こんにちは!ダジャレタイトルでごめんなさい…。
今回は、注文住宅で「明るい家を実現したい」方必見の内容です!
大きな窓からは光がたっぷり降り注ぎ、小さな窓からはやわらかな光が射す。
家じゅうに色んな光を採り込んで、住み心地を豊かにするテクニック&アイデアを集めました。
都市部・住宅密集地・日当たりの悪い土地でも大丈夫。
光をとことん楽しみたいあなたの味方、そう私がブログ主のきのぴーです。
トップライト(天窓)はホント最高に採光できちゃう
最近では、天窓(てんまど)のことをトップライトと言うらしいよ。オシャレ感出てるよね。
トップライトは横壁についている窓(壁窓)に比べ、3倍もの採光力があると言われています!
家の高いところから光を採り込んでいる分、家の中全体を明るくしてくれているんです。
室内にいながら青い空や星空を眺めることができるので、なんだかロマンチックですね。
壁面に思うように窓が採れない都市部や住宅密集地でも、トップライトなら近隣からの視線を感じることなく最高に採光できます。
サニタリー × トップライトというアイデア
サニタリーにトップライトを設けることで、プライバシーを守りながらあたたかい光を採り込むことができます。壁窓じゃなくてトップライトなら、しずかちゃんものび太くんにお風呂を覗かれずに済むのにね!
※キッチンを除く洗面所、浴室、トイレなど、衛生面に関する設備を総称して「サニタリー」と言う。
トップライトは暑い?まぶしい?
直射日光が入りやすい方角にトップライトを設ける場合には、光を遮るブラインドや、断熱性の高いガラスを採用しておくと安心です。暑すぎたりまぶしすぎたりするとかえって不快ですから、しっかり対策を!
天井ギリギリまで開口をとることで部屋の奥まで光が届く
窓はなるべく高いところに設けた方が、光を多く採り込んでくれます。
昼間は太陽が真上くらいまで上がるので、天井ギリギリまで大きく窓を配置した方が部屋は明るくなります。
仮に日当たりが悪い方角の部屋でも、天井ギリギリまで開口をとると、思っているよりずっと明るいんですよ!
とはいえ、床から天井ギリギリまでの大きさの窓が、既製品ではなかなか見つからないことがあります…。
その場合、サイズの合う窓を特注するか、既製品の窓で取り付け方を工夫するかですが、サイズの合う窓を特注するとコストがグンと上がってしまうので、既製品の窓をアイデアひとつで上手に活用することをおすすめします。
具体的には、壁際に大人が腰掛けられるくらいの段差を作り、その段差をベンチや収納として活用しながら、その上に既製品の窓を取り付けるアイデア。
天井ギリギリまでの高さが無い窓でも、腰掛けられるくらいの段差をつけてあげれば、天井いっぱいまでの高さを出すことができます!
窓を天井ギリギリに配置することで、明るい部屋を実現しよう!
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窓を配置するコツは、オシャレかつ機能的に窓を配置するためのたった7つのコツで紹介しています♪
吹き抜け × ハイサイドライト というアイデア
ハイサイドライト
室内のかなり高い位置に設けられた窓のこと。
天井にくっついているレベルで高い位置にある窓をさすワードです。
住宅密集地などでは、特にそのパフォーマンスを発揮します。
ハイサイドライトと吹き抜けを組み合わせる。
吹き抜け部分は床から天井までかなりの高さがありますから、ハイサイドライトを吹き抜けに配置することで部屋全体を明るく包み込みます。
リビングに吹き抜けを採用する住宅が増えています。どうやら今流行しているみたいですね!
