こんにちは!
注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
小さなお子様がいる家庭や、これからお子様を予定している方は、必ず検討する子供部屋の仕切る・仕切らない問題です。
昔は仕切られた子供部屋が一般的でしたが、可変性の高さにメリットを感じて仕切らない子供部屋を選択する家庭も多くなっています。
可変性の高い仕切らない子供部屋ですが、実は後から仕切ると様々なデメリットが生じることはご存じでしょうか?
知らずに仕切らない子供部屋を採用すると後悔してしまうかもしれません。
今回は、後から仕切ることができる子供部屋を作る方に、ぜひ知っておいてほしいポイントをお伝えします。
しっかりとデメリットやリスクも理解した上で、採用しましょう。
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子供部屋を後から仕切るなら知っておくべき6つのデメリット
子供部屋を後から仕切ろうと考えている方は、次の6つのことを最低限理解しておきましょう。
子供部屋を後から仕切るデメリット
- 後から仕切るほうが費用が高い
- 現金で支払う必要がある
- 工事前に部屋のモノを片付けなければならない
- 工事中に部屋が使えなくなる
- 同条件の部屋を2つ分つくる必要がある
- すぐには部屋を分けることができない
デメリット①後から仕切る方がかかる費用が高い
子供部屋を初めから仕切っておくよりも、後から仕切る方が費用がかかります。
初めから仕切る場合は、特殊な工事ではないため、他の部材と一緒に納品して大工工事中に施工してもらえます。
しかし、後から仕切りたくなった場合、わざわざ業者さんに来てもらい、材料を発注して施工してもらうのです。
そう考えると費用が掛かるのは当たり前ですよね。
具体的な費用ですが、10~15万円くらいが一般的です。
詳しくは後程お伝えします。
デメリット②現金で支払う必要がある
子供部屋を仕切る工事はリフォーム工事に当たります。
今回のリフォームでは、10~15万円が相場のため、ローンを組むほどの金額ではありません。
そのため、多くの方が現金で支払いをしています。
ローンを組むほどの金額でないとは言っても、10~15万円の出費は大きな痛手です。
後から仕切ろうと考えている方は、費用をしっかり貯蓄して準備をしておきましょう。
デメリット③工事前に部屋の物を片付けなければならない
壁をつける工事は大きな建材がたくさん室内に持ち込まれます。
室内の物が汚れないため、業者さんが作業しやすくするためにも、部屋の物を片付ける必要があります。
一時的に物を移動することができる空間があればいいですが、スペースがない場合は断捨離をしなければなりません。
また、リフォームをする空間だけではなく、玄関から子供部屋への通り道も業者さんが移動しやすいように整理する必要があります。
現地調査に営業さんや業者さんが来たときに、最低限どこの物をどかせばいいのか、しっかり確認しましょう。
また、工事の前日までにはしっかり整理整頓を終え、当日はすぐに作業に入れるような環境を作っておくことが必要です。
デメリット④工事中に部屋が使えなくなる
工事中はもちろん子供部屋は使えません。
工事の材料などを置いておくため、子供は特に立ち入り厳禁です。
工事自体は1日もあれば終わることがほとんどですが、その間は子供がいたずらしないようにしっかりと見ている必要があります。
工事をするのであれば、子供が学校に行っていて家にいないタイミングがいいでしょう。
デメリット⑤同条件の部屋を2つ分つくる必要がある
将来的に仕切るかわからなくても、絶対にすべての設備を2つ施工する必要があります。
子供部屋で最低限必要なものは以下の通りです。
- ドア
- 収納
- 照明、スイッチ
- コンセント(2口、TV、エアコンなど)
- 窓
仕切ったことを想定して、ドアや収納の開き方やスイッチやコンセントの位置を考えましょう。
どちらかの部屋を狭くしたり使いにくくしてしまうと、兄弟間でケンカになりやすいです。
なるべくなら仕切った時に同条件の部屋になるように設計することが好ましいです。
また、最初は広く1部屋を使うので大きな容量のエアコンをつけたとしても、仕切ったらもう1つエアコンを購入する必要があります。
