家全体の空調を一気に整えてくれる優れもので、非常に魅力的に感じますよね。
しかし、Z空調には意外にも後悔しやすいポイントがいくつも潜んでいるということをご存じでしょうか?

Z空調の採用を検討している人は、決定する前に一度読んでおいたほうが良いかもしれません。
今回は、Z空調を採用して後悔したポイントについて、詳しく解説していきたいと思います。
合わせて、メリットや費用などの気になるポイントも押さえながら解説していくので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
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Z空調とは?

Z空調とは、桧家住宅で扱われている全館空調システムのことです。
全館空調なので、各居室だけではなく、玄関や洗面所、階段部分など、家の中のすべての空間で快適な温度を保つことができます。
空調設備としての性能も高く、家じゅう隅々まで空調効果が行き渡り、夏も冬も年中通してどこにいても快適に過ごせるのが大きな特徴です。

また、一般的な全館空調に比べると低価格で取り入れられるのも、Z空調の嬉しいポイントと言えるでしょう。
Z空調を採用して後悔したポイント

非常に魅力的に見えるZ空調ですが、実際に採用した人はどのような点で後悔しているのでしょうか?
ここでは、Z空調の後悔ポイントを5つ挙げて、それぞれ解説していきます。
①部屋ごとに温度調節ができなくて不便
Z空調は、フロアごとに1つずつエアコンが設置されるため、部屋ごとに温度調節することができません。
そのため、家族で体感温度が異なる場合でも、全部屋同じ温度設定になってしまうため、不便を感じてしまうケースが多くなっています。
例えば、暑がりの子供たちの部屋は温度を低くして、寒がりな親の寝室は高めの温度にしたいといった場合、どちらか一方の温度に合わせなければなりません。

ただ、風量の調節だけは各部屋で変えることができるので、この機能を上手く活用することが重要になってきそうです。
②すぐに室内が乾燥してしまう
Z空調は、湿気対策には強いものの、乾燥対策には弱く、冬場は特にすぐに室内が乾燥してしまうといった後悔が非常に多いです。
Z空調では、換気システムが整っているため、湿気が溜まりにくく室内をカラッとした空間に保ちます。
ジメジメした夏場などは良いのですが、冬場は何かしらの対策をしなければ乾燥が酷くなってしまうので、注意しなければなりません。
ポイント

③メンテナンスを怠るとカビが発生してしまう
Z空調は、メンテナンスを怠るとカビが発生しやすくなります。
全館空調なので、フロア全体に空調を効かせるためのダクトが存在し、その内部にカビが発生してしまうケースがよくあるので、注意が必要です。
注意

④メンテナンスするのに一苦労してしまう
Z空調を清潔に保つためには、こまめにメンテナンスすることが大切ですが、そのメンテナンスを行うのに一苦労してしまうという後悔の声もあります。
Z空調で使用されるエアコンは、基本的に埋め込み式です。
そのため、一般的なエアコンよりもメンテナンスの難度が高く、脚立を利用してフィルターのメンテナンスを行わなければなりません。
手軽にパパッとできるようなメンテナンスとは言えなそうなので、苦手意識のある人にとっては大きな後悔を感じてしまう可能性が高いでしょう。

⑤故障すると1フロアすべてで空調が効かなくなる
Z空調を採用して特に強く後悔するポイントは、故障した場合にあります。
それは、Z空調が故障してしまうと、1フロアすべてにおいて空調が効かなくなってしまうからです。
一般的な空調設備であれば、1つ故障してもほかの部屋では空調が使えるので、そこまで大きなリスクはありません。
しかし、1フロア全体で空調が使えなくなってしまうと、真夏や真冬にはかなり厳しい状況となってしまいます。

Z空調のメリット・強み

ここでは、Z空調のメリットや強みについても、解説しておきます。
Z空調ならではのメリットや強みを3つ挙げて解説するので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①コスパが圧倒的に良い
Z空調は、一般的な全館空調システムに比べて、圧倒的にコスパが良いと言えるでしょう。
これは、初期コストにおいてもランニングコストにおいても、どちらにも言えるポイントです。

具体的な費用については後ほど詳しく解説しますが、他社の全館空調システムと比べると、Z空調は大幅にコストを抑えることができます。
②換気システム「ココチE」が常にきれいな空気を保ってくれる
Z空調では、独自の換気システム「ココチE」が採用されており、非常に性能が良く常にきれいな空気を保ってくれます。
「ココチE」は、家全体の空気が効率よく循環するような仕組みとなっているため、24時間作動させておけば自動的に室内すべての空気が入れ替わります。
エアコンを停止させていても、「ココチE」だけ作動させておくということもできるので、季節を問わずいつでも質の良い換気ができて非常に快適です。

③室内での温度ムラがなく快適
一般的な空調の場合、家の中で温度のムラが生じてしまうケースはしばしばあります。

しかしZ空調なら、家全体において温度ムラがほとんど生じず、どこにいても快適に過ごすことができます。
これは、空間全体で空気が循環するようなシステムが構築されてされているから実現できていることであり、実際にサーモグラフィで調べたところ、温度ムラがほぼないことが確認されています。
Z空調の初期費用はいくらくらい?

