注文住宅を建てるとき、できるだけ天井は高くしたいと思い、天井高2700にすることを検討するケースは多いのではないでしょうか?
しかし、実際のところ、必ずしも天井は高ければ高いほどいいというわけではなく、天井高2700にすることで後悔するポイントが意外とたくさんあるということも知っておいたほうがよいかもしれません。
そこで今回は、天井高2700にして後悔したと感じた瞬間について、実体験をもとに解説していきたいと思います。
これから注文住宅を建てようとしている人や、とにかく天井は高いほうがいいと思っている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
一般的な天井高は2400mm
天井高2700といっても、それが高いのか低いのか、いまいちピンと来ないという人も多いかもしれません。
そのため、まずは一般的な基準を把握しておきましょう。
一般的に、多くのハウスメーカーや工務店において標準仕様とされている天井高は、2400mmとなっています。
そのため、天井高2700となれば、一般的な仕様に比べて30cmも高くなるということです。
天井高2700にして後悔したと感じた7つの瞬間
我が家は天井の1部を2700mmに
天井を高くすることには、普通ならプラスのイメージを持たれがちかもしれませんが、実際には後悔を感じてしまう瞬間も多々あります。
ここでは、天井高2700にして後悔したと感じた瞬間を7つ挙げて、詳しく解説していきます。
天井高2700にして後悔したと感じた7つの瞬間
- 高所のメンテナンスが大変
- エアコンが効きにくい
- カーテンを特注しなければならない
- 高さが合う建具がほとんどない
- 音が響きすぎる
- アンバランスな空間になり落ち着かない
- 建築コストが高くなる
天井高2700後悔①高所のメンテナンスが大変
天井高2700にしたことで、高所のメンテナンスが通常よりも遥かに大変になってしまいました。
例えば、照明器具の掃除や交換は、脚立を使用しなければ行うことができません。
普通の天井高なら、せいぜい椅子を1つ用意すれば届くケースがほとんどでしょう。
しかし、天井高2700の場合は椅子にのぼっても天井に手が届かないため、天井付近のちょっとしたメンテナンスをするのにも大掛かりな作業となってしまいます。
天井高2700後悔②エアコンが効きにくい
天井を普通よりも高くしたことで、エアコンが効きにくくなってしまったという点も、後悔を感じたポイントです。
当然ではありますが、天井が高くなればその分室内の空間も広くなるため、部屋全体にエアコンを効かせるのにはそれだけのパワーが必要となります。
そのため、エアコンが効き始めるのに時間がかかったり、電気代が高くなってしまったりするという影響が出てしまいました。
真夏や真冬では特に、一刻も早くエアコンを効かせたいというシーンが多いので、後悔を感じやすいかもしれません。
天井高2700後悔③カーテンを特注しなければならない
一般的な天井高は2400なので、既製品として売られているカーテンもその高さに合わせられているものがほとんどです。
そのため、天井高2700にすると、カーテンを特注しなければならなくなる可能性が高いので、注意したほうがよいでしょう。
既製品で好みのデザインのカーテンを見つけても、サイズが合わずに諦めなければならないケースも少なくありません。
また、オーダーカーテンを用意するとなれば、当然ながら費用も高くかかってしまうので、後悔する人は多いはずです。
天井高2700後悔④高さが合う建具がほとんどない
天井高2700にすると、それに伴いドアや窓などの建具のサイズも変える必要が出てきます。
しかし、一般的に揃えられている建具は、天井高2400にマッチするように作られているため、2700の天井高に合う建具がほとんどないということに気づき後悔するというパターンも少なくありません。
実際、天井高2700でありながら通常サイズの建具を選ぶこともできますが、そうするとバランスが悪くなり、せっかく高くした天井を活かせない結果となってしまいます。
建具選びに難航したり、お気に入りの建具が選べなくなってしまったりする後悔が発生する恐れがあることを、理解しておいたほうがよさそうです。
天井高2700後悔⑤音が響きすぎる
天井高2700の空間では、思った以上に音が響きます。
そのため、通常通りに過ごしていても、ちょっとした生活音が響いたり、家族との会話の声が響いたりしてしまい、快適さがダウンしてしまうかもしれません。
また、1人で過ごしているときに音が必要以上に響いてしまうと、寂しさや虚しさをより強く感じてしまうということもよくあります。
天井高2700後悔⑥アンバランスな空間になり落ち着かない
とにかく天井を高くするということだけを求めて天井高2700にしてしまうと、全体的にアンバランスな空間となる恐れがあります。
