こんにちは!「風通しの良い社風」ってどんな社風なんですかね?
今回は「風が通り抜ける家」にするための間取りのセオリーをまとめました。
さわやかな風が通り抜ける住まいは、暮らし心地が格別!
住宅メーカーの手によってさまざまな換気システム・換気設備が生まれていますが、自然の風には、自然の風にしかない心地よさがありますよね。
家の中でも心地の良い風を感じられる家にするためには、絶対に知っておくべき間取りのポイントがあるんです!
決して難しいことではなく、ひと工夫で簡単に実現できるので、是非間取りプランに取り入れてみましょう。
リビングはもちろん、キッチンやサニタリーでも風が感じられるような、そんな間取りにしましょうね。
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最重要セオリー!ひと部屋に風が入る窓と出る窓を配置
これが最も重要です!
ひとつの部屋の中に、「風が入ってくる窓」と「風が抜けていく窓」を配置することが、風通しの良い、風が流れる空間を実現します。
ひとつの部屋に窓が1箇所だけでは、風が入ってくるだけで、入ってきた風がどこにも抜けていきません。
風が入ってくる窓と、風が出ていく窓。そのふたつがあって初めて風が通り抜けていきます。
しかし、周辺環境などの条件によっては、ある程度の大きさの窓をひと部屋に2箇所配置できない場合もあります。
その場合には、小窓でも十分です。風は小窓でも十分に通り抜けてくれます。
ポイント
もし間取り的に可能なら、ふたつの窓は部屋の対角線上に、出来るだけ離して配置しましょう!
真正面に向き合わせるよりも、ふたつの窓が離れている方が風の通り抜ける距離が伸びて、部屋の空気を大きく循環させることができます。
キッチンやサニタリーには必ず小窓を配置して!
「サニタリー」って?
キッチンを除く洗面所、浴室、トイレなど、衛生面に関する設備を総称して「サニタリー」と言います。
キッチンやサニタリーは家の中でも、特に清潔に保っていたい場所ではないでしょうか。
しかし水回りの悩みである湿気のせいで、カビが発生しやすい場所でもあります。
キッチンやトイレは臭いも気になりますよね…。
そこで、キッチンやサニタリーには必ず小窓を配置して空気が循環するようにしましょう!
小窓から入る自然の風によって、湿気対策にもなりますし、カビや臭いを予防してくれます。
小窓は手が届きやすく、空気を逃がしたい場所に配置しましょう。
例えばキッチンなら、コンロなどの加熱機器の近くや、シンクの近くなどですね。
キッチンに小窓を設けるときは
キッチンの小窓から食品に直射日光が当たらないように注意しましょう!食品がすぐに傷んでしまいます。食料を保管しておくようなパントリーがある場合は、日差しが当たらないよう注意して。
洗面室なら、洗濯機の近くに配置しておくと湿気対策に効果的です。
隣接したバスルームの中の窓と連動して、上手に空気が通る間取りにできれば最高ですね!
間取りプランを考える段階から、家事動線ならぬ、風動線もイメージしましょうね。
天井近くに設けた窓から風も熱も抜ける
ひとつの部屋に配置するふたつの窓の距離を出来るだけ離したほうが、室内の空気を大きく循環させることができる。という話をしました。
この原理を立体的に考えることができれば、窓を対角線かつ上下にずらすという応用も出来るでしょう。
天井近くに窓を設けることで、室内の空気循環をさらに高めるとともに、室内の熱を室外に逃がすことができます。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に流れる性質を存分に活かしていますね。
暖かい空気が上に上がっていき、そのまま天井近くの窓から抜けていくことで、空気の対流が生まれます。
夏場の暑いむしむしとした時期には、特に高いパフォーマンスを発揮しますよね。
天井近くに配置された窓のため、周囲の視線も気にならず、プライバシーも守られます。
ハイサイドライト
天井近くに配置された窓をハイサイドライトと言います。採光も抜群、空気循環にうってつけ、そしてオシャレ。強力メリットだらけの窓です。
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もあわせてどうぞ!ハイサイドライトの上手な使い方もたくさん紹介しています。
天井近くの窓は手が届きにくく、なかなか手動で開けられません。
電動で開閉できるようにすれば楽チンですが、コスト面が心配ならボールチェーンで開閉出来るようにするのがおすすめ。
片開き窓で室内に風を採り込もう
風が入り込む窓と風が出ていく窓を配置すると風が抜けていく、という話しをしました。
しかし住宅密集地では、自宅の周りに家だらけで、風をまっすぐ採り込めないということもあります。
そんなときに家と家の間を通り抜ける風をキャッチし、家の中に採り込んでくれるのが「片開き窓」です!
例えば引き違い窓だと、外壁沿いに吹く風がそのまま通り過ぎて行ってしまいます。
そこで片開き窓なら横向きに吹く風でもキャッチすることができるので、住宅密集地や風が弱い条件でも室内に風を送り込んでくれます。
このように、窓の形やタイプを条件に応じて変えることによって、風通しの良い家を実現することができます。
間取りを考えるときに窓の形まで考えることができたら100点満点ですね!!
部屋の扉は引き戸にしよう
ひと部屋に窓が一つしか取れない場合には、部屋のドアを引き戸にしてみましょう!
普通のドアだと、ちょっとだけ開けて固定しておくことができませんが、引き戸なら開ける幅を自由自在に変えられるので、抜けていく風の量を調節することができます!
普通のドアを採用するなら、ドアの上に開閉ができる欄干を設けると、風の通り道になります。
またはドアにアンダーカットを施して、通風を確保しましょう。
アンダーカットとは
アンダーカットとは、ドアの下部分を少しだけカットすること。地面から2~3cmくらいカットするだけでも、風通しが全然違うぞ!でも冷暖房効率との兼ね合いも良く考えて。
ネコや小型犬を飼っているお家なら、ペットが通れるような小さなドアをつけてあげると、風通しにも良いですよ。
上下階の風の流れを作る「スケルトン階段」
間取りプランで吹き抜けを採用しなくても、階段部分は必ず吹き抜けになりますよね。
風通しの良い家にするためには、この階段部分の吹き抜けを利用しない手はありません。
階段は階段でも、スケルトン階段は家じゅうの風通しを良くする最高のアイテムです!
スケルトン階段とは
蹴込板がないため、1段1段の間を風が抜けていき、階段スペースを風が縦横無尽に通ります。
階段のタイプも1直線の階段なのか、曲がり階段なのか、らせん階段なのかによって、風の抜け方が変わります。
さらに階段の上にハイサイドライトを設ければ、階段部分を通った風がハイサイドライトから抜けていくので、通風効果も抜群です。
【まとめ】風の通り道を考えたプランニングをすること
風通しの良い家の間取りのセオリー
- ひと部屋に窓を2つ!対角線上に配置する
- 湿気や臭いの出やすいキッチン・サニタリーは小窓で通風
- ハイサイドライトから風も熱も逃がしてあげる
- 住宅密集地なら片開き窓で風を採り込もう
- 室内ドアは引き戸にして風通しを調節できるように
- スケルトン階段で空気を縦横無尽に循環させる
風通しの良い家にするためには、窓やドアなどの開口部を工夫することが大事だということが分かりましたね。
空気が通り抜ける家は湿気によるカビなどに悩まされないので、住宅の寿命も長いんですよ。
家族も病気になりにくくなりますし、シックハウスも怖くありません。住む人の寿命も延びそうですね。
あなたも風通しの良い家に住みませんか。毎日心地良い暮らしになるはずです。