- キッチンの壁がパネルとタイルどっちがおすすめ?
- みんなはどんなキッチンの壁を採用しているの?
キッチンの壁はクロスでは仕上げません。
なぜなら火を使う場所ですし、油や水などが跳ねるのでクロスは不向きだからです。
一般的にキッチンの壁にはキッチンパネルやタイルが施工されます。
では、どちらが優秀なのでしょうか。
今回はキッチンパネルとタイルを徹底比較します。
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キッチンパネルVSタイル!徹底比較
早速、キッチンパネルとタイルを様々な観点から比較していきましょう。
キッチンパネルは一般的に採用されている、メラミン不燃化粧板を比較対象としています。
他にも、ホーローやステンレスなど様々な種類があります。
比較①初期費用
キッチンパネルの方が初期費用は安く済みます。
タイルの種類によっては、材料費はほとんど変わらないこともあります。
大きな違いは施工費の違いです。
キッチンパネルは1枚の大きな板になっているため、施工が簡単です。
しかし、タイルは1枚ずつ細かく貼り付けていく必要があります。
そのため、タイルは施工費がかかってしまい初期費用が高くなることがほとんどです。
施工が楽なのでキッチンパネルが標準、タイルはオプションとしているハウスメーカーも多いです。
比較②耐久性
どちらも耐久性が高い!
クロスと比べると、どちらも十分すぎる耐久性を持ち合わせています。
キッチンパネル・タイル共に経年劣化はほとんどありません。
そのため、どちらも建物の寿命くらいは問題なく使い続けることができるでしょう。
ただし、タイルは目地の部分が劣化します。
この点を考慮するとキッチンパネルの方が耐久性が高いと考えることもできます。
いずれにせよどちらもすぐに劣化する部材ではないので、安心して採用しましょう。
比較③耐熱性
タイルの方が耐熱性が高い!
耐熱性に関してもどちらも非常に優れています。
実際の耐熱実験をチェックしてみましょう。
アイカ工業が公表しているメラミン化粧板の耐熱実験です。
オイルを入れて温度180℃まで加熱した鍋を、20分間放置し表面の変化を見るという実験です。
メラミン化粧板は20分後でもほとんど変化がないという結果でした。
続いて、タイルについてです。
具体的な実験は無いですが、タイルは1,000℃を超える熱で焼かれています。
そのため、一般的なタイルでは500℃を超える熱にも耐えられると言われています。
揚げ物の油は高くても200℃程度ですので、壁に飛び跳ねるくらいならどちらも全く問題ありません。
ただし、より耐熱性が高いとしてタイルを勝利としました。
比較④耐水性
キッチンパネルの方が耐水性が高い!
耐水性はキッチンパネルの方が高いです。
メラミン化粧板はメラミン樹脂で作られているプラスチック板なので、水を吸い込むことがありません。
対してタイルは、選ぶ商品によって吸水率は変わります。
磁器質タイルは吸水率が非常に低いので水回りに適していますが、陶器質になると多少吸水性は上がってしまいます。
また、タイルは目地が水分を吸収してしまいます。
単純に耐水性の高さを優先したいなら、キッチンパネルを選択しましょう。
比較⑤衛生面
キッチンパネルの方が衛生的!
キッチンパネルはタイルのように細かな目地が無いので衛生的です。
タイルを施工する際に水や油に弱い目地を採用してしまうと、目地部分の汚れが落ちなくなったりカビが生えてしまうことがあります。
すぐにお手入れができればいいですが、なかなかできませんよね。
カビが生えてしまうと衛生的ではありません。
そのため、キッチンパネルの勝利としました。
比較⑥掃除のしやすさ
キッチンパネルの方が掃除がしやすい!
掃除のしやすさもキッチンパネルの勝利です。
キッチンパネルは凹凸のない大きな1枚板なので、簡単に拭き掃除ができます。
対して、タイルは凹凸があり掃除がしにくいです。
目地の部分を強くこすってしまうと、ボロボロと落ちてしまうことがあります。
掃除の楽さを優先したいなら、キッチンパネルを選んだ方が後悔しないでしょう。
比較⑦メンテナンス
キッチンパネルはメンテナンスが不要!
基本的にキッチンパネルはメンテナンスの必要がありません。
固いものが当たって割れてしまったときなどは補修が必要になりますが、普段使っていて割れてしまうということはほとんどありません。
頻繁に拭き掃除をしていれば汚れが落ちなくなることもないので、メンテナンスフリーで使い続けることができるでしょう。
タイルは目地のメンテナンスが必要です。
目地が劣化してしまうとそこから水や油が入ってしまいます。
タイルが落下するほど劣化することはないですが、汚れが気になってメンテナンスする方が多いです。
メンテナンスに手間をかけたくないならキッチンパネルを選びましょう。
比較⑧デザイン
タイルの方がオシャレ!
タイルで仕上げた方がキッチンはおしゃれになります。
タイルは色の組み合わせやデザインを自由に決めることができるので、自分だけのオリジナルキッチンを作ることができます。
対して、キッチンパネルはおしゃれに仕上がりにくいです。
デザインにこだわりたい方にとっては、キッチンパネルは物足りなさを感じるかもしれません。
リビングからキッチンがよく見える間取りや、おしゃれなキッチンにしたい方はタイルを選びましょう。
比較⑨バリエーション
タイルの方がバリエーションが豊富!
キッチンパネルはあまり色柄のバリエーションがありません。
ハウスメーカーの標準仕様の中から選ぼうとすると、5種類くらいしかない場合も多いでしょう。
対して、タイルはかなりバリエーションが豊富です。
どんなテイストの内装にも馴染むようなタイルがたくさんあるので、気に入ったデザインを見つけられるはずです。
タイルを選んだ方がオンリーワンのキッチンを作りやすいでしょう。
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採用率が高いのはどっち?
キッチンパネルの方が採用率は高い!
キッチンパネルとタイルを比較すると、キッチンパネルを採用している方が多いです。
私の営業時代の経験を元にすると、キッチンパネル8:タイル2くらいの印象でしょうか。
キッチンパネルが選ばれる理由を紹介します。
- 標準仕様だから
- タイルは高いから
- お手入れが楽だから
- キッチンは自分しか見えないから
タイルは高いので、自分しか見えないキッチンよりも来客にも良く見える位置に採用したいという方も多くいました。
汚れやすいのでとにかくお手入れを楽にしたいという意見もたくさんありましたね。
キッチンパネルの採用率が高いですが、タイルが不人気と言うわけではありません!
デザインにこだわる方は必ずと言っていいほどタイルを採用していました。
水・油ハネが気になりにくいカップボードの壁をタイルにしている方もいます。
最近では水・油に強い目地も販売されています。
お手入れ優先ならキッチンパネル、デザイン優先ならタイル
キッチンパネルとタイルの比較をまとめます。
キッチンパネル | タイル | |
初期費用 | 〇 | |
耐久性 | ー | ー |
耐熱性 | 〇 | |
耐水性 | 〇 | |
衛生面 | 〇 | |
掃除のしやすさ | 〇 | |
メンテナンス | 〇 | |
デザイン | 〇 | |
バリエーション | 〇 |
正直、機能面では優劣はほぼありません。
掃除やメンテナンス面を優先したいならキッチンパネル、デザイン面を重視するならタイルがおすすめです。
自分の優先順位を考えて、キッチンの壁を選んでいきましょう。
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