家の間取りを考えるとき、ヌックを採用しようと考えるケースは多いかもしれません。
ヌックとは、こぢんまりとしたスペースのことで、居室のように完全に仕切られた空間ではなく、段差や柱などによってほかの部分と区別される小さな空間のことをいいます。
ヌックのある家に憧れる人は多いかもしれませんが、実はヌックを採用して後悔したという声も意外に多いため、採用する際には注意が必要です。
そこで今回は、ヌックを採用して後悔した瞬間について、具体的な例を挙げながら解説していきたいと思います。
ヌックに興味を持っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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ヌックを採用して後悔した7つの瞬間
それではさっそく、ヌックを採用して後悔した瞬間について、7つの例を挙げて解説していきます。
実際にヌックを採用した人がどんなところで後悔することになったのか、詳しく見ていきましょう。
- 結局ほとんど使わなかった
- 物置きスペースになり雑然とした状態に
- 空調が効きにくく快適に過ごせない
- 広さの調整に失敗した
- ほかのスペースが狭くなってしまった
- コストが高くなってしまった
- 特殊な間取りがゆえに売却しにくくなった
ヌックの後悔①結局ほとんど使わなかった
ヌックに関して特に多かった声が、結局ほとんど使わなかったという後悔です。
ヌックの採用を決めたときは、自分だけの特別な空間として活用できるとイメージしていたものの、いざ家が完成してみるとヌックを使うタイミングがあまりなく、結局無駄なスペースとなってしまったケースは少なくありません。
完全に仕切られた空間ではないため、1人時間としての活用の仕方が案外難しかったという声も多くあがっています。
ヌックの後悔②物置きスペースになり雑然とした状態に
ヌックを採用したものの、ついついヌックに物を置いてしまい、雑然とした状態になってしまったというケースもとても多くなっています。
ヌックは、2.3畳程度の小さなスペースとなっているため、ちょっとした物をとりあえず置いてしまいがちになり、気づいたら物で溢れかえっているなんてことはよくある話です。
物がたくさん置かれて雑然としたヌックを見て、「こうなるなら初めからヌックを作らなければよかった」と後悔する人も多いでしょう。
ヌックの後悔③空調が効きにくく快適に過ごせない
ヌックの盲点ともいえるのが、空調が効きにくくなってしまう可能性があるということです。
ヌックを設ける位置にもよりますが、エアコンとの位置関係を失敗すると、ヌックの空間まで空調が行き届かず、ヌックにいても快適に過ごせなくなってしまいます。
空調が効きにくくなってしまうと、ヌックを使おうという気持ちも薄れてしまい、結局誰にも使われない空間となってしまうかもしれません。
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ヌックの後悔④広さの調整に失敗した
ヌックの広さ調節に失敗し、狭すぎて使いにくかったり、逆に広くしすぎて持て余してしまったりする後悔も非常によくあります。
例えば、趣味の読書をするスペースとして活用しようとしてたくさんの本を収納したところ、ゆったり座れるだけのスペースが足りなくなり窮屈になってしまうといったケースはありがちかもしれません。
反対に、ヌックを広くしすぎて、1人時間を満喫するにはあまり落ち着かない空間となってしまったというケースもあるでしょう。
ヌックの後悔⑤ほかのスペースが狭くなってしまった
ヌックを採用したことで、ほかのスペースが狭くなってしまったことを後悔するケースも少なくありません。
ヌックは、小さいスペースとは言えども、間取りに取り入れれば当然その分ほかのスペースが削られてしまいます。
そのため、ヌックを採用したせいでリビングが窮屈になってしまったり、収納が少なくなってしまったりすることはよくあるので、注意が必要です。
ヌックの後悔⑥コストが高くなってしまった
ヌックの採用により、家の建築コストが高くなってしまい後悔したというケースも多いでしょう。
ヌックを採用すると、その分取り入れる壁や柱など使用する建材が増えたり、内装デザインの費用が高くなったりするのが通常です。
そのため、軽い気持ちでヌックを採用したところ、思った以上にコストが高くなってしまったという声は多く挙がっています。
ヌックの後悔⑦特殊な間取りがゆえに売却しにくくなった
ヌックのある家を建てると、将来的に売却しようとしたときに後悔する可能性があります。
ヌックのある間取りは、人によっては魅力的に見えるかもしれませんが、いわゆる一般的な間取りを求めている人からすると「使いづらい間取り」として認識されてしまいます。
そのため、売却しようとしてもなかなか買い手が見つからないといった状況になりかねません。
家を建ててすぐに起こる後悔ではありませんが、将来的な後悔に繋がるケースが実際に多くなっているので、注意しましょう。
ヌックを採用するメリットまとめ
