マイホームを購入しようと思った際に、一度は聞いたことがある人も多い「ハザードマップ」。ハザードマップでは、洪水や地震、津波などの自然災害リスクが高い地域を確認することができます。
長年住み続けるマイホームを建てるときに、ハザードマップのエリアに入っていないかどうかは無視できませんよね。
ただ、どうしても気に入った土地がハザードマップのエリア内だった場合、購入すべきかどうか迷ってしまう方も少なくないかと思います。
そこで今回は、「ハザードマップ気にしすぎ?エリア内に建てた私が今思うこと」という内容で、ハザードマップ内だと知りながら契約〜住み始めまでの私のリアルな気持ちを共有したいと思います。
「ハザードマップ内で家を建てても大丈夫かな??」と不安に感じている方は、ぜひ参考になさってみてくださいね!
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我が家はハザードマップのエリア内に建てました
我が家が家を建てたエリアは、3.0m~5.0mの浸水想定区域です。
浸水想定区域とは、「河川の氾濫(はんらん)」や「大雨で水が急激に増えて排出しきれない状態」になった際に、住宅などが水に浸かってしまうと想定される地域のことです。
普通なら購入を見送るようなエリアなのですが、浸水想定区域であること以外、本当に理想的な土地でした。
購入した土地の条件
- 整形地の約40坪
- 駅まで10分ちょっと
- 前面道路は6mで交通量ほぼなし
- 予算内(約2千万)
- 希望のエリア
- 大きな分譲地
- 学校超近い・スーパー、病院も近い
- 街の雰囲気も好き
もちろん、不安がないわけではなかったので、安心材料もいくつか集めました。
- 過去50年間氾濫がない
- 宅地化のために国が携わり川を整備した
- 近所のおばあちゃんたちによると、昔よりだいぶ整備されて、今は大丈夫だと思うとのこと
こうして、我が家はハザードマップエリア内と知っていながらも、土地購入に踏み切りました!
ハザードマップをどこまで怖がるべきか?
そもそもハザードマップはどこまで気にするべきなのでしょうか?
ここで一旦、ハザードマップの特徴を確認してみましょう!
- ハザードマップは膨大なデータから作られている
- 浸水想定区域は0.1%で発生する豪雨を想定している
- ハザードマップエリア内は実際に被害に合うことが多い
ハザードマップは、過去の災害歴や地形データから災害リスクが高い場所を、データとして算出したもの。
過去に自然災害が起こった場所というのは、やはり同じような被害が出やすいです。
浸水被害に関しては、「浸水するのは1000年に1度の確率だから心配いらない」とよく言われます。
しかし、少しややこしいですが、ハザードマップで想定されている浸水被害が出る大雨は、1000年に1度降るという意味ではなく1年間に発生する確率が1,000分の1(0.1%)という意味です。
年間に起こる確率としては低いですが、毎年のこととなると無視はできない数字ですよね。
大雨や地震などの自然災害が起こった際にも、ハザードマップのエリア内は実際に被害が発生していることが多くあります。
ハザードマップの作成経緯や、実際の被害状況を確認する限り、無視はできない存在です。
ハザードマップ内だと知りながら契約した私はその後どうなったか?
「ハザードマップ内である」ということ以外は、非の打ち所がない土地を契約した私はその後、どうなったのか。
契約後から、土地ブルーが始まりました(涙)
- 毎晩のように、深夜まで延々と夫に氾濫したらどうしようと不安を話す
- 地盤が流されやすいかどうか、役所に地層の種類を電話で聞く
- 昔の地形をひたすらネットで検索
- 土地を売りに出すことを本気で考えた
- 大雨が降ると、わざわざ車で川の状態を見に行く
- 「川が氾濫→家が流される→ローン地獄で人生詰む」の妄想無限ループ
- 某1級河川の氾濫で家が流されて命まで危ぶまれるシーンを四六時中思い出す
- 口を開けば川のこと、川のことを毎夜調べて眠れない
もともと極度な心配性だったこともあり、契約してしまって良かったのかと、土地のことばかりを考える日々。
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住み始めたら不思議と気にならなくなった
メンタルがボロボロになっていた私ですが、住み始めたら不思議と気にならなくなりました!
「川の側での生活が始まると、毎日川に怖がって生活するのかな?」なんて思っていたのですが、住んでみると意外にも川に怯えて暮らすことはありません。
大雨が降っても、以前のように神経質になることもなくなりました。
むしろ、今では川沿いは良いお散歩コースです。
車も気にせずに川を横目に散歩するのはとっても気分が良いですし、鳥やコイ、亀など色々な生き物に出逢いうこともできます。
不安がゼロになったと言えば嘘になるかもしれませんが、今では通常メンタルで毎日を過ごしています。
ハザードマップが気になったのならその土地は素直にやめておいた方が良いかも
土地選びの際に、ハザードマップが気になったのであれば、その土地はやめておいた方が良いかもしれません。
特に、私のように心配性な方は、リスクのある土地は避けておくのが精神衛生上にも無難です。
どんなに土地の条件が良くても、一旦冷静になることも大切。
条件が良い土地を見つけるとすぐにでも購入したくなる気持ちも十分に理解できますが、少しでも不安なことがある場合には、一度しっかりと考える期間を作ってみてください。
それでももしハザードマップ内の土地に決めた場合には、開き直って日々の生活を楽しみましょう!
いくら不安がったとしても土地の環境が変わるわけではないですし、考えれば考えるほど気持ちが沈んでいってしまいます。
万が一の災害時に備えた準備だけしっかりとしておいて、問題なく住めているうちは、何も考えずにその問題には蓋をしておきましょう。
まとめ:直感は大切にしてほしいです
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今回の記事をおさらいしましょう!
我が家のケース
- 我が家は、3.0m~5.0mの浸水想定区域にマイホームを建てました。
- 理由としては、ハザードマップエリア内ということ以外は理想の土地だったからです。
ハザードマップはどこまで怖がるべき?
ハザードマップは過去の膨大なデータをもとに作られたマップ。災害リスクが高いと記されている場合は、ある程度の危険があることを認識しておくほうが良いでしょう。
契約後の私のメンタル→土地ブルーになりました。毎日、土地に関するマイナスなことばかりを考えてしまい、少しでも解消するために、インターネットで情報を検索する日々。川の近くに住むことに怯えていました
住んでからの気持ち→不思議なくらい大丈夫でした。川が家のそばにあることを恐れていましたが、今では川のある生活を楽しんでいます。どん底まで悩みまくったことで開き直ることができ、思っていた以上に不安はありませんでした。
気になる土地がハザードマップのエリア内だった場合、購入するか本当に悩みますよね。
実際に購入した私の意見としては、「ハザードマップが気になるならやめておいた方が良いかも」です。
私の場合は、住んでしまえば気にならなくなりましが、人によっては不安な気持ちを持ち続けたままになるかもしれません。
ハザードマップが気にならないくらいに「ここだ」と思った土地に出会えたのであれば、直感を信じるのも大いにアリです。
どんな土地を購入しても「絶対に安全な土地」というのはありません。「今だ!」と思ったタイミングで選ぶのも、土地選びでは大切な感覚です。
土地のメリットやデメリットをよく考えて、自分にとって一番ストレスがないのはどこか、住みたいと思うのはどこか、といった基準で選んでみてくださいね。