こんにちは!注文住宅業界歴6年、きのぴーです。
注文住宅でマイホームを建てたい方の多くは、住宅展示場見学をすると思います。
家を建てるときにしか足を運ばない場所なので、少し敷居が高く感じたり、見学の仕方がわからない方も多いはずです。
しかし、勇気を出して住宅展示場に足を運ぶといいことがたくさんあります。
展示場に行くメリット
- 最新の住宅設備を見ることができる
- 注文住宅のトレンドがわかる
- 住宅購入に関する知識が身につく
- ハウスメーカーの特徴がわかる
注文住宅に関するたくさんの情報が得られる住宅展示場ですが、予約なしでも見学することはできるのでしょうか。
今回は住宅展示場の事前予約の必要性について、詳しくお伝えします。
展示場見学は予約なしでもOK?
結論からお伝えすると、予約なしでも見学できます。
住宅展示場は休みの日以外は基本的に開いていて、スタッフが待機しています。
予約なしで来場する方も多いため、突然行ってもスタッフは快く対応してくれます。
しかし、タイミングが悪いとゆっくり見学できなかったり、最悪の場合は見学できないこともあります。
詳しくは後ほど紹介しますが、予約しないで行くとリスクもあります。
予約をしなくてもいいですが、しっかりと見学したい場合は予約をした方がメリットは多いと思います。
住宅展示場を予約なしで行くメリット・デメリット(リスク)
住宅展示場を予約なしで行くときのメリット・デメリットをお伝えします。
予約をしないので、接客の期待値は高く持たない方がいいかもしれません。
建物の雰囲気が気に入るか、構造性能を気に入るか、営業マンの対応は良いかなどの基本的な部分を見てみてください。
住宅展示場を予約なしで行くメリット
予約なしで行くメリットは2つ
- 好きな時間に気軽に見学できる
- 外観やその場の雰囲気を見てから住宅展示場を選ぶことができる
順に解説していきますね。
好きな時間に気軽に見学できる
予約をしなければ自分の好きな時間に見学することができます。
小さな子供がいる方は、なかなか細かいスケジュールが組めない場合が多いと思います。
予約をしなければ次のようなタイミングで気軽に見学が可能です。
予約なしなら時間に縛られない
- 予定の合間に少し空き時間ができた
- 子供が昼寝から起きたタイミング
- 子供の保育園の迎えのついでに寄る
行こうと思った日に行けなかったとしても、何も問題ありません。予約してないから。
予約をすると行けなくなったときに住宅展示場へ連絡しなければいけませんし、営業マンにも迷惑がかかります。
気軽に見学したい方は予約はしなくてもいいと思います。
外観やその場の雰囲気を見てから住宅展示場を選ぶことができる
予約をしないで行くと、住宅展示場の会場に着いてからハウスメーカーを選ぶことができます。
その場で見るハウスメーカーを決めるメリットは3つです。
①外観が好みの住宅展示場に入れる
ホームページにも写真は載っていますが、実際見ると印象が変わることが多いです。
実際に見て気に入った外観の住宅展示場を見ることができるので、テンションも上がります。
②印象の良いスタッフの住宅展示場に入ることができる
住宅展示場の外には呼び込みをしているスタッフがいる場合が多いです。
すごく感じのいいスタッフもいれば、態度があまりよくないスタッフもいます。
また、スタッフ同士が話しているのを見るだけでも、なんとなく従業員の雰囲気の善し悪しがわかります。
自分の目で見て「いいな」と感じた住宅展示場を選んで見学することができます。
③混み具合を見て住宅展示場を選べる
空いているタイミングを見計らって行くことができます。
見たいハウスメーカーの住宅展示場が混んでいた場合は、他の気になるハウスメーカーを見てもいいです。
予約をしていると、他の展示場を見ることがなかなかできません。
住宅展示場を予約なしで行くデメリット
予約なしで行くデメリット4つ
- しっかりと案内してもらえない可能性がある
- 経験の浅い営業マンに案内される場合がある
- 混んでいてゆっくり見られない場合がある
- 展示場自体が開いてない可能性がある
順に解説します。
しっかりと案内してもらえない可能性がある
混んでいる時間帯に行くと、営業マンが全員接客中で案内してもらえない可能性があります。
営業マン以外のスタッフが案内してくれることもありますが、説明することに慣れていない場合が多いです。
すると、気になっていたハウスメーカーなのにいまいちだったと感じてしまう可能性があります。
このような思いをしないために、気になるハウスメーカーを見たいときは予約をして営業マンの接客を受けましょう。
経験の浅い営業マンに案内される場合がある
