注文住宅の土地探し、すごく良い土地を見つけたけど、それが道路沿いだったというパターンもあると思います。
家族の希望条件を高レベルで満たしてくれている土地だけど、唯一気になるのが道路沿い。
注意
果たして、この道路沿いの土地を買ってここに家を建てるべきか、はたまた止めるべきか、難しい判断を求められる状況です。
そこで今回は、そんなシーンでのあなたの判断材料を増やすために、道路沿いの家の特徴について詳しく解説していきたいと思います。
道路沿いの家は止めた方が良い・後悔すると言われる理由とともに、道路沿いの家に住むメリットや実際に家を建てる場合の対策についてもお話ししていますので、道路沿いに家を建てようかどうか迷われている方はぜひ参考にされてください。
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「道路沿いの家(土地)は止めた方が良い」「後悔する」と言われる具体的な10の理由
それでは早速ですが、まずは道路沿いの家は止めた方が良い・後悔すると言われる理由をお伝えします。
道路沿いに住むとこのような悩みやストレスを抱える可能性があるので、注意が必要です。
10の理由①解決不能な騒音問題が発生する
家が道路沿いにある場合、どうしても車やトラックの走行音がうるさいと感じます。
しかし、いくらうるさいと感じても、さすがに自分の都合で目の前の道路を通行止めにはできないので、この騒音問題は絶対に解決できません。
そのため、常に騒音に関するストレスが付きまとうことになります。
10の理由②トラックが通ると振動で家が揺れる
道路をトラックなどの大型車が通ると、振動で地面が揺れます。
そして道路沿いの家の場合はその振動が家まで伝わって、家も一緒に揺れてしまいます。
家の中でゆっくりしたい時にトラックの振動で家が揺れると不快に感じるので、これも道路沿いの家の辛いところです。
10の理由③排気ガスにより空気の質が悪化する
道路沿いの道は、車の排気ガスによって空気も汚れています。
現在新築には家の空気を新鮮に保つために24時間換気扇の設置が義務付けられていますが、肝心の外の空気が汚れていたら、外の空気を入れるメリットが薄れてしまいます。
人間は空気無しには生きられませんので、空気の質が悪いというのはかなり悲しいポイントになります。
10の理由④窓を開けての換気が難しい
道路沿いの家は騒音や排ガスの問題があるので、窓を開けての換気が難しいです。
特に春や秋の気候が良い時期は家の窓を開けて自然の風を取り入れたくなりますが、道路沿いの家の場合はそれができません。
やはり人間にとって自然の風ほど気持ち良いものはありませんから、その恩恵を受け取れなくなるのは寂しい気持ちになります。
10の理由⑤事故の危険性が高まる
道路沿いの家の場合、家を出てすぐに車が走っているので事故の危険性が高まります。
特に小さな子供がいる場合は飛び出しで大きな事故につながる可能性があるので、子供の安全面には常に気を配る必要が出てきます。
10の理由⑥排ガスの粉塵で家が汚れる
車の排ガスには黒い煤(スス)が粉塵として含まれていて、道路沿いの家は徐々にこの粉塵が溜まっていきます。
そのため、家の壁やベランダ・バルコニーはこの粉塵の影響でだんだん黒く汚れてしまいます。
そうなると、家の見た目が悪くなるほか、掃除やメンテナンスの手間も余計に発生することになります。
10の理由⑦洗濯物の外干しができない
排ガスの粉塵問題は、洗濯物にも影響を及ぼします。
せっかくキレイに洗った洗濯物なのに、外干しすると車の排ガスの粉塵が付くと思ったら、外干しする気が起こりません。
そのため、道路沿いの家だと洗濯物の外干しができなくなります。
10の理由⑧プライバシーが確保しにくい
家が道路沿いにある場合は、車や歩行者などから自宅がよく見えてしまいます。
そうなると、他人からの目線が気になって落ち着かなくなるほか、プライバシーの確保もしにくくなります。
そのため、もしかしたら部屋によっては1日中家のカーテンを閉めっぱなしにせざるを得ないなんてことも起こり得るかもしれません。
10の理由⑨駐車場の出入りが大変
家が道路沿いの場合、駐車場の出入りも大変になります。
交通量が多い道路では自宅の駐車場を出入りする際に常に他の車に気をつけなければなりませんし、場合によっては少し止まってもらう必要が出てきたりします。
このように車を出すのも止めるのも大変で危険が付きまとうので、常に緊張して行わなければならずこれもストレスの原因になります。
10の理由⑩ポイ捨てやペット関係の迷惑行為
道路沿いに家があると、目の前に人が通るのでポイ捨てやペット関係の迷惑行為の被害に遭う可能性も高まります。
このようなマナー違反は全くない社会が理想ではあるのですが、悲しいですが現実はそうではありません。
自宅前でポイ捨てやベット関係の迷惑行為の被害に遭うと、行き場のない怒りを抱えることになってしまいます。
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道路沿いの家(土地)のメリットまとめ
