注文住宅を建てるとき、少しでも費用を抑えたいという気持ちから、値引きして欲しいと考えるケースは少なくありません。
しかし、初めて注文住宅を建てる人にとっては、「そもそも値引き交渉は可能なのか」「交渉に失敗してしまうのではないか」など、不安な点も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、注文住宅の値引き交渉に失敗する人がやりがちなことについて、詳しく解説していきます。
値引き交渉の失敗例を事前に知っておくことで、交渉の成功確率を高めることに繋がるでしょう。
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値引き交渉が失敗することってあるの?
そもそも、注文住宅の値引き交渉は、失敗するということはよくあることなのでしょうか?
結論からいうと、失敗することはよくあることで、決して珍しいことではありません。
注文住宅を扱うハウスメーカーのなかには、最初から値引きを一切しないと断言している会社もあるほどです。
とはいえ、必ずしも注文住宅の値引き交渉は不可能というわけではなく、交渉の仕方によって失敗するケースと成功するケースとに分かれます。
そして、交渉に失敗してしまう場合は、値引き交渉におけるポイントを押さえていないケースがほとんどです。
具体例はこのあと詳しく解説しますが、値引き交渉を成功させて少しでも費用を抑えたいなら、押さえるべきポイントをしっかりと把握しておくようにしましょう。
値引き交渉に失敗する人がやりがちなこと
ここでは、注文住宅の値引き交渉に失敗してしまう人がやりがちな4つのことについて、詳しく見ていきましょう。
交渉に失敗しないためには、まず実際によくある失敗例を理解しておくことが大切です。
値引き交渉に失敗する人がやりがちなこと
- 複数のハウスメーカーで見積もりをとっていない
- 求める値引き額が大きすぎる
- 値引き交渉のタイミングが早すぎる
- 顧客としての態度が悪い
やりがち①複数のハウスメーカーで見積もりをとっていない
値引き交渉に失敗する人に最も多いのが、複数のハウスメーカーで見積もりをとっていないケースです。
例えば、早い段階で気に入ったハウスメーカーを1社に絞り、ほかのハウスメーカーで見積もりをとる機会がないまま値引き交渉に踏み切ってしまうケースはよくあります。
他社でも見積もりをとっていないと、値引きを求める理由や値引いて欲しい金額の根拠が伝わりにくく、結果として交渉失敗となってしまう可能性が高くなります。
また、ほかのハウスメーカーで一切見積もりをとっていないことが分かれば、値引きに応じなくても他社に契約を取られる心配はないだろうと安心されてしまうかもしれません。
複数のハウスメーカーで見積もりをとるという手間をかけるかどうかで、値引き交渉の結果は大きく左右されると覚えておきましょう。
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やりがち②求める値引き額が大きすぎる
求める値引き額が大きすぎることが原因で、値引き交渉に失敗したというケースもよくあります。
そもそも、注文住宅の値引きは必ずできるものではないので、最初から値引きを前提とした見積もりを出しているようなハウスメーカーでない限り、大幅な額の値引きは難しいことを理解しておかなければなりません。
一般的に、注文住宅の値引きが可能だった場合の値引き額の相場は、3~8%程度といわれています。
このような相場を知らずに、10%や20%を超える金額の値引きを求めれば、当然断られる可能性は高くなってしまうでしょう。
値引き交渉に失敗したくなければ、大幅な値引きを狙うのではなく、少しだけでも安くなればラッキーぐらいの気持ちで挑むほうがよいかもしれません。
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やりがち③値引き交渉のタイミングが早すぎる
値引き交渉に失敗してしまう人のなかには、交渉のタイミングが早すぎたという理由で失敗に至るケースも多くあります。
例えば、家づくりの具体的なプランがまだ固まっていない段階で値引き交渉してしまい、値引きではなくプラン内容を見直すことで希望予算内に収めることを提案されてしまったというケースは少なくありません。
つまり、値引き交渉のタイミングが早すぎると、設備などのグレードを落とさなければいけなくなってしまうことが考えられます。
値引き交渉する人のほとんどは、理想のグレードは落とさないまま費用のみを抑えることを望んでいるはずです。
値引き交渉のタイミングによる失敗を防ぐために、ある程度家づくりのプランが固まったあとの最適なタイミングを意識しましょう。
やりがち④顧客としての態度が悪い
