こんにちは!
今回は「ホームパーティーにピッタリの間取りアイデア」をまとめました。
せっかく注文住宅でこだわりいっぱいの家を建てたなら、ゲストを招いて食事をしたり、お酒を飲んだりしたい。そう思いませんか?
そのために大切なのは、ゲストが気兼ねなくリラックスして過ごせるような工夫を凝らした間取りにすること。
そして、この記事にはゲストをおもてなしするための間取りのノウハウがたくさん詰まっています!
ゲストが何度でもあなたの家に来たくなってしまうような家にしましょう。
人が集まりやすいオープンな外構&外観にしよう
ホームパーティーを頻繁に開催したい、ゲストをよく招く家にしたい。
そう思うなら、「人が集まりやすい外構&外観づくり」をしましょう。
そうです…。家に入る前からホームパーティーは始まっているのです…。
人が集まりやすい外構&外観には、いくつか抑えたいポイントがあります。
- 駐車・駐輪スペースが広く採ってあること
- 家の正面から見て玄関がすぐに分かること
- 人がいる気配が外に伝わるよう窓を配置すること
- 外から押しやすい場所にチャイムがあること
まずは、あなたの家を訪れるゲストがどのようにしてあなたの家まで来るのかを想像しましょう。
あなたの家が郊外にあるなら車で来るケースが想定されるので駐車スペースを確保する必要がありますし、あなたの家が都心にあるなら自転車や徒歩で来ることが想像できるので、駐輪スペースを確保する必要があります。
ゲストを頻繁に招く家にしたいなら、外構づくりの際に「来客用の駐車・駐輪スペース」を確保することを忘れてはいけません。
さて、ゲストがあなたの家の前まで来ました。
あなたの家を初めて訪れたゲストは、まず玄関を探します。
このときに、少し引っ込んだ場所に玄関があると、入り口が分からずゲストを困らせてしまいます。
ゲストが不審者のように家の前をウロウロしてしまわないように、必ず正面から分かりやすい位置に玄関をプランニングしましょう。
玄関を見つけたゲストは、次にあなたの家のチャイムを探します。
チャイムが玄関ドアのすぐ近くにあると、ゲストは玄関前まで歩いていってチャイムを鳴らさなければならず、これが妙にキンチョーします…。
リラックスしてホームパーティーを楽しんでほしいですから、チャイムは玄関から少し離してあげましょう。
家の正面に大きめの窓を採用すると、おもてなしポイントが高いです。
最近では、窓が少ないただのハコみたいな無機質な雰囲気の外観デザインが流行っていますが、暮らしている人の雰囲気が全然外に伝わってきません。
それはそれでもちろんオシャレですし良いのですが、ホームパーティーをしたりゲストをよく招く家にするなら、もっとオープンで、中で暮らしている人の雰囲気が外に伝わるような外観にしましょう。
楽しいホームパーティーの雰囲気が外に漏れちゃってるくらいで良いんです!
少し遅れてホームパーティーに来た人が、外からでも楽しそうな雰囲気を感じることができれば、家の中に入る前からワクワクしちゃいますよ!
広めの玄関土間でお出迎えする
さあ、ゲストが玄関からおうちの中に入ります。
「土間」は家の外側でも内側でもない、その中間のような空間です。
ゆったりとした広い玄関土間は、ゲストをもてなす第2のリビングとして活用できます。
ゲストは靴を履いたまま上がり口に腰掛けられますし、ゲストが大勢来ても「玄関に靴が入りきらない」ということはありません!
