こんにちは!
注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
水回り設備のショールームに行くと必ずあるもの。
それは、黒いお風呂です。
床・壁・カウンター・浴槽など、浴室内のすべてが黒で統一されたお風呂はかっこよく、魅力に感じる方も多いのではないでしょうか。
しかも、ショールームにある黒のお風呂は高級グレードの物が多いため、浴室は黒にすれば高級感が出ると勘違いしがちです。
しかし、実際に黒のお風呂を採用した方の意見を聞くと、後悔したという意見が続出しています。理由は様々ですが、見た目も実用性も後悔している方が多いです。
今回は、黒のお風呂で後悔した理由と、人気のお風呂のカラーをまとめました。
黒のお風呂を検討している方、1度この記事を読んでから、本当に黒が良いのか再検討しましょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 安くて信頼できるメーカーが見つかる! /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
お風呂の色を黒にして後悔する人が続出!
なぜ黒いお風呂を選ぶと住んでから後悔するのでしょうか。
実際に聞いた後悔の声をご紹介します。
お風呂の色を黒にした人の後悔の声
- とにかく水垢が目立つ
- お風呂の雰囲気が暗くなった
- カビに気付きにくい
- 入浴剤の色が分かりにくい
- 浴室が狭く感じる
後悔の声①とにかく水垢が目立つ
1番多い後悔の理由は水垢が目立つことです。
新築時はきれいなお風呂も、数か月も経てばすぐに水垢だらけになってしまいます。
もちろん他の色を選んでも同じように水垢はつきますが、黒のようには目立ちません。
黒いお風呂には白の水垢がくっきりと浮き出てしまうのです。
みなさまご存じの通り、水垢は1度ついてしまうと落とすのはとても大変です。
毎日拭きあげをしてきれいに保つか、水垢がついても我慢するかのどちらかしか選択肢はないのです。
ただし、浴槽はFRPから人造大理石にグレードアップすれば、水垢の目立ちを軽減させることができます。
どうしても黒の浴槽を選びたい方は、人造大理石にグレードアップさせるのも良いかもしれません。しかし、費用は5~10万円と少し高めなので慎重に検討しましょう。
カウンターと浴槽横のエプロンは素材を変更することができません。
黒を選ぶ場合は、水垢の掃除をこまめにするという覚悟を持ちましょう。
後悔の声②お風呂の雰囲気が暗くなった
新築時は黒いお風呂の高級感やかっこよさに憧れていても、住んだ後は暗い雰囲気のお風呂に後悔する人もいます。
ショールームはたくさんの照明や窓に囲まれているため、黒いお風呂でも明るく感じてしまいます。
しかし実際は、浴室には小さな窓1つしかつけない家庭がほとんどのため、高級感やかっこよさより暗さが目立ってしまうのです。
特に小さなお子様がいると、お風呂は怖いというイメージを持ってしまう可能性もあります。
可能であれば、実際に建てた家の黒いお風呂を見学してから、採用するか決めることをおすすめします。
後悔の声③カビに気づきにくい
黒いお風呂は赤カビや黒カビが目立ちにくいです。
一見メリットのように感じますが、これは大きなデメリットです。
なぜなら、カビに気づかず掃除を怠ると、衛生面が悪くなることがあるからです。
お風呂は身体をキレイにする場なのに、カビだらけでは体に悪影響を及ぼします。
特に黒カビの奉仕が体内に入ると、気管支ぜんそくや鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす可能性があるのです。
赤カビの場合は比較的簡単に落とすことができますが、黒カビは頑固なので掃除も大変です。
黒いお風呂の場合、カビの発生に気づかずにしぶとい黒カビに成長させてしまうこともあります。
マメに掃除することが苦手な方は、黒いお風呂は避けましょう。
後悔の声④入浴剤の色がわかりにくい
お風呂好きな方はよく入浴剤を入れると思います。
しかし、黒い浴槽は入浴剤の色がわかりにくいです。
せっかくお気に入りの入浴剤を入れたのに、色がわからず残念だったという後悔の声もあります。
入浴剤の見た目も楽しみながら入浴したいという方は、黒の浴槽は選ばない方がいいでしょう。
後悔の声⑤浴室が狭く感じる
浴室全体が黒いと、圧迫感が出て浴室が狭く感じることがあります。
友人宅の真っ白な明るい浴室を見て、我が家と同じ広さなのに広く感じる!と驚き、後悔したという人もいます。
白や明るい色は視覚的効果で空間を広く見せることができます。広い開放的な浴室に憧れる方は、黒よりも明るい色を採用することをおすすめします。
どうしても黒い雰囲気を出したい方は、白をうまく組み合わせることで、印象を変えることができます。
浴槽・エプロン・カウンターが黒の場合
床や壁を明るいグレーにして、かっこいい雰囲気を保ちながらもトーンアップさせる。
壁や床が黒や濃いグレーの場合
浴槽・エプロンなどの比較的面積の大きい部分を白にすることで、少しでも圧迫感を減らす。
すべて黒にしたい場合
大きめな窓をつけて明るい日差しを取り入れる、照明をオレンジ系ではなく昼白色などの白系を選ぶ。
黒を採用したい箇所を決めた上で、浴室が少しでも広く見えるように、効果的に白を取り入れましょう。
まだハウスメーカーが決まっていないあなたへ。タウンライフ家づくりでハウスメーカーを比較・検討してみませんか?あなたの希望する複数のハウスメーカーが、無料で間取りプランと見積もりを作成してくれます。
\ 営業と会わずに間取り・見積もり収集 /
- 家づくりのアンケートに回答(約3分)
- ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
- 待つだけ!間取り・見積もりが届く!