あなたも吹き抜けを検討しているなら、あわせてハイサイドライトも検討してみましょう。
近隣環境からの視線も一切気になりませんし、吹き抜けに更なる開放感をもたらします。
天井近くに配置されるハイサイドライトからの眺めは、いつも空だけ。
周囲の景観に左右されない、美しい空が常に広がっています。
隣家が近い場合はハイサイド&ローサイドで採光
都市部などの住宅密集地では、隣家との距離が近く、窓を配置しづらいケースも。
むやみに大きな窓を採用すると、隣家と窓が向かい合わせになり、気まずくてカーテンすら開けられないなんてことも…。
住宅密集地は明るい家の天敵なんです。
そんなときは、ハイサイドライトに加え、ローサイドライトもあわせて採用しましょう!
ローサイドライトはハイサイドライトの逆で、床近くに配置された窓のこと。
ハイ&ローサイドライトならプライバシーを守りながら採光できて、最高にオシャレだぞ!
ハイサイドライトだけ採用、ローサイドライトだけ採用でもいいし、ひとつの壁に両方採用して中間の壁に収納棚を設置するのもおすすめです。
採光と収納がいっぺんに叶えられて、非常に効率的ですよね!
プライバシーが守られている安心感はありつつも、閉塞感を感じさせずに採光するテクニックです。
すべての部屋に光を届ける「中庭」
住宅密集地でも光にあふれた生活がしたい!そう思いませんか?
ですが、住宅密集地では窓からの採光効率が良いとは言えませんよね。
そこで登場するのが、「中庭」という選択。
「コ」の字型の建物なら、特に採用しやすいでしょう。
建物の中央に中庭を作って、1階・2階とも中庭に向けた窓を配置することにより、採光効率を飛躍的に高めるのです!
これなら住宅密集地でも光をたっぷりと採り込むことができ、風通しも抜群です。
採光のための中庭ならば、広さはさほど必要ありません。1坪あれば作れてしまいます。
「見せる」中庭にしよう!
1坪の中庭にシンボルツリーを植えてライトアップするだけで、最高にオシャレ!自慢のマイホームだね♪
中庭 × スケルトン階段というアイデア
スケルトン階段にすることで中庭からの光を遮ることなく、部屋中を明るくすることができます。でもちょっと怖い…?
目隠ししながら採光するテクニック
別に、窓ガラスは透明でなくてもいいんですよ。
外からの視線を遮りながら光だけを採り入れたいなら、フロストガラスやガラスブロックを採用してはいかがでしょうか。
フロストガラスは室内の間仕切りにも有効で、壁よりも閉塞感が無く、光を遮りません。
フロストガラスとは、透明ガラスの表面を加工して、不透明な乳白色にしたもの。光が当たると拡散しながらやわらかい光を採り込んでくれます。ちなみに上の画像はフロストガラスではなく、ガラスブロック。
店舗やビルなどではガラスブロックの方が採用率が高く、フロストガラス以上に割れにくい、断熱性があるというメリットがあります。
しかし、ガラスブロックはコストが高く、あまり住宅には採用されていないのが現実です。
小窓に採用するくらいなら、良いかもしれませんよ。
小窓からささやかな光を採り込む
小窓をポイント使いすることで、住まいに美しい陰影が加わり、オシャレ感をプラスできます!
例えば、サニタリーやウォークインクローゼットのような小さなスペースに小窓を配置するだけで、光を採り込みながら閉塞感を和らげることができます。
小窓のとり方も、普通に配置するのか、ハイサイドライトやローサイドライトなど、色んな風景の切り取り方がありますよね。
周辺環境に合わせた美しい風景を、小窓で切り取ってみましょう。
大きな窓ではなく、小窓ならではのアクセントのような小さな光を楽しめます。
一つの部屋に大きな窓と小さな窓を両方採用するのもひとつのアイデアです。
大きな窓と小さな窓で配置する壁を変えれば、陽の傾きによって部屋はさまざまな表情を見せ、とても趣のある空間を作り出すことができます。
全方位から光を採りこむ
光を採り込む方向は、なにも南側だけではありません。
ベランダやバルコニーは南側に配置するのが鉄則ですが、窓は南側だけでなく全方位に配置しましょう。
なぜなら、東西南北それぞれの方角から、違った趣の光が入り込むからです。
東の窓からは朝日が入り込み、その光が爽やかな朝を演出してくれます。
西の窓からは夕日が射し込み、部屋を夕暮れの赤に染めてくれます。
北側の窓からは直射日光が入らず、落ち着いた雰囲気になるので、書斎などの集中できる空間を実現するにはもってこいです。
南側は言わずもがな、たっぷりの光が採り込まれ、家中を明るく照らしてくれます。
各方位からどんな光が入り込むかを理解し、それぞれの特性に合った間取りを考えるのも◎
光を上手に利用した、趣深い家を目指しましょう!
