こんにちは!きのぴーです。
注文住宅と同様に、カーポートの種類や価格のバリエーションに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方々のために、カーポート商品代と設置費用の相場をわかりやすく解説していきます。
本体費用だけで高い・安いの判断をせずに注文住宅を依頼したハウスメーカーに任せることが、カーポート選びで損をしないための鉄則です。
カーポートの商品代の相場
カーポートの商品代の相場は、おおよそ15万円〜とされています。
ホームセンターなどで購入する場合の相場が15万円〜となっており、知識があれば非常にお得に購入することができます。
ただし、カーポートの車を守るために外に施工されるという特性があるため、保証やアフターサービスの違いはしっかりと吟味しておきたいポイントです。
カーポートの台数ごとの商品代相場
- 1台用…10万円〜
- 2台用…20万円〜
- 3台用…40万円〜
カーポートの台数ごとの一般的な商品代相場は、1台用が10万円〜、2台用が20万円、3台用が40万円〜です。
お住いのエリアやこだわりたいポイントによっても異なりますが、熱線吸収ポリカーボネートの屋根材とアルミ製の支柱が標準的な仕様とされています。
「車の劣化を避けたい!」といったこだわりや、「大雪への備えが必須!」といったエリアでなければ、十分にカーポートとしての役割を果たしてくれます。
カーポートのタイプごとの商品代相場
- 対強風タイプ…1台用:15万円〜、2台用:30万円〜
- 対積雪タイプ…1台用:20万円〜、2台用:40万円〜
近隣のハウスメーカーやホームセンターであれば、カーポートもエリアに必要な仕様で販売されていますが、通販などを利用する場合には対強風タイプが必要か、対積雪タイプが必要かの判断をしなければなりません。
一般的に対風圧は42m/sと46m/sの2種類、対積雪は高強度の〜30cm、積雪タイプ〜50cmの2種類から選択することができます。
カーポートの設置だけを、注文住宅を依頼したハウスメーカー以外の業者依頼する場合には、あらかじめ最低限必要な仕様を確認しておくとよいでしょう。
こだわりに対応するオプションの相場
- 標準柱タイプ(有効高:1,800mm~2,000mm):10万円〜、ロング柱タイプ(有効高:2,300mm~2,500mm):15万円〜
- ポリカーボネート:10万円〜、熱線吸収ポリカーボネート:10万円〜
カーポートを選ぶ際に気をつけたいのが有効高と屋根材です。
カーポートは設置する際にアスファルトに差し込む必要があるため、25,000の製品でも施工後は20,000mmほどの高さになり、ハイルーフの車種は駐車できなくなります。
また、屋根材については、熱と光を吸収してくれる熱線吸収ポリカーボネートがおすすめです。
最近の大手メーカーは取り扱っていませんが、雨や風で劣化してしまう塩化ビニールは間違っても選ばないようにしましょう。
ちなみに、カーポートの耐久年数は20年ほどとされているため、車の買い替えを念頭に入れた高さの設定をしておくことも重要なポイントです。
カーポートの設置費用の相場とは?
あまりなじみがないものの、カーポートの設置費用としてよく使われるのが標準工事費というものです。
標準工事費とはカーポートの柱を固定するための穴あけ、基礎工事、本体の組立、屋根の取付けまでの一連の工事を指すのが一般的です。
1台あたり5万円〜が相場とされ、屋根材をカットする、勾配を変更するといった特別な作業が必要なければ、カーポートの大きさに比例するように2台で10万円、3台で15万円と設置費用も大きくなります。
ただし、標準工事費の内訳は業者によって異なるため、業者を自分で手配する場合には必ず内訳を確認しておく必要があります。
設置費用が安く見えても、あらゆる作業を追加費用として請求されてしまうケースがあることも頭にいれておきましょう。
カーポートのメリットとデメリットを徹底比較!
ガレージと比較してみると、比較的安価に設置できるのがカーポートの特徴です。
一見すると風に弱そうなイメージをもたれるカーポートですが、しっかりとした耐風圧強度を選択すれば問題になることはありません。
ここからはカーポートのメリットと、唯一のデメリットを紹介していきます。
メリット1:雨の日でも濡れずに車からの乗り降りができる
特に小さなお子さんがいる家庭や、アウトドアが好きな家庭でカーポートが好まれるポイントが、雨の日でも濡れずに車からの乗り降りができることです。
通勤時だけでなく、大きな買い物をしたときにも、カーポートがあるだけで快適性をグンと高めることができます。
また、車の劣化速度を抑えるという観点からも、カーポートが雨や紫外線を防いでくれるため、ある程度お金をかけておく価値は十分にあります。
メリット2:洗車の頻度を減らせる
カーポートは雨だけでなく、黄砂や鳥のフンといった汚れの原因を排除してくれることも大きなポイントです。
また、汚れの原因だけでなく、車を傷つけてしまうヒョウなどの飛来物からも車を守ってくれます。
運転中の事故であれば、車両保険で対応できることがほとんどですが、カーポートは対象外となりがちな天災への備えとしてもおすすめです。
メリット3:車内温度上昇も防げる
使用する屋根材にもよりますが、カーポートを設置していれば真夏でも快適にドライブを開始することができます。
最近では熱線吸収機能付きのポリカーボネートが標準化されており、熱もカットしてくれるため、屋外に置いていたとしても車の車内温度が上昇を抑えることができます。
また、熱線吸収機能付きのポリカーボネートは、紫外線を100%近くカットしてくれため、塗装の色あせや車内のシートの日焼けを防ぐのにも一役買ってくれます。
メリット4:費用を抑えてリフォームすることも可能
ガレージと比較検討している方は、リフォームする可能性を加味することもおすすめです。
耐久性や防犯性能といった観点ではガレージのほうが優れていますが、カーポートには費用を抑えてリフォームできるというメリットがあります。
ガレージであれば施工した高さにあわせて車を選ぶことになりますが、カーポートであれば比較的気軽にリフォームすることも可能です。
唯一のデメリット:圧迫感を感じてしまうことがある
言わずもがなではありますが、カーポートを取り付けることで屋根ができます。
そして、柱を立て、屋根を設置することで、少なからず圧迫感を感じてしまうこともあります。
特に竿状地や狭小地では、柱を1本立てただけで人が通れなくなってしまうケースも珍しくありません。
また、車の日焼けを気にするあまり屋根材の色を濃くしてしまうと、その分圧迫感がうまれてしまうため、住まいのエクステリアと考える場合にはちょうどよいアイテムを選ぶ必要があります。
まとめ
カーポートの商品代と工事費を合わせた相場はおおよそ15万円〜30万円ほどです。
車の台数や仕様によって金額はまちまちですが、1台〜2台の標準的な仕様のカーポートであれば、30万円ほどで設置することができます。
ただし、エクステリアとしての役割や標準工事費の内訳の曖昧さを加味すると、注文住宅を依頼したハウスメーカーにカーポートの設置も一緒に頼むのが無難な方法と言えます。
ホームセンターや通販でも安くカーポートを購入できますが、なにかあった場合の備えを万全にしておかなければならない点には注意が必要です。