注文住宅の検討中に先輩施主さんのインスタグラムやブログを見ている際に、よく見かける素敵なランドリールーム。
「こんなランドリールームが家にあったら洗濯物のストレスから一気に解放されて、逆に洗濯するのが楽しくなっちゃうかも?」と思うくらい魅力的に感じますよね。
雨の日でもそこで洗濯物が干せますし、リビングからは全く見えないので来客があっても洗濯物を見られる心配もなさそうですからね。
しかし、そう思って「わが家にもぜひランドリールームを!」と意気込んでランドリールームのある新築注文住宅を建てた結果、「やっぱりランドリールームはいらなかった」と建てた後に気付いて後悔する施主さんも続出しています。
そこで今回は、せっかくランドリールームを採用したにも関わらず、実際に住み始めると「ランドリールームはいらなかった」と感じる10の瞬間をお話ししていきたいと思います。
合わせて、ランドリールームのメリットや合う人・合わない人についてもお話ししていますので、ランドリールームを検討中の方はぜひ参考にされてください。
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ランドリールームってどんな部屋のこと?
まずは、ランドリールームがどんな部屋なのかを簡単に説明していきたいと思います。
ランドリールームとは、洗濯物に関わる家事「洗う・干す・取り込む・アイロン掛け・たたむ・収納」を一部屋で行える部屋のことを指します。
広さとしては2~4畳くらいの部屋になるので、居室として使わない部屋の中ではかなり大きな部屋になります。
特に忙しい共働き夫婦の場合は、毎日大量に発生する洗濯関係の家事をこなすのはかなり大変な作業になるので、それをまとめて効率良く行えるランドリールームはそのような方々の人気の間取りの一つになっています。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間
この章では、ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間をお伝えします。
下記のような瞬間に、「ランドリールームはいらなかったかも?」と思って後悔してしまう可能性があります。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間①リビングを広くした方が良かった
ランドリールームは2〜4畳という軽い一部屋くらいの大きさがあるので、家の中でも結構スペースを取ります。
なので、ランドリールームを作ろうと思ったら他のどこかを狭くしなければなりません。
その際に、ランドリールームの隣に来やすいリビングが狭くなってしまうことも良くあります。
でもリビングを狭くしてしまったら、家具やソファーの大きさにも制限ができてしまいますし、人が集まると圧迫感を感じてしまいます。
こうなると、やっぱりランドリールームをやめてリビングを広くしておけば良かったと思ってしまいます。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間②お風呂を広くした方が良かった
ランドリールームを作るともう一つ狭くなってしまいやすい場所がありまして、それがお風呂になります。
ランドリールームは脱衣所兼用で作られる場合も多いので、そうなると必然的に隣に配置されるお風呂を狭くしようという判断になるのですね。
でも、日本人にとってお風呂はいかなるものにも変え難い癒しの場所。
せっかく入るのであれば、広々としたお風呂でしっかりと疲れを取りたいものです。
そう思った時にランドリールームを設置した影響でお風呂が狭くなってしまっていたら、やっぱりランドリールームを作らずにお風呂を広くしておいた方が良かったと思って後悔してしまうのですね。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間③脱衣所兼用だと、家族がお風呂に入っている時に使いづらい
そして脱衣所兼用のランドリールームの場合は、家族がお風呂に入っている時に使いづらいという問題も起きます。
この間取りであれば脱いだ洗濯物の移動が無いので楽にはなるのですが、脱衣所と兼用している兼ね合いで、誰かがお風呂に入っていると非常にそこが使いづらくなってしまいます。
こうなると、自分がやりたいと思っていた時に洗濯やアイロンができなくなるので、ランドリールームは無くても良かったと思うのですね。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間④他の場所にお金を掛ければ良かった