\ 40万人以上が利用!安心の大手サイト /
実際、みんなは何色のお風呂を採用している?
では、実際のところ何色のお風呂が人気なのでしょうか。
部分ごとの人気色を発表します。
浴槽で人気の色:白
浴槽は白が圧倒的な人気を誇っています。
白は清潔感があり、水垢も目立ちません。
また、浴室内を広くて明るい雰囲気にしてくれます。
白い浴槽でも壁パネルを黒系にすれば、かっこいい浴室を作ることは可能です。
約8割以上の方が白の浴槽を選んでいます。(あくまで私の営業時代の感覚値です)
エプロンで人気の色:白
エプロンとは、浴槽の側面のことです。
洗い場との境目の立ち上がり部分のことを指します。
エプロンも浴槽と合わせて白を選ぶ方がほとんどです。
浴槽と同じく8割以上の方が、白いエプロンを採用しています。
カウンターで人気の色:白、ベージュ
カウンターも水垢が目立ちにくい、明るめの色味が人気です。
王道の白も人気ですが、白よりも温かみのある雰囲気にしたい方は、ベージュを選択することも多いです。
壁や床の色味に合わせてコーディネートするといいでしょう。
割合としては、白が6割、ベージュが2割、その他の色が2割くらいです。
床で人気の色:グレー、ベージュ
水垢よりも皮脂汚れが気になりやすい床には、白よりも少し色味が入ったタイプが人気です。
中でも、明るめのベージュや薄いグレーは根強い人気があります。
優しいイメージのお風呂を作りたい方はベージュ、かっこいい雰囲気を出したい方はグレーを選びます。
割合としては、ベージュ3割、グレー3割、白2割、その他の色が1割くらいな感覚です。
壁で人気の色:ベースは白、アクセントは寒色系か木目
壁は大きく好みがわかれます。
ただ、多くのハウスメーカーが標準仕様としている、3面は白で1面だけアクセントカラーを入れるという配色を、ほとんどの方が選んでいます。
アクセントカラーは、暖色よりも青系や緑系などの寒色系を選び、爽やかに仕上げる方が多いです。
また、ベージュのカウンターや床と木目の壁を組み合わせた、温かみのあるお風呂もとても人気があります。
実際、黒の部材を選ぶ方は少ないです。
選ぶときに営業マンにデメリットを伝えられて、やめる方も多いのでしょう。
採用する人の少ない黒いお風呂は特別感もありますが、選ぶときはしっかりデメリットを理解した上で選んでください。
マメな掃除を覚悟できるなら黒もOK
黒いお風呂はかっこいい反面、さまざまなデメリットがあります。しかし、黒にしてよかったと思う方もいることは確かです。
水垢をつけないために毎日拭きあげを行うことで、カビの発生防止にもつながります。
こまめにお風呂の掃除ができる方は黒を選んでもいいと思います。
しかし、そうでない方は、水垢が目立ちにくい壁パネルや人造大理石の浴槽に黒を取り入れてみてはいかがでしょうか。
お風呂は毎日使う場所であり、日々の疲れを癒す空間でもあります。
ストレスの原因を作らず、穏やかな気分になれる素敵な浴室をつくりましょう。