前章では、道路沿いに住むのは止めた方が良いと言われる原因となっているデメリットについてお話ししてきました。
ポイント
これだけを見えると道路沿いに住んでも全く良いことはないのかなと思ってしまいますが、道路沿いの家は決してデメリットばかりではありません。
もちろんメリットとなる良いこともありますので、この章では道路沿いの家だからこそ得られるメリットについてお伝えしていけたらと思います。
道路沿いの家(土地)のメリットまとめ①買い物や外食がしやすい
道路沿いに住む最大のメリットは、利便性の高い生活を送ることができることです。
道路沿いにはスーパーやコンビニ、飲食店がたくさんあるので、買い物や外食がとてもしやすいです。
買い物は日常生活に欠かせず頻繁に行かなければならないので、買い物をしやすいのはとてもありがたいポイントになります。
また、外食やテイクアウトできるお店があると、ちょっと美味しい物を食べたいと思った時や料理する時間がない時などにとても便利なので、これも嬉しいメリットの一つになりますね。
道路沿いの家(土地)のメリットまとめ②公共機関が近い
道路沿いの利便性の高さは、学校・病院・銀行・役所といった公共機関を利用する際にも当てはまります。
特に子供が小さいうちは、学校が近いと何かと安心になります。また、体調を崩した時に病院が遠いと行くだけで非常に辛いですので、病院が近いというのも風邪をひいた時にはありがたみを感じます。
銀行や役所はそこまで利用頻度は高くありませんが、それでもお金を下ろしたり何かの手続きをしたいと思った時に近くにあると便利だなと感じるので、これらも近いにことに越したことはありません。
道路沿いの家(土地)のメリットまとめ③バスやタクシーが利用しやすい
道路沿いの家は、バスやタクシーが利用しやすいという交通面でのメリットもあります。
道路沿いであればバス停がすぐ近くにあるので、雨の日なども徒歩での移動距離が少なくなって快適に移動することができます。
また、タクシーを利用する際も周りに目印になるものが多いので、自宅周辺の説明をするのが簡単になります。
道路沿いの家(土地)のメリットまとめ④人目が多いので防犯面は有利
通行人が多いというのはプライバシーの確保という面ではマイナスですが、防犯面では有利になります。
やはり人目がつかず窃盗犯が入りやすいと思われる家の方が、空き巣の被害に遭いやすいです。
その点、道路沿いの家であれば人目が多くて窃盗犯が入りにくくなるので、逆にそれがメリットになるのですね。
道路沿いの家(土地)のメリットまとめ⑤日当たりが良くなる
道路沿いの家というのは、目の前に建物が無いので日当たりが良くなります。
そして騒音の関係で窓が開けられなくても、日光は窓越しに取り入れることができるので、家の中が明るくなります。
家の中が明るいと気分も明るくなりますから、日当たりが良いのは嬉しいポイントになりますね。
道路沿いの家(土地)に住んでも気にならない人の特徴
この章では、道路沿いに住んでも気にならない人の特徴をお伝えします。
もし下記のような特徴が当てはまっていれば、道路沿いの家に住んでも大丈夫かもしれません。
- 騒音があまり気にならない人
- 都市部での生活に慣れている人
- あまり窓を開けたいと思わない人
- エアコンなどの空調設備を良く使う人
- 家の掃除が苦ではない人
- 利便性を重要視している人
- カーテンやブラインドをしたままでも平気な人
- 外からの目線があってもそこまで神経質にならない人
- 空気が綺麗な場所に住みたいという欲求が少ない人
このように、やはり騒音や排ガスといった道路沿いによって発生するデメリットがあまり気にならないというのは、道路沿いに住む上で非常に重要な特徴になります。
その上で、道路沿いの家でしか得られない利便性を手に入れたいと思われている方は、道路沿いの家がピッタリです。
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道路沿いの家(土地)に住む際に実践したい対策
ここまで、道路沿いの家の特徴について詳しくお話ししてきましたが、これらの判断材料を元に検討した結果、道路沿いに家を建てようと思われた方もいらっしゃると思います。
そこで最後の章では、道路沿いの家に住む際に実践したい対策をお伝えしてきます。
注文住宅の場合は自分で自由に間取り・仕様を決めることができるので、対策をすれば道路沿いのデメリットをかなり打ち消すことができますよ。
道路沿いの家(土地)に住む際に実践したい対策①防音性能の高い家にする
道路沿いの家で最も大切なことは、やはり防音性能の高い家にすることです。
道路沿いの家の場合、昼も夜もずっと車の走行音に悩まされることになります。
そして音というのは気になる人にとってはとても気になるので、住んでいる際に非常に不快になり、最悪の場合は真剣に引っ越しを考えたくなるくらいの大きなストレスの原因になります。
そのため、元々防音性能が高い家を建てているハウスメーカーを選んだり、例え追加でオプション費用が必要になったとしても家の防音性能を高めたりと、とにかく外の音ができる限り家の中に伝わらないようにすることが何よりも大事になります。
