注文住宅を建てようとするとき、希望のエリアに狭い土地しか見つからず、いわゆるペンシルハウスの建築を検討するケースは少なくありません。
しかし、ペンシルハウスは一般的な住宅に比べてやや特殊な構造ともいえることから、後悔するポイントが多いのではないかと不安に思う人も多いでしょう。
広々とした2階建て住宅を建てる人が多いなか、ペンシルハウスを建てることを恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。
そこで今回は、ペンシルハウスを建てたら後悔するのか、ポイントを押さえながら詳しく解説していきます。
マイホームをペンシルハウスにしようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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ペンシルハウスってどんな家のこと?
そもそも、ペンシルハウスとはどのような家のことをいうのでしょうか?
ペンシルハウスとは、その名の通り鉛筆のように縦方向に細長い形状をした住宅のことです。
広さなどの具体的な定義はありませんが、一般的には、20坪未満の狭い土地に建つ3階建て住宅のことをペンシルハウスと呼ぶことが多いでしょう。
ペンシルハウスは、面積の狭い土地が多く存在する都心部エリアにおいて建てられるケースが多くなっています。
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ペンシルハウスは後悔する?恥ずかしい?
ペンシルハウスを検討するとき、後悔するのではないかという思いから躊躇してしまうケースは多いかもしれません。
ここでは、ペンシルハウスで後悔しやすい3つのポイントについて、解説していきます。
ペンシルハウスのデメリットとなる点ともいえるので、事前に把握したうえで検討してみるとよいでしょう。
ペンシルハウスの後悔しやすいポイント
- 各フロアが狭くて窮屈さを感じる
- 生活の動線が不便になる
- 隣の家との距離が近くなる
ペンシルハウスの後悔ポイント①各フロアが狭くて窮屈さを感じる
ペンシルハウスの最大の特徴の1つともいえますが、各フロアが狭くて窮屈さを感じやすいという点は、後悔を感じやすいポイントです。
ペンシルハウスは、敷地面積が狭い土地に建てることになるので、どうしても各フロアの広さには限界があります。
そのため、開放感のある広いリビングや、子供がのびのびと遊べる子供部屋などを確保するのは難しくなってしまうのです。
また、大きめの家具を配置しようとするとさらに窮屈さが増してしまうため、家具選びも慎重に行わなければなりません。
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ペンシルハウスの後悔ポイント②生活の動線が不便になる
ペンシルハウスに住むと、階段を使用する頻度が高くなるため、生活の動線が不便になってしまうというデメリットがあります。
例えば、重たい洗濯かごを持って何度も階段を往復しなければならなかったり、寝室・リビング・洗面所などがある階数がバラバラで朝の支度時に何度も階段を使ったりすることを考えると、なかなかの不便さを感じてしまいそうですよね。
さらに、子育て中の家庭の場合、子供を抱っこしながら階段を上り下りするのは、かなりの体力を奪われてしまいます。
実際、夫婦のみでの生活ではそこまで不便を感じていなかったものの、子供が生まれてから不便さを強く感じて後悔したといった声も多くあるので、注意したほうがよいかもしれません。
ペンシルハウスの後悔ポイント③隣の家との距離が近くなる
ペンシルハウスでは、敷地の広さに余裕がない場合が多く、どうしても隣の家との距離が近くなってしまうという点には注意が必要です。
隣の家との距離が近いと、お互いの目線が気になったり、騒音トラブルが起きやすくなったりすることが考えられます。
また、家の方角によっては日当たりを遮られ、家の中が暗くなってしまうケースも少なくありません。
隣の家との距離が近くなることを考慮したうえで、できる限り快適に過ごせるような工夫を考えるのが重要といえるでしょう。
ペンシルハウスのメリットは?
