都市部で注文住宅を建てたいと思ったときにパッと頭に思い浮かぶのが、3階建ての家という選択肢です。
都市部ではどうしても土地の値段が高かったり、そもそも広い土地がなかったりするので、狭い土地でも必要な部屋が確保できる3階建てが魅力的になってきます。
せっかく真剣に検討を始めようと思った矢先にこんな意見を聞いてしまうと、「やっぱり3階はやめといたほうが良いのかな」と思ってしまいますよね。
そこで今回は、「3階建てはやめたほうがいい」と言われる具体的な7つの理由をあなたにお伝えしたいと思います。
そしてその上で、3階建てにしかないメリットについてや、3階建てをやめたほうがいい人・検討を進めてもいい人、3階建てを建てる際の注意点もお話ししていますので、3階建ての家を建てようかどうか迷われている方は、ぜひ参考にされてください。
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「3階建てはやめたほうがいい」と言われる7つの理由
それでは早速ですが、まずは「3階建てはやめたほうがいい」と言われる7つの理由についてお話ししていきます。
下記のような理由があるため、3階建てはやめたほうがいいと言われています。
やめたほうがいい理由①階段の上り下りが負担になる
部屋の移動の際に階段を使わなければならないことが多くなるので、日常的に階段を上り下りする必要が出てきます。
特に買い物をした後に大きな荷物を抱えているときや、夜中にトイレに起きたときなどは、できれば階段は通りたくないものです。
しかし、3階の家であればそのような場合でも通らないといけないので、それをストレスに感じてしまうのですね。
やめたほうがいい理由②家の中での危険性が増える
家の中に階段が多いことは、身体的な負担以外にももう一つ大きなデメリットがあります。
それは、家の中での危険性が増えることです。
特に子供や高齢者は、階段での事故には特に注意する必要があります。
階段で転倒すると大きなケガに繋がりやすいほか、最悪の場合は命に関わるケースも出てくるので、階段が増える3階はあまりオススメされないのですね。
やめたほうがいい理由③家の中での温度差ができやすく、空調が難しくなる
3階建ての家は、家の中の空間に対して屋根や外壁の割合が増えるので、日射や外気温の影響を受けやすく空調負荷が大きくなります。
また、暑い空気は上に上がって、冷たい空気は下に下がるという特徴があるので、3階と1階で家の中の温度差もできやすくなります。
そのため、3階の家を快適にするためには、全館空調の導入や効率的なエアコンの配置などのより良い空調計画が必須になってきます。
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やめたほうがいい理由④地震・火災時の安全性の低下
特に高い階にいるときに地震や火災が発生したら、1階の玄関まで辿り着くのが困難になる場合があります。
また、地震の際の揺れも高い階ほど揺れが大きくなるので、3階は揺れの影響を大きく受けてしまいます。
そのため、2階以下の家よりもよりしっかりとした防災対策が必要になってきます。
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やめたほうがいい理由⑤生活動線を良くすることが難しい
注文住宅の間取りを考える際に重要と言われているのが、生活動線を良くすることです。
良い生活動線というのは、日常生活や家事を行う上でなるべく移動距離を短くし、スムーズに移動ができる動線のことを指します。
そのような家にするためには、良く行き来する部屋や場所をなるべく同じフロアの近くに配置する間取りが良いのですが、3階の場合はどうしても上下方向に部屋が分かれてしますので、スムーズな生活動線の確保が難しくなります。
そうなると日常生活で不便と感じるシーンが増えるので、3階はやめたほうがいいと言われます。
やめたほうがいい理由⑥荷物の持ち運びや家具の搬入が大変
旅行に行き帰りでたくさんの荷物を運ばないといけない時などは、それを抱えて階段を登るのはとても疲れます。
また、重い家具を3階まで持って上がるのはとても大変になりますし、大きなものだと家の中を通らなくて、クレーンで吊って窓から入れるなどといったことも考えなければならなくなります。
