注文住宅で建具を決めていくとき、クローゼットにロールスクリーンを使用することを検討するケースは多いのではないでしょうか?
ロールスクリーンは、扉よりも色や柄などのバリエーションが豊富で、好みのイメージに合わせて選ぶだけでも楽しい気持ちになりますよね。
しかし、実際にクローゼットにロールスクリーンを採用した人の中には、後悔したと感じているケースも多いようです。
そこで今回は、クローゼットをロールスクリーンにして後悔した瞬間について、解説していきたいと思います。
また、メリットについてもお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください!
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クローゼットをロールスクリーンにして後悔した4つの瞬間
実際にクローゼットをロールスクリーンにすると、どのような点で後悔することになるのでしょうか?
ここでは、多くの人が後悔しやすいポイントを4つ挙げて、解説していきます。
- 汚れがつきやすく掃除がしにくい
- 少しの風で音が鳴ってうるさい
- つい開けっ放しにしてしまうケースが多い
- 防虫剤が効きにくい
ロールスクリーンの後悔①汚れがつきやすく掃除がしにくい
注意
ロールスクリーンを実際に使ってみると、思った以上にホコリなどの汚れがつきやすく、なおかつ掃除がしにくいということに気づくケースが多くなっています。
ロールスクリーンは一般的な扉と違って布のような素材となっているため、細かいホコリが付着しやすく、汚れも目立ちがちです。
また、ロールスクリーンは柔らかく、扉のような硬さがないので、拭き掃除をしようとしても裏側を押さえながらでなければ上手く拭けません。
すぐに汚れてしまうのもストレスですし、掃除するにも一苦労となると、「ロールスクリーンにしなければよかった」という後悔に繋がってしまうようです。
ロールスクリーンの後悔②少しの風で音が鳴ってうるさい
ロールスクリーンは上から吊り下げられている状態となっているため、室内に少しの風が吹いただけですぐに音が鳴ってうるさいという後悔も少なくありません。
例えば、天気のいい日に少し窓を開けただけでも、ロールスクリーンが揺れてカタカタと音が鳴ってしまうでしょう。
また、部屋のドアを開け閉めする際に入るすきま風によって、毎回音が鳴ってしまいストレスを感じるというケースもよくあります。
ロールスクリーンの後悔③つい開けっ放しにしてしまうケースが多い
クローゼットにロールスクリーンを採用した人の中には、結局ついつい開けっ放しにしてしまうといったケースも多くあります。
ロールスクリーンは、一般的な扉のようにカチッと閉めるような感覚がない分、ついつい開けたままにしておく癖がついてしまいがちです。
ロールスクリーンを開けっ放しにしておくと、中の荷物にホコリが被りやすくなり、見た目も雑然とした感じになってしまいます。
ロールスクリーンの後悔④防虫剤が効きにくい
クローゼットをロールスクリーンにしたところ、防虫剤が効きにくくなってしまったという後悔もよくあります。
クローゼット内で使用する一般的な防虫剤は、密閉された状態の空間で効果を発揮するものがほとんどです。
ロールスクリーンはあくまでクローゼット内を目隠しするようなものであり、扉のように完全に閉め切るものではないため、防虫剤を使用してもあまり効果が期待できません。
防虫剤の効きにくさは、ロールスクリーンを選んだ多くの人の盲点である場合が多いので、予め把握しておいたほうがよいでしょう。
クローゼットをロールスクリーンにするメリット一覧
クローゼットにロールスクリーンを採用して後悔したというケースもありますが、一方でメリットとなる部分も確実にあります。
ここでは、クローゼットをロールスクリーンにする4つのメリットについて、紹介していきます。
- 扉が邪魔にならない
- 見た目がスッキリする
- 通気性がよくなる
- 手を挟んで怪我をする危険がない
ロールスクリーンにするメリット①扉が邪魔にならない
実際にクローゼットをロールスクリーンにして1番強く感じているメリットは、扉が邪魔にならないということです。
例えば、扉を開き戸にした場合は開けた状態のドアが邪魔になりますし、引き戸にした場合は全体の半分までしか開けることができず、物の出し入れがしにくくなります。
ポイント
ロールスクリーンは、周りの空間を邪魔することなく、全体を完全に開けることができるため、物を収納する際にストレスがかかりません。
ロールスクリーンにするメリット②見た目がスッキリする
クローゼットをロールスクリーンにすることで、見た目がスッキリするというメリットもあります。
ロールスクリーンは扉のような分厚さもなく、薄くしなやかな見た目をしているため、部屋全体がスッキリとした印象になります。
また、明るい色やオシャレな柄などを選ぶこともできるので、普通の扉よりもデザイン性にこだわることができるでしょう。
ロールスクリーンにするメリット③通気性がよくなる
ロールスクリーンを使うと、扉のようにクローゼット内が密閉状態にならないので、通気性が非常によくなります。
クローゼットの通気性がよくなると、湿気もたまりにくくなり、カビやダニが発生するのを防ぐことに繋がります。
特に、衣類を収納する場合は、通気性が悪いと嫌なニオイが発生してしまうケースも多いので、ロールスクリーンにすることでその悩みが解決するかもしれません。
ロールスクリーンにするメリット④手を挟んで怪我をする危険がない
ロールスクリーンでは、開け閉めする際に手を挟んで怪我をする危険がありません。
特に、子供のいる家庭では、子供が扉に手を挟んで怪我をしてしまったという経験のある人も多いのではないでしょうか?
