低金利が魅力的なネット銀行は、住宅ローンを借入する際に検討する方も多いですよね。
しかし、本当に金利の低さだけでネット銀行を選んでも大丈夫なのでしょうか。
実際に、ネット銀行の住宅ローンを選んで後悔したという方も少なくありません。
そこで今回は、ネット銀行にして失敗した方の典型的なパターンを紹介します。
ネット銀行の住宅ローンが合う人・合わない人の特徴も解説しますので、ご自身に当てはめて考えてみてくださいね。
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ネット銀行の住宅ローンは他の住宅ローンと何が違う?
ネット銀行とは、基本的に店舗を持たずにインターネット上での手続きをメイン業務としている銀行のことを指します。
一般的なメガバンクや地方銀行と比べて、次のような違いが特徴的です。
- webで申込みから契約まで完結できる
- 全国どの地域でも対応できる
ネット銀行は対面での手続きは不要で、web上で申込みから契約まで完結することができます。
一般的な銀行は対面で手続きする必要があるため、ネット銀行の方が利便性が高いと言えるでしょう。
また、地方銀行などは利用できるエリアが限られているケースもありますが、ネット銀行は全国どこからでも申込みが可能です。
ただし、地方銀行などであるようなエリア限定の特別金利などの優遇はありません。
ネット銀行の住宅ローンを選んで失敗する人の典型パターン4選
ネット銀行の住宅ローンを選んで失敗する方の、よくある事例を紹介します。
- 金利の安さばかりに目が行きがち
- 団体信用生命保険の内容をチェックしていない
- 手続きが複雑で間違えた情報を入力してしまう
- 審査が厳しくて希望する額が借入できない
パターン① 金利の低さばかりに目が行きがち
ネット銀行の失敗で多いのが、金利の安さだけに着目して住宅ローンを組んでしまうパターンです。
都市銀行や地方銀行の住宅ローンと比べると、ネット銀行は金利を低く設定していることが多く、それを全面にアピールしています。
もちろん金利が低いほど月々の支払いが安くなるため、低金利に越したことはありません。
しかし、金利の低さだけを理由にネット銀行に決めたら、次のような後悔をしたという方もいます。
- 手続きをすべて自分でやる必要があって苦労した
- 諸費用が高く、結局ローンの総支払額はあまり変わらなかった
- 金利が安くても審査が厳しくて借入額を増やせなかった
住宅ローンの内容を総合的にチェックした上で、借り入れる金融機関を決めることが大切です。
パターン② 団体信用生命保険の内容をチェックしていない
住宅ローンを組む上で重要である、団体信用生命保険の内容をチェックせずに契約し、失敗したというケースもあります。
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済が病気や死亡によって難しくなった場合に保障してくれる生命保険です。
地方銀行などは、金利がネット銀行ほど低くない代わりに、団信の内容を充実させているケースも少なくありません。 ガンと診断されただけでローン残高が0円になるなどの手厚い保障が、金利上乗せなしでついてくる金融機関もあります。
対して、ネット銀行も団体信用生命保険はありますが、一般的な銀行と比べて内容が薄いことも多いです。
保障内容を手厚くすることもできますが、保険料が金利に上乗せされるため、ネット銀行のメリットがなくなったと感じる方も。
中には、ネット銀行を組む代わりに、ご自身がすでに加入している生命保険の内容を見直すケースも。
結果的に、保険料の支払いが上がって出費が増えたという事例もあるため注意しましょう。
パターン③ 手続きが複雑で間違えた情報を入力してしまう
ネット銀行は、基本的にインターネット上でご自身で手続きをする必要があります。
住宅ローンは専門用語も多く、資金計画や担保情報、既存借入の内容の入力などに苦労してしまう方も少なくありません。
良く分からないまま適当に入力してしまい、内容の不備により審査時間がかかってしまったり、審査に落ちてしまうケースも。
一般的な銀行なら対面での手続きなので、分からないことはその場で確認できたのにと、後悔した方もいます。
パターン④ 審査が厳しくて希望する額が借入できない
ネット銀行で借入しようと決めて審査を申込んだが、希望する借入額を承認してもらえなかったという事例も多いです。
一般的な銀行と比べて、ネット銀行は審査が厳しい傾向にあります。
地方銀行などで融資可能だった額でも、ネット銀行では不承認になるケースも。
複数のネット銀行で審査をしてもらったが、希望する額を借入できなかったというパターンもあります。
結果的に一般的な銀行で借入することになり、手続きなどが二度手間で時間が無駄になったと後悔する方もいるようです。
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ネット銀行の大きなメリットは?
