シンプルでデザイン性の高い「四角い家」。
無駄のない洗練された印象になることから、家の外観にこだわりのある人に人気の形の家です。
しかし、四角い家はその独特の形状から、なにかデメリットがあるのではないかと不安に感じる人もいます。
そこで今回は、四角い家(キューブ型の家)の後悔ポイント・デメリットをご紹介します。
四角い家のメリットや、オシャレな外観にする押さえておきたいコツについても解説していくので、四角い家を検討されている方はぜひ参考になさってください。
この記事を読めば、「四角い家を建てて後悔した!」といったことにならないための情報を、すべて知ることができます。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
四角い家ってどんな家のこと?
四角い家とは名前のとおり、サイコロのような形をした家のことを指します。
四角い家の厳密な定義はありませんが、一般的には軒のない正方形の家のことを四角い家と呼ぶことが多いです。
屋根にも特徴があり、通常であれば2面以上で作られる屋根も、四角い家は1面のフラットな形状の屋根になっています。
四角い家の人気の理由は何と言ってもそのデザインです。
スタイリッシュでモダンな四角い家は、周囲とは違う個性を主張できる家になります。
そのため、「一味違った家を建てたい!」と考える人から選ばれることの多い家だと言えるでしょう。
四角い家(キューブ型の家)の後悔ポイント・デメリット総まとめ
人気の四角い家ですが、実際に住んでみるとなにか不便に感じることがあるのか気になりますよね。
ここでは、四角い家(キューブ型の家)の後悔ポイント・デメリットを5つ紹介します。
四角い家のデメリット①屋根がフラットで水はけが悪い
四角い家のデメリットは、一般的な屋根の家と比べて屋根の水はけが悪いといったことがあります。
屋根を作るときは、複数の面を使い勾配(こうばい)といって、屋根にある程度の角度を付けて仕上げるのが通常です。
しかし、四角い家はキューブ状の形から分かるように、屋根は水平に作られることがほとんどです。
フラットな屋根は水はけが悪く、場合によっては雨漏りの原因にもなります。
雨漏りを防ぐためにも、屋根部分の防水・耐水をしっかりとしておくことが大切です。
四角い家のデメリット②軒がないので、日差しや雨の影響を受けやすい
軒(のき)・庇(ひさし)がないシンプルなデザインの四角い家は、日差しや雨の影響を受けやすいのもデメリットのひとつです。
軒や庇がないと、日が直接窓に当たるため、室内の温度が上がってしまいます。
軒のないかっこいい外観にしたにもかかわらず、直接照り付ける日差しに我慢できず、窓に日よけのシェードやタープを後から取り付ける人もいます。
雨が降った場合も、少しの雨でも部屋に入ってきてしまうので、窓を開けていると室内が濡れてしまうことも。
大きな窓や南向きの窓には軒を作った方が無難ではありますが、デザイン上どうしても作りたくない場合には、壁の一部を突き出してみるなど工夫することも検討しましょう。
▼我が家の軒は90cm|住んでみて感じたこと
-
我が家の軒は90cm|住んでみて感じたこと【住友林業】
続きを見る
四角い家のデメリット③外壁が劣化しやすい
太陽の紫外線や雨が外壁に当たりやすい四角い家は、外壁が傷みやすいのも特徴です。
外壁が劣化して、ヒビが入ったり塗装が剝がれると、さまざまなデメリットが起こります。
- 見た目が悪い
- 雨漏りの原因になる
- メンテナンスが必要になる
外壁の劣化は、見た目の悪さだけでなく家の防水性も下げてしまい、雨漏りの原因や家自体が腐食することにも繋がります。
キレイな外壁を維持するために、メンテナンスをする頻度も高くなり、必要以上に手間や費用がかかることも。
四角い家を建てる場合には、外壁は耐久性の高い素材にするなどの対策を取る必要があるでしょう。
▼外壁が強い・汚れにくいハウスメーカーランキングBEST7
-
外壁が強い&汚れにくいハウスメーカーランキングBEST7
続きを見る
四角い家のデメリット④2階部分が過ごしにくくなる
四角い家は、2階部分が暮らしにくくなる場合があります。
軒のない四角い家は、雨が直接当たってしまったり、直射日光を受けて室温が上がりやすい構造です。
特に影響を受けやすいのが2階部分で、屋根や壁に当たる雨音がうるさかったり、夏場は室温が高くなってしまい過ごせないなど、不便に感じる可能性が高くなってしまいます。
軒や庇を作ることで防止することは可能ですが、凸凹のないキューブ型の家を希望する人であれば、あまり気が進まないかもしれません。
家の外観をシンプルなまま建てたい場合には、「雨音に関しては消音材を使用する」「室温が上がり過ぎないよう断熱材を入れる」などの対策を用いることで防ぐこともできるので、検討してみてくださいね。
▼平屋を建てるならおすすめのハウスメーカー7選
-
【平屋を建てるなら】おすすめのハウスメーカーランキングBEST7
続きを見る
四角い家のデメリット⑤窓の配置が難しい
四角い家は、窓の配置が難しいのもデメリットです。
軒がない四角い家は、南側に設ける窓には注意が必要になってきます。
南側にあまり大きな窓を作ってしまうと、日差しが直接入り込むので室内が暑くなってしまいます。
「大きな窓は別の方角に配置する」「窓を小さくする」「南側にだけ軒を付ける」といった対策を行いましょう。
窓の配置でもう一つ注意したいポイントが、外観を意識した窓の配置です。
四角い家は、窓も外観デザインの大切な一部として考えます。
部屋に欲しいと思った大きさの窓をなにも考えず配置していくと、外から見たときに外観のデザインが気に入らないなんてことにも。
あとから後悔しないようにするためにも、間取りを決める段階で、外から見た窓の位置もしっかりと確認するようにしましょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
四角い家(キューブ型の家)のメリットは?
