こんにちは!
注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
おしゃれな外構にするために欠かせないものがシンボルツリーです。
シンボルツリーとは、自分の家の象徴となる樹木のこと。
新築と同時に植えるため、自分たちと共に成長していく存在でもあります。

建物ばかり気にして外構にあまり力を入れない方もいますが、建物の外観をかっこよく見せるために外構工事はとても大切です。
中でも家の象徴となるシンボルツリーは、外観のイメージに合ったおしゃれなものを選ぶ必要があります。
今回はおしゃれなシンボルツリーを紹介します。
どんな建物に合うのかも解説していますので、自分の建物に合ったシンボルツリーを選びましょう。

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おしゃれなシンボルツリーおすすめ13選
シンボルツリーは大きく分けて2つの種類に分けられます。
「常緑樹(じょうりょくじゅ)」と「落葉樹(らくようじゅ)」です。
①常緑樹
常緑樹とは、1年中ずっと葉がついている樹木のことです。
冬になっても歯が落ちず、葉が生い茂っているのでいつでも緑を感じることができます。
数年の時間をかけてゆっくり新しい葉へと生え変わりますので、落ち葉の掃除が比較的楽な樹木です。

②落葉樹
落葉樹とは、その名の通り毎年秋~冬にかけて葉が落ちる木のことです。
常緑樹との大きな違いは毎年紅葉が楽しめる点です。
四季がある日本では、紅葉は秋を感じられるものの1つではないでしょうか。
葉が落ちている樹木を見て冬を感じる方も多いと思います。
1年を通して様々な顔を見ることができる樹木が落葉樹です。