ネット銀行の大きなメリットは次の3つです。
- 一般的な金融機関と比べて金利が低い
- 時間を選ばずに手続きを進められる
- 印紙代を節約できる
メリット① 一般的な金融機関と比べて金利が低い
ネット銀行の住宅ローンは金利が低い点が最大のメリットでしょう。
2024年4月に住宅金融支援機構が行った「調査住宅ローン利用者調査」では、利用した住宅ローンの借入金利の平均値は1.1%という結果が出ています。
住宅ローン利用者の実態調査:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫) (jhf.go.jp)
対して、ネット銀行では変動金利が0.3~0.5%台の住宅ローンを扱っているのを多く見かけます。
変動金利を選ぶ方にとって、金利の低さは大きな魅力ですよね。
金利が低い住宅ローンを選ぶことで、月々の返済を抑えることが可能です。
メリット② 時間を選ばずに手続きを進められる
ネット銀行はインターネット上での手続きのため、24時間対応しています。
そのため、早朝や深夜など時間を選ばずに手続きを進められる点もメリットです。
もちろん、中には休日や夜間も対応している金融機関もあります。
ネット銀行なら、店舗へ行く移動時間も不要なため、仕事の休憩中などのちょっとした時間に手続きすることも可能です。
店舗で手続きが必要な銀行を選んだ場合、休日に住宅ローンの申込みをしていると、その週はマイホームの打合せができないというケースも。
ネット銀行のように自宅で手続きできれば、休日の昼間は家づくりに専念できる点も魅力の1つでしょう。
メリット③ 印紙代を節約できる
ネット銀行はwebでの手続きのため、金銭消費貸借契約書に貼付しなければならない印紙が不要です。
1,000万円超5,000万円以下の金銭消費貸借契約書には、2万円の印紙を貼付する必要があるため、印紙代を削減できるのは大きいですよね。
ただし、中には電子契約事務取扱手数料が必要なネット銀行もあります。
事前に確認して、住宅ローンを組むために必要な諸費用を事前に把握しておきましょう。
ネット銀行の住宅ローンが合う人
ネット銀行で住宅ローンを借入するのが向いている人の特徴を解説します。
- 初期費用よりも月々の支払いを抑えたい
- 自分のペースで手続きを進めたい
- ハウスメーカーが手厚くサポートしてくれる
- 無理のない返済計画が立てられている
とにかく金利の低さを優先させて月々の支払いを抑えたいならネット銀行をおすすめします。
団信の内容はあまり気にせず、諸費用が高くても自己資金で支払える方なら、ネット銀行を選ぶメリットは大きいでしょう。
また、平日や日中に時間を取ることが難しく、自分のペースで気軽に審査を進めたい方にもネット銀行は向いています。
わからないことはいつでもハウスメーカーの担当者に相談できるなら、住宅ローンに詳しくなくても問題ありません。
ネット銀行は審査に厳しいですが、返済負担率を抑えた無理のない借入をする予定なら、問題なく承認されるケースが多いです。
借入に不安がない方なら、ネット銀行の審査結果に振り回されるという可能性は低いでしょう。
ネット銀行の住宅ローンが合わない人
ネット銀行はやめておいた方がいい方の特徴も紹介します。
- 住宅ローンに関する知識があいまい
- ローン審査に不安がある
- 返済負担率が高いローンを組みたい
住宅ローンに関する知識があいまいで、自分だけで手続きをしなければならない場合、ネット銀行はハードルが高いと感じるかもしれません。
対面での手続きなら不明点がその場で解決できますが、ネット銀行では問い合わせページなどでの質問になるため、時間がかかるケースも。
また、既存借入がある場合や過去にローンを滞納していたなど、審査に不安がある場合もネット銀行はおすすめしません。
一般的な銀行でも審査が厳しくなる案件は、ネット銀行では非承認になる可能性が極めて高いです。
年収に対して住宅ローンの返済負担が大きい額を借入しようとしている方も、審査が厳しいネット銀行は難しい可能性があります。
