「大手ハウスメーカーには憧れるけど、高くて予算的に厳しい。もっと安く家を建ててくれるところはないものか?」
昨今どんどん値上がりしている注文住宅の価格の影響で、このように思われている方も多いのではないかと思います。
注意
もともと高かった大手ハウスメーカーの家がさらに値上がりをしているので、購入するのがなかなか難しい価格になってきています。
そしてそんな時に有力な検討候補に上がってくるのが、ローコスト系のハウスメーカーが建てているローコスト住宅です。
ローコスト住宅であれば、大手ハウスメーカーの家と比べると驚くほど安く家を買うことができますからね。
しかし、ただ安いからという安易な理由でローコスト住宅を買うと、後々大きな後悔をしてしまう可能性があります。
そこで今回は、ただ安いからという理由でローコスト住宅を買うことをおすすめしない7つの理由をお伝えしていきたいと思います。
合わせて、ローコスト住宅のメリットや合う人・合わない人などについてもお話していますので、ローコスト住宅を検討中の方はぜひ参考にされてください。
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ローコスト住宅ってどんな住宅のこと?
まずは、ローコスト住宅とはどのような住宅なのかを簡単に説明します。
ローコスト住宅は、可能な限り低価格でお客様に家を提供することを最重要視して建てられる住宅のことです。
どこからかローコスト住宅かというとその明確な定義はありませんが、おおよそ「坪単価が50万円以下、35坪という平均的な広さの家で本体価格が1000万円台」というラインがよくローコスト住宅と言われる範囲になります。
このように夢の注文住宅を非常に安価な価格で買うことできるので、予算を抑えて家を買いたいと思っている人にはとても魅力的な商品となっています。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由
先ほどご説明した通りローコスト住宅は非常に安く家を買えるので魅力的ではあるのですが、おすすめしないと言われる理由になっているデメリットも存在します。
そこでこの章では、ローコスト住宅はおすすめしないと言われている7つの理由をお伝えしていきます。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由①家の性能がいま一つ
新しく家を作る時には、耐震性や断熱性を最低限これ以上にしなさいというのは法律で決められているので、たとえローコスト住宅といえども法律で決まっている最低限の家の性能は確保されています。
しかし、法律で決められている家の性能をクリアしたらとりあえず家は建てられるので、安く家を作ろうと思ったらそれ以上に家の性能を上げる必要はありません。
そのため、家の性能にもこだわっている大手ハウスメーカーの家と比べると、性能がいま一つの家になってしまいます。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由②ランニングコストが高くなる
上記のように家の性能がいま一つだと、建ててからのランニングコストも高くなります。
断熱性能が良くないと空調に必要なエネルギーも増えて冷暖房費も増しますし、早めの修繕やリフォームが必要になってその際にまとまったお金が掛かるかもしれません。
このように、買うときは安くても買った後のランニングコストが高くなる可能性があるのも、おすすめしないと言われる理由の一つです。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由③間取りや設備の自由度が低い
ローコスト住宅はできる限り家を安く作ることを重視しているので、間取りや設備の自由度が低いです。
これは、なるべく間取りを規格化したり設備を統一したりすることにより、低価格を実現しているからですね。
そのため、完全自由設計も可能な大手ハウスメーカーの家と比べると、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由④安っぽいデザインの家になる
デザインというのは別にこだわらなくても家は建つので、ローコスト住宅では真っ先に削られてしまう部分になります。
そのため、内装外装ともに、どこかで見たことあるような安っぽいデザインになりがちです。
せっかく注文住宅を建てたのにありきたりの家になってしまったら、家が建った後の喜びも半減してしまうので、あまりおすすめされないのですね。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由⑤オプションを追加すると結局はローコストではなくなる
ローコスト住宅は家の性能がいま一つだったりデザインが安っぽかったりするので、このままではちょっと嫌だなと思っていろいろなオプションを付けたい気持ちも出てきます。