そのため、あまり高性能なエアコンをつけないことをおすすめします。
デメリット⑥すぐには部屋を分けることができない
工事自体は1日で完了するとお伝えしましたが、部屋を仕切ろうと思ってすぐに工事に取り掛かれるわけではありません。
現地調査や見積り提示をされた後に契約をし、材料や業者さんの手配が完了した後に、工事をすることができるのです。「工事をしよう」と決めてから、どんなに早くても1週間、長いと数ヵ月待たされることもあります。
時期に余裕を持って住宅会社に依頼をしましょう。
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子供部屋を後から仕切るメリット
後から仕切ることができる子供部屋には、もちろんメリットもたくさんあります。
メリット①結果的に仕切らなくてもいい
後から仕切る子供部屋は、絶対に区切らなければいけないわけではありません。
子供が仕切らなくていいといえばそのままでもいいですし、家具やパーテーションなどで簡易的にわけるなどの方法もあります。
また、子供の人数がまだわからないときに家を建てても、状況に合わせて使い分けができます。
1人なら広々と1部屋使えますし、2人なら仕切ってもいいです。
それ以上の人数であれば、パーテーションなどで簡易的に区切りましょう。
そうすることで、空間は何となく分けながら、照明やエアコンの風はすべての空間に行きわたるような部屋作りが可能です。
メリット②家族全員の寝室として使える
子供部屋が仕切られていないと、広々とした空間で家族全員で寝ることができます。
家族全員分の布団を敷いても余裕がある子供部屋は、子供が小さい頃の家族用の寝室として最適です。
初めから仕切ってしまうとこのような使い方はできません。
寝室をコンパクトに設計した方は、子供部屋を後から仕切るタイプにしてもいいでしょう。
子供部屋を後から仕切る費用はいくら?
子供部屋を後から仕切る場合、1間半(2,730mm)の壁をつける工事で約10~15万円かかります。
また、仕切る方法は壁ではなく、引き戸などのドアでも可能です。
建具の種類にもよりますが10~20万円くらいで施工することができます。
しかし、いずれの場合も建築時に下地を入れておくことが前提です。
あらかじめ下地を入れていないと、柱やレールを取り付けることができません。
他にもアコーディオンカーテンをつけたり、可動の間仕切り家具を設置するなどの方法もあります。
いずれも10~15万円あれば取り付け可能です。
ただし、壁をつけるときと比べて防音性は低くなります。
視界が遮れればいい場合もあれば、音も遮りたいと考える子供もいます。
子供がなぜ部屋を仕切りたくなったかを聞いて、仕切り方を選択しましょう。
子供部屋を後から仕切る人はどれくらいいる?
子供部屋を後から仕切る方は10%くらいです。
(%は元・住宅営業マンの私の感覚値)
新築時に後から仕切るタイプの子供部屋を選択する方は30%くらいいますが、実際に後から仕切る方はあまりいません。
初めは子供の成長に合わせて仕切ろうと思っていても、現実は工事が不要な家具やパーテーションなどで簡易的に仕切ってしまう方が多いようです。
ただし、異性の兄弟は同性の兄弟に比べて、将来的に壁で分けたいと言われる可能性が高いと思います。
実際にお客様から仕切りたいと依頼を受けるときは、異性の兄弟の家族がほとんどでした。
同性の兄弟や、まだ兄弟の性別がわからない家庭であれば、後から仕切るタイプの子供部屋でもいいと思います。しかし、異性の兄弟なのであれば、初めから仕切られている子供部屋がおすすめです。
子供に決めてもらうのが1番の正解かも
仕切っても仕切らなくてもそれぞれに良し悪しがあります。
最近では、子供の成長に合わせて変えることができる仕切らない子供部屋は人気です。
しかし、仕切った子供部屋でも工夫次第で可変性を持たせることはできます。
例えば、子供が1人の場合は、片方の部屋は子供部屋として、もう1つの部屋は親の趣味部屋として活用します。
また、子供が2人になったら、1つの部屋は2人で寝る用の部屋として、もう1部屋は2人で遊ぶ用の部屋として使い分けることが可能です。
そして、2人が別々の部屋を持ちたいと感じるようになったら、それぞれの部屋として使えばいいのです。
今の子供のこと、そして将来の子供のことを考えて後から仕切る子供部屋を選択するか決めましょう。