注文住宅の間取りでは、玄関とリビングを仕切りなしにするケースもあります。
一般的には、玄関から入ったら扉を挟んでリビングへ繋がるといった間取りが主流となっていますよね。
そんな中、玄関とリビングの仕切りがない間取りにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、玄関とリビングを仕切りなしにする間取りのメリットやデメリットについて、詳しく解説していきます。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
玄関リビング仕切りなしってどんな間取り?
そもそも、玄関リビング仕切りなしとは具体的にどのような間取りのことをいうのか、イメージしにくい人も多いかもしれません。
玄関とリビングの仕切りがない間取りには、以下のような特徴があります。
- 玄関とリビングの間に扉がない
- 玄関とリビングの間の廊下もない
- 玄関ホールがない
- 靴を脱いだらそのままリビングへ上がれる
このように、玄関からリビングが直結していて、玄関ドアを開けたらそのままリビングが広がっているといった間取りになっています。
(引用:住友林業施工例)
玄関リビング仕切りなしのメリットまとめ
玄関とリビングに仕切りがない間取りにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、4つのメリットを挙げて、玄関リビング仕切りなしの魅力を紐解いていきましょう。
玄関リビング仕切りなしのメリット
- リビングを広くできる
- 玄関が明るく開放的
- 荷物の搬入や搬出が楽
- 建築コストが抑えられる
仕切りなしのメリット①リビングを広くできる
玄関とリビングの仕切りをなくすことで、リビングの空間を最大限広くすることができます。
一般的な間取りでは玄関ホールや廊下のために使われる部分の空間を、すべてリビングに使うことができるため、広々として圧迫感のないリビングを実現できます。
3畳程度リビングが広くなるだけでも、実際に身を置いてみると、広さの感じ方はかなり大きく変わってくるでしょう。
仕切りなしのメリット②玄関が明るく開放的
玄関とリビングが繋がっていると、玄関が明るく開放的な空間になります。
通常、玄関は家の中でも隔離されたような配置となるケースが多く、どうしても暗くて冷たい雰囲気となってしまいがちです。
しかし、玄関が直接リビングに面していることで、リビングの明るく開放的な空間がそのまま玄関へと広がってきます。
玄関が明るく開放的だと、毎日帰宅したときの気分も明るくなるかもしれません。
仕切りなしのメリット③荷物の搬入や搬出が楽
玄関とリビングの仕切りがない家では、大きな荷物の搬入や搬出が楽になるといったメリットもあります。
玄関からリビングまでの間に扉がある場合、大きくて重たい荷物を運びたいとき、扉の部分で通過に苦戦するケースは少なくありません。
その点、仕切りのない間取りなら、玄関からリビングまで遮るものが何もない状態となるため、大きな荷物もスムーズに運ぶことができます。
また、小さな子供がいて、抱っこしながら荷物を運びたいシーンを考えても、余計な扉の開け閉めが不要となるのでとても楽になるでしょう。
仕切りなしのメリット④建築コストが抑えられる
玄関とリビングの仕切りをなくした間取りは、建築コストを抑えることにも繋がります。
なぜなら、一般的な間取りに比べて、少なくとも扉1枚分の建具費用が浮くことになるからです。
また、玄関ホールや廊下部分をなくす分、家全体の床面積を小さく設計すれば、さらに大幅なコストダウンが見込めるでしょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
玄関リビング仕切りなしのデメリットまとめ
玄関とリビングの仕切りがない間取りでは、メリットがある一方でデメリットも複数あります。
ここでは、4つのデメリットを挙げて解説するので、メリットと比較しながら把握していきましょう。
玄関リビング仕切りなしのデメリット
- 玄関ドアを開けると外からリビングが丸見え
- リビングのエアコンが効きにくい