道路沿いの家(土地)に住む際に実践したい対策②寝室を道路から離れた位置にする
間取り面では、寝室をなるべく道路から離れた位置にする方が良いです。
リビングなどで日常生活をしているときは多少外の騒音が聞こえてもそこまで気になることはありませんが、静かな寝室で寝ようと思っている時に騒音が聞こえると、気になって眠れなくなってしまいます。
そうなると、寝つきも悪くなり眠りも浅くなってストレスや体調不良の原因になります。
そのため、寝室はなるべく道路から離れた位置に配置して、少しでも静かな環境で眠りにつくことができるようにしましょう。
道路沿いの家(土地)に住む際に実践したい対策③空調はテクノロジーに頼る
日本は自然豊かな国なので自然と調和した家にしたいところではありますが、窓が開けられない道路沿いの家ではそれが難しいので、ここは割り切って空調はテクノロジーに頼りましょう。
ハウスメーカーの中には自然との調和を目指した家づくりを目指している会社と、全館空調システムなどテクノロジーで快適な空間を造ることを目指している会社がありますが、道路沿いでの家づくりの場合は断然後者の方が相性が良いです。
全館空調システムを採用しているハウスメーカーの中には、むしろ窓はずっと閉めたままにしておいて欲しいと思っているところもあるので、窓を開けれないことがデメリットになりませんからね。
また、全館空調システムを採用しているハウスメーカーは24時間換気扇についても力を入れていて、給気しながらフィルターで外の空気に含まれる汚れを取り除いてくれる機能もあったりするので、その点も排気ガスが気になる道路沿いの家の強い味方になってくれます。
道路沿いの家(土地)に住む際に実践したい対策④乾燥機またはサンルームを設置する
道路沿いの家の場合は洗濯物の外干しが難しいので、外干しせずに洗濯物を乾かせる設備が必須になります。
そしてその時に非常に有効な設備になるのが、乾燥機とサンルームの2つです。
乾燥機は、毎日の仕事や家事育児でとにかく忙しい人にはピッタリな家電です。
ボタン一つで洗濯物をカラカラに乾かしてくれるので、洗濯物を干すという作業自体が不要になります。
サンルームは、やっぱり洗濯物は日の光に当てたいという人にピッタリです。
車の排気ガスや粉塵を気にせずに日の光を当てて洗濯物を干すことができるので、外干ししなくてもふわふわで暖かな乾き心地を得ることが可能になります。
道路沿いの家(土地)に住む際に実践したい対策⑤目線以上の高さの塀や生垣を作りプライバシーを確保する
道路沿いの家でも家族のプライバシーをしっかりと確保したい場合には、外構で目線以上の高さの塀や生垣を作ることが有効です。
こうすれば、通行人から直接家の中が見えなくなるので、安心かつ落ち着いた暮らしをすることができるようになります。
このような家であればカーテンもしっかり開けられるので、家の中を明るくすることにも繋がります。
まとめ
本記事のまとめです。
道路沿いの家は止めた方が良いと言われる10の理由
- ①解決不能な騒音問題が発生する
- ②トラックが通ると振動で家が揺れる
- ③排気ガスにより空気の質が悪化する
- ④窓を開けての換気が難しい
- ⑤事故の危険性が高まる
- ⑥排ガスの粉塵で家が汚れる
- ⑦洗濯物の外干しができない
- ⑧プライバシーが確保しにくい
- ⑨駐車場の出入りが大変
- ⑩ポイ捨てやペット関係の迷惑行為
道路沿いの家のメリット
- 買い物や外食がしやすい
- 公共機関が近い
- バスやタクシーが利用しやすい
- 人目が多いので防犯面は有利
- 日当たりが良くなる
道路沿いの家に住んでも気にならない人の特徴
騒音や排ガスといった道路沿い特有のデメリットがあまり気にならない人。また、生活の利便性を重要視している人。
道路沿いの家に住む際に実践したい対策
- 防音性能の高い家にする
- 寝室を道路から離れた位置にする
- 空調はテクノロジーに頼る
- 乾燥機またはサンルームを設置する
- 目線以上の高さの塀や生垣を作りプライバシーを確保する
道路沿いに家を建てた結果、騒音や振動の問題で大きな後悔をしている施主さんも多くいらっしゃるという事実があるので、道路沿いに家を建てようと思った場合は非常に慎重な判断が必要になります。
そのため、土地を買う前にこのページでお話しした止めた方が良いと言われている理由になっている項目をしっかりと確認して、そのデメリットの影響具合を良く考えてください。
そしてその結果として、メリットの方が大きいと判断して実際に家を建てるという選択をするのであれば問題ないとは思いますが、その際もできる限りの騒音などのデメリット対策を施した家にするようにしてください。
このデメリット対策を事前に考えてできるのが、注文住宅の大きな強みです。
この強みをしっかり活かせれば、例え道路沿いであっても快適な生活ができる家を手に入れることが可能になりますので、住んでからも後悔のない家づくりができるように気を引き締めながら検討を進めていってください。