値引き交渉に失敗する人にありがちなパターンの1つは、顧客としての態度の悪さが原因となるケースです。
値引き交渉の相手はハウスメーカーなどの会社であるとはいえ、実際には人と人でのやり取りが重要となります。
そのため、顧客としての態度が悪い人は、値引き交渉にも失敗してしまうケースが多くなっています。
例えば、値引きを求めて高圧的な態度をとっていたり、不快感を与えるような言葉遣いで接していたりすると、交渉を受ける側の気持ちを下げてしまうので注意が必要です。
あまりに悪い態度で交渉すれば、値引きどころか契約自体お断りされてしまうことも考えられます。
最も基本的なことかもしれませんが、交渉する際の態度が原因で失敗することのないよう、注意することも大切です。
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値引き交渉の成功確率を高める重要ポイントは…
値引き交渉に失敗する人がやりがちなことを踏まえたうえで、値引き交渉の成功確率を高めるためのポイントについても、詳しく見ていきましょう。
ここで紹介する4つのポイントを把握しておくことで、より成功しやすい値引き交渉の仕方が見えてきます。
これから値引き交渉したいと考えている人は、実際の場面をイメージしながらポイントを掴んでいきましょう。
値引き交渉の成功確率を高めるポイント
- 他社の見積もりと比較して交渉する
- 現実的な値引き額を理解する
- 契約の直前に交渉する
- 営業担当者とのコミュニケーションを大切にする
成功確率UP①他社の見積もりと比較して交渉する
値引き交渉を成功させるための重大なポイントの1つは、他社の見積もりと比較しながら交渉することです。
値引き交渉する際は、事前に他社でも見積もりをとっておき、その見積もり額を提示したうえで交渉することで、成功確率はぐっと上がります。
例えば、「他社ではこのぐらいの見積もり額が出ているので、同じぐらいの金額まで値引いて欲しい」「他社の見積もりではここの項目がより安くなっているので、もう少し下げられないか」といったように、値引きを求める根拠として他社の見積もりを上手く使いましょう。
ハウスメーカーとしても、顧客が他社へ流れてしまうのは避けたいはずなので、値引き交渉に応じてくれる可能性は高まるはずです。
成功確率UP②現実的な値引き額を理解する
相場を大幅に超えた金額の値引きを求めると失敗してしまうケースが多いので、現実的な値引き額の相場を理解することが大切です。
前述した通り、注文住宅の値引き額の相場は、3~8%程度となっています。
これを事前に把握し、相場の範囲内で値引きを求めれば、交渉に応じてもらえる可能性は高くなるでしょう。
成功確率UP③契約の直前に交渉する
値引き交渉を成功させるには、交渉のタイミングも非常に重要なポイントであるといえます。
最も値引き交渉が成功しやすいタイミングは、契約の直前です。
家づくりのプランがある程度詳しい部分まで固まり、実際に契約へと進める直前に値引き交渉すれば、すでに決まっているプランを変更することなく値引きに応じてくれやすくなります。
また、契約の直前の段階では、家づくりのプランを決めるための打ち合わせを何度も重ねたあとなので、担当者との間に信頼関係が生まれていることも多く、交渉の成功確率も高いといえるでしょう。
家のグレードを下げることなく値引きを求めるなら、契約の直前に交渉することを意識するとよいでしょう。
成功確率UP④営業担当者とのコミュニケーションを大切にする
値引き交渉を成功させた人のほとんどは、営業担当者とのコミュニケーションが上手くとれていて、よい関係性を築いているという特徴があります。
値引き交渉に応じてもらえるかどうかは、交渉時だけではなく、そのときに至るまでの過程におけるコミュニケーションがとても大きく影響します。
例えば、家づくりのプランや見積もりを作成してくれたことに対して感謝の気持ちを伝えたり、気持ちのよい挨拶や言葉遣いを意識しながら接したりするだけでも、交渉の成功確率は変わってくるでしょう。
担当者とのコミュニケーションを大切にすることは、値引き交渉を成功させやすくするだけでなく、お互いに気持ちよく家づくりを進められるという点においてもメリットが大きいので、日頃から意識してみてくださいね。
まとめ:成功確率UPのための条件を揃えましょう
値引き交渉に失敗してしまう人は、以下の4つのことをやりがちです。
- 複数のハウスメーカーで見積もりをとっていない
- 求める値引き額が大きすぎる
- 値引き交渉のタイミングが早すぎる
- 顧客としての態度が悪い
今回解説した内容を頭に入れておくことで、値引き交渉の失敗を防ぐことに繋がるはずです。
少しでも費用を抑えて注文住宅を建てたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。