こんにちは!きのぴーです。
自然で美しく彩るコンサバトリーは住宅スタイルとしても注目を集めています。
イギリス発祥のコンサバトリーを取り入れることで、あたたかい生活空間を与えてくれますので、ガーデニングが好きな方におすすめの空間です。
自然に囲まれた空間をつくるために、今回はコンサバトリーやデッキなどの費用比較や費用を安く抑えるテクニックについてご紹介します。
コンサバトリー・デッキ 費用比較
タイプ | 仕様 | 参考坪単価 (工事費込み・円) |
コンサバトリー (室内タイプ) | 壁・屋根で囲う | 500,000~ |
コンサバトリー (室外タイプ) | 屋根をバーゴラにするなどの半囲い | 300,000~ |
デッキ | 100,000~ |
コンサバトリーとは?
イギリスで生まれたコンサバトリーは、屋根や壁がガラスに囲まれたガーデンルームです。
サンルームに似ていますが、コンサバトリーの方がガーデニングを重視されています。
パーゴラとは?
家の軒先や庭に設置する屋根の形状をした棚です。
つる性の植物を絡ませる木材などで垂直に組み合わせ、日陰棚、つる棚、緑廊(りょくろう)と呼ばれています。
日本では藤棚(ふじだな)と呼ばれるのが一般的です。
コンサバトリーの室内タイプと室外タイプとは?
コンサバトリーの仕様は【室内タイプ】と【室外タイプ】の2種類です。
【室内タイプ】は室内空間と一体となった屋根や壁に囲われたコンサバトリーです。
【室外タイプ】は家の軒先にパーゴラなどを設置して屋根を設けた半囲いのコンサバトリーです。
室内タイプは屋根と壁で構成されていますので費用は高めです。
コンサバトリーの費用を抑えるなら室外タイプのコンサバトリーを選ぶといいでしょう。
コンサバトリー・デッキ床材 種類別 費用比較
素材 | 下地 | 参考㎡単価 (工事費込み・円) |
FRP防水 | 7,000~ | |
タイル | FRP防水 | 10,000~ |
外部用の2×4材 | 同上 | 9,000~ |
防腐剤注入材 | 同上 | 11,000~ |
ヒノキ | 同上 | 12,000~ |
セランガンバツ | 同上 | 13,000~ |
コンサバトリーのデッキ材の費用で安価なのはFRP防水です。
FRP防水は住宅のベランダの床に用いられるものですが、コンサバトリーの床の仕上げにするとどこか味気がありません。
おすすめは2×4(ツーバイフォー)材の構造材をデッキに使う方法です。
無垢材でも構造材は費用も安価です。
他にもタイル張りを自分で行ってしまえば工事費用はかからず材料費用で済み、㎡当たり5,000円のコストダウン、コンサバトリーの費用を抑えたい方におすすめです。
パティオドア 種類別 費用比較
種類 | 開き方 | 素材 | サイズ (幅×高さ) | 参考価格 (工事費別・円) |
一般普及品 | 引き違い戸 | アルミ | 1.8×2m程度 | 30,000~ |
全開放 折れ戸 | アルミ | 同上 | 145,000~ | |
全開放 壁に引き込み | アルミ | 同上 | 150,000~ | |
片引き戸 (マーヴィン) | 木 | 同上 | 187,000~ | |
両開き戸 (マーヴィン) | 木 | 同上 | 213,000~ |
パティオドアとは?