ホームパーティーの途中で帰る人を大勢で見送ることもできます。大勢で出迎えることもできます。
最近、特に都心部ではご近所付き合いが薄れてきていますが、玄関土間ならつかず離れずのお付き合いができそうです。
そのほか、大きめの宅配便が届いたときにも困りませんし、子供の家庭訪問などでも対応がしやすいでしょう。
場合によっては、自転車やバイクなどを玄関土間の中にしまうこともできます。
プチ洗面コーナーは重宝する
いよいよゲストがおうちの中に入ってきました。
ホームパーティーで料理をするとなると、「手を洗わせてほしい」と洗面室の場所を聞いてくることが予想できます。
そもそも、家に入ったらまず手洗いうがいをすることが習慣になっている方も少なくないでしょう。
そのときに、あなたの家の洗面室がゴチャゴチャしていたら、慌てて片付けなければいけませんよね?
しかも、洗面室って下着や洗濯物などのプライベートなものが置いてあります。
正直ちょっとゲストには入ってほしくないなと思う方もいると思います。
そこで、廊下などに小さな洗面コーナーがあればすべて解決します。
小さな洗面コーナーにはハンドソープとタオルくらいで十分ですし、小さな洗面コーナーがあれば洗面室をキレイに保っておく必要もなくなります。
鏡を配置すればメイク直しもできます。
リビングと洗面室が離れていても、リビングの近くにプチ洗面コーナーを配置すれば、動線が短くなって便利です。
LDKの中心にドカンとアイランドキッチンを配置
ホームパーティーのメイン会場であるLDKにゲストが到着しました。
ホームパーティーはゲストと一緒に料理をすることが楽しみのひとつ!
ホームパーティーの醍醐味と言っても良いでしょう。
しかし、キッチンが狭いと複数人でキッチンに立ったときに作業がしづらくなってしまいます。
そこで、おすすめしたいのが「アイランドキッチン」!
ホームパーティーが最高に楽しくなるキッチンは、「アイランドキッチン」だと断言します。
アイランドキッチンとは?
アイランドキッチンなら、キッチンを囲むようにすれば平気で3~4人くらいは同時にキッチン作業ができます。
複数人でキッチン作業しながら育児や旦那さんトークで盛り上がれたらすごく理想的ですよね。
対面キッチンとは違いオープンな間取りになるので、「空間が広く感じられるようになる」というメリットも見逃せません。
視線が遠くまで抜ける広いLDKなら開放感が感じられ、ゲストも喜びますよ。
ただ、アイランドキッチンには覚えておきたい注意点が2つあります。
- 臭いがリビングに残ってしまう
- 水の音が会話を邪魔してしまう
最近は住宅設備も高性能なモノが多いので、臭いと音対策を忘れずにおこないましょう。
例えば、高性能なレンジフードやエコカラットなどで臭いを抑制する、音が極めて静かなシンクを採用して会話を邪魔しない、などなど。
設備選びひとつでおもてなしのクオリティが1~2ランクアップしますよ!
おもてなしを受けるゲストは、「臭いがあまりしない」とか「シンクの水の音が小さい」なんて、あまり気付かないでしょう。
けれど、ゲストが気付かないような工夫こそが、おもてなしの真骨頂なのです。
ゲストが大勢来ても狭さを感じさせない工夫
ホームパーティー会場が狭いと、ゲストもリラックスできません。
つまり、ホームパーティーでゲストを究極にもてなすためには、広いLDKが不可欠なのです。
もう少し厳密に言うと、「広く感じる」LDKが不可欠なのです。
実際はそんなに広くなかったとしても、ゲストが広いと感じたなら、それは広いLDKなのです!
だから、広く感じる工夫をLDKに採り入れましょう!
「広いLDK」とはつまり、横に広く、上に高いLDKだと定義できます。
横に広く感じるLDKを演出するためには、景色が抜ける方向に大きな窓を採用すると良いでしょう。
天井近くまである大きな窓を採用して、外の景色に視線が抜けるようになれば、実際にはそこまで広くなくとも開放感を覚えることができます。
広い空間を演出するコツ
上に高く感じるLDKを演出するためには、吹き抜けにするのが定番ですが、僕がおすすめしたいのは「床座リビング」です!
