こんにちは!
注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
ニッチとは壁にくぼみを作ってスペースを作った空間のことを指します。
ニッチの役割は大きく分けて2つです。
- 飾り棚
おしゃれなインテリアを飾ったり、中にお気に入りのクロスやタイルを貼ることで、空間をおしゃれにする役割を持っています。
- 収納
日常で使う物をしまったり、スイッチやリモコンをニッチ内に取り付けて、空間をすっきりと見せる役割があります。
ニッチは配置する場所によって、空間が華やかになったり、生活がしやすくなりますのでおすすめです。
しかし、中には使いにくかったり掃除が大変で、採用して後悔してしまう人もいます。
今回はニッチを配置すべき場所と、採用したら後悔する場所についてお伝えします。
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二ッチを配置するおすすめの場所6選
おすすめ場所①キッチンの手元
用途 調味料・調理器具収納
キッチンの作業台の手元やコンロの横に配置するニッチはおすすめです。
キッチンの手元のニッチには調味料をしまいましょう。
調味料は毎日使う物も多いため、その都度引き出しから出すのは面倒です。
また、調理台の上に置いておくとごちゃごちゃしてしまい、キッチンが汚く見えてしまいます。
ニッチがあれば調味料が壁内にすっぽり収まるので、キッチンが整理整頓されているように見えます。
コンロ横のニッチであれば、ニッチ内にフックを取り付けてお玉やフライ返しなどの調理小物をかけても使い勝手がいいです。
どちらにせよ、確実に収納できるサイズであることが大切です。
お手持ちの調味料や調理器具よりも、少しゆとりを持ったサイズのニッチを作りましょう。
おすすめ場所②ダイニングテーブルの手元
用途 コンセント、調味料、ティッシュ収納
ダイニングの高さに合わせてニッチを採用すると、ダイニングテーブルがすっきりとします。
なぜならダイニングテーブルには、日常的に使う醤油などの調味料やティッシュなどをしまっておくことができるからです。
また、ニッチ内にコンセントをつけておけば、ホットプレートやタコ焼き機などの卓上調理家電も使いやすくなります。
食事をしないときは、スマホの充電場所としてもおすすめです。
ダイニングのニッチは用途がたくさんありますので、ダイニングテーブルの幅に合わせた横長のニッチを作ると使いやすいでしょう。
おすすめ場所③玄関
用途 飾り棚
玄関から家の中に入った正面にニッチを採用することもおすすめです。
玄関のニッチは飾り棚として使いましょう。
お気に入りのインテリアや季節物を飾ることで、玄関が一気におしゃれになります。
また、玄関は来客に家の印象を与えることができる場所です。
お気に入りのタイルなどを貼って、自分のカラーを出すといいでしょう。
ニッチの形を四角ではなく、かまぼこ型や家の形にしても雰囲気が変わるのでおすすめです。
おすすめ場所④洗面所(洗濯機横)
用途 洗剤置き場
洗濯機の横の壁にニッチをつけると、洗剤類をすっきり収納することができます。
洗濯機のすぐ横に収納できるので使い勝手がよく、家事楽にもつながります。
ニッチを2段に分けて、上段は洗剤や柔軟剤、下段には入浴中の眼鏡やアクセサリー置き場にしても使いやすいです。
自分の使いやすいようにサイズや段数を決めましょう。
また、洗剤の種類によって高さや奥行きが大きく変わります。液体洗剤なら縦長、ジェルボールなら幅広・奥行き深めなどです。
自分の使う洗剤が入るサイズはもちろん、将来性を考えてすべての洗剤に対応できるニッチサイズをおすすめします。
おすすめ場所⑤寝室(ベッドの高さに合わせて)
用途 コンセント・スイッチ、携帯・眼鏡置き場
寝室にニッチを採用してよかったという声は非常に多いです。
ベッドの高さに合わせたニッチは、サイドテーブルの代わりとして使うことができます。
ベッド近くにニッチがあると、寝る前にスマホを充電したり、寝る直前に部屋の電気をスイッチで消して眼鏡を取ってすぐに寝ることができます。
サイドテーブルだと床の掃除がしづらいですが、ニッチなら壁の中に埋め込まれているので掃除しやすいです。
ただし、枕元のニッチなのでニッチ内にホコリはたまらないようにこまめに掃除をしましょう。
おすすめ場所⑥トイレ
用途 トイレットペーパーや消臭剤などの収納or飾り棚
トイレ内のニッチは使う人によって、収納と飾り棚の用途にわかれます。
実用性を求める方は収納として使います。
トイレは広いスペースを取ることが難しく、収納を置くとさらに狭くなってしまいます。
しかし、ニッチであれば壁をくぼませるので、トイレのスペースを削ることなく収納を作ることが可能です。
おしゃれさを求める方は飾り棚として使います。