しかし、そう思ってオプションを追加すると、規格化や共通化で安くしているローコスト住宅のメリットを活かせなくなるので、想像以上に金額が上がる場合があります。
こうなると結局はローコストではなくなり他のハウスメーカーの家と変わらなくなってしまうので、それならば「始めからローコスト住宅にする必要はなかったのでは?」と思ってしまうのですね。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由⑥ブランド力がない
注文住宅を建てたいと思うくらい家づくりにこだわりがあれば、建てた家を誰かに自慢したいという気持ちも少なからずあるのではないかと思います。
しかし、ローコスト住宅はあまり人に自慢できるようなブランド力がないので、それができません。
「積水ハウス・住友林業・ミサワホーム」などといった大手ハウスメーカーの家に住んでいると周りから一目置かれますが、ローコスト住宅ではそのようなことが起こらないのですね。
このようにブランド力がなく精神的な満足度が得られにくいのも、おすすめしない理由の一つです。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由⑦アフターサービスの充実度が低い
家は建てたら終わりではなく、住み始めてからが本当の始まりです。
そのため、家を建てる際はハウスメーカーのアフターサービスの充実度も気になるポイントになってきます。
注意
人員的にも資金的にも余裕がある大手ハウスメーカーだとアフターサービスも非常に充実しているのですが、ローコスト系のハウスメーカーの場合はそこまで手が取れずに、アフターサービスの充実度が低いことがあります。
こうなると住んでから何かあった時に困るので、おすすめしないと言われるのですね。
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ローコスト住宅のメリットまとめ
ここまで、ローコスト住宅はおすすめできない理由についてお話ししてきましが、もちろん、ローコスト住宅も悪いところばかりではありません。
ローコスト住宅ならではのメリットも存在します。
そこでこの章では、ローコスト住宅で得られるメリットについて解説していきます。
ローコスト住宅のメリットまとめ①安く注文住宅を建てられる
ローコスト住宅の一番のメリットは、やはり安く注文住宅を建てられることです。
例え家の性能がいま一つと言えども、法律で決められている新築住宅建築の際の基準も科学の進歩に合わせて年々引き上げられているので、そこまで悲観するほど住宅性能が悪いという訳ではありません。
そのため、良い言い方をすれば非常にコストパフォーマンスが高い家づくりができるということもできます。
このように金額面では大手ハウスメーカーの家では絶対に手に入らないメリットが得られますので、そこがローコスト住宅の大きな魅力になるのですね。
ローコスト住宅のメリットまとめ②広い家が建てられる
限られた予算の中で、広い家が建てられるのもローコスト住宅の良いところです。
家族が多いとどうしても広い家が必要になりますが、大手ハウスメーカーで広い家を建てようとすると家の値段がとんでもないことになり、あっという間に予算オーバーになってしまいます。
しかし、そんな時でも坪単価の安いローコスト住宅なら広い家でも予算内に収りやすいので、広い家を建てるときに有利なのですね。
ローコスト住宅のメリットまとめ③無駄なお金を掛けずに家づくりができる
ローコスト住宅は、できる限り安く家を建てるために無駄なお金がなるべく発生しないようにしています。
ここで無駄なお金というのは、ブランド力・丁寧な接客・オシャレなデザインなど、家づくりに直接は関係のない部分に掛かっているお金のことです。
大手ハウスメーカーはこれらのことにもお金を掛けているので家の値段が上がるのですが、これらが無くても別に家は建つので、いらないと思っている人には完全に余計なお金になってしまいます。
しかし、ローコスト住宅はこれらに掛かるお金をできる限り削ってくれているので、無駄なお金を掛けずに家づくりをすることができるのですね。
ローコスト住宅が合う人・合わない人
この章では、これまでお話ししてきたローコスト住宅をおすすめしない理由とメリットの両方を踏まえて、ローコスト住宅が合う人・合わない人の特徴をお伝えしていきます。
まずは、ローコスト住宅が合う人の特徴がこちらです。
- 家の予算が限られている人
- 住宅ローンの支払い金額を抑えたい人
- コスパ重視で家を建てたい人
- 家にブランド力はいらないと思っている人
- 家に豪華なデザインはいらないと思っている人
- 家よりも土地にお金を建てたい人
- 広い家を建てたい人