床に座る形式のリビング。それが床座リビング。
リビングにいるときは座ることになるので、天井が遠くに感じられ、空間全体も広く感じられるようになるのです。
シンプルな発想ですが、限られた空間を広く見せるテクニックとして非常に有効です。
さらに、座る場所が固定されないので、人数が増えても気になりませんし、子供連れのゲストも子供もゆったりとくつろぐことができます。
触り心地の良い床材を採用するか、気持ちのいいカーペットを一面に敷くことによって、高い快適性も実現できます。
ただし、床座リビングにすることで、キッチンに立っている人とリビングでくつろいでいる人の目線の高さにズレが生じてしまいます。
目線のズレが少し気になる人は、床座リビング部分の床を高くして、キッチン部分の床を下げることで目線が合うようになりますので、高低差のある床座リビングを採用しましょう。
使いやすいトイレにしよう
トイレのクオリティは非常に重要です。
どれだけ美味しい料理を出す名店があったとしても、トイレが汚れていたら悪い印象が残りますよね。
トイレが清潔であること自体がおもてなしなのです。
急な来客があっても何の問題もないくらいに、トイレはいつも清潔にしておきましょう。
そして、分かりやすいトイレにしましょう。
例えば、トイレのドアだけ周りの部屋のドアとは違うカラーにしておく。
すると、案内する側も「〇〇色のドアがトイレだよ」と一言で簡単に案内でき、案内されたゲストもトイレの場所がわからなくて困ることはなくなります。
これも、使いやすいトイレにするための工夫です。
リビングとトイレの距離も、使いやすさに大きな影響があります。
リビングとトイレの距離が近いと視線や音が気になりますし、リビングとトイレの距離が遠いと動線が長くなってしまいます。
個人的には、多少動線が長くなっても、視線や音が気にならない程度にリビングとトイレの距離を離すことをおすすめします。
おもてなしポイント
トイレ内に小さな手洗いボウルと鏡を用意すれば、ゲストがメイク直しできる空間にもなるよ。さりげなくありがたいおもてなし。
和室は最強の多目的ルーム
あらあら、ゲストは帰るのが面倒臭くなってしまったようです。
まだまだしゃべり足りないあなたもゲストを泊めてあげることにしましたが、このときゲストをどこに寝かせることになるでしょうか。
急な寝泊まりにも対応できてこそ、上質なホームパーティー会場と言えるでしょう。
こんなときのために、和室を一つ間取りの中に採用しておくと便利です。
押し入れにゲスト用の布団をしまっておけばいつでもゲストが寝られるスペースになります。
もちろん普段は読書や趣味をしたり、ゴロンと寝転がったりと、多目的に使うことができます。
気をつけたいのは和室をプランニングする場所です。
もし家族の誰かの寝室と和室が隣り合っていたら、ゲストも気を使ってなるべく音を出さないように過ごしたり、ゲストが複数人いる場合は会話もコソコソ話しになってしまいそうですね。
家族の寝室とは別のフロアにするか、同じ階なら寝室と和室を離すようにプランニングすることで、ゲストも寝る前の時間を自宅のようにリラックスして過ごせるようになるでしょう。
【まとめ】ゲストの気持ちになってプランニングしよう
おもてなし7か条
- ゲストがスッと入りやすい外構&外観にしよう
- 広い玄関土間でゲストをお出迎え&お見送り
- 小さな洗面スペースは使い勝手が最高にイイ
- LDKの中心にはアイランドキッチン
- ゲストが大勢来ても広く感じられる家にしよう
- 分かりやすくて気兼ねなく使えるトイレにしよう
- ゲストの寝泊まりに対応できる和室を採用しよう
ホームパーティーに最適な間取りとは、ゲストがリラックスしてくつろげる間取りのこと。
ゲストの目線になって考えると、色んな間取りのアイデアが浮かんでくるはずです。
今回ご紹介した間取りを採用すれば、きっとゲストも大満足なはず。
おうちでワイワイするのが好きな方は是非とも参考にしてみてください!