注文住宅の間取り決めにおいて、二階リビングを検討するケースは多いのではないでしょうか?
一般的には、リビングは一階に設けるケースのほうが多くなっていますが、「リビングを広くとりたい」「日当たりをよくしたい」などの理由でリビングを二階にする家も実際に多くあります。
しかし、中には「二階リビングは最悪だ」という声を耳にすることも多く、二階リビングを検討中の人を悩ませていることでしょう。
そこで今回は、なぜ「二階リビングは最悪だ」と言われてしまうのか、その理由を徹底解説していきたいと思います。
リビングの位置をどうするかで迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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「二階リビングは最悪だ」と言われてしまう10の理由
「二階リビングは最悪だ」と言われてしまうのには、さまざまな理由があります。
ここでは、二階リビングのデメリットとされるポイントを10個挙げて、その理由を徹底的に明らかにしていきたいと思います。
- 家族と顔を合わせる機会が減る
- 一階の水回りを使う度に階段を使わなければならない
- 買い物から帰ってきたときに荷物を運ぶのが大変
- リビングから玄関までが遠いため防犯面に不安が生じる
- 大型家具の搬入が困難になる
- 幼い子供を抱えて階段を上るのが辛い
- 子供の階段からの転落に常に注意しなければならない
- 夏場はリビングが暑くなりすぎる
- 庭を活用しにくい
- 寝室に外からの騒音が響きやすい
二階リビングは最悪?①家族と顔を合わせる機会が減る
リビングを二階にすると、必然的にそのほかの個室が一階にくることになります。
そのため、玄関から家族が帰宅したとき、リビングに顔を出すことなく直接それぞれの部屋に入ることが可能となり、家族が顔を合わせる機会が減ってしまうことになりかねません。
特に、思春期の子供がいる家庭では、親子間でのコミュニケーションが不足してしまうケースもあるので、注意が必要です。
二階リビングは最悪?②一階の水回りを使う度に階段を使わなければならない
二階リビングの家では、お風呂や洗面所などの水回りを一階に設けるケースも少なくありません。
そうなると、水回りを使う度に階段を上り下りしなければならず、体力的にも精神的にも負担を感じるようになってしまいます。
お風呂に入るときや洗濯機を使うときなど、毎日何度もリビングと水回りとの往復で階段を使用することになるのは、思った以上に辛い可能性があるので注意しましょう。
二階リビングは最悪?③買い物から帰ってきたときに荷物を運ぶのが大変
二階リビングの場合、買い物から重たい荷物を持って帰ってきたとき、リビングまで運ぶのが大変になってしまいます。
特に、スーパーなどでお米やペットボトルなどを買って帰ってきた際のことを考えると、すべてを二階リビングまで運ぶのは楽ではありません。
一度にすべてを持って運ぶにしても、複数回に分けて階段を往復しながら運ぶにしても、いずれにせよ大きなストレスがかかるのは間違いないでしょう。
二階リビングは最悪?④リビングから玄関までが遠いため防犯面に不安が生じる
二階リビングにすると、リビングと玄関との距離が遠くなり、防犯面に不安が生じてしまうという点を気にする人も多いでしょう。
実際、二階リビングで過ごしているときにほかの家族が帰宅しても、玄関ドアが開く音がほとんど聞こえないといったケースは珍しくありません。
そのため、玄関が開けられて不審者が侵入しても気づかないかもしれないという不安を抱いてしまう可能性があるので、何らかの対策が必要となります。
二階リビングは最悪?⑤大型家具の搬入が困難になる
二階リビングの家では、大型家具の搬入が困難になりがちです。
例えば、冷蔵庫やソファ、ダイニングテーブルなど、リビングに設置する大型家具は複数ありますよね。
これらをすべて二階まで搬入するとなると、階段を通過できない可能性が出てきます。
吊り上げて窓から搬入することになればその分費用も高くかかってしまうので、デメリットを強く感じる人は多いでしょう。
二階リビングは最悪?⑥幼い子供を抱えて階段を上るのが辛い
幼い子供がいる場合、リビングに行く度に抱っこしながら階段を上るのは、かなり辛く感じる可能性があります。