四角い家にはメリットもたくさんあります。
四角い家(キューブ型の家)のメリット
- デザインがおしゃれ
- コストが抑えられる
- 耐震性・気密性が高い
- 間取りにデッドスペースがない
四角い家は、デザインがおしゃれなのはもちろん、コストを抑えられるメリットがあります。
複雑な形状の家と比較すると、材料費や建築コストが低いので安いものであれば1000万円から建てることが可能です。
家の性能に関しても、構造が安定していて家を作るための継ぎ目も最小限で済むため、耐震性や気密性が高い家になる傾向があります。
建築する部分のすべてを居住スペースとして使うことができるので、間取りに無駄が出にくいのも四角い家のメリットと言えるでしょう。
四角い家(キューブ型の家)でオシャレな外観にするコツ
四角い家を建てるなら、形を活かしたオシャレなデザインにしたいですよね。
そこで、四角い家をオシャレな外観にするコツを3ステップでご紹介します。
- モノトーンをベースにする
- アクセントを入れる
- 箱の配置を変えたり、組み合わせる
オシャレにするコツ①モノトーンをベースにする
まずは、外観のベースとなる色から決めていきます。
スタイリッシュな形状を引き立たせるため、外観の色は黒、白、グレーといったモノトーンをベースにすると良いでしょう。
かっこいいデザインが好みの場合は黒、洗練された印象がお好きな人は白を選ぶのがおすすめ。
白とグレーなど、モノトーン同士を組み合わせてみてもオシャレですよ。
オシャレにするコツ②アクセントを入れる
ベースのカラーを選んだら、アクセントとなる部分を決めます。
窓や扉が見えないようなシンプルな外観もかっこいいですが、アクセントを入れることでより個性を出すことができます。
外観を一色で統一したい人は、外壁の素材を部分的に変えるのもおすすめです。
同じ色でも異なる素材を組み合わせると、他とは違ったオシャレな外観になります。
オシャレにするコツ③箱の配置を変えたり、組み合わせる
基本的には正方形の箱で作られる四角い家ですが、箱の配置を変えたり組み合わせを変えると、立体感のある家に仕上がります。
玄関部分だけをへこませたり、壁の一部を前面に突き出すことで、メリハリのある外観に。
複数の箱を組み合わせると、よりオシャレな印象の家になります。
組み合わせた箱の色を変えると、思わず目を引く個性的なデザインを作ることも出来ますよ。
四角い家(キューブ型の家)はやめておいたほうがいいの?
そんなことはありません!やめなくて全然OKです!
四角い家(キューブ型の家)はデメリットも確かにありますが、工夫次第で解決できる問題がほとんどです。
「特にこだわりもないけど、なんとなく四角い家にしようかなぁ」といった場合には、後悔してしまうこともあるかもしれません。
しかし、四角い家を選ぶ人は、やはりそのデザインに惹かれる人も多くいます。
家の外観は毎日見る部分なので、自分の気に入ったデザインを選ぶことはとても大切です。
外観だけでなく、室内空間を広くとることができるので、使いやすい間取りにすることも四角い家だからこそできます。
デメリットを減らせる方法を考えながら、希望の形の家を建てましょう!
まとめ:デメリットもあるけどコスパ良し◎
四角い家のデメリットやメリットを、もう一度確認しましょう。
四角い家(キューブ型の家)の後悔ポイント・デメリット総まとめ
- 屋根がフラットで水はけが悪い
- 軒がないので、日差しや雨の影響を受けやすい
- 外壁が劣化しやすい
- 2階部分が過ごしにくくなる
- 窓の配置が難しい
四角い家(キューブ型の家)のメリットは?
- デザインがおしゃれ
- コストが抑えられる
- 耐震性・気密性が高い
- 間取りにデッドスペースがない
四角い家にはデメリットもメリットもあります。
自分にとって、どちらが優先したいことなのかよく考えて検討することが重要です。
四角い家(キューブ型の家)でオシャレな外観にするコツ
- モノトーンをベースにする
- アクセントを入れる
- 箱の配置を変えたり、組み合わせる
モノトーンカラーをベースに、好みに合わせたデザインを加えていくと個性的でオシャレな外観になります。
四角い家は、デザインがオシャレで人気がありますが、住んでみてから後悔するのではと心配する人も多い家の形です。
今回紹介したとおり、デメリットはゼロではなく後悔するかもしれないポイントもあります。
しかし、そういったデメリットもしっかりと理解したうえで選択するのであれば、ローコストで家の外観を存分に楽しめる素敵な家になると言えるでしょう。
この記事が、四角い家を建てても良いのか悩んでいる方の参考になれば幸いです。