注文住宅の間取りを決めるとき、担当の設計士さんとの打ち合わせを繰り返し行うのが一般的ですよね。
しかし、担当の設計士は基本的に選ぶことができないため、いわゆるダメな設計士にあたってしまい、どうすればいいのか分からず悩んでしまうケースは少なくありません。
注文住宅の打合せは、夢のマイホームを作り上げていくための楽しい作業であるはずなので、ダメな設計士に台無しにされてしまうのは避けたいところです。
そこで今回は、ダメな設計士の特徴を押さえたうえで、ダメな設計士が担当になったらどうすればいいのかについて、徹底解説していきます。
これから注文住宅を建てようと考えている人や、現在設計士との打ち合わせ真っ最中で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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ダメな設計士の特徴5選
まずは、ダメな設計士の特徴について把握しておきましょう。
注文住宅を建てるほとんどの人は初めてのことなので、どのような特徴があればダメな設計士といえるのか、基準が分からないという人も多いかもしれません。
ここでは、ダメな設計士の特徴を5つ紹介していきます。
担当の設計士にあてはまる項目がある場合は、満足できるような家づくりを進められない可能性があるので、注意が必要です。
ダメな設計士の特徴5選
- こちらの言うことを聞かない
- 間取りに関するアドバイスをくれない
- 淡々としていて間取り決めの楽しさがない
- 知識不足で知ったかぶりをする
- 質問や相談に対する返答が雑
①こちらの言うことを聞かない
ダメな設計士の典型的な特徴といえるのが、こちらの言うことを聞かないということです。
例えば、どんな間取りにしたいといった要望を伝えたところ、こちらの要望に耳を傾けることもせずに「いやこうしたほうが良い」「いやそれはおすすめしない」などと否定してくる設計士には注意したほうがよいでしょう。
このような設計士の場合、こちらがどんな家を建てたいかということよりも、自分のやりたい仕様を押し通したいという思いが強く、要望を伝えても却下されてしまいます。
また、こちらの意図と関係なく、高額なオプションを無理やり勧めてきたり、反対に設計において面倒となるオプションは取り入れないように促してきたりするケースもあります。
②間取りに関するアドバイスをくれない
間取りを決める打合せにおいて、アドバイスを全然くれない場合も、ダメな設計士の特徴といえるでしょう。
初めて注文住宅を建てる人にとって、ゼロから間取りを決めていくのは難しいことであり、プロの視点でアドバイスしながら間取り決めをサポートしていくのが、設計士の役割でもあります。
そのため、「こうしたほうがより使いやすい間取りになる」「こんな工夫もできる」といったアドバイスを全然くれない設計士では、最適な間取りを完成させることができないかもしれません。
必要なアドバイスをくれないと感じた際は、どんどんアドバイスを求めるようにこちらからアクションを起こしていったほうがよいでしょう。
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③淡々としていて間取り決めの楽しさがない
打合せを進めるなかで、淡々とした対応により間取り決めの楽しさを感じられないといった場合は、ダメな設計士の可能性があります。
理想の家を実現していくための打合せは、本来ワクワクして楽しい作業であるはずです。
しかし、設計士の対応が淡々としていて、一緒にいい家をつくろうという気持ちがこもっていないと、間取り決めを楽しく進めることができなくなってしまいます。
どんなに知識や経験が豊富であっても、あまりに淡々とした流れ作業のような対応をする設計士であれば、ダメな設計士といえるでしょう。
④知識不足で知ったかぶりをする
多くの専門知識を持つ設計士でも、ときにはこちらからの質問にすぐに答えられないこともあるかもしれません。
そんなときに、知識不足を認めずに知ったかぶりをして適当な受け答えをするようであれば、それはダメな設計士です。
知ったかぶりをして対応されるということは、誤った説明を受けることにも繋がり、後のトラブルへと発展してしまう恐れもあります。
知識不足で答えられないことがあっても、正直に認めたうえできちんと調べてから答えるのが、誠実で信頼できる設計士の姿といえるでしょう。
⑤質問や相談に対する返答が雑
こちらからの質問や相談に対する返答の仕方が雑である設計士は、ダメな設計士といえます。
例えば、間取りの配置について相談しても「好みの問題なので自分で決めてください」と跳ね返されてしまったり、質問に対して「後で確認しておきます」と言われてからいつまでたったも回答がなかったりする場合などは、雑な返答と捉えてよいでしょう。
質問や相談に対する返答が雑で、親身になって聞いてくれない設計士は、あまり信頼できませんよね。
大切なマイホームの形を一緒に作っていくのが設計士の役割なので、初めての家づくりで不安な気持ちに寄り添ってくれるような対応をするべきです。
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ダメな設計士とそのまま打合せを続けるとどうなる?
