- トイレの横向き&引き戸はなぜ使いやすい?
- 横向き&引き戸のトイレってデメリットはないの?
間取りを考える上で、トイレの配置を優先的に決める方は多くないでしょう。
大体の方がLDKや玄関の位置を優先して決めていきますよね。
優先的に決めなくてもいいですが、できれば取り入れてほしいのが横向き&引き戸のトイレです。
今回は横向き&引き戸のトイレは、縦向き&開き戸と比べてどのような点で優れているのかを紹介します!
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トイレは横向き&引き戸がオススメな理由
横向き&引き戸のトイレのおすすめポイントを5つ紹介します!
横向き&引き戸のオススメ理由
- ドアを開けたときに広く感じる
- 座るまでの動作が少ない
- 子育て・介護がしやすい
- 便座の正面に収納が作れる
- トイレの外に置いたスリッパが邪魔にならない
メリット①ドアを開けたときに広く感じる
横向きのトイレは扉を開けたときに目の前に便座がないので広く感じやすいです。
また、引き戸は開けたときにレール内にすっきりと扉が収まるため、入り口が広く取れます。
扉を開けたときの正面に窓をつければより開放感が出ますね!
対して、縦向き&開き戸のトイレはドアを開けると正面に便座があり、圧迫感を感じやすいです。
さらに開き戸だとドアの厚み分だけ入り口が狭くなってしまいます。
私が担当したお客様でも1階のトイレは横向き&引き戸、2階のトイレは縦向き&開き戸というパターンが何度もありましたが、皆様前者の方が広く感じると話していました。
メリット②トイレに入る→座るまでの動作が少ない
横向き&引き戸のトイレは空間に入るまでと便座に座るまでの動作が、縦向き&開き戸のトイレよりも少ないです。
それぞれの動きを見てみましょう。
横向き&引き戸のトイレ
- トイレの扉の前に立つ
- 引き戸をスライドさせる
- トイレに入る
- 扉を閉める
- 90度横を向いて便座に座る
縦向き&開き戸のトイレ
- トイレの扉の前に立つ
- 開き戸を開けながら少し後ろに下がる
- トイレに入る
- 扉を閉める
- 180度回転して便座に座る
それぞれ動作の項目数は同じですが、縦向き&開き戸のトイレには余計な動作が加わります。
まずはトイレに入る前の動作についてです。
開き戸は手前に開くので、その分だけ後ろに下がらなければいけません。
引き戸であれば立ち位置を変えずに扉を開けることができます。
トイレに入った後も動きに差があります。
縦向きは便座が自分の正面に来るので、180度回転しなければなりません。
横向きなら、90度横に向くだけで便座に座れます。
日常生活ではあまり気にならないかもしれませんが、ケガをしたときなどに横向き&引き戸のトイレの有難さを感じます。
ちなみに筆者もケガをしたときに身をもって体感しました。
メリット③子育て・介護がしやすい
これまでに横向き&引き戸のトイレは、動作が少ないことや入り口が広いことをお伝えしましたが、このメリットは子育てや介護のしやすさにもつながります。
なぜなら、トイレトレーニング中の子供や介護が必要な方は動作が少ない方が使いやすいからです。
例えば、縦向きのトイレだと親や介護する人は、トイレを使う人の後ろから入って180℃回転させる手伝いをしなければなりません。
開き戸のトイレは車いすを使う方だと、扉を開けてトイレに入るのでさえ一苦労です。
引き戸ならその場で開け閉めでき、開口も広いので車いすに乗ったままトイレ内に入れます。
実際に介護施設などで採用されているトイレは引き戸がほとんどです。
子育てのしやすさ、そして老後のことまで考えてトイレの向きや扉の種類を決めましょう。
メリット④便座の正面に収納が作れる
横向きのトイレは便座の横の壁に扉がつくので、便座の正面の壁を有効利用できます。
飾り棚やニッチをつければインテリアを飾れますし、絵や写真をかけてもいいでしょう。
便座を座ったときに正面にあれば、来客の目にも留まりやすいです。
また、トイレを長めに作り便座の正面にコンパクト洗面や収納をつけることもおすすめです。
横向きトイレの配置を活かして、正面の壁を有効利用しましょう。
メリット⑤引き戸なら外に置いたスリッパが邪魔にならない
引き戸は扉が横にスライドするので、トイレの目の前で部屋用スリッパを脱いでトイレ用のスリッパに履き替えることができます。
トイレが開き戸の場合、一般的には外開きにドアを設置します。
そのため、トイレ内のスリッパなどに当たる心配はないですが、部屋用のスリッパを扉の前で脱ぐとぶつかってしまいます。
子供は面倒くさがって部屋で履いているスリッパのままトイレに入るかもしれません。
ほんの些細なことですが、気になるポイントです。
横向き&引き戸のデメリットは…?