予約をしないで住宅展示場に行くと、新人や経験の浅い営業マンに案内される可能性が高まります。
新人の接客はフレッシュで気持ちがいいですが、住宅展示場見学の目的はフレッシュさを感じるためではありません。
建物や会社の説明を受けに来たのです。
新人や経験の浅い営業マンは、打合せが少なく予定がないため1日中住宅展示場に待機ができます。対して、店長や経験のある営業マンは打合せがたくさん入っているため、住宅展示場にいても接客ができないことも多いです。
そのため、売れていないヒマな営業マンが案内担当についてしまう可能性が高いです。
▼担当営業マンをあとから変更するのは大変!こちらで解説してます
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ハウスメーカーの担当営業マンを変更したい!具体的な手順とコツ
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混んでいてゆっくり見られない場合がある
土日のイベント時に予約なしで住宅展示場に行くと、かなり混んでいる可能性があります。
すると、住宅展示場に入ってもスタッフが誰もついてきてくれず、「見学しても良さが1つもわからない」なんてことになりかねません。
また、スタッフがついてくれたとしてもにぎやかで説明がうまく聴き取れなかったり、広さの感覚などもわからないことも多いです。
混む日しか予定が合わない場合は、予約をするか行く時間帯を午前か夕方にすることをおすすめします。
住宅展示場自体が開いていない可能性がある
平日に住宅展示場に行く方は、モデルハウス内に入れない可能性があります。
平日も住宅展示場を開けているハウスメーカーは多いですが、会議などでスタッフが住宅展示場に来られない日は閉まっています。
また、ハウスメーカーは平日に定休日を定めている会社がほとんどです。
せっかく住宅展示場まで行っても入ることができなければ時間の無駄です。
平日の見学の場合は、事前に開いているか確認した方がいいでしょう。
住宅展示場を予約して行くメリット・デメリット(リスク)
住宅展示場を予約してから行くメリット・デメリットをお伝えします。
予約をしていくので、お客様の期待値も上がると思いますが、その分営業マンのお客様への期待値も上がっています。
お互いにいい出会いにするためにも、営業マンにしっかりと提案をしてもらいましょう。
住宅展示場を予約して行くメリット
予約していくメリット4つ
- 絶対に営業マンの接客を受けられる
- ゆっくりと満足するまで見学できる
- 経験豊富な営業マンに接客してもらえる可能性が高い
- 自分の情報や興味があることを事前に伝えられる
絶対に営業マンの接客を受けられる
住宅展示場に予約していくと、必ず営業マンが案内してくれます。
予約をしっかりとしてくれたお客様ですので、ハウスメーカー側も時間を取ってしっかりと案内してくれることがほとんどです。
営業マンが接客してくれると、住宅展示場の雰囲気だけではなく、ハウスメーカーの強みや注文住宅に関する知識など、様々な情報を得ることができます。
絶対に営業マンの話を聞いた方が為になりますので、予約することをおすすめします。
ゆっくりと満足するまで見学できる
住宅展示場に予約をすると、事前の予約状況や混み具合を教えてくれます。
予約が少なく混んでいない時間帯に予約ができれば、自分達が満足するまで見学可能です。
また、事前に子供がいることを伝えておけば、子供の面倒を見てくれるスタッフも来てくれることが多いです。
経験豊富な営業マンに接客してもらえる可能性が高い
住宅展示場に予約をすると、経験のある営業マンに接客をしてもらえる可能性が高いです。
早いタイミングで予約をしておけば、忙しい営業マンでも予定を開けてくれます。
住宅展示場で接客を受ける場合、初めて会って接客した営業マンが自分達の担当営業になるハウスメーカーがほとんどです。そのため、住宅展示場でどの営業マンに接客されるかがとても大切です。
経験豊富な営業マンが担当になると、次のようないいことがあります。
経験豊富な営業マンが担当になると
- 知識が豊富で説明がわかりやすい
- 経験を踏まえて、要望の良し悪しを判断してくれる
- 落ち着きがあり、トラブルのときも冷静に対応してくれる
- 自分達の想像を超えるような提案をしてくれる
全てのベテラン営業マンが上記の全部の項目に当てはまるとは限りませんが、店長などの役職の場合は期待していいと思います。
知識や経験が豊富な分、満足のいくマイホームを建ててくれる可能性は高いでしょう。
自分の情報や興味のある内容を事前に伝えられる
見学の予約をするときに、あらかじめ自分の情報や興味のあることを営業マンに伝えておくことができます。
