食卓の間に「壁」がある間取りをよく見かけますよね。
やっぱり「壁」があると残念ながらコストはUPしてしまいます。
そこで、「キッチン」と「ダイニング」を合体させた空間を作ることをおすすめします。
調理場と食卓を合体させることで、キッチンとダイニングを仕切る必要がなくなりコストダウンに繋がります。
また、こうすることでキッチンとテーブルの移動も省力できて、後片付けも楽チンになります。

⑧ 水回りは一箇所にまとめてコスト削減
水回り(キッチン・お風呂・洗面所・トイレなど)はなるべく一箇所にまとめることで、配管工事のコストを削減することができます。
水回りが、離れて設置されていると配管工事も複雑になりコストが上がってしまいます。
また、1階と2階に水回りを設置する場合は、なるべく上下で重なる位置に設置することでコスト削減に繋がります。
さらに、水回りを一箇所にまとめることで、給湯器の距離が近くなれば、ガス代の節約にもなります。
水回りがなるべく一箇所にまとまっていると、後にメンテナンスを行う際も楽です。
配管が一箇所にまとまっていれば、異常を調査する際も見つけやすく、修理箇所も一箇所で済む可能性があります。

⑨ バス・洗面台・トイレを一室にまとめてコスト削減
「バス・洗面台・トイレ」が一室になったタイプ。海外のバスルームなどよくで見かけますよね。
こうすることで、スペースや工事費の節約になります。またそれに伴い「壁」や「照明」のコスト削減にも繋がります。
ただ、家族が入浴中にトイレに入りづらい… という方もいらっしゃいますよね。
そういった方は、トイレだけは個室にし、洗面台とお風呂をまとめるだけでも節約効果はあります。
また、1階と2階両方にトイレを設置するのであれば2階だけ個室にするというのもアリです。
私、きのぴーはこの水回りオールインワン、あまり得意ではありませんが、抵抗のない方はぜひ取り入れていただきたい削減方法です。

⑩ トイレは一箇所の設置でコスト削減
ひとつ前の項目で、トイレの話が出たので、この情報も知っておいてほしいです。
1階と2階両方にトイレがあると、便利ですよね。 ただ、トレイの設置価格って思ったより高いのです。
トイレ1つの設置価格は約30万円~となります。

これを聞いて、あなたは要らないかも・・・と思いましたか?
実際、トイレ1つでも生活していけないことはないです。
例えば5人家族で、全員のトイレのタイミングが重なるということもなかなかないですよね。
重なったとしても、1人2人が多いのでは。
ただ家族の生活スタイルにもよるかと思いますので、よく考えて見てください。
ちなみに、トイレを一箇所だけにする際、寝室の近くに設置するのがおすすめです。
⑪ 和室はローコスト仕様でコスト削減
最近は、洋風な家が主流になっていますが、やっぱり日本人だから「和室」を取り入れたい!という方も多いですよね。
ただ、超本格的な和室を作ろうとすると洋室より3割も材料費がUPすると言われています。

という、あなたは、ローコスト仕様な和室で、コストを削減しましょう。
ローコストな和室
- 床の間(掛け軸など飾るためのスペース)の作り込みはやめる
- 天井、壁は洋室仕様のままで
- 障子にこだわらず和紙ブラインドにする
- 置き畳を使用する
これらを実行すると・・・「和モダン」な和室になります。
完璧な和室にこだわらない方は、和の雰囲気が漂う「和モダン」な和室でもご満足いただけることでしょう。
⑫ スペースを作るなら玄関ホールがコスト削減に
部屋数を増やすとどうしてもコストが上がってしまうことは前述いたしましたね。
それでも趣味のスペースがほしいの・・・というあなた。
意外と盲点である、「玄関ホール」を有効活用してみてはいかがでしょうか。
玄関ホールを広げて、「作業スペース」や「靴のまま上がれる客間」なんかにするのも素敵なアイディアです。
玄関ホールのスペースを利用して、こうした空間を作るほうが、室内に新たな部屋を設けるより安く上がります。

まとめ
今回は「圧倒的コストダウンを実現する間取りのポイント12選」をお届けいたしました。
いかがでしたでしょうか。
複数のコストダウン術をご紹介いたしましたが、共通するポイントがありましたね。おさらいしておきましょう。
コストダウンの秘訣おさらい
- 複雑な構造はコストUP。シンプルな間取りを目指そう!
- なるべくスペースをまとめて、壁を少なくし、材料費を削減しよう!
上記を実践するだけで、あなたのマイホームは今よりも格段に安く仕上がりますよ。
ただ、せっかくのマイホームなので絶対に叶えたいことは諦めずに取り入れてみましょう。
その分、他の部分でコスト削減するのが成功の秘訣ですよ。