注文住宅は自由度が高く、こだわりをたくさん詰め込んだマイホームを建てることができます。
しかし、打合せを進めたら契約後に金額がどんどん上がってしまったという声も。
良いものを取り入れれば金額が上がるのは理解できますが、契約後に金額がどんどん上がってしまっては困りますよね。
そこで今回は契約後の費用追加について解説し、金額がどんどん上がらないためのコツを紹介します。
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「注文住宅は契約後にどんどん高くなる」は本当なのか?
注文住宅は契約後に高くなるケースが多いです!
絶対上がるというわけではないですが、契約時よりも金額が増加している方がほとんどです。
大きな理由として次の2つが考えられます。
- 契約後の打合せでオプション工事を検討することが多いから
- 設計や調査によって追加工事が必要になるケースがあるから
契約後に詳細な打合せへと進むと、設計士やコーディネーターからさまざまな提案を受けます。
標準仕様よりもグレードの高い設備を採用したり造作で棚などを付けたりすると、追加で費用がかかってどんどん金額がアップするケースも少なくありません。
また、設計や敷地の調査を進めると、必要な工事が明らかになって追加費用が発生することも。
敷地内の残存物を取り除いたり、地盤を補強するための工事をしたりと内容は色々あります。
これらの理由により、契約後に金額が上がる方がほとんどです。
中には、金額がほとんど変わらなかったり下がったりするケースもありますが、追加費用がかかると思っていた方が安心でしょう。
契約後にどんどん高くなりがちな項目5選
契約後に追加で費用がかかることの多い項目を紹介します。
- オプション費用
- 外構費用
- 間取り変更費用
- 地盤改良工事費用
- 敷地の造成費用
どんどん高くなる①オプション費用
標準仕様以外の設備・内外装などを選ぶとオプション費用がかかります。
契約後に金額が増加したという方の中で、1番多い理由が「オプション工事の採用」です。
具体的には、次のようなオプションがあります。
- キッチン・お風呂など水回り設備のグレードアップ
- 床・扉・壁などの内装材のグレードアップ
- 外壁・屋根・玄関ドアなどの外装材のグレードアップ
- コンセントの増加
- スイッチ・照明などのグレードアップ
- 窓の性能アップや電動シャッターへの変更
- 造作の棚や家具などの採用
1つ数万円のオプションでも、複数箇所で採用すれば数十万円の追加費用になります。
ハウスメーカーによって標準仕様が異なりますので、細かな内容を理解してから契約しましょう。
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どんどん高くなる②外構費用
予算取りしていた外構費用では足りずに金額が上がることがあります。
外構工事も契約前と比べて大幅に金額が上がりやすいでしょう。
なぜなら、外構工事の詳細を契約前に打合せすることはほとんどないからです。
そのため、詳細な打合せをしたら予算内に収まらず、金額が上がってしまったというケースが多いです。
中には、百万円以上も金額が上がってしまったという方もいます。
契約前から外構の要望を伝え、見積もりを作成してもらうと安心です。
どんどん高くなる③間取り変更費用
契約後に間取りを変更することで金額が上がることもあります。
間取り変更によって面積が増えると、金額が大幅に上がります。
1坪当たり数十万円などの追加になることもあるため、注意が必要です。
また、建物の面積は同じでも、屋根のかけ方や窓の数を増やすことで金額増加になるケースも。
ハウスメーカーごとにルールが異なりますので、事前に確認してみてくださいね。
反対に、契約後に建物の面積が小さくなると、金額が下がることもあります。 他の項目で金額が大幅に上がりそうなら、間取りを再検討してもいいでしょう。
どんどん高くなる④地盤改良工事費用
敷地の地盤が弱いと改良工事を行う必要があります。
建物・土地を契約した後に、地盤の強さを確かめるために必ず「地盤調査」を行います。
地盤が弱いという結果が出たら、改良工事を行わなければなりません。
改良工事は100万円前後の費用が相場ですので、建築費用に大きく影響してきます。
地盤改良工事の費用はあらかじめ予算取りをしておくようにしましょう。
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どんどん高くなる⑤敷地の造成費用
敷地の造成が必要になるケースもあります。
造成とは、敷地の高さを上げるために土を入れたり、敷地の外周面に土留めを行ったりする工事です。
土地購入後に敷地の高さを計測し、隣家や道路よりも低いことがわかると盛土をします。
また、次のようなときにも造成工事を行うことがあります。
- 排水管の勾配が確保できないときに土を入れて建物の高さを上げる
- 盛り上がっている土が隣家に流れ出さないように事前に土留め工事を行う
- 土を掘ったら大きな石やがれきが出て来てため撤去する
ハウスメーカー側で事前に予算を確保しているケースもありますが、追加で費用を貰いたいと言われるケースも。
敷地によって不要なこともありますので、あらかじめかかりそうな造成費用を確認しておくと良いでしょう。
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ではどうすれば「どんどん高くなる」を防げるのか?