ネット銀行で申込みをしてみても良いですが、一般的な金融機関も同時並行で審査を進めておくと安心でしょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
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ネット銀行の住宅ローンを選ぶなら注意したいポイント
ネット銀行で住宅ローンを組むなら注意すべき点は次の3つです。
- 不明点の相談方法・相談先を確保しておく
- 事前に費用のトータルシミュレーションが大切
- つなぎ融資を取り扱っていない場合の対応を考えておく
気をつけるべきポイントを解説します。
注意点① 不明点の相談方法・相談先を確保しておく
ネット銀行で住宅ローンを組むなら、分からないことを解決するための方法や相談先を確保しておきましょう。
すぐに相談できる相手がいないと、手続きに時間がかかったり本来通るはずの審査が非承認になる可能性もあります。
信頼できるハウスメーカーにネット銀行を利用したい旨を伝え、手続きのときに一緒に確認してもらうなど、対策をとっておくと安心です。
中には、対面での相談・手続きを受け付けているネット銀行もあるため、不安な方は探してみてくださいね。
注意点② 事前に費用のトータルシミュレーションが大切
ネット銀行を利用するなら、金利の低さだけでなく諸費用も含めた総支払額のシミュレーションが大切です。
事務手数料や保証料などの諸費用も含め、一般的な金融機関との比較を行いましょう。
借入時の費用面だけでなく、団信の内容や借入後の繰上返済手数料なども確認しておくと安心です。
各金融機関のホームページなどに住宅ローンの概要が載っていますので、申込前に必ずチェックしてみてくださいね。
注意点③ つなぎ融資を取り扱っていない場合の対応を考えておく
ネット銀行は、つなぎ融資を取り扱っていないケースが多いです。
つなぎ融資とは、住宅が引渡される前に支払わなければならない費用を一時的に収支してくれ、住宅ローンが実行したときに返済する一時的な融資方法です。
注文住宅では、着工や上棟時に建築費用の何割かを支払うことが一般的ですが、自己資金で支払える方は多くありません。
また、土地を購入する方は住宅ローンの実行より前に、まとまった金額が必要です。
そこで多くの方はつなぎ融資で一時的なローンを組み、支払う形を取っています。
ネット銀行でつなぎ融資を扱っていない場合、資金が必要なタイミングで住宅ローンを実行してもらい、支払う方法もあります。
しかし、返済も同時スタートしてしまうため、アパートの家賃との二重での支払いが苦しくなるケースも多いです。
つなぎ融資に関する対策は2つありますので、事前に検討しておきましょう。
- つなぎ融資がある、または紹介してくれるネット銀行を探す
- 元金据置や分割融資を対応してくれるか確認しておく
ネット銀行でもつなぎ融資に対応している金融機関はありますので、探しておきましょう。
また、つなぎ融資は取り扱っていなくても、元金据置や分割融資で対応してくれる金融機関もあります。
- 元金据置:一定期間、元金を据え置いてもらって利息だけを支払う
- 分割融資:土地購入時・中間金支払い時など、費用が必要なタイミングに合わせて分割で融資してもらう
実際にローンを契約してから、つなぎ融資に対応できないことがわかると焦ってしまいますよね。
事前に対策方法を知り、ローン手続きや支払いをスムーズに進められるように準備しておくことをおすすめします。
まとめ
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ネット銀行は金利の低さが魅力的ですが、次のようなパターンで失敗・後悔する方もいます。
- 金利の安さばかりに目が行きがち
- 団体信用生命保険の内容をチェックしていない
- 手続きが複雑で間違えた情報を入力してしまう
- 審査が厳しくて希望する額が借入できない
注意点を理解して事前に対策したり、ネット銀行以外も検討したりするなど、様々な準備をすることをおすすめします。
金利・団信・諸費用・審査内容など幅広い項目を比較しながら、自分に合った住宅ローンを見つけてみてくださいね。