外出から帰宅したとき、まずリビングに行くケースが多いはずなので、幼い子供と帰宅する度に抱っこして階段を上らなければならなくなると、ため息が出るようなストレスを感じてしまうでしょう。
子供が自分で安全に階段を上れるようになるまでは、階段の往復が少なく済む一階リビングのほうが、負担も軽く快適かもしれません。
二階リビングは最悪?⑦子供の階段からの転落に常に注意しなければならない
二階リビングで一日の大半を過ごすことになると、子供が階段から転落しないように常に注意しておかなければならなくなります。
特に、階段からリビングまでに仕切りがないような間取りの場合は、転落するリスクがさらに高まるため、より一層注意を払わなければなりません。
常に目を離すことができず、一日中子供が階段に行かないように見張っておかなければならないのは、大きなストレスに繋がる可能性があり、後悔に繋がりやすいでしょう。
二階リビングは最悪?⑧夏場はリビングが暑くなりすぎる
二階リビングは、日当たりがよくなる反面、夏場は暑くなりすぎるという点も、懸念点として挙げられます。
リビングは家の中でも最も長く過ごす場所になるはずなので、夏場のリビングが暑すぎると、過ごしにくさを強く感じてしまうことになるでしょう。
暑くなりすぎるがゆえにエアコンの力に頼りすぎれば電気代が高くなってしまうので、対策が立てにくいというのも難しいポイントといえそうです。
二階リビングは最悪?⑨庭を活用しにくい
二階リビングにすると、庭を設けたとしても活用しにくくなってしまうでしょう。
庭がある家の場合、通常なら一階のリビングから直接庭へ出られるようにすることが多く、ガーデニングやバーベキューなどを楽しみやすくなります。
しかし、リビングが二階にあると、リビングから直接庭へ出ることはできないので、活用するのが難しくなってしまいます。
二階リビングの家では、せっかく庭を作ったのにほとんど使わずに放置することになってしまったという失敗例も少なくありません。
二階リビングは最悪?⑩寝室に外からの騒音が響きやすい
二階リビングにするということは、寝室が一階になるということになります。
そのため、寝室で寝る際に外からの騒音が響きやすくなってしまうという点にも、注意が必要です。
特に、交通量の多い道路が目の前にある場合や、人通りの多い地域に家を建てる場合などは、外からの騒音がより響きやすくなるでしょう。
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二階リビングのメリットまとめ
「二階リビングは最悪だ」と言われることもありますが、実際にはメリットもあります。
ここでは、二階リビングのメリットについても、把握していきましょう。
- リビングの日当たりを確保しやすい
- リビングを最大限に広くできる
- 外からの視線が気にならない
- 耐震性が上がる
二階リビングのメリット①リビングの日当たりを確保しやすい
二階リビングにすることで、リビングの日当たりを確保しやすくなります。
日中過ごす時間が長くなるリビングは、なるべく明るい空間にしたいと考えている人も多いはずなので、二階リビングにすることで十分な日当たりを確保できるのは大きなメリットといえるでしょう。
特に、隣の家との距離が近い場合のように、日当たりの確保が難しい立地に家を建てる場合は、二階リビングのメリットをより強く感じられるはずです。
二階リビングのメリット②リビングを最大限に広くできる
二階部分をすべてリビングにすることで、リビングを最大限に広くできるというメリットもあります。
一階リビングの場合は、玄関や水回りなど、ほかの設備にスペースを取られてしまい、リビングの広さが制限されてしまうケースが多いでしょう。
しかし、二階リビングにしてリビング以外をすべて一階に配置すれば、可能な限りリビングを広くできます。
二階リビングのメリット③外からの視線が気にならない
二階リビングにすれば、外からの視線が気にならなくなるので、より快適に過ごすことができます。
一階リビングだと、窓の外を通行人が行き来するケースは少なくなく、リビングでゆっくりとくつろげないといった声も多くあります。
その点、二階リビングなら窓の外を人が通ることはないため、外からの視線を気にせずにリラックスして過ごせるようになるでしょう。
