【実例あり】フォレストセレクションは値引きできる？我が家が受けた割引内容と交渉のコツ

フォレストセレクションでも、ちゃんと値引きしてもらえます。

「規格住宅だから値引きは難しいのでは？」と不安に思う方も多いですが、住友林業のフォレストセレクションでも、条件を満たせばしっかり割引を受けることが可能です。

この記事では、実際にフォレストセレクションで家を建てた我が家が、どのようにして値引きをしてもらえたのかを具体的にご紹介します。

あわせて、紹介制度やキャンペーンの活用方法、競合他社との相見積もりで得られる交渉のコツも丁寧に解説。「少しでもお得に住友林業の家を建てたい」「値引きのリアルな事例が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

フォレストセレクションは値引きしてもらえるの？

結論から言うと、フォレストセレクションで建てる場合も値引きがあります。

フォレストセレクションで建てた我が家の場合、契約時に約500万円の値引きをしてもらいました。

我が家が受けられた値引きの内訳をご紹介します。

フォレストセレクションで建てた我が家の実際の値引き内容

我が家はフォレストセレクションで建てた延床面積31坪のコンパクトな家ですが、約500万円の値引きがありました。

①紹介割引

本体工事費約3300万円×9%＝約297万円

友人の紹介経由で住友林業と契約したため受けられた値引きです。

②出精値引き

約100万円

金額の内訳は不明ですが、紹介経由だったために受けられた値引きです。

③11月ご契約値引き

約92万円

11月26日に住友林業からプレゼンがあり、11月30日までに契約を決めると受けられる値引きがありました。

金額の内訳は不明ですが、支店全体で値引きできる金額が毎月更新されるため、契約が12月に遅れると値引き額が少なくなってしまうと説明がありました。

④信頼割引

本体工事約3300万円×1％＝約33万円

我が家は住友林業一社だけで見積もりをとり、他社と比較しなかったため、信頼割引を受けられました。

フォレストセレクションで値引きをしてもらうにはどうすればいい？

フォレストセレクションで値引きをするために有効な4つの方法をご紹介します。

①紹介割引を活用する

大幅に値引きしてもらうには、フォレストセレクションで建てる場合も紹介割引を活用すべきです。

紹介割引とは、すでに住友林業で家を建てた家族や知人に住友林業を紹介してもらうことで得られる値引きや特典のこと。

我が家は友人からの紹介で住友林業と契約を結び、本体工事費の9％にあたる約297万円値引きしてもらいました。

紹介経由で契約した場合、室内木質壁ウッドタイルかチェスターフィットライトを無料でつけられる特典もあります。これらは住友林業の人気オプションのため、積極的に紹介割引を活用しましょう。

我が家はオプションの特典を得られませんでしたが、そのかわりに100万円分の出精値引きを受けました。

紹介割引を活用したい方は、知人の紹介を経由して住友林業とコンタクトをとってください。

②他社と相見積もりをとる

他社と相見積もりをとり値引きを引き出す方法です。

営業担当に他社も検討していることを伝え、競争させることでさらなる値引きを促せます。特に競合のハウスメーカーが住友林業と同程度の価格である場合、値引き交渉は有利に進むでしょう。

交渉には「住友林業と他社で契約を迷っているが、住友林業を本気で検討している」という姿勢で挑むのがおすすめです。営業担当も、本気度の高い顧客のためには奮闘してくれます。

③一社検討で信頼割引を獲得する

信頼割引で値引きしてもらう方法もあります。

信頼割引とは、他社と相見積もりをせず住友林業一社のみを検討することで受けられる値引きです。住友林業で建てることを強く希望しており他社が候補として弱い場合は、ぜひ活用を検討しましょう。

住友林業が第一希望であることを営業担当に伝えており、他社で見積もりをとらないかわりに信頼割引を適用してもらいました。

信頼割引は他社の見積もりと比較できないデメリットがあるものの、絶対に住友林業で建てたいと考えている方にとっては大きなメリットになります。

割引率は高くありませんが、例え1％でも本体工事費が3000万円の場合は30万円と高額になるため、住友林業への思いが強い方は信頼割引を使えないか交渉してみてください。

④キャンペーンを利用する

フォレストセレクションで建てる方を対象としたキャンペーンが開催されることがあるのでチェックしましょう。

キャンペーン対象者は、特別価格でフォレストセレクションの家を建てられます。例えば過去には「年内着工割引」「契約から140日以内の本体着工で割引」など、早期の着工を約束することで割引があったようです。

キャンペーンは時期や地域の担当支店によって内容が異なるため、フォレストセレクションのキャンペーンが適用されないか営業担当に確認してください。

実際に我が家はどのようにしてフォレストセレクションで値引きをしてもらったか

我が家の場合、最初に住友林業から見積もりを提示された段階で500万円以上の値引きが適用されていました。

結果的に値引きに繋がった点も含めて、フォレストセレクションで建てた我が家の値引き方法をご紹介します。

①知人を経由して契約し、紹介割引を獲得した

我が家の住友林業とのお付き合いのスタートは、住友林業で家を建てた友人に営業担当を紹介してもらったことがきっかけでした。

紹介された営業担当と初めて会った際に「ご紹介のお客様なので値引きもがんばります」と言われました。

実際、契約時に紹介割引と出精値引きで約397万円の値引きがありました。

②住友林業への本気度を伝えた

住友林業が第一希望だったため、営業担当に何度も住友林業への熱意を伝えていました。

我が家は他に4社のハウスメーカーを検討していましたが、一番惹かれていたのが住友林業でした。特有の内装デザインやハイグレードな設備、耐震性に魅力を感じたからです。

③積水ハウスと競合させた

積水ハウスが有力候補だと伝えていたことも、値引きを引き出す要因になったと予想できます。

積水ハウスは価格帯が住友林業と同程度で、競合になりやすいハウスメーカーです。我が家は積水ハウスで家を建てたばかりの親族におすすめされたことがきっかけで、検討対象に入れていました。