このような重労働が増えることも、3階の家の弱点です。
やめたほうがいい理由⑦建築基準法の制限を受けやすい
3階建ての家は、建築基準法の制限を受けやすいのもやめた方がいいと言われる理由になっています。
建築基準法の制限を守らないと違法建築になってしまうので必ず守らないといけないのですが、そのためには下記のような項目に配慮する必要が出てきます。
- 絶対高さ制限:建物をこれ以上の高さにしてはいけない
- 外壁の後退距離:土地の境界から建物までの距離を確保しないといけない
- 斜線制限:家の形を斜めにしないといけない
- 日影制限:隣の家の日当たりを確保しないといけない
- 準防火地域:燃えにくい家にしないといけない
しかし、これらを守らないと家自体が建てられないので、ちょっと嫌だなという家の形や間取りになっても、それを受け入れる必要があります。
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「3階建て」にしかないメリットも多くあります
先ほどの章では、3階建てはやめたほうが良いと言われている理由を確認してきました。
なのでそれだけ見ると3階建ての家は建てない方が良いのかなと思ってしまいますが、もちろん、3階建ての家も悪いところだけではありません。
そこでこの章では、「3階建て」にしかないメリットを箇条書きでご紹介していきたいと思います。
「3階建て」にしかないメリット
- 狭い土地でも床面積が確保できる
- 窓からの景色が良い
- 自然光を取り入れやすい
- 各部屋が独立していてプライバシーを保ちやすい
- 仕事場や勉強部屋・ペットスペースなど、独立した空間を作りやすい
- より高い位置に屋上やテラスを作れる
- 水害時の垂直避難がしやすい
- 便利な場所に住める
- 各部屋から出る音が他の部屋に伝わりにくい
これらのメリットを見てみると、やはり都市部にとって有益なメリットが多いですよね。
都市部の土地というのは本当に高いですから、予算内に収めようと思うとどうしても土地の広さは限られてしまいます。
そんな中、各部屋に必要な床面積を確保しようと思ったら、やはり3階建てが強い味方になります。
果たして3階建てはやめたほうがいいのか?
ここまで、3階建てをやめたほうが良いと言われている理由と、3階建てにしかないメリットを確認してきました。
そうなると気になってくるのが、3階建ては本当にやめるべきなのか、やっぱり建てても良いのかという点ですよね。
あなたがどちらの特徴に当てはまるのか、しっかりと確認してみましょう。
3階建てをやめたほうがいい人
まずは、3階建てをやめたほうがいい人の特徴です。
このような特徴が当てはまる方は、3階建てはやめたほうが良いかもしれません。
やめたほうが良い人の特徴
- バリアフリーな家を建てたい人
- 小さな子供がいる家庭
- 高齢者がいる家庭
- 家の中での危険性を少なくしたい人
- 階段の上り下りが嫌いな人
- 地震・火災の際の安全性を重視する人
- 生活動線の良い間取りにしたい人
- 利便性よりも生活環境を重視したい人
やめた方がいい人の特徴を見てみると、やはり階段関係のデメリットに関するものが多いです。
階段が多いとどうしても上り下りの負担や家の中での危険性が増えますので、それが嫌な人は3階建てはやめたほうがいいです。
3階建てを積極的に検討してもいい人
次は、3階建てを積極的に検討してもいい人の特徴です。
このような特徴が当てはまる方は、3階建てを積極的に検討しても良いでしょう。
積極的に検討していもいい人の特徴
- 土地が狭くて高い都市部で家を建てたい人
- 少しでも便利な場所に家を建てたい人
- 高い階から景色を見るのが好きな人
- 水害に強い家に住みたい人
- 階段の上り下りも良い運動と思える人
- 独立した部屋や生活空間が欲しい人
積極的に検討してもいい人の特徴を見てみると、まずは階段が多くなることに対して特に大きなデメリットと感じていないことが挙げられます。
その上で、都市部の便利な場所に家を建てたいなど、3階建てだからこそ得られるメリットの方が遥かに大きいと感じた場合は、3階建ての家がピッタリの選択肢になります。