ヌックを採用して後悔するポイントは多々あることが分かりましたが、もちろんヌックにはメリットもあります。
ここでは、主な3つのメリットを紹介していきます。
- 隔離しすぎずに一人の時間を楽しめる
- 内装がおしゃれになる
- 趣味などで集めているものがすっきりと片付く
ヌックのメリット①隔離しすぎずに一人の時間を楽しめる
ヌックは、居室のような完全に隔離されたスペースではなく、段差や柱などで程よく仕切られた空間になります。
そのため、家族とのコミュニケーションをすぐに取れる状態のまま一人の時間を楽しめるという点は、ヌックならではのメリットといえるはずです。
例えば、子供の様子を見ながら趣味の読書を楽しむといったような使い方ができるので、便利さや快適さを感じられる人は多いでしょう。
ヌックのメリット②内装がおしゃれになる
間取りの一部にヌックがあると、内装が個性的になりおしゃれに見えるというメリットもあります。
例えば、リビングの一角にヌックがあるだけで、一般的でありきたりだったリビングスペースのアクセントとなり、デザイン性の高いおしゃれな空間にがらりと変わるでしょう。
まるで家の中に秘密基地があるような特別感が得られ、来客時にも自慢したくなる内装になるかもしれません。
ヌックのメリット③趣味などで集めているものがすっきりと片付く
ヌックは、趣味のために使われるケースも多く、散らかりやすいコレクションものがすっきりと片付くというメリットもあります。
例えば、大量の本やフィギュアなど、趣味として集めているものを片付けるのにヌックは非常に適しています。
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ヌックはこんなご家庭に合います
ヌックは、やや特殊な間取りであるため、家庭によって合う・合わないがあるはずです。
ヌックが合うといえるのは、次にような家庭といえるでしょう。
- 一人時間は欲しいけれど家族との関わりも保ちたい
- 趣味や在宅ワークをするための程よく隔離されたスペースが欲しい
- ありきたりな内装ではなく個性的なデザインの内装にしたい
このような家庭の場合は、ヌックの採用を検討してみてもよいかもしれません。
意外と悩ましい…ヌックを採用する場所はどこがいい?
ヌックを採用することにしても、実際に家のどの部分に設けるべきかという点で悩むケースも多いかもしれません。
私としては、ヌックの採用でおすすめだと思う場所は、リビングです。
リビングなら、家族との距離感を程よく保ちながらヌックでの一人時間を過ごすことができますし、空調も効かせやすいでしょう。
また、リビングは家の中でも最も過ごす時間が長い場所なので、「結局ほとんど使わない」といった状況にもなりにくいはずです。
ヌックを採用するなら気をつけたい3つのこと
ヌックを採用する場合は、気をつけたいポイントが3つあります。
ここで紹介する3つのポイントを押さえておくことで、大きな後悔を防ぐことができるでしょう。
- 用途を明確にしておく
- 空調問題を考えておく
- つい物を置いてしまわないように気をつける
ヌックを採用するなら気をつけたい3つのこと①用途を明確にしておく
ヌックを採用するなら、必ず用途を明確にしておきましょう。
何のためにヌックを採用するかが明確になっていなければ、結局ほとんど使わなかったり、実際に使おうとしても広さが合わなかったりすることになりかねません。
どのようにヌックを使いたいかをしっかりとイメージしたうえで採用を決めることが、後悔を防ぐための非常に重要なポイントといえるでしょう。
ヌックを採用するなら気をつけたい3つのこと②空調問題を考えておく
ヌックでは、空調が効きにくく快適に使えなかったという後悔が非常に多いため、予め空調問題を考えておくことは重要です。
例えば、エアコンとの位置関係を確認したり、外気の影響を受けやすい玄関との距離を確認したりしておくとよいでしょう。
特に、廊下や階段下など、空調が効かない位置にヌックを設ける場合はより注意が必要となるので、何かしらの対策を考えておいたほうが良さそうです。
ヌックを採用するなら気をつけたい3つのこと③つい物を置いてしまわないように気をつける
ヌックがあると、ついつい物を置いてしまい散らかってしまうといったケースは多くなっています。
そのような後悔を防ぐためには、やはり「ヌックに物を置かないようにする」という意識付けが非常に大切です。
初めから物を置かないようにするということを、家族全員で意識しておきましょう。
まとめ
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ヌックは、デザイン性もおしゃれで、憧れる人は多いでしょう。
しかし、実際には採用したことを後悔するケースも少なくないため、事前に後悔ポイントを把握しておくことは大切です。
今回は、ヌックで後悔しやすいポイントを7つにまとめて紹介し、メリットや注意すべきポイントについても解説してきました。
今回の内容を参考にしながら、ヌックを採用するかどうか、今一度家族で相談してみてくださいね。