室内の面積が、天井高2700にしても違和感がない程度の広さであれば問題ありませんが、通常の広さもしくはやや狭い空間にもかかわらず天井高2700を採用してしまうと、アンバランスで落ち着かない空間となってしまいます。
天井高を考える際は、室内の広さを考慮して決めるのが、落ち着いた空間作りのポイントともいえるでしょう。
天井高2700後悔⑦建築コストが高くなる
天井高2700にすると、どうしても通常よりも建築コストが高くなってしまいます。
そのため、高いコストをかけてでも天井高2700にする必要があったのかと、後になって後悔を感じてしまうケースは少なくありません。
漠然と高い天井に憧れて決めたものの、これだったらほかのことにお金をかけたほうが快適な家にできたかもしれないと後悔する可能性があるということを、頭に入れておいたほうがよいでしょう。
それでも我が家は天井高2700にして良かったです
天井高2700にすると意外な後悔ポイントが多々あるということを解説してきましたが、もちろん天井高2700にしたことでメリットを感じているところもあります。
ここでは、我が家が実際に天井高2700を採用してよかったと感じたポイントについて、お伝えしていきます。
天井高2700にして良かったこと
- 開放感が得られる
- 採光が取りやすい
- 風通しをよくできる
天井高2700で良かった①開放感が得られる
やはり1番は、天井高2700にしたことで、2400では感じられなかった開放感を得られたというポイントはかなり大きいです。
30cm天井が高くなるだけで、室内での景色は全然違いますし、家にいて圧迫感を感じることはまずありません。
子育てで家にいる時間が長くなってしまっても、開放感のある空間だとストレスも溜まりにくくなるような気がします。
今後子供が大きくなってからのことを考えても、家の中で開放感が得られるというのは、大きなメリットになっていくはずです。
天井高2700で良かった②採光が取りやすい
天井高2700にしたことで、採光が取りやすくなったのも、よかったポイントです。
天井を高くすると、その分窓を大きく設けることができたり、普通よりも高めの位置に窓を設けることができたりするので、外の光を取り入れやすくなります。
そのため、周辺の環境などによって採光が取りにくい立地だとしても、天井高2700にすることで明るさを確保できるようになるケースも多いでしょう。
天井高2700で良かった③風通しをよくできる
天井を高くしたことで、風通しがよくなったというメリットもあります。
天井が高い分、高めの位置に窓を設けることができたので、外からの視線を気にせずに窓を開けての換気ができるようになったというのが大きいポイントです。
湿気が溜まりやすい季節や、料理でニオイが充満してしまうときなどは特に、天井高2700にしてよかったと感じます。
天井高2700が合う人・合わない人
天井高2700は、メリットとデメリットの両方があるため、人によって合う合わないが分かれるかと思います。
ここでは、天井高2700が合う人と合わない人の特徴をそれぞれまとめてみたので、自分がどっちに当てはまりそうか確認してみてください。
天井高2700が合う人
- 室内の開放感を特に重視したい人
- 採光が取りにくい立地に家を建てる人
- 頻繁に換気をしたい人
- 背が高く圧迫感が気になる人
天井高2700が合わない人
- 高所のメンテナンスをなるべく楽に済ませたい人
- 光熱費をなるべく抑えたい人
- 建築費用をなるべく抑えたい人
- 既存のカーテンを選びたい人
- たくさんの種類から建具を選びたい人
天井高を上げるのが得意なハウスメーカー5社をピックアップ
天井高を高くしたい人にオススメのハウスメーカーは、以下の通りです。
- 三井ホーム
- トヨタホーム
- ミサワホーム
- ダイワハウス
- 住友林業
これら5つのハウスメーカーは、天井の高い家づくりを得意としているので、天井高にこだわりたい人は検討してみるとよいでしょう。
▼まだハウスメーカー・工務店が決まらないあなたにおすすめの記事まとめ
-
ハウスメーカー・工務店探し中のあなたに読んでほしい記事まとめ
続きを見る
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
まとめ
天井高2700は、一見メリットが多そうに見られがちですが、実は後悔に繋がるポイントが多いということも知っておいたほうがよいでしょう。
今回は、実際に天井高2700を採用したことで後悔した瞬間について、お伝えしてきました。
また、反対によかったと感じたポイントについても解説してきたので、両方の面を理解したうえで、今後の家づくりの参考にしていただければ幸いです。
自分にとって最もよい選択がどちらになりそうか、じっくりと考えてみてくださいね。