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3階建てを建てるときに注意したい3つのポイント
最後の章では、3階建てを建てるときに注意したい3つのポイントをお伝えします。
もしここまでのお話を読んでみてやっぱり3階建ての家を建てたいと思った場合は、下記のポイントに気をつけながら検討を進めてください。
3階建て注意ポイント①土地の購入時に、3階建てが建築可能か確認する
3階建てをやめた方がいい理由のところでお伝えした通り、3階建ては建築基準法で定められている制限を受けやすいです。
そしてこれは家の形や間取りに影響があるだけではなく、そもそもこの土地には3階建ての家を建てるのが不可能といったパターンもあります。
なので、3階建ての家を建てたい場合は、購入予定の土地に3階建てが建築可能かどうかしっかりと確認しましょう。
また、確認の際には専門的な知識が必要になり自分では難しいので、宅地建物取引士(宅建士)の資格を持っている営業マンなどの専門家に聞いてみることが必要です。
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3階建て注意ポイント②老後のことを考えておく
階段の多い3階建てのおうちも、若くて体が動くうちであれば特に不便と感じることは少ないかもしれませんが、気になるのはやはり老後の生活です。
年を取って体の自由が効かなくなってくると、階段の多い3回建ての家に住むのはなかなか難しくなってきます。
そのため、3階建ての家を建てる時は、老後のこともしっかりと考えておきましょう。
そしてもし、この家を終の住処にしたいと考えている場合は、老後でもきちんと生活できる間取りにしておくことが重要です。
例えば、3階は子供部屋にしてなるべく低い階だけでも暮らせるような間取りにしたり、介護用のスペースがきちんと確保できるレイアウトにしておくなどですね。
せっかく終の住処にしようと思って買ったのであれば、やはり最後まで安心して住める家にしたいところです。
3階建て注意ポイント③3階建てが得意なハウスメーカーを選ぶ
3階建ての家を建てようと思った場合は、豊富な実績がある3階建てが得意なハウスメーカーを選んだ方が良いです。
なぜならば、3階建ては生活しやすい良い間取りにするための難易度が高いからです。
注文住宅の醍醐味は自分の理想の間取りの家を建てられることですが、3階の場合は、自分で良い間取りを考えようと思ってもなかなか思い浮かびません。
そこで頼りになるのが、ハウスメーカーからの自分の家族に合った良い間取りの提案です。
そして経験豊富なハウスメーカーであればその提案力も申し分ないので、3階建てが得意なハウスメーカーを選んだ方が良いのですね。
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まとめ:3階建てにしかない魅力もいっぱいある
本記事のまとめです。
「3階建てはやめたほうがいい」と言われる7つの理由
- 階段の上り下りが負担になる
- 家の中での危険性が増える
- 家の中での温度差ができやすく、空調が難しくなる
- 地震・火災時の安全性の低下
- 生活動線を良くすることが難しい
- 荷物の持ち運びや家具の搬入が大変
- 建築基準法の制限を受けやすい
「3階建て」にしかないメリット
都市部の狭い土地でも各部屋に必要な床面積を確保できるので、狭い土地を有効に活かせる。
3階建てをやめたほうがいい人
階段による負担や危険性の増加が嫌な人。
3階建てを積極的に検討してもいい人
階段の多さは気にならず、3階建てならではのメリットを魅力的に感じる人。
3階建てを建てるときに注意したい3つのポイント
- 土地の購入時に、3階建てが建築可能か確認する
- 老後のことを考えておく
- 3階建てが得意なハウスメーカーを選ぶ
ここまで記事を読んでくださったあなた、3階建ての検討を引き続き進めようと思われましたか?それとも、やめようと思われましたか?
3階建ての家はやめたほうがいいという意見も多いですが、魅力的なメリットもたくさんあるので、安易な気持ちでやめるのはもったいないです。
そのため、自分にとってはやはり3階建てがベストな選択肢だと判断した場合は、検討を進めていく価値は十分にありますよ。