ランドリールームの採用は、家の建築費用が上がってしまう原因にもなります。
単純にランドリールームを追加すると、ざっくり「広さ×坪単価」くらいの費用が掛かりますので、100万円以上の大幅な費用アップになってしまいます。
そして家づくりの際は予算が無限にある訳ではないため、ランドリールームにお金を掛ける選択をした場合、その代わりに何かを諦めなければなりません。
でも、実際に住み始めたみたらやっぱりランドリールームよりももっと他の場所にお金を掛ければ良かったと後悔してしまい、ランドリールームはいらなかったと思うのですね。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間⑤部屋に閉じこもるので、子供の面倒が見にくかった
ランドリールームは洗濯関係の家事がその部屋だけで完結してするのが魅力ですが、その部屋で完結するということは、洗濯関係の家事をしている間はずっとその部屋に閉じこもることになってしまいます。
そうなるとリビングにいる子供から目が離れてしまうので、特に子供が小さい場合は面倒を見るのが難しくなります。
なので子供の面倒を見ながら家事をしようと思ったら結局はリビングでやることになって、やっぱりランドリールームはいらなかったとなってしまうのですね。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間⑥アイロン掛けはテレビ見ながらやりたかった
アイロン掛けの作業って、単調で退屈な作業になりますよね。
なので、アイロン掛けの際にはテレビでも見ながらやろうかなと思うことも多いと思いますが、いかんせん、ランドリールームにはテレビがありません。
そうすると、テレビを見ながらやりたくなって結局テレビがある部屋でアイロン掛けを行うようになってしまい、ランドリールームはいらなかったと思ってしまいます。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間⑦洗濯乾燥機の活躍により干すという作業が無くなった
仕事と家事育児の両立で毎日忙しい人から大絶賛されている家電製品の一つに、洗濯乾燥機があります。
これは、大量の洗濯物を干すという作業から一気に解放されるので、洗濯に掛かる手間を大幅に減らすことができるからですね。
そして、こんな感じで洗濯乾燥機の便利さを心の底から感じている最中に思うのが、「あれ、洗濯乾燥機が洗濯物を乾かしてくれるのであれば、そもそも洗濯物を干すための広いランドリールームっていらなくない?」ということです。
このように洗濯乾燥機が大活躍すればするほどランドリールームの価値が薄れていってしまうので、やっぱりいらなかったと後悔してしまうのですね。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間⑧やっぱり外干しが好きだった
外干しした後のお日様の香りがするふわふわの洗濯物って、めちゃくちゃ気持ちが良いですよね。
そして一度その気持ち良さを知ってしまうと、やはり洗濯物は外干しが良いなと思ってしまいます。
そうなると、せっかくランドリールームという洗濯物が干せる広い空間があるのに外干しメインだとあまり使う機会が無くなって、ランドリールームはいらなかったと感じるのですね。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間⑨想像以上に洗濯物の乾きが悪い
ランドリールームは室内の閉ざされた一部屋で洗濯物を干すので、湿気が溜まりやすく想像以上に洗濯物の乾きが悪い場合があります。
そしていくら洗濯を効率良く行えても、乾きが悪くて干すところで渋滞してしまったら効率化の威力も半減するというものです。
こうなると、まだ浴室乾燥機のあるお風呂で乾かした方がマシだと思ってしまい、ランドリールームはいらなかったと感じてしまいます。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間⑩他の部屋でも普通に部屋干しできた
部屋干しするなら絶対にランドリールームが欲しいと思っていても、いざ家を建てたら別に普通の部屋でも全く問題無く部屋干しできたと気づく時もあります。