このように、できるだけ安くコスパ重視で家を建てたい人や、家に無駄なお金を掛けたくないと思っている人はローコスト住宅がぴったりです。
また、反対にローコスト住宅が合わない人の特徴がこちらになります。
- 自由度の高い注文住宅を建てたい人
- 高性能の家に住みたい人
- オシャレなデザインの家に住みたい人
- 高級感のある家に住みたい人
- 家にブランド力も求める人
- 手厚い接客を受けたい人
- 充実したアフターサービスを求める人
このように、例えお金が掛かってもこだわりの家づくりをしたいと考えている人や、手厚いサービスを受けたい人はローコスト住宅は向きません。
自分自身がどちらの特徴に当てはまっているのか振り返ってみながら、ローコスト住宅にするかどうか検討を進めていってください。
ローコスト住宅(会社)を選ぶなら注意したい3つのポイント
最後の章では、検討の結果やっぱりローコスト住宅を建てたいと思った方に向けて、その際のハウスメーカー選びで注意したい3つのポイントをお伝えします。
この3つのポイントをしっかりと抑えれば、ローコスト住宅を建てる際の失敗を防ぐことができますよ。
ローコスト住宅(会社)を選ぶなら注意したい3つのポイント①住宅性能を良く確認する
ローコスト住宅は新築に必要な最低限の性能はどのメーカーも確保されていますが、そこからさらにどんな部分の性能にこだわっているのかは、各ハウスメーカーによって変わってきます。
ローコスト系のハウスメーカーの中でも、自社の特色を出すために金額を抑えながら耐震性や断熱性を高める努力をしている会社もあるので、ひとえにローコスト住宅と言えどもその性能は一様ではありません。
そのため、自分が一番重要視している家の性能を中心にしっかりと確認をして、性能面でも納得できるようなハウスメーカーを探していくようにしましょう。
ローコスト住宅(会社)を選ぶなら注意したい3つのポイント②アフターサービスの充実度を確認する
アフターサービスの充実度を確認することも、ローコスト住宅を選ぶ際の大事な確認ポイントの一つです。
流石に大手ハウスメーカーと同レベルのアフターサービスは期待できませんが、少しでもアフターサービスが充実しているに越したことはありません。
また、自分の気に入ったハウスメーカーのアフターサービスがあまり期待できなさそうな場合は、それを見越して別途修繕費を貯めておいたりリフォーム会社を探しておくなど、ハウスメーカーに頼らなくても家のメンテナンスができる心構えをしておく必要があります。
ローコスト住宅(会社)を選ぶなら注意したい3つのポイント③デザインの好みの合うハウスメーカーを探す
ローコスト住宅はデザイン変更の余地があまりないので、そのハウスメーカーが持っているデザインの特色が強く出た家になります。
そこで大事になってくるのが、自分のデザインの好みの合うハウスメーカーを探すことです。
ポイント
ローコスト住宅でもハウスメーカーによってデザインが違うので、その中から少しでも自分のイメージに合ったデザインの家を建てている会社を選びましょう。
やはりデザインは少なからず家を建てた時の満足度に影響するので、自分の好みのデザインにするためのできる限りの努力はしていった方が良いです。
まとめ
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本記事のまとめです。
ローコスト住宅とは?
できる限り低価格でお客様に家を提供することを最重要ししている住宅。
ローコスト住宅はおすすめしない7つの理由
- ①家の性能がいま一つ
- ②ランニングコストが高くなる
- ③間取りや設備の自由度が低い
- ④安っぽいデザインの家になる
- ⑤オプションを追加すると結局はローコストではなくなる
- ⑥ブランド力がない
- ⑦アフターサービスの充実度が低い
ローコスト住宅のメリットまとめ
- 安く注文住宅を建てられる
- 広い家が建てられる
- 無駄なお金を掛けずに家づくりができる
ローコスト住宅が合う人の特徴
コスパ重視で家を建てたい人。また家づくりに無駄なお金を掛けたくないと思っている人。
ローコスト住宅が合わない人の特徴
こだわりを持った家づくりをしたい人。また、手厚いサービスも求める人。
ローコスト住宅(会社)を選ぶなら注意したい3つのポイント
- ①住宅性能を良く確認する
- ②アフターサービスの充実度を確認する
- ③デザインの好みの合うハウスメーカーを探す
安く家を建てられるローコスト住宅は非常に魅力的ではありますが、一歩間違えると非常に大きな後悔に繋がってしまう危険性も含んでいる商品にもなります。
そのため、単に安いからという理由だけでは採用せずに、このページでご紹介したおすすめしないと言われている理由などのデメリットの部分もしっかりと把握しながら、慎重に検討を進めていくことが必要です。