「住友林業で建てたいけど、予算がちょっと…」そんなふうに感じている人に知ってほしいのが、フォレストセレクションという選択肢。
我が家はこの“半規格住宅”で、約31坪の家を建てました。
規格住宅とはいえ「安っぽい家」なんてイメージとは無縁。信頼できるインテリアコーディネーターがついて、内装も自分好みにしっかり選べます。
「価格を抑えながら、住友林業らしさを叶えたい」そんな人にぴったりの建て方です。

今回の事例は我が家ではなく、フォレストセレクションで建てた私の友人の事例です!
フォレストセレクションとは?


フォレストセレクションは、住友林業が提供している規格型のセミオーダー住宅です。
自由設計で建てる注文住宅と比べると、フォレストセレクションは間取りと外壁材に制約がある分、1割ほど安いのが特徴です。
間取りプランは1500以上あり、ベースがあるため家づくりが効率的に進みます。



家の中の間取りは基本、自由にアレンジ可能です!
例えば和室を書斎に変更したり、セミオープンキッチンをオープンキッチンに変更したりと、フォレストセレクションは理想の暮らしにあわせてカスタマイズできる商品です。
我が家はフォレストセレクションを選び、費用を抑えながらもこだわりが詰まった家を建てられました。
我が家のフォレストセレクション31坪の実例
住友林業のフォレストセレクションはセミオーダー住宅ですが、理想の暮らしを叶える家づくりができます。
我が家は建物価格を抑えた分、特にLDKの内装は妥協せずこだわりました。
フォレストセレクションで建てた我が家の実例をご紹介します。以下は、我が家のベースプランがこちらです。間取りは大幅に変更され、そのまま採用されている部分はほぼありません。


我が家の場合、ベースプランを選んでから間取りをパズルのように組み合わせようとすると、なかなかうまくいきませんでした。
そこでまずは要望がかなう間取りをフリーで考えてもらい、その間取りをあてはめられるプランを探してベースプランが確定しました。
間取りが確定するまで時間がかかりましたが、担当の営業と設計士が根気強く付き合ってくれました。
フォレストセレクションだからといって間取りの提案が疎かになることは決してありませんのでご安心ください。


キッチンとダイニングを横並びで配置することは、我が家の外せない条件でした。
オープンキッチンを採用し、子供に目が届く開放感のある空間を目指しています。
天井高の窓を南面に6マス分採用したため、LDKは冬でも明るいです。


キッチンは標準で選べるトクラスを採用しています。
住友林業で選べるキッチンはどのメーカーもハイグレードで、フォレストセレクションでも同じラインナップから選択可能です。
キッチン設備は細かく指定し、コンロと食洗機、水栓をオプションでアップグレードしています。


我が家にはリビング併設で小上がりの畳コーナーがあります。
キッチンと格子スクリーンでゆるく仕切られ、遊んでいる子供たちに目が届く工夫がされています。
来客時のゲストルームとして使用したり、おこもりスペースにしたり、可変性を持たせた空間になるよう意識しました。ちなみに埋め込みの本棚は、壁の裏側にある洗面台のパイプスペースで発生したデッドスペースを活用する設計になっています。
打ち合わせも終盤のギリギリになって「これ以上居室は狭くしたくないけど、なんとかどこかに本棚がほしい」という要望を伝えると、パイプスペースを活用する提案を受けました。
フォレストセレクションでも注文住宅で期待するような柔軟な設計ができます。


1階で使用している建具や本棚、造作TVボード、格子スクリーンなどの住友林業クレストの部材の色は全てオークです。同じ色合いの内装材を使用することで統一された木質感が生まれ、空間が洗練されます。
ダイニング照明は、インテリアコーディネーターからおすすめされたデンマークメーカーのペンダントライトです。
北欧製のペンダントライトと畳コーナーの和のテイストが調和して、理想としていたジャパンディスタイルを実現できました。