ホームセンターに行ったら部屋干し用の物干しグッズもたくさんありますし、乾燥しやすい冬は洗濯物を干しながらついでに加湿なんてこともできちゃいます。
このように、ランドリールームを作った後に、別に普通の部屋でも十分部屋干しが可能だったことに気づくと、後悔してやっぱりいらなかったと思います。
ランドリールームのメリットまとめ
先ほどの章ではランドリールームをいらなかったと思う瞬間のお話をしましたが、もちろんランドリールームは悪いところばかりではありません。
ランドリールームをうまく使えば、様々なメリットを手に入れることができます。
そこでこの章では、ランドリールームがあることによってどんなメリットが得られるのかを解説していきます。
ランドリールームのメリットまとめ①洗濯関係の家事を効率良く行えて時短になる
ランドリールームを作る一番のメリットは、やはりその目的通り、洗濯関係の家事を効率良く行えて時短になることです。
服は日々生活する上で欠かすことができないものですので、必ず毎日洗濯物は発生します。
そんな洗濯関係の家事を少しでも効率的にやりたいと思ったら、全ての作業を一括でできるランドリールームに勝るものはありません。
ランドリールームのメリットまとめ②天気や時間に関係なくいつでも洗濯できる
ランドリールームがあれば洗濯物をそこに干せるので、天気や時間に関係なくいつでも洗濯ができるのも嬉しいポイントの一つです。
例え仕事が夜勤だったりフレックスタイムだったりしていつも決まった時間に洗濯物ができなくても、ランドリールームがあればしたい時に洗濯物ができるので全く問題ありません。
また、夫婦共働きで日中誰も家にいないとしても、ランドリールームで洗濯物を干していれば雨や風の心配を全くしなくて済みます。
ランドリールームのメリットまとめ③来客があっても洗濯物を見られないので安心
ランドリールームは独立した部屋になっているので、来客があっても洗濯物を見られないのでその点も安心です。
この点は、ランドリールーム以外の場所での部屋干しだとなかなか得られないメリットになりますよね。
例え急な来客があってもランドリールームで洗濯物を干していれば、バタバタで洗濯物を移動させなければならないという事態にもならないので、ランドリールームがあって良かったなと思います。
ランドリールームを採用・検討するべきなのはどんな家庭?
これまで、ランドリールームがいらなかったと感じる瞬間と、ランドリールームのメリットの両方を見てきました。
それを踏まえて、ここではランドリールームを採用・検討するべきなのはどんな家庭なのか、その特徴をお伝えしていきます。
もしあなたの家庭が下記のような特徴に当てはまっていれば、ランドリールームのあるおうちがピッタリです。
- 共働きで忙しく、少しでも洗濯の手間を減らしたい家庭
- 大家族など、毎日大量の洗濯物が発生する家庭
- 小さな子供がいて、頻繁に洗濯物が発生する家庭
- 部活やアウトドアで、汚れが多い洗濯物が多く発生する家庭
- 花粉症やアレルギーの関係で外干ししたくない家庭
- 人目が気になって洗濯物を外干しするのに抵抗がある家庭
このように、共働きで夫婦二人とも忙しかったり、子供がいて毎日大量の洗濯物が発生する場合は、ランドリールームがあるとやはり便利です。
また、何らかの理由があって外干しができない・したくない場合も、ランドリールームがあると手軽に完全部屋干しができるようになるので、このような家庭にも有力な選択肢になります。
ランドリールームが合わないのはどんな家庭?
ここでは、先ほどとは逆でランドリールームが合わない家庭の特徴をお伝えします。
もしあなたの家庭が下記のような特徴に当てはまっていたら、ランドリールームの採用はやめた方が良いかもしれません。
- 洗濯物の量が少ない家庭
- ミニマリスト的な生活スタイルが好きな家庭
- 家のスペースに限りがある家庭
- 洗濯物はやっぱり外干しに限ると思っている家庭
- テレビを見ながらリビングで家事をするのが好きな家庭
このように、洗濯物の量があまりなくて、洗濯関係の家事がそこまで負担と感じていないのであれば、ランドリールームの必要性はあまりないでしょう。
また、外干しが好きだったりリビングで家事をしたかったりと、せっかく作ったランドリールームが活かせないような特徴を持っている家庭も、ランドリールームとの相性がよくないです。
ランドリールームを採用するなら意識したい・考えたい3つのポイント
ここまでこの記事を読んでみて、やっぱりランドリールームを採用したいと思われましたでしょうか?