例えば、時間に限りがある場合、何時までには帰りたいと伝えておくことができます。
また、年齢や家族構成を伝えることで、自分の生活スタイルに合った案内をしてくれます。
さらに、興味のある内容を事前に伝えておくと、当日までに営業マンが資料などを準備してくれている可能性もあります。
興味のある内容と、それに対する営業マンの準備物の一例を紹介します。
営業マンはヒアリングをもとに準備する
- 見に行く住宅展示場の全館空調が気になる
→自社の全館空調のことが詳しくわかるパンフレットを準備してくれる
- 住宅展示場の内装や雰囲気が好み
→住宅展示場に似た内外装の施工例の写真や間取りを用意してくれる
- 土地を探している
→希望エリアの土地を探してくれる
事前に興味のある内容を伝えておくことで、当日は住宅展示場を見学するだけでなく営業マンの提案も受けることができます。
1回の展示場案内で営業マンの性格から提案力まで見ることができますので、ハウスメーカーを絞り込むための判断材料が増えます。
住宅展示場を予約して行くデメリット
予約していくデメリット2つ
- 営業マンに熱いお客様だと勘違いされる
- 何件も予約してると時間配分が難しい
営業マンに熱いお客様だと勘違いされる
住宅展示場に事前に予約をすると、熱いお客様だと思われることが多いです。
熱いお客様とは、今まさに家を建てようとしている契約が狙いやすいお客様のことです。
そのため、営業マンも気合いが入っていると思います。
営業マンに気合いが入っていると、家づくりの要望について詳しく聞いたり、説明にも熱が入る可能性が高いです。
このデメリットを聞くと、まだ見始めの方や数年後にマイホームを建てたいと思っている方は、住宅展示場の予約をしにくいと思います。
しかし、そのような方でも予約をして大丈夫です。
営業マンは案内の中でお客様の本気度を見極めています。
そのため、まだ建築が先の方だとわかればその意思に合わせた接客をしてくれますし、その後もしつこく営業をかけない営業マンがほとんどだと思います。
しかし、中にはしつこく営業してくるタイプの営業マンもいます。
もし、今建てた方がいいという営業トークをしつこくされたなら、いますぐには建てないので電話や訪問はしないでほしいとはっきり伝えましょう。
逆に、実際に自分達が熱い客の場合は、結構ガツガツ営業をかけられる可能性が高いです。
そのため、興味のあるハウスメーカーに絞って予約を取ることをおすすめします。
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何件も予約してると時間配分が難しい
1日に何件も住宅展示場の見学予約をしている場合、時間配分が難しいです。
例えば1時間ごとに3つの住宅展示場を予約していたとします。
営業マンは予約してくれたお客様への接客なので、いつもよりトークに熱が入ります。
1時間が過ぎても説明が終わらず、次の展示場へ行くことができません。
また、次の展示場へ連絡も入れづらい状況です。
すると、2つ目に見学予定の住宅展示場の営業マンは時間になってもお客様が来店せず連絡もないので、ドタキャンされたかと思ってしまいます。
遅れて行けたとしても、3つ目の見学時間が迫って来ていて全然説明が聞けない可能性もあります。
自分達が焦らないためにも、また、営業マンに迷惑をかけないためにも、展示場予約のときは時間配分に注意しましょう。
おすすめの時間配分を紹介します。
おすすめの時間配分
- 1日に予約をする住宅展示場は2つ
- 1件目は10時~、2件目は14時~予約を取る
2件目を14時にすることで昼食もゆっくり食べることができます。
また、2件目が終わって時間が余ったら、気になる住宅展示場をもう1つだけ見学するようにしましょう。
ゆとりをもって予約をすることが住宅展示場見学の鍵です。
住宅展示場は予約した方がメリットが大きい
住宅展示場は予約をせずに行く場所と考えている方が多く、予約をしないで突然来るお客様が9割くらいだと感じます。
もちろん予約をしなくても大丈夫ですが、実は予約をすることでたくさんのメリットがあります。予約をすることでハウスメーカー側も最高の案内をするための準備ができます。
せっかく気になるハウスメーカーを見つけても、予約をしないで行くと忙しくて対応してもらえなかったり、展示場が開いていないタイミングだったなんてことがあります。
すると、気になるハウスメーカーの第一印象は悪くなってしまいます。
それでは、お客様にとってもハウスメーカーにとってもマイナスです。
気になるハウスメーカーの住宅展示場を見学するときは事前に予約をして、営業マンにハウスメーカーの魅力を最大限に伝えてもらいましょう。