災害大国と言われている日本、その中で注文住宅を建てるなら、やはり強度が高い家を建てたいと思われていませんか?
そしてそう思った時に有力な候補として上がってくるのが、コンクリートの家を建てるという選択肢です。
コンクリートの家はいくつかある注文住宅の工法の中で最も強度を高くすることができるので、災害にも非常に強い家にすることができますからね。
しかし、いくら災害に強い家にできたからといっても、建てた後に日常生活などでコンクリートの家を建てたことを後悔することが出てくるのは嫌ですよね。
そのようなことにならないために大事になってくるのが、もしコンクリートの家を建てた時にどんなことで後悔する可能性があるのかを予め把握しておくことです。
そこで今回は、コンクリートの家にして後悔したこと4選をお伝えしていきたいと思います。
合わせて、コンクリートの家とはどのような家かや、メリット・注意点・建築可能なハウスメーカーについてもお話ししていますので、コンクリートの家を検討中の方はぜひ参考にされてください。
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コンクリートの家とはどんな家?
まずは、コンクリートの家とはどのような家なのかを説明します。
コンクリートの家とはその名の通りコンクリートを使って建てらている住宅で、「RC住宅」とも言われています。
RC住宅のRCの部分は「Reinforced Concrete」の略で、鉄筋コンクリートという意味です。
そしてそんなコンクリートの家の最大の特長は、なんと言ってもその強度です。
家を強固な鉄筋コンクリートで造るので、地震・火災・水害・台風といったあらゆる災害に強い安心して住める家になります。
また、コンクリートは形状の自由度も高いので、デザイン性にも優れていておしゃれな家を建てることができます。
そのため、様々な災害が発生する恐れがある日本で、安心安全かつおしゃれな家に住みたいと思っている人に良く選ばれている住宅になります。
特に勢力の強い台風が頻繁に通る沖縄ではコンクリートの家が主流になっており、新築戸建住宅の9割近くがコンクリートの家になっています。
そして実際に、コンクリートの家はそんな沖縄の強力な台風にも平気で耐え続けていますので、いかに耐久性に優れているかが良く分かりますね。
コンクリートの家にして後悔したこと4選
この章では、コンクリートの家にして後悔したこと4選をお伝えします。
コンクリートの家を建てた先輩施主さんは下記のような項目で後悔したと感じていますので、コンクリートの家を検討する際には頭に入れておいてください。
コンクリートの家にして後悔したこと4選①家の建築費用が高い
コンクリートの家は優れた耐久性とデザイン性を兼ね備えた家になるのですが、その分、家の建築費用も高くなってしまいます。
そのため、家づくりに掛かる初期費用がどうしても多く必要になってきます。
そうなると必然的に住宅ローンの支払い金額も多くなって、日々の生活が苦しくなりそれが後悔する原因になります。
災害といった非常時には強くて安心だからといって、肝心の日常生活が苦しくなってしまったら新居での暮らしが楽しめなくなってしまいますので、しっかりとした資金計画を建てた上で家を購入することが大事になります。
コンクリートの家にして後悔したこと4選②室内の湿度が高くなり、結露やカビが発生しやすい
コンクリートの家は、木造の家よりも湿度が高くなりやすいです。
これは、コンクリートは木と違って空気の調湿効果がほとんどないほか、完成後数年はコンクリートに含まれている乾ききっていない水分が徐々に表面に出てくるといったことが起こるためです。
特に日本は梅雨時期から夏にかけて湿度が高くなりやすいですが、家の中の環境もそうなると非常に不快になって後悔することになります。
また、不快になるだけならまだしも、湿度が高いと結露やカビが発生する原因になりそれも後悔の一因になります。
そのため、こまめな換気をすることや、エアコン・除湿機などを使った適切な湿度コントロールをすることが重要になってきます。
コンクリートの家にして後悔したこと4選③コンクリートにひび割れが発生したとき
コンクリートという材質の宿命の一つに、ひび割れが発生するというものがあります。
これは、気温や湿度の変化によって発生する収縮・膨張の繰り返しや、家本体の重さによる歪みの蓄積によって発生します。
軽微なひび割れであれば特に問題はないのですが、ひび割れが大きくなると、耐久性や見た目の美しさが損なわれる原因になります。