- 靴のニオイがリビングに広がってしまう
- 子供がすぐに玄関に降りてしまう
仕切りなしのデメリット①玄関ドアを開けると外からリビングが丸見え
玄関とリビングが直結していると、玄関ドアを開けた際にリビングの中の様子がすべて丸見え状態となってしまうので、大きなデメリットに感じる人は多いでしょう。
例えば、宅配業者が来た際や、玄関先のみで話を済ませたい人が来た際、玄関ドアを開けた時点でリビングの奥まで見られてしまいます。
リビング内の様子は、生活感がそのまま出てしまう部分なので、できれば見られたくないという人も多いはずです。
そのため、玄関ドアから直接リビングが見えないよう、リビングに対して玄関の向きを横に設置するなどの工夫を考えたほうがよいかもしれません。
仕切りなしのデメリット②リビングのエアコンが効きにくい
玄関とリビングの仕切りがなく、それぞれの距離が非常に近くなると、リビングのエアコンが効きにくくなるといったデメリットもあります。
なぜなら、玄関は家の中でも最も外の空気の影響を受けやすい部分であり、冬の寒さや夏の暑さが家の中に伝わってきやすくなるからです。
特に、家族それぞれの出かける時間や帰宅時間がバラバラで、玄関ドアの開け閉めの回数が多い家庭では、さらにエアコンが効きにくくなる可能性があるため、注意が必要です。
仕切りなしのデメリット③靴のニオイがリビングに広がってしまう
玄関には、屋外で使用した靴を置くことになるため、どうしてもリビングの中まで靴のニオイが広がってしまうという点も、デメリットの1つといえるでしょう。
一般的な間取りなら、玄関に置かれた靴のニオイが気になったとしても、リビングとの間の扉を閉めておけば玄関ホールのみでとどまってくれます。
しかし、仕切りがなく直結していれば、ニオイはそのままリビングまで充満してしまう可能性が高くなるでしょう。
そのため、靴のニオイ対策として、扉をしっかり閉められるタイプのシューズクローゼットを設置するのがよいかもしれません。
仕切りなしのデメリット④子供がすぐに玄関に降りてしまう
小さな子供のいる家庭の場合、リビングから玄関が繋がっていると、子供がすぐに玄関に降りてしまうという懸念点もあります。
子供からすると、リビングから見える部分はすべて行ってもよい空間として捉えてしまいがちなので、裸足のまま玄関に降りてしまう可能性は高いでしょう。
玄関に降りた足でそのままリビングに戻るのは衛生的にも気になりますし、玄関の段差で思わぬ怪我をしてしまう危険性もあります。
玄関リビング仕切りなしの間取りが合う人・合わない人
玄関とリビングの仕切りがない間取りには、メリットとデメリットの両方があることが分かりました。
そこで、玄関リビング仕切りなしの間取りはどのような人に合うのか、または合わないのか、それぞれ特徴を挙げて把握しておきましょう。
玄関リビング仕切りなしの間取りが合う人
- できる限りリビングは広くしたい
- リビングにはとにかく開放感を重視したい
- 暗くて閉鎖的な玄関が苦手
- 大きな荷物を持って出かけることが多い
- 少しでも建築コストを抑えたい
玄関リビング仕切りなしの間取りが合わない人
- 来客時のプライバシーを重視したい
- リビングは家族だけのプライベートな空間にしたい
- リビングで過ごす時間が長く常に快適な温度でくつろぎたい
- 屋外での仕事や運動系の部活などで靴のニオイが気になりやすい
- 小さな子供がいて安全面を最優先したい
上記の特徴を参考に、自分はどちらのタイプに当てはまりそうか、考えてみるとよいでしょう。
まとめ:メリット・デメリットのどちらを魅力に感じるか
玄関リビング仕切りなしの間取りは、どちらかというとデメリットを強く感じる人のほうが多かったかもしれません。
しかし、今回解説してきたように、意外とメリットとなる部分も多く、合うか合わないかは人それぞれであるといえるでしょう。
そのため、なんとなくのイメージや周囲の声だけで決めるのではなく、自分の家庭にとっての最適な間取りを検討することがとても大切です。
これから注文住宅を建てる人は、ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。