契約後に金額が上がることを防ぐためのコツを紹介します。
- 自分達のやりたいことを明確にする
- 間取り確定後に契約をする
- 契約前にできるだけ詳細まで打合せをする
- オプション費用の予算を決めておく
- 標準仕様のグレードが高いハウスメーカーを選ぶ
対策① 自分達のやりたいことを明確にする
家づくりをする上で、自分達のやりたいことを明確にすることが大切です。
契約前に要望をハウスメーカーに伝えることができれば、契約後の思わぬ金額増加を抑えることができます。
例えばキッチンで採用したい設備があるなら、あらかじめ予算の確保をすることで契約後に金額があがりません。
要望を取り入れたキッチンの見積もりを出してもらって、資金計画に入れ込めば安心です。
契約前から情報収集を行い、具体的にやりたいことを考えてみてくださいね。
対策② 間取り確定後に契約をする
間取りは確定してから契約することをおすすめします。
中には、確定前に契約を迫られる場合もありますが焦ってはいけません。
面積の増加を伴う間取り変更は、金額の大幅アップにつながります。
資金計画が大きく変わってしまい、希望したオプションが採用できないという事態にならないよう注意しましょう。
ちなみに、建物の外枠を変えなければ、費用が変わらないケースや少額の費用アップで済むことも。
契約後に大きな間取り変更がないように、契約前に密に打合せを行ってくださいね。
対策③ 契約前にできるだけ詳細まで打合せをする
契約前に詳細な打合せをしておくことで、契約後の費用アップを防ぐことができます。
資金計画に「概算」という項目が多いほど、契約後にどんどん高くなる可能性が高まります。
外構・照明などの項目も契約前に要望を伝えて見積もりを作ってもらい、具体的な金額を打合せしておくと安心です。
また、どのようなものが標準・オプションなのかを理解し、オプションになりそうなものを契約前から資金計画に入れ込みましょう。
対策④ オプション費用の予算を決めておく
やりたいことが多いと、たくさんのオプションを採用したくなりますよね。
あらかじめオプション費用にかける予算を決めておくと、金額がどんどん上がることを防ぐことができます。
ただし、予算オーバーだからと言って、簡単にオプションを諦めることはおすすめしません。
なぜなら、オプションの内容によっては、新築時に採用した方が長期的に見てお得になる可能性があるからです。
しっかりとコストパフォーマンスを考えて、採用すべきか決めましょう。
対策⑤ 標準仕様のグレードが高いハウスメーカーを選ぶ
契約後の金額増加を防ぎたいなら、標準仕様のグレードが高いハウスメーカーを選ぶ方法もおすすめです。
自分達のやりたいことや採用したい設備が元から標準仕様なら、追加で費用はかかりません。
標準仕様で自分達の要望が多く叶えられるようなハウスメーカーを探して契約しましょう。
契約後に見積もりがどんどん高くなる人・高くならない人
契約後に見積もりがどんどん高くなってしまう人はどのような特徴があるのでしょうか。
契約後に見積もりがどんどん高くなる人の特徴
- こだわりが強くて要望が多い
- 家づくりでやりたいことが明確になっていない
- 契約前の打合せ回数が少ない
- 自由度の高いハウスメーカーを選んでいる
- 予算に余裕がある
「予算に余裕もあるし、あれもこれもやりたい!」というタイプの方はどんどん金額が高くなりやすいです。
自由度の高いハウスメーカーほど提案の幅が広がるため、こだわってマイホームづくりはできますが、費用も上がりやすいため注意しましょう。
契約後に見積もりが高くならない人の特徴
- 資金計画がしっかり立てられている
- 契約前に標準仕様の内容を細かく確認できている
- プラン・性能・仕様に納得した上で契約している
- 設計士・コーディネーターがあまり提案してこないハウスメーカーを選んでいる
- 土地を持っていて事前に敷地の調査がしっかりと行えている
契約前に建物・土地・資金についてしっかりと打合せができている方は、契約後に金額が上がりにくいです。
また、選択肢の少ないハウスメーカーや提案をあまりしないタイプの担当者の場合は、採用するオプションが少なくなります。
まとめ
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注文住宅は打合せを進めていく中でさまざまな提案があるため、気付くとオプションをたくさん採用していて金額が上がってしまうケースも少なくありません。
また、契約前に詳しく打合せをしなかった外構などが、契約後に大幅な費用アップにつながることも。
- 自分達のやりたいことを明確にする
- 間取り確定後に契約をする
- 契約前にできるだけ詳細まで打合せをする
- オプション費用の予算を決めておく
- 標準仕様のグレードが高いハウスメーカーを選ぶ
ハウスメーカーの標準仕様とオプションの金額を契約前から意識して、契約後の金額増加を最小限に抑えた家づくりをしましょう。