壁の一番下の部分につけられている板のようなものを「巾木」といいますが、実はこの色選びが家づくりにおいて非常に重要であるということをご存じでしょうか?
実際、我が家では巾木の色を白にして、後悔しています。
そこで今回は、どうして白い巾木にして後悔しているのか、その理由をお伝えしていこうと思います。
巾木の色は、特にこだわらずになんとなく決めてしまうケースも多いかもしれません。
そのため、これからマイホームを建てようとしている人は、後になって後悔しないためにも、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
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巾木って何のためにあるの?
一般的な家では、巾木が取り付けられているのが当たり前のようになっていますが、そもそも巾木は何のためにあるものなのでしょうか?
巾木は、壁と床との接合部分に生じる隙間を塞ぐために取り付けられているものです。
巾木をつけることによって隙間がなくなり、部屋が全体的にスッキリときれいな印象にまとまります。
また、見た目だけでなく、巾木によって隙間がなくなれば、衝撃により壁紙が傷んでしまうのを防いだり、床にこぼれた水分が壁紙に染みてしまうのを防いだりする効果も得られます。
ほかにも、断熱性をアップさせられるという効果もあり、非常に多くの役割を担っている部分といえるでしょう。
巾木を白にして後悔したワケ
初めにお伝えした通り、我が家は巾木の色を白にして後悔することとなってしまいました。
ここでは、なぜ後悔しているのか、3つの理由を挙げて解説していきます。
巾木を白にして後悔したワケ
- ホコリや汚れが目立つ
- 衝撃による傷が目立つ
- 安っぽく見える
ホコリや汚れが目立つ
巾木を白にして後悔した最大の理由は、ホコリや汚れがかなり目立ってしまうという点です。
言わずもがなですが、どうしても白い色は汚れが目立ちます。
今考えれば、なんとなく想像できそうな気もするのですが、当時は単純に壁紙の色に合わせて色を決めてしまい、深く後悔することになってしまいました。
特に気になるのは、巾木の上に積もってしまうホコリです。
巾木はほんの数ミリの厚みであるにもかかわらず、すぐに上の部分にホコリが溜まるし、毎回すべての巾木の上を掃除するのも非常に手間がかかります。
巾木の色が白でなければ、もう少しホコリが目立たないようにできたでしょう。
やはり白色の上に溜まるホコリは目立ってしまい、目にする度にほかの色にすればよかったと後悔してしまいます。
衝撃による傷が目立つ
巾木は、部屋の隅を縁取るようにつけられているため、掃除機がけやクイックルワイパーなどによる衝撃ですぐに傷がつきます。
傷がつくのは仕方のないこととして、その傷が目立ってしまうかどうかを決めるのが、巾木の色となるのです。
我が家では白い巾木にしてしまったため、掃除機などによる衝撃でついた傷が非常に目立ってしまっています。
せっかく清潔感のある白で統一していたはずが、気づけば傷だらけの印象になってしまいました。
なるべく傷がつかないように意識していても、巾木への衝撃を完全に防ぐのは難しいでしょう。
これも、白以外の色にしていれば、傷がついても目立ちにくくなっていただろうな、と強く感じています。
安っぽく見える
巾木の色を白にしたことで、全体的に安っぽい印象になってしまったことも、後悔している理由の1つです。
当時巾木の色を決めるときは、壁紙の色に合わせて、白が一番無難かと思っていました。
しかし、実際に完成してみると、思ったよりも巾木の色が浮いてしまい、なんだか安っぽく見える仕上がりになってしまったことに気づいたのです。
印象としては、子供部屋のようなポップな空間には合うのかもしれないけれど、リビングのような日常的に過ごす空間としては、高級感とか洗練された感じとかが足りない気がするな、という感じです。
せっかくのマイホームなので、もっと巾木の色にもこだわった空間づくりができればよかったなと、今になって後悔しています。
じゃあ何色がおすすめなの?
我が家は巾木の色を白にして後悔しているとお伝えしてきましたが、それでは結局何色にすればよかったのでしょうか?
これは個人的な意見ですが、巾木の色選びは、壁紙の色に合わせた白ではなく、床材の色に合わせたほうが良いのではないかなと感じています。
例えば、壁紙が白、床材が茶色のフローリングの場合は、ブラウン系の巾木を組み合わせることで、しっくりくる仕上がりになるはずです。
巾木の色を床材の色に合わせることで、見た目の違和感もなく、白色よりもホコリや汚れも目立たないでしょう。
また、白い巾木だと安っぽい雰囲気になってしまう可能性が高くなりますが、床材に合わせて濃いめの色にすることで、全体が引き締まってよりスタイリッシュな空間を演出できそうですよね。
そもそも巾木をなしにすれば良いのでは?
ここまでお伝えしてきた内容を見ていると、巾木の色選びで悩んだり後悔したりするぐらいなら、そもそも巾木をなしにしてしまえばいいのではないかと思う人も多いかもしれません。
確かに、実際に巾木をなしにすることは可能ではあります。
しかし、巾木をなくすのは現実的にはおすすめできません。
なぜなら、巾木にはしっかりとした意味があり、家の構造上とても重要な役割を担っているからです。
巾木をなしにするのがおすすめできない具体的な理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 床と壁との間に生じる隙間が丸見えになってしまう
- 掃除機などによる衝撃で壁紙自体が傷んでしまう
- 壁紙が汚れやすくなり掃除もしにくい
- 壁の内部にホコリなどが入り込んでしまう
- 壁紙に水分が染み込みやすくなる
- 断熱性が下がってしまう
このように、巾木をなくしてしまうと困ってしまうポイントがたくさんあります。
そのため、巾木の色選びで悩んだとしても、なしにするという選択は避けたほうがよいでしょう。
まとめ
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巾木は、日常的にはあまり注目されることは少なく、巾木の色について考えたこともなかったという人も多いかもしれません。
しかし、マイホームを建てるにあたって巾木の色選びはとても重要であるため、今回は我が家の実体験をもとに解説してきました。
我が家の場合、巾木の色を白にして後悔することになりましたが、恐らく同じような後悔を感じているケースはほかの家庭でも多々あるのではないかと思います。
今回は、巾木の色を白にして後悔した理由についても詳しく解説してきたので、これからマイホームを建てようと計画している人にはぜひ参考にしていただきたいです。
また、経験者として、巾木の色は壁紙ではなく床材の色に合わせることについてもアドバイスとしてお伝えしたので、こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。