いわゆるダメな設計士とそのまま打合せを続けた場合、どのような影響が出てしまうのでしょうか?
ダメな設計士との打合せを続けると、もともと思い描いていたような家づくりが進められなくなってしまい、結果として満足度の低い家になってしまう可能性が高いでしょう。
ダメな設計士は、一言でいうと「良い家を作り上げたいという気持ちが薄い設計士」といえるでしょう。
つまり、どんなにこちらが家づくりに熱量を注いでも、納得のいく形で良い家を作り上げることができなくなってしまう可能性が考えられます。
人生で一度きりかもしれないマイホームの打合せなので、ダメな設計士のせいで悲しい結果となってしまうのは避けたいところですね。
ダメな設計士が担当になったらどうすればいい?
それでは、実際にダメな設計士が担当になってしまった場合、どのような行動をとればよいのでしょうか?
ダメな設計士に不満を感じたまま打合せを進めていくことになれば、楽しいはずの家づくりもストレスになってしまうかもしれません。
ここでは、ダメな設計士が担当になってしまったときに取るべき行動を3つ紹介します。
ダメな設計士による悩みの解決策として、頭に入れておきましょう。
ダメな設計士が担当になったときにとるべき行動
- こちらの要望を具体的に伝える
- 信頼できる営業マンに同席してもらう
- 設計士の変更を依頼する
とるべき行動①こちらの要望を具体的に伝える
ダメな設計士が担当になると、こちらが求めているような対応をしてくれないことで不満を感じてしまうケースがとても多いです。
そのため、解決するためには、こちらの要望を具体的に伝えることが非常に重要となります。
特に、こちらの言うことを聞いてくれない設計士や、アドバイスを全然くれない設計士の場合は、どんどん自分から要望を細かく伝えていきましょう。
ダメな設計士を相手に受け身態勢でいると、もともと持っていた要望が叶えられずに終わってしまうかもしれません。
後悔しないためには、積極的に要望を伝え、自分のマイホームに対する強い気持ちをぶつけていったほうがよいでしょう。
とるべき行動②信頼できる営業マンに同席してもらう
ダメな設計士が担当になり、打合せのたびにストレスが溜まってしまうようであれば、信頼できる営業マンにも打合せに同席してもらうようにしましょう。
設計士だけでは、意思疎通がスムーズにいかなかったり、不満な点があってもなかなか伝えられなかったりすることが多くなってしまいます。
しかし、打合せで信頼できる営業マンに同席してもらうことで、こちらの意図を汲み取ってもらい、直接設計士に伝えるのが困難なことも営業マンを通して伝えてもらえるかもしれません。
設計のプロである設計士さんよりも、接客のプロである営業マンのほうが、こちらの声をきちんと聞く力を持っていることが多いので、ダメな設計士の対応で悩んだときは信頼できる営業マンを頼ってみるとよいでしょう。
とるべき行動③設計士の変更を依頼する
ダメな設計士が担当になり、このまま家づくりを進めるのは厳しいと判断した場合は、営業マンに伝えて設計士を変更してもらうように依頼しましょう。
ハウスメーカーでは、担当できる設計士は複数人いるケースが一般的です。そのため、設計士の変更を依頼すれば、ほかの設計士にスケジュールを調整してもらい、変更できる可能性も十分あります。
ダメな設計士と無駄な時間を過ごさないためにも、なるべく早めに変更を依頼したほうがよいでしょう。
▼同様に、営業マンも変更してもらうことができます
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まとめ:合わない人と無理に続ける必要はないです
注文住宅を建てるにあたって、ダメな設計士が担当になってしまうケースは決して珍しいことではなく、誰にでも起こりうることです。
そのため、これから注文住宅を建てようと計画している人は、事前にダメな設計士の特徴を理解したうえ、対応の仕方も頭に入れておくとよいでしょう。
注文住宅は、人生のなかでも最も大きな買い物の1つです。
ダメな設計士が担当になった際は、この記事を参考に、後悔しない行動をとるよう心がけてくださいね。