こんにちは!きのぴーです。
子供部屋の広さを考え、「どうすれば子供が快適に過ごせるか?」を吟味している方も多いでしょう。
しかし、結論から申し上げると本当に子供のためを考えるのであれば、子供部屋の広さは3畳ほどで十分です。
この記事では、子供部屋を最小限に抑えるべき理由を分かりやすく解説していきます。
建築費用はもちろんですが、子供の将来性を考える教育の観点からも、3畳という限られたスペースしか与えないことは非常に価値のあることと言われています。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
一般的な解釈を紹介!子供部屋広さの目安はどのくらい?
この記事では子供部屋を最小限に抑えるべき理由を解説していきますが、一般的な解釈では4.5畳がベストと言われています。
もちろん、土地の広さが限られているため、スペースをとることができないという家庭もありますが、4.5畳の広さがあれば子供部屋に配置したい、次のような家具をバランス良く配置できるというメリットがあります。
- シングルベッド・・・210㎝×100㎝
- 学習机・・・120㎝×50㎝
- クローク・・・90㎝×60㎝
このような家具を配置し、イメージ通りの子供部屋に仕上げたいという親御さんが多いため、4.5畳の広さが一般的な子供部屋の目安とされているのです。
子供部屋の広さが最小限の3畳が良い3つの理由
4.5畳の広さが一般的な広さの目安となっている子供部屋ですが、3畳の広さをおすすめする理由は次の3つです。
- 空き部屋に住宅ローンを支払うことになるため
- 快適さはムダになる?子供の自制心を育てるため
- 小さい子供が広さに興味をもたないため
レイアウトという観点からは4.5畳の広さが良いことも事実ですが、建築費を節約する・子供をしっかりと育てる・子供を喜ばせるという3つの観点からは3畳の広さのほうがメリットが多いと言えます。
空き部屋に住宅ローンを支払うことになるため
注文住宅を建築する際には、住まいの快適さとかけられる建築費用のバランスが非常に重要になります。
そして、子供部屋を使う期間を冷静に考えてみると、小学校へ入学する6歳くらい〜高校を卒業する18歳くらいまで10年ほどです。
毎月支払う住宅ローンを賃貸住宅の家賃と仮定すると、子供部屋にもいくらかの家賃を支払っていることは事実であり、使わなくなった後は、空き部屋に家賃を支払っている状態になるとも言えるのです。
子供のためを考えてある程度の余裕がある広さを用意したいという親心も分かりますが、これから子ども部屋の広さを決めていくという方は10年間しか使わないという事実も加味しておくことをおすすめします。
快適さはムダになる?子供の自制心を育てるため
子供のためを考えて4.5畳の子供部屋を用意しておくという施主がほとんどですが、残念ながら教育上はスペースを与えても無意味と言われています。
むしろ、玄関から子供部屋に向かってしまうような子供は、非行に走る確率が高いというデータがあるほどです。
親と顔を合わせる機会が減ってしまうこと、子供が自分で快適な空間を手に入れようと努力しないことが理由となり、なかなか自制心が育たないのです。
あえて思春期を迎える中学生〜高校生くらいの年頃でも、満足できる空間を与えられていないという状況におくことで、子供部屋に閉じこもってしまうという事態を避けることができ、それでも自分のスペースがほしいという子供は、自然と自発的な行動を始めます。
また、子供が良くリビングに顔を出し、TVを見たり、ゲームをしたりという時間が多いほうが、親の立場からも満足度の高い住まいと考えられるのではないでしょうか?
小さい子供が広さに興味をもたないため
シングルベッドや勉強机などの必要なものが揃えられた、スマートな子供部屋を望む施主が多いものの、必ずしも子供が同じ感覚ではないということも事前に理解しておきましょう。
特に小学校に入学するくらいの小さい子供は、広さではなく複雑さに興味をもちます。
シングルベッドや勉強机があることよりも、ベッドと机が一体になっているタイプのほうを楽しい空間と考えるのです。
そのため、できるだけ早い段階で1人の時間を過ごせるようになって欲しいという理念のある方にも、最小限の広さしかよういされていない3帖の子供部屋がおすすめです。
ベッドと机が一体になっている自分だけの空間を気に入るだけでなく、もっと快適に過ごすためにはどうしたら良いかという能動的な発想を育てることができます。
子供が2人いる場合は?子供部屋は単純に6畳の広さ?
ここまでは子供部屋を3畳という必要最低限の広さにすべき理由を解説してきましたが、あくまで子供が1人の場合を想定しています。
では、すでに2人の子供がいる、これから2人目をつくる予定という方はどうするべきかと言うと、4.5畳を子供部屋の広さの目安にすることをおすすめします。
1人あたり3畳の広さが良いのであれば、2人で6畳と考えてしまいがちですが、4.5畳の広さで十分です。
子供部屋が3畳で良い理由と同様に、建築費を節約する・子供をしっかりと育てる・子供を喜ばせるという3つのメリットを生み出すことができます。
「スペースが足らないのではないか?」と不安になる方もいると思いますが、シングルベッドではなく二段ベッドにするなどの工夫をこらせば、十分に対応することができます。
子供部屋の広さは決めよう!将来的に間仕切りを入れるのは危険
また、子供の数に合わせて間仕切りを入れられる設計にする方も増えていますが、実は非常に大きなリスクが隠されています。
そのリスクは子供を何人にするかというプランがない状態で、住宅ローンを利用しようとしていることです。
子供部屋の目安の広さとは一見関係のないことに思えますが、実は子供の数を決めていない状態は、どのくらいの予算が必要になるかという見通しが立っていないことと同じであり、その状態で7万円〜10万円の住宅ローンを支払い続けるのには無理があります。
経済的な観点からも子供のためを考えるのであれば、事前に子供の数を決め、子供部屋を最小限の広さに抑えることを最優先にすることをおすすめします。
まとめ
子供の将来を考え、正しい教育をしたいと考える施主が求めてしまいがちな4.5畳の子供部屋ですが、次のような理由から3帖の子供部屋のほうがメリットの多い広さと言えます。
- 空き部屋に住宅ローンを支払うことになるため
- 快適さはムダになる?子供の自制心を育てるため
- 小さい子供が広さに興味をもたないため
注文住宅の建築を検討している方の多くが、子供が快適に暮らせる空間づくりを目指しますが、本当に子供のためを考えるのであれば、子供部屋を必要最小限の広さに抑えることが非常に重要と言えるのです。
最近はインターネットやスマホが普及したことで、対面のコミュニケーションに悩みをもつ親御さんが増えており、実際に自分の意見を言えない・相手の気持ちを汲み取ることができない子供が育ちやすいとも言われています。
そんな時代のなかで、親はついついさまざまなものを与えてしまいがちですが、子供部屋はあえて3畳という限られたスペースに抑えることをおすすめします。
小学校に入学するくらいの年頃には親と顔を合わせる機会を増やし、中学生〜高校生くらいの年頃には多少の不満を与えるようにすることが重要です。
できるだけ建築費用を節約することも、経済的なアシストという意味でしっかりした子育てに繫げられる工夫と言えるでしょう。