性能が高いことで定評のあるZ空調ですが、実際に採用する場合の初期費用はいくらくらいかかるのでしょうか?
当然ながら、家の広さによって具体的な金額は変わってきますが、概ね100万~130万円程度の初期費用で採用することが可能です。
ポイント

Z空調の電気代は?
初期費用のほかにも、毎月の電気代が高くなるのではないかと心配する人も多いかもしれません。
実際にZ空調を採用した家庭では、月々の電気代は基本的に1万円台だというケースが多いようです。

一般的なエアコンを作動する場合でもほとんど同じくらいの電気代がかかるのが通常であり、Z空調にしたからといって一気に電気代が高額になるということにはならないので、その点は安心して大丈夫でしょう。
Z空調のメンテナンス費用は?
Z空調の費用に関しては、メンテナンス費用も気になりますよね。
実際のところ、Z空調は10年間の保証期間がついているので、その期間内であれば何度でも無償で修理してもらえます。
そのため、特別高額なメンテナンス費用がかかるといった心配はいりません。

Z空調で後悔しないのはどんな人?

Z空調は、「採用して良かった」という人と、「後悔した」という人に分かれます。
Z空調を採用しても後悔しない人は、次のような人と言えるでしょう。
- 全館空調を低価格で取り入れたいと思っている人
- 家の中全体をまんべんなく日常的に使用する人
- こまめなメンテナンスが苦にならない人
- 全部屋同じ温度設定になっても不便を感じない人
- 乾燥対策を自分でできる人
- 窓を開けずに効率よく換気したい人
上記のような人は、Z空調が合っていると思われるため、後悔しない可能性が高いでしょう。

実は桧家住宅以外でもZ空調は採用できる

Z空調は、桧家住宅でしか扱われていない唯一無二のものだというイメージが強いかもしれませんが、実際にはほかのハウスメーカーや工務店でも採用することは可能です。
Z空調を採用できるハウスメーカーや工務店は、全国各地に多数ありますので、Z空調を求めている人はそれらの選択肢も検討してみると良いかもしれません。
【公式】Z空調 販売住宅会社・モデルハウス検索 | Z空調(ゼックウチョウ)

大手ハウスメーカーではアイ工務店でも採用可能
大手ハウスメーカーで言うと、アイ工務店でもZ空調が採用可能となっています。
アイ工務店は、比較的低コストで家を建てられるハウスメーカーで、低コストながらも性能の良さにも定評があります。
また、スキップフロアを取り入れた間取りなど、個性的な設計の家づくりも得意としていて、こだわりの詰まった家が建てられるハウスメーカーと言えるでしょう。
Z空調を採用し、コストを抑えて家を建てたいという人は、アイ工務店も視野に入れてみると良さそうです。

Z空調に関するよくある質問

ここでは、Z空調に関するよくある質問を3つ挙げ、それぞれのアンサーも紹介していきたいと思います。
多くの人が気になるポイントかと思いますので、ぜひ参考にしてください。
①「実際のところ電気代はどれぐらいかかる?」
「実際のところ電気代はどれぐらいかかる?」という疑問を抱くケースは、非常に多いでしょう。
実際にZ空調を採用しているとある家庭では、電気代は平均にして月々18,000円程度だそうです。
これは、一般的なオール電化の家庭とほぼ同じくらいかやや安めと言えるでしょう。

②「メンテナンスで注意することはある?」
「メンテナンスで注意することはある?」という質問もよくあります。
Z空調はこまめなメンテナンスが必要と言われていますが、実際に採用した人からは、メンテナンスを怠ってしまうと吸気口から小さな虫が入り込んでしまうリスクがあると言われています。
そのため、備え付けフィルターのこまめな掃除に加え、吸気口側にもフィルターを後付けしたほうが良いそうです。

③「春や秋はOFFにしちゃっていいの?」
「春や秋はZ空調をOFFにしちゃっていいの?」というのも、多くの人が抱く疑問かもしれません。
Z空調は、エアコン機能とあわせて換気機能も付いていて、それぞれ別でON・OFFの切り替えができます。
そのため、春や秋のように過ごしやすい気候の際は、エアコン機能はOFFにし、換気機能のみ個別で作動させ続けるのがオススメです。
まとめ

今回は、Z空調について、後悔しやすいポイントを中心に解説してきました。
家全体に空調の効果が行き渡る、とても魅力的な商品ではある一方で、さまざまな後悔ポイントが潜んでいることが分かったかと思います。

今回解説してきたように、Z空調にはメリットとデメリットが両方あるので、人によって合う・合わないも変わってくるでしょう。
後悔しない人の特徴についても解説したので、今回の内容を参考に、Z空調を採用すべきかどうか、じっくりと検討してみてくださいね。