クローゼットがロールスクリーンになっていれば、子供が開け閉めしても手を挟む心配がなく、家族全員が安心して使うことができて快適です。
ロールスクリーンを採用する際に注意したいポイント
クローゼットにロールスクリーンを採用するときは、注意したいポイントがいくつかあります。
ここでは、3つの注意すべきポイントを挙げて解説していくので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 上げ下げのチェーンは左右どちらにするか
- 天井を掘りこむかどうか
- 色味や透け感はイメージに合っているか
注意したいポイント①上げ下げのチェーンは左右どちらにするか
ロールスクリーンの採用で見落としがちなのが、上げ下げに使用するチェーンの位置です。
上げ下げのチェーンは、ロールスクリーンの左右どちらかに来るようになりますが、クローゼットの位置などを考慮しないで決めてしまうと、使いにくくなってしまう可能性があります。
ポイント
そのため、実際に使用するときの状況をイメージしたうえで、左右どちらにしたほうが使いやすいかを考えて決めることが非常に重要です。
注意したいポイント②天井を掘りこむかどうか
ロールスクリーンを壁面ではなく天井に取り付ける場合、天井を掘りこむかどうかもよく検討したほうがよいポイントです。
天井を掘りこむ場合、ロールスクリーンの設置部分が見えにくくなり、より見た目がスッキリとした印象になるでしょう。
注意
ただし、天井を掘りこむと、その分工事費用が高くなってしまう可能性があるので、コスト面にも注意が必要です。
天井を掘りこむかどうかは、仕上がり具合や費用などを総合的に考えて決めるのがよいでしょう。
注意したいポイント③色味や透け感はイメージに合っているか
ロールスクリーンを採用するとき、カタログやネットの写真だけを見て決めてしまう人も多いでしょう。
しかし、実物を確認せずに決めると、実際に取り付けた際に色味や透け感がイメージと異なっていたというケースも少なくありません。
思ったより色が薄かったり、想像以上に薄くて中が透けてしまったりする可能性があるので、失敗しないためにもなるべく実物を見てから決めるのをおすすめします。
他にもロールスクリーンはこんな場所におすすめ
今回は、クローゼットに付けるロールスクリーンについて解説してきましたが、ロールスクリーンはほかにもさまざまな場所で活躍します。
そのため、最後にロールスクリーンを採用するのにおすすめなクローゼット以外の場所を3つ、紹介していきたいと思います。
- 窓
- リビング階段
- 畳コーナー
こんな場所におすすめ①窓
ロールスクリーンは、窓に採用するのもおすすめです。
カーテンの代わりにロールスクリーンを採用すると、開けたときの開放感をより強く感じられるでしょう。
窓の端部分でまとめるカーテンとは違い、ロールスクリーンは開けるとすべてが目線よりも上に収まるため、空間を遮ることなくスッキリとした印象になります。
こんな場所におすすめ②リビング階段
最近の間取りで人気が上昇しているリビング階段にも、ロールスクリーンはぴったりです。
リビングに直接階段が面しているリビング階段では、空調が効きにくくなってしまうといったデメリットもあります。
そこで、ロールスクリーンを階段の手前に設置すれば、空間を遮ることができるため、空調効率があがり省エネにも繋がります。
こんな場所におすすめ③畳コーナー
リビングの横に畳コーナーがある間取りも増えているので、リビングと畳との仕切りとしてロールスクリーンを採用するのもよいでしょう。
ロールスクリーンで畳コーナーを仕切ることができるようにしておけば、子供のお昼寝場所として使用したり、人を泊めるときの寝床として使用したりする際に活躍します。
急な来客の際に散らかった荷物を畳コーナーに置いて目隠しするのにも、ロールスクリーンがあると助かるかもしれません。
この記事のまとめ
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クローゼットをロールスクリーンにすることで、後悔したというケースは実際にあります。
ただし、それと同時に得られるメリットも複数あるはずです。
そのため、今回解説してきた内容を参考に、どのような点で後悔しやすいのか、また、どのようなメリットがあるのかをよく理解したうえで検討することが大切といえるでしょう。