横向き&引き戸のトイレにはデメリットもあります。
許せるデメリットかどうかチェックしていきましょう。
横向き&引き戸のデメリット
- 開き戸に比べてニオイや音が漏れやすい
- 開き戸に比べて費用が高い
- 引き戸だと階段下には施工できない場合がある
デメリット①開き戸より引き戸の方が音やニオイが漏れやすい
1つ目のデメリットは、防音性や気密性が落ちるということです。
引き戸は扉の上か下にレールがあるため、そこから空気が逃げてしまいます。
また、引き戸は引き込む側の壁が薄くなっているので、そこから音が伝わりやすいという点もデメリットです。
対して、開き戸は密閉性が高いので、引き戸と比べると音やニオイが気なりません。
引き戸のトイレをつけるときはLDKとトイレの間に廊下を挟むなどの工夫をしましょう。
デメリット②開き戸より引き戸の方が価格が高い
開き戸より引き戸の方が価格が高いです。
最初の提案でトイレに開き戸がついていた場合、引き戸に変更すると追加費用が発生する場合があります。
ドアのデザインや機能性によって価格は異なりますが、5,000円~1万円くらい価格が上がることもあります。
他の追加費用との優先順位を考えながら、採用するか検討しましょう。
デメリット③トイレを階段下に配置すると引き戸が施工できないことがある
階段下の空間を活かしてトイレを配置する間取りも多いです。
空間を有効利用できますが、被せる段数によっては天井が下がってしまいます。
引き戸をつける場合、ドアだけでなくレールの幅だけ扉の高さを確保しなければなりません。
例えば、2mの高さの扉をつけるとして考えてみましょう。
階段の高さは1段あたり20cmとします。
開き戸の場合
入り口側だけが2mを超えていればいいので、奥の便座側は9~10段目が被っていても問題ありません。
天井高が180cmは低いと感じる方も多いと思いますが、トイレの奥は便器があるので低い天井の真下に立つことはありません。
そのため、低さを感じにくく実際に採用している家もたくさんあります。
引き戸の場合
引き戸はトイレの手前側も奥側も扉が施工できるだけの高さが必要です。
2mの扉をつけるので、階段の10段目以下は被らせることはできません。
間取りによっては、横向きのトイレは作れても引き戸が施工できないことがあります。
図面を見ただけでは中々難しいと思うので、設計士に相談して引き戸が施工できる高さの階段下を活用しましょう。
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横向き&引き戸のトイレで快適な空間を作ろう
横向き&引き戸のメリット
- ドアを開けたときに広く感じる
- 座るまでの動作が少ない
- 子育て・介護がしやすい
- 便座の正面に収納が作れる
- トイレの外に置いたスリッパが邪魔にならない
横向き&引き戸のデメリット
- 開き戸に比べてニオイや音が漏れやすい
- 開き戸に比べて費用が高い
- 引き戸だと階段下には施工できない場合がある
トイレは家族全員が毎日使う空間です。
空間自体は狭いので配置や向きにこだわる方は少ないですが、住んでみると「横向き&引き戸にすればよかった‥。」と後悔してしまう方も多いです。
横向き&引き戸のトイレは現在だけでなく、将来的にも使い勝手が良いです。
特に1階のトイレは使用頻度が高く、高齢になっても使う機会が多いのでぜひ取り入れてほしいと思います。
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