メインフロアである1階の床材は、国産ナラ挽板を選びました。住友林業で使用されるのは、ナラの中でも銘木と呼ばれるジャパニーズオークです。
オークで統一した他の部材とよく馴染みながらも、独特な節がLDKにアクセントを加えています。
住友林業の床材は非常に高品質です。
フォレストセレクションでも標準で無垢や挽板を採用できるのは大きな魅力でしょう。


1階にはサブの洗面台があります。
カタログ外の好みのものを住友林業に依頼して設計・設置してもらいました。
鏡とタオル掛けは施主支給し、設置工事のみお願いしました。我が家は予算オーバーで断念しましたが、タイルを貼ることも可能です。


2階には居室があります。こちらは現在メインで使用している寝室です。
居室の床材は、標準で選べる突板オニグルミです。突板は無垢や挽板と比べると手触りは劣りますが、衝撃やへこみに強く、安心して長く使用できます。
将来はこの部屋を2分割して子供部屋として使用する予定です。
我が家はベランダがないので、この部屋にルームハンガーを設置しました。洗濯動線を考え、2階の水回りと近い場所にあります。


2階にメインの水回りがあります。
手前の洗面室と奥の脱衣室の2部屋を合わせて3畳ほどのスペースです。洗面脱衣を分けて使えるよう、鍵付きの扉を設置しました。
床材は水に強いサニタリーフロアです。オークで揃えた住友林業クレストの洗面台とマッチし、水回りでも木のあたたかみを感じられます。
洗面台は幅が120cmで収納量たっぷりです。脱衣室には将来的に乾太くんを置けるよう、配管を先に施工しました。
居室ごとに用途や好みのテイストに応じて部材を変更できるため、全ての空間で妥協することなく家づくりができました。
フォレストセレクションは決して安っぽく見えません
フォレストセレクションがセミオーダー住宅と聞き、こだわりを持ったおしゃれな家づくりができないのではと不安に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、フォレストセレクションでも住友林業の注文住宅と見分けがつかないくらいデザイン性の高い家にできます。
フォレストセレクションが決して安っぽく見えない根拠を2つ挙げます。
信頼できるインテリアコーディネーターがつくから
住友林業で注文住宅を建てる際と同様、フォレストセレクションを選んだ場合も専任のインテリアコーディネーターが家づくりをサポートしてくれます。
インテリアコーディネーターは施主の好みを分析して、豊富な選択肢から最適な照明やカーテン、壁紙、家具などを提案してくれる存在です。我が家もインテリアコーディネーターのアドバイスに従い、イメージ通りの家にできました。
例えばトイレはほぼ標準仕様ですが、シンプルながら注文住宅っぽさを感じられる空間に仕上がっています。




さらに住友林業のインテリアコーディネーターは常に施主目線です。
例えば、カップボード背面にタイルを使用するのはどうかとインテリアコーディネーターに聞いたところ、キッパリ却下されたことがありました。
「シンプルな壁はあらわし梁や格子スクリーンなどのこだわりの内装材を引き立たせるため、タイルを貼る必要はないと思います。」と忌憚のないアドバイスを受けました。
フォレストセレクションでも施主目線に立った専任のインテリアコーディネーターがつくので安心です。
内装オプションの制限がないから
フォレストセレクションであっても、内装オプションに制限はありません。
そのため好みの内装材でアレンジして理想のテイストを実現できます。