もしそのように思われましたら、採用検討の際に下記の3点もしっかりと意識するようにしてください。
このポイントに気をつければ、より使いやすいランドリールームにできますよ。
ランドリールームを採用するなら意識したい・考えたい3つのポイント①効率化につながる配置を考える
ランドリールームは洗濯関係の家事を少しでもやりやすくするために作る部屋なので、家事の効率化や時短につながらなければ意味がありません。
例えランドリールームを作って洗濯関係の家事は一括で行えるようになったとしても、家事動線が悪い場所にあったりすると、返って手間が増えてしまう場合もあります。
そのため、ランドリールームをどこに作るかもしっかりと考えて、きちんと効率化につながるような位置にランドリールームを配置することが大切になります。
ランドリールームを採用するなら意識したい・考えたい3つのポイント②適切な広さを確保する
ランドリールームを作る際は、適切な広さを確保することも大事です。
ランドリールームが狭いと、洗濯物を干した時にそれだけで部屋がいっぱいになってしまって、作業性が悪くなったり歩くにくくなったりします。
また、狭いランドリールームに詰めて洗濯物を干すことになると、洗濯物同士がくっついてしまい乾きも悪くなってしまいます。
そのため、ランドリールームを作るのであれば、適切な広さを確保して使い勝手の良いランドリールームになることを意識する必要があります。
ランドリールームを採用するなら意識したい・考えたい3つのポイント③十分な湿気対策を行う
ランドリールームは、室内の一部屋に洗濯物を干す形になるので、非常に湿気が溜まりやすい場所になります。
そしてもしランドリールームが湿気だらけになってしまうと、洗濯物の乾きも悪くなるほか、ダニやカビの発生につながり衛生面でも良くありません。
そのため、換気扇や除湿機などを設置して十分な湿気対策を行うことが大事です。
まとめ
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本記事のまとめです。
ランドリールームとは?
洗濯物に関わる家事を一括で行える、2〜4畳くらいの大きさの部屋のこと。
ランドリールームはいらなかったと感じる10の瞬間
- ①リビングを広くした方が良かった
- ②お風呂を広くした方が良かった
- ③脱衣所兼用だと、家族がお風呂に入っている時に使いづらい
- ④他の場所にお金を掛ければ良かった
- ⑤部屋に閉じこもるので、子供の面倒が見にくかった
- ⑥アイロン掛けはテレビ見ながらやりたかった
- ⑦洗濯乾燥機の活躍により干すという作業が無くなった
- ⑧やっぱり外干しが好きだった
- ⑨想像以上に洗濯物の乾きが悪い
- ⑩他の部屋でも普通に部屋干しできた
ランドリールームのメリットまとめ
- 洗濯関係の家事を効率良く行えて時短になる
- 天気や時間に関係なくいつでも洗濯できる
- 来客があっても洗濯物を見られないので安心
ランドリールームを採用すべき家庭の特徴
夫婦共に忙しい中で、毎日大量の洗濯物が発生する家庭。また、洗濯物の外干しをしたくない家庭。
ランドリールームが合わない家庭の特徴
洗濯関係の家事があまり負担になっていない家庭。また、せっかく作ったランドリールームを活かせない特徴を持っている家庭。
ランドリールームを採用するなら意識したい3つのポイント
- 効率化につながる配置を考える
- 適切な広さを確保する
- 十分な湿気対策を行う
ランドリールームは家にあったら非常に魅力的に見えますが、設置しようと思ったら広いスペースと大きな資金が必要になるので、いらなかったと感じた時の後悔のダメージは計り知れません。
そのため、ランドリールームが欲しいと思った際も、本当に必要かどうかしっかりと考えて、後悔のない決断ができるよう慎重に検討を進めていってください。