実際に積水ハウスの営業担当と一緒に土地を見学したり、体験型展示場に行ったり、完成見学会に参加したりと、かなり本格的に検討を進めていました。

そして住友林業の営業担当に、同時並行で積水ハウスも検討していることは隠さずに伝えていました。

住友林業の営業担当からすると、積水ハウスに顧客を取られてしまうかどうかの瀬戸際だったはずです。そのためか、住友林業からは最初から駆け引きなしの値引き額を提示してもらえました。

④予算の上限を伝えた

初回の打ち合わせから、予算上限があることを営業担当に伝えていました。

「○○万円値引きすれば顧客の予算に収まるため、契約できる見込みが高いです」と説明すれば、値引きのための社内決裁も取りやすいでしょう。

我が家の場合、マイホームの検討を始めた当時は20代で子供が二人おり、妻側は育児休業中で、世帯収入が少ない状態でした。

伝えている予算がシビアだったことは、営業担当もよく理解してくれていました。その結果伝えていた予算内に収まるよう、値引きに奮闘してくれました。資産が潤沢にあると思われると値引きしにくい傾向があります。

とはいえ、予算が住友林業の価格帯と合わず見込みが低い客だと思われてしまうと、本気で対応してもらえなくなるリスクがあります。

いい塩梅で交渉を進めて、値引きを引き出しましょう。

私がフォレストセレクションを選んで良かったと感じる3つの理由

我が家が選んだフォレストセレクションは規格住宅ですが、こだわりを持って後悔のない家づくりができました。

フォレストセレクションを選んで良かったと感じる理由を3つご紹介します。

①注文住宅と同じハイグレードな設備を採用できるから

フォレストセレクションであっても、注文住宅と同じハイグレードな住宅設備を選べます。

フォレストセレクションは住友林業の注文住宅と比べると1割ほど価格を抑えられます。

しかし外壁を除いたキッチンや浴室、洗面などの住宅設備の標準仕様は、注文住宅と同じです。

オプションに制限もないため、標準仕様からさらにグレードを上げることや、造作することもできます。

他社の規格住宅では、標準仕様の選択肢が注文住宅より少ないケースがありますが、フォレストセレクションではそういった制限はありません。

割安で住友林業のハイグレード設備を使った家に住めるのは大きなメリットだと感じました。

②注文住宅と同じ手厚い保証がつくから

フォレストセレクションは注文住宅と同じ60年保証を受けられます。

規格住宅でも保証が手厚いのは、フォレストセレクションが注文住宅と同様の「ビッグフレーム構法」で建てられるからです。

ビッグフレーム構法は強い耐震性があるため、フォレストセレクションも同様に長期保証の対象となるのです。

他社の場合、注文住宅と規格住宅で工法が異なり、規格住宅で建てると保証が短いケースがあります。

フォレストセレクションは住友林業の60年保証を受けられるため、将来にわたって安心して長く住める点が魅力だと感じました。

③打ち合わせ回数に制限がなく、細かい要望まで汲み取ってもらえたから

フォレストセレクションで建てる場合も、打ち合わせ回数に制限はありません。

我が家は契約から着工合意までの約6ヶ月間に、27回打ち合わせをしました。

痒いところに手が届くこだわりの家にできたのは、設計士やインテリアコーディネーターと一緒に納得いくまで打ち合わせをしたからです。

急遽追加で打ち合わせを希望した際も、快くスケジュールを確保してもらえました。

規格住宅の場合は打ち合わせ回数に制限をかけているハウスメーカーもあります。スピーディーに打ち合わせが進むメリットがある一方で、要望を伝えづらい点はデメリットでしょう。

規格住宅とはいえ高額な買い物にかわりないため、妥協点はできる限りなくしたいものです。

打ち合わせから帰宅して家でゆっくり考えると、新たな要望や変更したい点が出てくることが頻繁にあったため、打ち合わせ回数に制限がないフォレストセレクションはありがたかったです。

フォレストセレクションは規格住宅ですが、設計士やインテリアコーディネーターのアドバイスを受けながらこだわって建てたい方にもおすすめできる商品です。

フォレストセレクションでも賢く値引きして、理想の家をお得に建てよう

住友林業のフォレストセレクションは、自由設計に比べて価格を抑えられる規格住宅ですが、交渉次第でさらに値引きしてもらえる余地があります。

紹介制度の活用や他社との競合、信頼感を伝える姿勢など、少しの工夫で割引を引き出せる可能性は十分にあります。

実際に我が家も、紹介割引とその他の値引きを組み合わせて大きな値引きを獲得できました。

「規格住宅＝値引き不可」と決めつけず、正しい情報と準備でしっかり交渉すれば、理想の住まいをもっと現実的に手に入れることができます。