我が家のこだわりの内装材は、玄関に施工したウッドタイルです。
来客から褒められる我が家の顔になっています。
フォレストセレクションの自由度はどれくらい高い?
プランは1500パターン以上あり、その中からまず外枠を選びます。
家の中の間取りは自由に変更可能で、柱の位置をミリ単位で調整もできます。
外枠の形は変えられませんが、階段位置の反転や玄関位置の変更は可能でした。
規格住宅と聞くと細かなリクエストはできないと思いがちですが、フォレストセレクションでは以下の対応をしていただきました。
- 吹き抜けの採用
- あらわし梁の採用
- ピアノを置く予定の位置に床補強を入れる
- 防犯ガラスの採用
- マグネットクロスの採用
- 階段下を活用して犬のトイレスペースを作成。床と壁は耐水性のある掃除のしやすいものを採用
- 洗面台を住友林業のカタログから選ばず、半造作製品を採用
- パイプスペースを活用して本棚設置
- 小上がり和室の採用
- 和室天井を折り上げて造作のカーテンボックスを設置
- 音対策のためトイレと洋室の間の壁を厚くする
注文住宅にはできるけどフォレストセレクションではできないこと
フォレストセレクションは自由度の高いセミオーダー住宅ですが、注文住宅と比べ制約があります。
フォレストセレクションで、できないことは以下の通りです。
- 鉄骨階段は採用できない
- 階段位置は変更できない(反転は可能) 段を増やすのも不可
- 外壁の形は変えられない
- 4グリッドごとに柱が必要になる
- 外壁に吹き付けを選べず、選択肢はサイディングかタイルのみ
- 3階建のプランがない
- 2階建の場合、基本的に凹凸のない総2階のプランになる
とはいえ、これだけです。問題なく理想を叶えられます。
住友林業以外にも規格住宅の商品を持っているハウスメーカーは多いですが、ここまで自由度の高い規格住宅商品を持っているハウスメーカーは非常に少ないと思います。
フォレストセレクションの標準仕様について
フォレストセレクションの標準仕様は、住友林業の注文住宅と全く同じです。
そのため、注文住宅と同等のグレードの家を建てることができます。
住宅性能なども全く同じグレードなので、質が落ちるなんていうこともありません。
設備や構造も、通常の注文住宅と変わらず高水準。耐震性・断熱性・気密性といった基本性能はもちろん、標準仕様の床材や建具も、質感やデザイン性の高さが魅力です。
「規格住宅=安っぽい」というイメージは、フォレストセレクションにはありません。
少し制約はあるけれど、その分コストを抑えて建てられる注文住宅のようなものだと感じました。
▼住友林業の標準仕様はこちらの記事で丁寧に解説しています
フォレストセレクションで契約した決め手
具体的に、以下の点が決め手になりました。
- 挽板の床材
- 統一された木質感
- 標準仕様のキッチンのグレードの高さ
- 耐震性の高いビッグフレーム工法
外壁にこだわりがなかったため、予算に余裕を持たせる目的で、より安価なフォレストセレクションを検討することになりました。
フォレストセレクションが合うのはこんな人
ここまでを踏まえると、以下の考え方や条件を持つ方にはフォレストセレクションがおすすめです。
- 吹き付けの外壁にこだわりがない人
- 間取りに特別なこだわりがない人
- おトクにすみりん品質の家を建てたい人
- デザインの方向性がある程度決まっていて、プロに仕上げを任せたい人
- 設備や内装にはこだわりたいけど、構造はお任せでOKという人
- 土地や外構にコストを回したい人
- なるべくスムーズに家づくりを進めたい人
フォレストセレクションが合わないのはこんな人
対して、以下の考え方や条件を持つ方はフォレストセレクションで計画しても満足できない可能性が高いでしょう。
- 吹き付け外壁を選びたい人
- 間取りに特別なこだわりがある人
- 3階建て以上の家を建てたい人
- 建てる土地の形状がいびつな人
- 鉄骨階段や特注サイズのサッシなど、特殊な仕様を希望している人
- 規格外の大開口・特殊形状の窓などを取り入れたい人
- 建物の外観デザインに強いこだわりがある人
すみずみまで自由設計にしたい方や、こだわりをとことん突き詰めたい方には、フルオーダーの注文住宅のほうが向いています。
背伸びせずに、理想を叶えられる住友林業の家
我が家も実際にこのプランで建てて、無理のない予算で、想像以上に満足度の高い家づくりができました。
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