それでは、常緑樹・落葉樹のおしゃれなシンボルツリーを紹介していきます。
おしゃれなシンボルツリーおすすめ5選【常緑樹】
オシャレ常緑樹おすすめ5選
- シマトネリコ
- ソヨゴ
- 常緑ヤマボウシ
- ココスヤシ
- オリーブ
オシャレ常緑樹①シマトネリコ
熱帯や亜熱帯地域に多く生息しています。
日本では沖縄に生息していることが多いです。
熱い地域で生息していることから、夏の暑さに強いです。
常緑樹ですが、冬には半分くらいの葉が落ちることもあります。
5~7月にかけて白い花を咲かせ、木ごろには実をつけます。
1本でも大きな存在感のため、大変人気のある定番のシンボルツリーです。
おすすめの外観
- 洋風、和風など、どんな建物にもマッチするシンボルツリーです
注意点
- 小さな青虫がつく可能性がある
- 成長が早いので毎年剪定が必要
- 日向や温かい地域に向いている樹木
価格
- 1.5~2万円
オシャレ常緑樹②ソヨゴ
風が吹くと葉同士がぶつかってソヨソヨと音を鳴らすことから「ソヨゴ」という名がついたと言われています。
5~6月に小さくて可愛らしい白い花が咲きます。
その後、9~11月にかけて赤い小さな実がつきます。
寒さ・暑さにも強いので、どんな地域でもどんな環境でも比較的よく育ちます。
また、成長スピードもゆっくりなので手入れがしやすいです。
こまめに剪定しなくてもきれいな形状を保ちやすい樹木です。
おすすめの外観
- どんな外観にもマッチします
注意点
- オスの木には実がつかない
価格
- 1.5~3万円
オシャレ常緑樹③常緑ヤマボウシ
成長が遅いため、管理しやすい樹木として有名です。
初夏には葉を覆うように花が咲きます。
大きな花のように見えますが、実際花ビラだと勘違いする場所は総苞と呼ばれる部位で花ではありません。
花は総苞の中心部にある蕾のような丸い物体です。
品種によって総苞の色が異なり、白やピンクなどのバリエーションがあります。
秋ごろに葉が紅葉した後、大きな赤い実をつけます。
実は食べることもできます。
生でも食べることができますし、果実酒やジャムにしても甘みがありおいしいです。
おすすめの外観
- 大きな花や赤い実が目立つ木なので洋風の家の方が合います
注意点
- 常緑樹なので葉は落ちにくいですが毎年実は落ちる
- 風通しが悪いとウドンコ病やスス病にかかる可能性がある
- 西日に弱いので避ける
- アブラムシがつくことがある
価格
- 1~3万円
オシャレ常緑樹④ココスヤシ
ヤシの木を見ると南国をイメージする方が多いのではないでしょうか。
独特なテイストで一部の方から根強い人気を持ち続けています。
南国の樹木なので寒さに弱いと思われがちですが、関東以南であれば冬でも生息できます。
剪定などの手入れの必要もほとんどありません。
ココスヤシは成長しても10mほどなのでヤシの中では低木です。
おすすめの外観
- 洋風のサーファーズハウスやカリフォルニアスタイルの建物にマッチします
注意点
- 高い湿度に弱いので水のやりすぎに注意が必要
- 硬い殻がついた大きな実がなるので落下に注意
価格
- 3~10万円
オシャレ常緑樹⑤オリーブ
地中海地方やアメリカの西海岸に多く生息します。
オリーブと聞くと樹木よりも食べ物を先にイメージする方も多いと思います。
葉が細長く先が尖っている、落ち着いた濃い緑色の葉が特徴的です。
オリーブは、木の高さがあまり高くならないので女性でも剪定がしやすいです。
寒さにやや弱いので関東以南の地域での採用をおすすめします。
もちろん実を食べることもできます。
おすすめの外観
- 洋風の可愛らしい南欧風の建物に合います
注意点
- 日当たりが良い場所を選ばないと育たない
- 葉の量が多いので定期的な剪定が必要
価格
- 3,000~3万円
おしゃれなシンボルツリーおすすめ8選【落葉樹】
オシャレ落葉樹おすすめ8選
- ジューンベリー
- アオハダ
- 落葉ヤマボウシ
- ハナミズキ
- シャラ
- ヒメシャラ
- アオダモ
- イロハモミジ
オシャレ落葉樹①ジューンベリー
その名の通り6月に実のなる樹木です。
4月頃に葉がつき始めると同時期くらいに花が咲き、その後赤い実をつけます。
実はきれいな紅色から熟すと紫に近い赤に変化します。
食用でジャムや果実酒として食べるとおいしいです。
秋には紅葉を楽しむこともできます。
すっきりとしたフォルムと手入れに手がかからないことが特徴の、落葉樹の中では人気の高い樹木です。
北海道南部から九州まで幅広い地域で植栽できるのも特徴の1つです。
おすすめの外観
- 可愛らしい実と丸みを帯びた葉のため、可愛らしい洋風の建物とマッチします
注意点
- 花や実を楽しむために日当たりのいいところに植える
- まれにテッポウムシ・カイガラムシ・アブラムシがつく場合がある
- 実が熟すとすぐに鳥に食べられてしまうので注意
価格
- 1.5~3万円
オシャレ落葉樹②アオハダ
アオハダは北海道から九州まで生息する樹木です。
以前は一般宅のシンボルツリーとして選ばれることはあまりありませんでした。
しかし、秋に赤い小さな実が生る可愛らしさと、紅葉時に葉がきれいな黄色になるという魅力から、最近では一般の家庭でも多く採用されています。
おすすめの外観
- どんな外観にも合います
注意点
- 日当たりのいい場所と水はけのいい場所に植える
- 実が生るのはメスの木のみ
価格
- 1.5~4万円
オシャレ落葉樹③落葉ヤマボウシ
ヤマボウシは常緑樹と落葉樹があります。
2つの違いは2点です。
- 木の形状が違う
常緑ヤマボウシの形状は株立ちと言って、木の根元から幹が分かれていてそれぞれに葉がつきます。
対して、落葉ヤマボウシの形状は単幹で、一本の幹が根元から上部までつながっていて、上の方で幹が分かれて葉がついています。
常緑ヤマボウシの方が横にボリュームが出やすく、落葉ヤマボウシは縦方向に成長するという点が違います。
- 落葉ヤマボウシは冬に葉が落ちる
名前で想像がつくとは思いますが、落葉ヤマボウシは冬になると葉が落ちます。
対して、常緑ヤマボウシは寒い地域でなければ、毎年葉が落ちることはありません。
しかし、冬に強いのは落葉ヤマボウシです。
寒さに負けて葉が落ちると思われがちですが、実は違います。
落葉ヤマボウシは冬場に葉に栄養を行きわたらせる必要がないので、幹にしっかりと栄養を蓄えることができるのです。
他の点はほとんど同じです。
見栄えは常緑ヤマボウシの方がかっこいいです。
落葉ヤマボウシは剪定がないので手入れが楽です。
寒い地方の方や手入れを少なくしたい方は、落葉ヤマボウシを選びましょう。
おすすめの外観
- どんな外観にもよく馴染みます
注意点
- 西日が当たらないところに植えると葉焼けが防げる
- 風通りのいい場所に植える
価格
- 1.3~3万円
オシャレ落葉樹④ハナミズキ
ハナミズキという樹木は聞き馴染みのある方も多いと思います。
花の鑑賞期間が長いことや、華やかさが特徴です。
庭木だけでなく、街路樹などでも多く植えられているほど人気があります。
また、夏の果実や秋の紅葉はとてもきれいで見物です。
花びらに見えている総苞片は、品種によって白やピンクのバリエーションがあります。
おすすめの外観
- 和風・洋風どちらにもよくマッチします
注意点
- 虫がつくので消毒などの手入れが必要
- 湿気が溜まりにくい日向に植える
価格
- 1.5~3万円
オシャレ落葉樹⑤シャラ
シャラはナツツバキとも呼ばれます。
初夏から秋にかけて咲く大きな白い花が魅力的な樹木です。
また、シャラの1番の特徴は幹肌です。
他の樹木のようなザラザラ感はなく、サラサラやツルツルとしたような触り心地で触りたくなります。
また、月日が経つと樹皮が剥がれ、状態を保とうとする面白い樹木でもあります。
花・実・紅葉・幹肌とすべてが楽しめる人気の木です。
おすすめの外観
- どんな建物にも合いますが、和風の建物がおすすめです
注意点
- 湿気の多い山地で育つ木のため土の質が大切
- チャドクガという虫の被害に合う可能性がある
価格
- 3~8万円
オシャレ落葉樹⑥ヒメシャラ
名前はシャラと似ていますが違う木です。
シャラとヒメシャラの違いは大きく分けて3点です。
- 花の大きさ
ヒメシャラの花の方が小ぶりで、シャラの花と比べると控えめな印象です。
- 幹
ヒメシャラは日本三大美幹に定められており、幹肌の美しさが有名です。
シャラの幹肌がサラサラしている点が特徴とお伝えしましたが、ヒメシャラはよりサラサラでツルツルです。
サルスベリのような幹肌をしています。
- 紅葉の色
シャラは黄色や赤色に紅葉するのに対して、ヒメシャラは赤色に紅葉します。
おすすめの外観
- 控えめな上品さを持っているので和風の外観によく合います
注意点
- シャラよりもより温暖な気候を好む木
- 湿度が高い方が良いので腐葉土などを使う
- チャドクガの被害に合う可能性がある
価格
- 3~5万円
オシャレ落葉樹⑦アオダモ
シンプルな見た目が特徴的です。
すらっと高く伸びる幹と、明るい緑の葉は爽やかさが感じられます。
4~5月頃に線の細い花が咲きます。
1つ1つの花に豪華さはないですが、たくさんの花が1ヵ所にまとまって咲くので素敵です。
幹に白い点のような模様が浮かび、手触りはさらさらとしています。
シンボルツリーをそこまで主張させたくない外構にはおすすめです。
おすすめの外観
- 洋風のシンプルモダンの外観とマッチします
注意点
- 水はけと日当たりのいいところに植える
- 幹が細いため積雪をする地方では折れる危険性がある(株立ちの方が強いのでおすすめ)
- 実や花はその年によって量が変わる
価格
- 1~2万円
オシャレ落葉樹⑧イロハモミジ
モミジと言えば美しい紅葉をイメージする方が多いと思います。
イロハモミジも秋になると赤色に美しく紅葉する樹木です。
しかし、イロハモミジは紅葉の時期だけでなく新緑の時期もおすすめです。
鮮やかな緑色をした葉が、涼しげで爽やかに感じさせます。
5~7つに裂けた葉を「いろはにほへと」と数えたことから、イロハモミジという名がついたと言われています。
おすすめの外観
- 和風や和モダンの外観とよく合います
注意点
- 適度な湿気のある日向に植えることがおすすめ
- 成長が早く大きな木になるのでスペースに余裕があるところへ植える
価格
- 1.5~3万円
シンボルツリーを植えるメリット・デメリット
★メリット
外観のワンポイントになる
シンボルツリーを取り入れると、殺風景な庭が一気に華やかになります。
さらに建物とマッチした樹木を選べば、建物がより引き立ちます。

