- 無垢フローリングって水に弱いの?
- 無垢フローリングのお手入れ方法を知りたい!
無垢フローリングとは、本物の木を使った床材のことです。
木目が印刷されたシートの床材とは違い、木ならではの肌触りや見た目を楽しむことができます。
しかし、無垢フローリングを採用した人の中には、次のような経験をした方もいます。
- 水が垂れてシミになった
- 長時間濡れたままにしていたら床が傷んだ
では、無垢フローリングは水拭きのお手入れができないのでしょうか。
今回は、無垢フローリングのお手入れについて紹介します。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
無垢・挽き板は水拭きしてもOKですが…
結論から言うと、無垢・挽き板は水拭きしてもOKです!
ただし、水拭きした後は必ずカラ拭きをしてください。
水が残った状態のままにしてしまうと、木が傷んでしまったり変色する危険性があります。
ちなみに、水拭きというと「ぞうきんを濡らして拭く」というイメージを持つ方が多いと思いますが、次のような掃除もOKです。
- ウエットシート
- 水拭きロボット
- 水拭きモップ
ただし、すべてカラ拭きで仕上げをするという点は同じです。
無垢フローリングを長持ちさせるためにも、床の水分はしっかり拭き取りましょう。
木のエキスパート・住友林業に聞いてみた
木のエキスパートである住友林業の生産担当にも、無垢フローリングのお手入れについて聞いてみました。
住友林業は無垢や挽板のフローリングを採用する方も多いため、正確な情報を教えてもらえそうと考えたからです。
生産担当「無垢フローリングは水拭きをしても大丈夫です。ただし、水拭きの後にカラ拭きをして、床材表面の水分を残さないようにしていただくといいと思います。」
生産担当「挽板・突板のフローリングに関してもOKです。」
こんな感じの回答をいただきました。
やはり「水拭きの後はカラ拭きで仕上げる」ことが大切そうですね!
無垢フローリングを水拭きする際の手順・注意点・コツ
では、無垢フローリングを水拭きする際の、具体的な手順・注意点・コツをお伝えします。
水拭きの手順
- 必要なものを用意する
- 動かせる家具を移動しておく
- 掃除機でゴミやホコリを取り除く
- 水に洗剤を混ぜてぞうきんを浸す
- ぞうきんを絞って床を拭く
- 再度水拭きする
- 乾いたぞうきんでカラ拭きをする
- 窓を開けて風通しを良くして床を乾かす
- 家具を元に戻す
ちなみに、床の水拭き掃除は湿度の低い晴れた日がおすすめです。
水拭きの手順①必要なものを用意する
まずは水拭きに必要なものを準備しましょう。
準備するもの
- ぞうきん3枚
- バケツ
- 水
- フローリング用洗剤
- 掃除機
ぞうきんは2枚でもいいですが、3枚ある方が好ましいです。
フローリング用洗剤は、できれば無垢フローリング対応のものがいいです。
見つからないようであれば、中性か酸性の床用洗剤を使ってください。
ウッドテックの挽板・突板フローリングを採用している方は、専用クリーナーがありますのでそちらの使用をおすすめします。
水拭きの手順②動かせる家具を移動しておく
動かせる家具やインテリアは移動させて、水拭きしやすい環境を整えましょう。
水拭きの手順③掃除機でゴミやホコリを取り除く
水拭きをする前に掃除機でゴミやホコリを取り除きましょう。
ぞうきんで拭くときに下にゴミがあると、床を傷つけてしまう危険性があります。
ホコリが落ちていると水拭きしずらいですし、ぞうきんを洗うのも大変になりますからね。
この工程は意外と大切です。
水拭きの手順④水に洗剤を混ぜてぞうきんを浸す
バケツに水を入れ、そこに洗剤を混ぜます。
希釈倍率は洗剤に合わせてください。
水に薄めないタイプの洗剤の場合、必ず水を絞った雑巾に洗剤を染みこませるようにしましょう。
直接床に洗剤をかけると、床が傷んだりシミの元になる危険性があります。
無垢フローリングにワックスをかけている場合は、洗剤を入れないことをおすすめします。
なぜなら、洗剤によってワックスが剥がれてしまうからです。
水拭きの手順⑤ぞうきんを絞って床を拭く
洗剤の入った水に浸したぞうきんを絞ってください。
ポイントは固くに絞ることです。
ぞうきんが水をたくさん含んだ状態だと、床に水分がたくさんついてしまうため乾きにくくなってしまいます。
力を入れてゴシゴシこするというよりは、汚れが落ちるくらいの強すぎない力でこすってください。
固めに絞ったぞうきんは比較的すぐに乾いてしまいます。
そのため、こまめにバケツでぞうきんを洗いながら拭き掃除をしてください。
水拭きの手順⑥再度水拭きする
洗剤入りの水で全体的に拭くことができたら、今度は水だけで拭きます。
なぜなら、洗剤がついた状態の床は傷みや変色の原因になるからです。
バケツの水を流して、新しい水を汲み直してください。
ぞうきんが3枚あるなら、今まで使っていたぞうきんで1度水拭きした後に、新しいぞうきんで再度水拭きしましょう。
その方が、床に付着している洗剤がきれいに落ちます。
水拭きの手順⑦乾いたぞうきんでカラ拭きをする
水拭きをして洗剤を拭き取れたら、3枚目の乾いたぞうきんでカラ拭きをします。
強く拭きすぎると傷が付いてしまいますので、優しく軽く拭くのがポイントです。
水が残っていると、床の傷みの原因になってしまいますので、全体的にしっかりと拭きましょう。
水拭きの手順⑧窓を開けて風通しを良くして床を乾かす
カラ拭きが終わったら窓を開けて風通しを良くしましょう。
床の表面が乾いたとしても、内側は水分を含んでいる可能性があるからです。
掃除機を使うとホコリが舞うので、掃除の初めから窓を開けておいてもいいですね。
少なくても30分、時間があるときは2~3時間乾かすことをおすすめします。
天気や気温などによって乾き具合は変わりますので、床を様子を確認しながら完全に乾くのを待ちましょう。
水拭きの手順⑨家具を元に戻す
床が乾いたら家具を元の位置に戻します。
家具の下の床が濡れていると、湿気が逃げず傷みの原因となります。
家具の位置によって床が焼けてしまうため、こまめに家具の位置を変えてもいいでしょう。
無垢フローリングのお手入れは意外と大変じゃない!
無垢フローリングでも水拭きをしても大丈夫ですし、洗剤を使っても問題ありません。
ポイントは水拭き後にカラ拭きをして、床をしっかりと乾かすことです。
無垢フローリングを正しくお手入れして、触り心地の良いきれいな床を保ちましょう。
▼無垢・挽板・突板、徹底比較|あなたはどれを選ぶべき?
-
【床材】無垢・挽板・突板を徹底比較|あなたはどれを選ぶべき?
続きを見る