二階リビングのメリット④耐震性が上がる
二階リビングにすることで、一階リビングの家に比べて耐震性が上がるという点も、メリットとして挙げられます。
なぜなら、二階リビングにすると一階部分の部屋数が多くなり、一階部分の壁や柱の数が多くなるからです。
一階部分がより安定するような構造になるため、耐震性が上がり、より安心して暮らせる家にすることができます。
二階リビングが合う人・合わない人
二階リビングには、デメリットとメリットの両方があるため、人によって合う・合わないがあります。
そのため、自分は合うタイプなのか合わないタイプなのかをよく検討することがとても大切です。
二階リビングが合うのは、以下のような特徴に当てはまる人といえるでしょう。
- とにかくリビングを広くしたい
- リビングをできる限り明るくしたい
- 狭い土地に家を建てる
- 隣の建物との距離が近い
一方で、以下の特徴に当てはまる人は、二階リビングは合わない人といえるかもしれません。
- 家族のコミュニケーションが自然と生まれる間取りを重視したい
- 階段の使用は最低限に抑えたい
- 広い庭を作る予定である
- 寝室はなるべく静かな空間にしたい
以上の項目をチェックし、自分はどっちのほうが合っているか、よく考えてみるとよいでしょう。
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二階リビングを採用するなら注意したい3つのポイント
二階リビングを採用する場合は、注意したいポイントが3つあります。
ここで紹介する3つのポイントに注意しながら、二階リビングの家づくりを進めていくことを意識してみてください。
- 家族とのコミュニケーションが取れるような工夫をする
- 老後の階段問題への対策を立てておく
- 庭をつくるよりもバルコニーを充実させる
二階リビングを採用するなら注意したい3つのポイント①家族とのコミュニケーションが取れるような工夫をする
二階リビングの大きな懸念点とされる家族とのコミュニケーションについて、間取りを決める段階で何らかの工夫を考えるようにしましょう。
例えば、帰宅したときに直接個室に行くことがないよう、家族全員の荷物を置くスペースを二階のリビングに作っておいたり、吹き抜けを作っておいて一階と二階とでも会話ができるようにしておいたりするなど、工夫次第でコミュニケーションの取りやすい間取りにすることはできるはずです。
また、間取りだけでなく、日々の習慣として、基本的にリビングに集まるというのが当たり前になるような生活が送れるように意識することも大切かもしれません。
二階リビングを採用するなら注意したい3つのポイント②老後の階段問題への対策を立てておく
二階リビングの家では、どうしても階段の上り下りの回数が増えてしまいがちです。
そのため、老後の生活が辛くならないよう、予め対策を立てておくことも大切です。
例えば、家庭用の昇降機をつけられるようにしておいたり、状況に応じてリフォームして間取りを変更したりすることも視野に入れておいておくとよいでしょう。
二階リビングを採用するなら注意したい3つのポイント③庭をつくるよりもバルコニーを充実させる
二階リビングにする場合は、庭をうまく活用できなくなる可能性があるため、庭よりもバルコニーを充実させることを考えましょう。
なぜなら、家の外でガーデニングやバーベキューなどを楽しみたい場合は、リビングから直接外へ出られるところにスペースを設けたほうが使いやすいはずだからです。
そのため、庭ではなく二階リビングから直接出られる広めのバルコニーを設ける間取りを検討してみましょう。
まとめ:メリット・デメリットのどちらを重く捉えるか
今回は、「二階リビングは最悪だ」と言われてしまう理由について、具体的なデメリットを10個挙げて解説してきました。
最悪といわれてしまう理由はさまざまありますが、一方で二階リビングにするメリットももちろんあります。
そのため、必ずしも二階リビングはやめたほうがいいというわけではなく、自分にとってどちらが合っているかをきちんと見極めることが重要です。
「最悪だ」という意見を鵜呑みにするのではなく、まずはその理由を明確に把握したうえで、最適な判断ができるようにしてくださいね。