そのため、びび割れを見つけた時には早めの補修が必要になるのですが、コンクリートはひび割れをする事実を知っていないと、ひび割れが起きた時に大きく後悔してしまうことになります。
なのでコンクリートの家を建てる際には、ひび割れが発生する可能性があることを頭に入れておき、早めの補修対応を心掛ける必要があります。
コンクリートの家にして後悔したこと4選④改修・増築・解体が簡単にできない
コンクリートの家は強度が高いので、改修・増築・解体が簡単にはできません。
そのため後からリフォームをしたくなっても、大きな費用が掛かったり、そもそも構造的に無理だったりして諦めざるを得ず、その時に後悔する可能する可能性があります。
また、大掛かりなリフォームではなく、ちょっと部屋にエアコンを追加したい場合でも、簡単に配管や配線の工事ができずそれも難しかったりします。
そのため、コンクリートの家を建てる際には改修・増築が簡単にはできないことを頭に入れておき、この先も問題のない間取りにしておくことが重要です。
また、新築時にはエアコンをつけてない部屋があっても、将来いつでも付けれるようにエアコン用のコンセントと配管を通す壁の穴だけは開けておくといった対処をしておくことも大切になってきます。
コンクリートの家のメリットまとめ
ここまでは、コンクリートの家にして後悔したことをお伝えしてきました。
しかし、もちろんコンクリートの家は後悔することだけではなくて、コンクリートの家ならではのメリットがたくさんあります。
そこでこの章では、コンクリートの家のメリットを箇条書きでまとめてお伝えしていきたいと思います。
それが、こちらになります。
- 家の強度が高い
- 耐久性が高く家が長持ちする
- 地震に強い
- 火災に強い
- 台風に強い
- 水害に強い
- デザイン性が高い
- 設計の自由度が高い
- 遮音性が高いので、外の音が聞こえにくい
- 室内の音も外に漏れにくい
- シロアリ被害の心配がない
- メンテナンス費用が少ない
メリット見てみると、やはり非常に強固な家が建てられるので、耐久性が高く災害に強い家になるのが最も嬉しいところですね。
長持ちして災害時にも強い家であれば、日常生活もとても安心して暮らすことができるので、不安のない日々をすごすことができます。
また、デザイン性や自由度も高いので、自分の思い通りの家を建てられる注文住宅としてはそこも嬉しいところですね。
このようにコンクリートの家では、コンクリートのならではのメリットをたくさん得ることができる家づくりをすることができます。
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コンクリートの家にするなら注意したいこと
ここまで、コンクリートの家にして後悔したこととメリットについてお伝えしてきました。
その2つを踏まえた上で、やはり家を建てるならコンクリートの家が良いと思われましたでしょうか?
もしそう思われたのであれば、これからコンクリートでの家づくりの検討を始められるかと思いますので、この章ではコンクリートの家にするなら注意したいことをお伝えします。
コンクリートの家を建てたいと思われた場合は、下記の点には注意しながら家づくりを進めていってください。
コンクリートの家にするなら注意したいこと①家の断熱性能を高くする
コンクリートは熱を通しやすい物質なので、コンクリート打ちっ放しの家にすると外気の影響を大きく受けてしまい、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。
そのために大事になってくるのが、家の断熱性を高くすることです。
こうすることにより、コンクリート最大の弱点である熱を通しやすいという性質をカバーすることができます。
そして断熱性能を高くするためには大きく分けて内断熱と外断熱という2つの工法がありますので、それぞれ分けて説明します。
どちらの断熱方法が良いのかは、ハウスメーカーとも良く相談しながら決めていきましょう。
内断熱
内断熱は、家の内側のコンクリートの表面に断熱材を設置する工法です。
この工法はコンクリートの家を建てる際に良く使われる工法で、簡単かつコストを抑えて家の断熱をすることができます。
また、外壁になんの影響もないので、家の外観やデザイン性を損なうことがないのも良いところの一つです。
デメリットとしては、外断熱と比べると断熱性や気密性が劣るので、外気温の影響を受けやすかったり結露が発生する可能性が高くなることがあります。
外断熱
外断熱は、家の外側のコンクリートの表面に断熱材を設置する工法です。
こちらは家の外側をスッポリと断熱材で覆う形になるので、非常に優れた断熱性と気密性を家に持たせることができます。