2階から1階に光を届けるアイデア
周辺環境などの条件によっては、1階部分に思うように窓を設けられない場合もあります。
そんなときは1階部分の窓からの採光に頼らず、2階から1階へ光を落し込むテクニックがあります。
たとえば、1階部分を一部吹き抜けにして、その真上の天井にトップライト(天窓)を設置する!
先述したとおり、トップライトは壁窓の3倍の明るさがあるため、十分な明るさが得られます。
その他にも、2階部分の床の一部にガラス素材(ガラスブロックなど)を採用し、床としての機能を残しながらも光だけを1階に落とすテクニックもあります!
この方法なら吹き抜け部分も必要ないので、コストはかかりますが比較的採用しやすいでしょう。明るい家になります。
ガラスの素材によって、降り注ぐ光の趣も全く違うので、よく検討しましょう。
直射日光を避けて明るさだけを採り込む「軒」
日本は古くから住宅に軒を作り、直射日光を遮りながら光を採り込んでいます。
軒があれば、カーテンを設置しなくとも直射日光を避けつつ明るさを手に入れられます。
雨風を避ける程度なら浅い軒でも十分に機能しますが、直射日光を出来る限り遮ろうと思ったら、深い軒が必要です!
1メートル弱くらいは出さないと効果が弱いです。陽の光は時間によっていろんな角度から入ってきますから。
しかし、それだけの軒を採用しようとしたら、土地の広さや隣家との境界にゆとりがなければいけません。
そのため、住宅密集地では現実的に採用が出来ないケースも考えられます。
採用できない場合は、カーテンなどで完全に遮ってしまうのではなく、ブラインドなどを採用して適度に光を採り込みましょう。
イカしてるぜ「軒」!
夏の太陽は冬の太陽より高く上がります。
夏の日差しは角度が高いため、軒によって遮られますが、冬の日差しは角度が低いため、軒によって遮られず、部屋まで確実に届きます。夏の暑さはシャットアウトし、冬のあたたかな日差しは届ける。イカしてるぜ、軒。
まとめ:採光テクニックを駆使して最高に明るい家にしよう!
この記事で学んだ採光テクニック&アイデア
- トップライトでとにかく明るい家を実現!
- 開口を大きくとってたっぷりの光を採り込む!
- 吹き抜け × ハイサイドライトで明るい家に!
- 住宅密集地ではハイ&ローサイドライトを使い分ける!
- 中庭からすべての部屋に光を届ける!
- 視線を遮り光だけを採り込むフロストガラス・ガラスブロック!
- 小窓からの光で趣を演出する!
- 全方位からの光の特性を利用する!
- 1階に窓が採れないなら2階から光を落とす!
- 軒を採用して明るさと日差しをコントロールする!
照明器具からの光で部屋を明るくするのも悪くないけど、お陽さまの光にしか無い心地よさ・あたたかみがありますよね。
暗い家だと、何だか気分まで暗く落ち込んでしまいます。
この記事のアイデア&テクニックを駆使すれば、明るい家を実現できるはずです!
明るいだけでなく、光を存分にコントロールして、オシャレな住まいにすることもできるはずです!
あなたがこれから建てる注文住宅が、光に包まれた明るく優しいオシャレな家になるよう、私は心から願っています。