ペンシルハウスでは、デメリットとされる部分が気になりやすいですが、もちろんメリットといえるポイントもあります。
ここでは、ペンシルハウスの2つのメリットについて、解説していきましょう。
ペンシルハウスのメリット
- 好立地に家を建てられる
- 個性的でおしゃれな家にできる
ペンシルハウスのメリット①好立地に家を建てられる
ペンシルハウスは、なんといっても好立地に家を建てられるというのが、最大のメリットといえるでしょう。
一般的な2階建て住宅の場合は、ある程度の土地の広さが必要となりますが、ペンシルハウスなら小さな土地でも建てることが可能です。
狭い土地でもよければ、通常ならハードルの高い都心部の人気エリアでも土地を見つけやすくなり、利便性の高い好立地にマイホームを建てるという夢を実現できます。
家そのものの大きさよりも、立地条件を最優先したい人にとっては、ペンシルハウスのメリットをより強く感じられそうですね。
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ペンシルハウスのメリット②個性的でおしゃれな家にできる
ペンシルハウスを建てる場合、少しでも使いやすい家にするためにさまざまな工夫を施すことになるので、全体的に個性的でおしゃれな家が完成するケースが多いです。
例えば、家の中の空間を最大限に活かした間取りにすることで、普通の家ではあまり見られないような空間が生まれ、独特で魅力的な内装に仕上げることができます。
また、家の外観も、細長く高さのある形状を活かし、おしゃれでスタイリッシュなデザインにすれば、カッコよくて素敵な外観になりそうですよね。
よく見かけるありきたりな家よりも、マイホームならではの個性的なおしゃれさを好む人は、ペンシルハウスに向いているかもしれません。
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ペンシルハウスで後悔しないためのポイント
ペンシルハウスを建てるなら、後悔しないためのポイントを事前にきちんと押さえておくことがとても大切です。
ここでは、3つのポイントを挙げて解説していきますので、実際の家づくりを始める前に把握しておきましょう。
ペンシルハウスで後悔しないためのポイント
- 仕切りを減らした間取りにする
- スキップフロアを採用する
- 吹き抜けを作って日当たりを確保する
後悔しないためのポイント①仕切りを減らした間取りにする
ペンシルハウスは、なるべく仕切りを減らした間取りにすることで、窮屈さを軽減させることができます。
例えば、リビングや居室と階段との間に仕切りを設けない間取りにすることで、圧迫感を感じにくくなるでしょう。
また、子供部屋は人数分で分けて作るのではなく、仕切りのない1つの広いスペースのみにしておき、必要に応じて可動式の家具などで空間を分けるという方法もおすすめです。
家の中の仕切りを可能な限り減らすことで、窮屈さがなくなるだけでなく、家族でのコミュニケーションが豊かになるという効果も得られるかもしれません。
後悔しないためのポイント②スキップフロアを採用する
ペンシルハウスでは、階段の上り下りの大変さで後悔を感じるケースが非常に多いため、スキップフロアを採用することで後悔を防げる可能性は高いでしょう。
スキップフロアとは、中二階やロフトのように、階と階の間に新たなフロアを設けた間取りのことで、狭い空間を有効活用するためによく使われています。
スキップフロアを採用することにより、フロア同士の行き来が楽になり、デッドスペースもできにくくなります。
生活の動線を考慮しながらスキップフロアの配置を決めていけば、ペンシルハウスでもストレスのない生活が実現できるでしょう。
後悔しないためのポイント③吹き抜けを作って日当たりを確保する
ペンシルハウスは隣の家との距離が近くなりがちなので、十分な日当たりを確保するために吹き抜けを作るという工夫を検討してみましょう。
土地が狭い場合、隣の家との距離が近くなるのは仕方のないケースがほとんどなので、日当たりを確保するには高さを利用して吹き抜けを設けるのがおすすめです。吹き抜けを作ると、家全体が明るい空間になり、狭くても開放感を感じられます。
また、別の階にいてもコミュニケーションが取りやすくなるというメリットもあるので、高さのあるペンシルハウスでぜひ取り入れてほしいポイントです。
まとめ:好立地に住めるペンシルハウスは素晴らしい
ペンシルハウスには、確かに後悔しやすいポイントはいくつかあります。
しかし、好立地に家を建てられるといったメリットもありますし、後悔しないためのポイントを押さえた家づくりができれば、恥ずかしいと思う必要は全くありません。
ペンシルハウスを建てようか検討中の人は、今回解説した内容をしっかりと理解し、今後の家づくりの参考にしてみてくださいね。