そのため、熱を通しやすいというコンクリートの欠点を完全に補うことができ、室内の温度変化や結露の発生をかなり抑えることができます。
また、外壁を覆うことによってコンクリートが風雨に直接さらされることがなくなるので、家の耐久性をさらに上げることができるというメリットもあります。
デメリットとしては、外断熱の工事は手間がかかり工期も長くなるので、大きなコストアップにつながってしまうことがあります。
コンクリートの家にするなら注意したいこと②地盤調査をしっかりと行い、必要な場合は地盤改良する
コンクリートの家は非常に頑丈な家にはなるのですが、その分、家の重さが重くなってしまいます。
その重さは木造住宅の3〜5倍程度になり、木造住宅と比べるとかなり重い家になります。
そうなると注意が必要になってくるのが、家を建てるための地盤の強さです。
家が重いので、よりしっかりとした強固な地盤の上に建てる必要があります。
そのため、家を建てる前にしっかりと地盤調査を行い、コンクリートの家を建てても問題ないかどうか確認しましょう。
そして必要な場合は地盤改良を行なって、安心してコンクリートの家を建てられる地盤にすることが大切です。
コンクリートの家にするなら注意したいこと③内観はコンクリートの雰囲気を抑えて温かみを持たせる
コンクリートという材質のイメージは、どうしても無機質で冷たいというものになるかと思います。
そしてコンクリート自体はそのようなイメージで間違っていないと思うのですが、だからといって家全体を無機質で冷たいものにする必要はありません。
コンクリートの家でも、内観は普通の木造住宅と同じように、フローリングや白色の壁紙にすることはもちろん、和室も問題なく設置することができます。
そのため、コンクリートの家でも温かみを持たせたい場合は、内観に関してはあまりコンクリートの雰囲気を出しすぎず、木造のような温かみを持たせた家になるようなプランにしていきましょう。
コンクリートの家が建てられるハウスメーカー
コンクリートの家の後悔ポイントや注意点を把握してより良いコンクリートの家を建てる準備が整ったら、いよいよ実際にハウスメーカーに足を運んで話を聞いてみることになります。
しかし、コンクリートの家を建てたいと思った時に、どのハウスメーカーを選べばいいのかって良くわからないですよね。
そこで最後の章では、コンクリートの家が得意なハウスメーカーを4社ほどご紹介します。
それが、こちらになります。
- 大成建設ハウジング
- レスコハウス
- 百年住宅
- 三菱地所ホーム
上記のハウスメーカーは、コンクリートの家を建てるための工法であるRC造を得意としていることを全面でアピールしており、ノウハウや実績をしっかりと持った会社となっています。
そのため、コンクリートでの家づくりを安心して任せることができます。
なのでもしコンクリートの家を建てたいと思っているけど、具体的にどのハウスメーカーに相談すれば良いのか分からない場合は、この4社を検討の候補に挙げてみられてください。
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この記事のまとめ
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本記事のまとめです。
コンクリートの家とはどんな家?
材料にコンクリートを使った家で、耐久性が高く災害に強いことが特長。「RC住宅」とも呼ばれている。
コンクリートの家にして後悔したこと4選
- 家の建築費用が高い
- 室内の湿度が高くなり、結露やカビが発生しやすい
- 経年劣化でひび割れが発生する
- 改修・増築・解体が簡単にできない
コンクリートの家のメリットまとめ
長持ちして災害にも強いので、日常生活を安心してすごすことができる。また、デザイン性や自由度が高く思い通りの家を建てやすいというメリットもある。
コンクリートの家にするなら注意したいこと
- 家の断熱性能を高くする
- 地盤調査をしっかりと行い、必要な場合は地盤改良する
- 内観はコンクリートの雰囲気を抑えて温かみを持たせる
コンクリートの家を建てたいと思っているけど、建てた後に後悔はしたくないと思っていたあなた、後悔することなく建てられるイメージが湧きましたでしょうか?
ここまでお話ししてきた通り、コンクリートの家を建てる際は特有の後悔ポイントや注意点がありますが、どれもしっかりと把握していれば対処可能なものばかりです。
そのため、災害に強い安心安全なコンクリートの家を後悔なく建てることは可能ですので、そんな家が欲しいと思った場合はぜひ前向きに検討を進めてみてください。