トイレのニッチは内部にエコカラットなどを採用すると消臭対策にも効果的です。また、気に入りのインテリアを置けば落ち着いて用を足すことができます。
喫煙者は灰皿を置く場として使う方も多いようです。
二ッチを配置して後悔した場所5選
後悔した場所①リビング(スイッチやリモコンをまとめる)
用途 スイッチやリモコンの設置
リビング内にニッチを作り、その中にスイッチやリモコンをまとめる方法はとても人気です。
しかし、場所や配置を間違えると後悔する可能性があります。
例えば、スイッチをまとめたことによって、LDKの出入り口から離れてしまい、帰宅時や寝るときに使いにくくなってしまいます。
また、リビングのニッチ内に給湯器とインターホンのリモコンをつけたけど、給湯器のリモコンはキッチンの近くにつければよかったなどの後悔する意見も多いです。
スイッチやリモコンをまとめるときは、見た目のすっきりさを重要視することもいいですが、使い勝手は悪くないかをしっかりと検討しましょう。
後悔した場所②階段
用途 飾り棚
階段の壁面にニッチを採用して後悔する方もいます。
階段のニッチは飾り棚として使うことが多いです。
しかし、階段はほとんど家族しか使わないので、入居時に飾ったインテリアがそのままずっと飾られている家庭も多いようです。
また、階段は荷物を持って移動することも多く、荷物がニッチ内のインテリアにぶつかって邪魔になるなどの経験をする方もいます。
階段にワンポイントを入れたいのであれば、ニッチではなくガラスブロックを採用することをおすすめします。
ガラスブロックとは、四角いカラフルなガラスのインテリアのことで、壁の中にはめ込むことができます。
ガラスブロックを採用すれば、ぶつかっても問題はありません。
さらに、壁の反対側の光を取り込むこともできるので、階段が少しだけ開放的に感じられるはずです。
後悔した場所③子供部屋
用途 飾り棚やマガジンラック
子供部屋にニッチを作ったが、全く使われていなくて後悔した方も多いです。
子供が女の子の場合は、ある程度の年齢になればぬいぐるみや雑貨などを飾って活用してくれることもあります。
しかし、男の子の場合は、ニッチがあっても使われないただのくぼみになっていることが多いです。
マガジンラックも少量の本しか入らないので、大容量の本棚を購入してあげた方が部屋がきれいに片付くでしょう。
後悔した場所④寝室(ベッドの高さに合わせて)
用途 コンセント・スイッチ、携帯・眼鏡置き場
「あれ?おすすめにもあったのに」と思った方もいるはずです。
その通りで、寝室のニッチはおすすめでもあり、後悔する可能性もあります。
用途としてはおすすめですが、後悔ポイントはニッチの高さです。
入居時にローベッドを購入した方がベッド高さに合わせてニッチを作ったら、高さのあるベッドに買い替えることができなくて後悔した。
または、高さのあるベッドに買い替えたらニッチが使えなくなったという後悔です。
逆に、入居時に高さのあるベッドを購入したが、のちにローベッドに買い替えて後悔した人もいます。
なぜなら、ローベッドでは寝たままニッチに手が届かず、起き上がらなくてはならなかったからです。
寝室のニッチはとても使い勝手がいいですが、高さを慎重に検討する必要があります。
ベッドを買い替えたとしてもベッドの高さは同じものを選ぶ覚悟があるならば、ぜひ採用してほしいニッチです。
後悔した場所⑤キッチン横にマガジンラック
用途 雑誌や本をしまう
キッチン横にマガジンラックを採用する方も多いです。
マガジンラックはおしゃれにすっきりと雑誌などをしまうことができるので、とても人気なニッチの1つです。
しかし、採用して後悔した方もいます。
理由は掃除の大変さです。
キッチン横のマガジンラックは、通常のニッチと比べると低い位置に施工することがほとんどです。
足元から20~30㎝の高さに作る方が多いのでホコリが溜まりやすいのです。
頻繁に雑誌をどかして掃除ができる方ならいいですが、ニッチ内の掃除を手間だと感じて後悔する人もいます。
足元から近い位置にニッチを採用したい方は、掃除が大変という覚悟を持ってください。
ちなみに足元に近くなくてもニッチはオープンタイプの棚なのでホコリは溜まりやすいです。
掃除が楽な家を建てたい方は、ニッチの採用は諦めた方が良いでしょう。
ニッチは使わないとホコリがたまるだけのくぼみです
空間をおしゃれで便利にするニッチですが、作る場所や高さによっても後悔してしまいます。
ニッチを採用すべき人、そうでない人の特徴をお伝えします。
ニッチを採用すべき人
- インテリアをたくさん飾りたい
- とにかく収納を増やしたい
- 掃除を頻繁にできる
ニッチを採用すべきでない人
- 壁をすっきりさせたい
- 掃除を楽にしたい
- 壁にインテリアではなく絵を飾りたい
ニッチが自分に合っているのかを確認し、後悔のないサイズ・高さのニッチを採用しましょう。
ホコリが溜まりやすいので、採用する人はマメに掃除する生活を覚悟してくださいね。