四季を感じることができる
シンボルツリーをがあると、新緑・花・実・紅葉・落葉など四季折々の樹木の移り変わりを楽しむことができます。
自然に囲まれている地域の方は日ごろから四季を感じられる環境にいるかもしれません。
しかし、都会に住んでいる方は、なかなか家にいて四季を感じることは少ないのではないでしょうか。
そんな方にシンボルツリーはぜひおすすめしたいです。
家族と共に成長を感じられる
シンボルツリーは家族と共に成長していきます。

新築した時には細く小さくて貧相に感じられたシンボルツリーも、子供が大きくなった10~20年後には立派な樹木に成長しているはずです。
シンボルツリーの前で毎年家族の写真を撮えば、家族とシンボルツリーの成長を感じられるすてきな思い出となります。
★デメリット
手入れが大変
樹木は生きていますので手入れが必要です。
種類によって様々ですが、頻繁に水やりや剪定が必要な樹木もあります。
シンボルツリーを採用するときは、手入れの状況をしっかり確認してください。
せっかく採用しても手入れができずに枯らしてしまってはもったいないです。

虫や鳥の被害に合いやすい
樹木によっては虫や鳥の被害に合う可能性もあります。
虫の場合は樹木に消毒をするなどの対策が必要です。
実がつく樹木は鳥に食べられてしまうことも多いです。
食用として実を育てたいならしっかりとした対策が必要です。

シンボルツリー選びはデザイン・手入れの手間で考えてみよう
シンボルツリーは家の象徴と言える存在です。
今回紹介した以外にも様々な種類の樹木がありますので、お気に入りを見つけてみてください。
成長して高さがある木ほど価格は高いです。新築時は価格の安い、高さが低いものでもいいでしょう。
最初は貧相に感じても、何十年も育て続けるので気づけば立派な大樹になっています。
家族の成長と共に、シンボルツリーの成長も見守っていきましょう。
▼外構費用の総額を把握しておきましょう!
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外構工事費用は平均いくら?どんなモノに何円かかるのか一覧
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