パティオドアとは室内から直接外に出られる大型の窓のことをいいます。
主にリビングからベランダやテラス、サンルーム、コンサバトリーなど出入りのための開口部に設けます。
パティオドアは開き方に種類があり
- 片引き
- 引き違い戸
- 全開放(折れ戸)
- 全開放(壁に引き込み)
- 両開き
があります。
【片引き】や【引き違い戸】は開閉する時に戸が残りますが、【全開放(折れ戸・壁に引き込み)】や【両開き】は開口部に戸が残らないので開口幅が広くなります。
マーヴィンなどのパティオドアの有名ブランドを取り入れると費用はかなり高くなります。
どうしてもこだわる場合は、他の部分の費用をバランスよく抑えましょう。
パーゴラ素材 費用比較
素材 | サイズ(縦×横×長さ) | 1本の参考価格(工事費別・円) |
ベイマツ | 9cm×9cm×3m | 2,000~ |
ヒノキ | 同上 | 3,500~ |
レッドシダー | 同上 | 7,000~ |
セランガンバツ | 同上 | 10,000~ |
パーゴラの素材をセランガンバツにすると費用もグッと上がります。
セランガンバツはウッドデッキ材でも使用する高い耐久性と強度を持っています。
硬い素材のため工事も日数がかかり、工事費用も他の素材に比べると高くなります。
費用は高くなりますが、セランガンバツの特徴である耐久性により後々のメンテナンス回数は他の素材よりも少ないです。
ヒノキやレッドシダーは水や虫害に強くデッキ材でも使われる素材です。
パーゴラの費用を抑えるならこのあたりの素材がおすすめです。
ベイマツは住宅の建材としてよく用いられ水に強いですが、虫害には弱いので外に面するパーゴラにはあまりおすすめできない素材です。
デッキ手すり 種類別 費用比較
素材・仕様 | 参考㎡単価(工事費込み・円) |
モルタル吹き付け | 5,000~ |
板材を張る | 9,000~(防腐塗装込み) |
デッキ手すりには【モルタル吹き付け】や【板材を張る】などの方法があります。
モルタル吹き付けは住宅の外壁によく施されている仕上げです。
大工さんに下地をつくってもらい塗装工事で仕上げることができますので、かかる費用は比較的に安価です。
デッキ手すりを【板材を張って仕上げる】場合は、大工さんの手間費用と壁に張る木材の費用、木材の塗装をする費用がかかります。
素材が木材なので腐食しないように定期的に塗装工事を行う必要があります。
費用をかけず板材を張って仕上げたいという方は、塗装を自分で行うといいでしょう。
塗装範囲も狭いので気軽にチャレンジできる作業です。
デッキ・コンサバトリーの費用を1円でも安く抑える8の衝撃テク
アルミ製のパティオドアは木でケーシングを施す
パティオドアのサイズは大きいので、枠もその分太く目立ちます。
木製だと雰囲気がでていいのですが、費用も高いです。
また、防火規制の関係で木製の窓が選べない場合もあります。
そこでアルミ製の窓を設置する場合、幅6~10cmの木のケーシングをつけるのがおすすめの方法です。
費用が安価なアルミ製と表情をやわらかくする木のケーシングでナチュラルテイストのインテリアが演出できます。
古道具屋で安い建具を探す
「アルミの冷たい印象はちょっと・・・」と思われる方はアルミ窓と古い建具を2重に設置する方法があります。
アルミ窓と古い建具を2重に設置することで、アルミの存在感を消してあたたかみのある演出を表現できます。
古道具屋さんで探せば1枚8,000円ほどの安いものや、雰囲気のある日本の古い建具が見つかるかもしれません。
庇やオーニングを設置してデッキをフル活用
日影がないデッキは使わなくなりがちです。
奥行1m以内の柱のない庇は、床面積に入らず費用も比較的に安価でできる方法です。
他にも【オーニングを設置する】【タープを張れるように金具を取り付けておく】などがあります。
デッキをフル活用できるように必要なものはできるだけ費用のかからない方法で設置することがおすすめです。
費用が上がってしまったらデッキの面積を見直す
広いデッキは素敵ですがその分費用も上がります。
デッキを設ける時は本当に必要な広さで設けましょう。
必要以上に広くなっていないか一度見直しすることも大切です。
室内とデッキの高さをそろえると、費用は変わらずに実際以上に広く見える効果があるのでおすすめです。
デッキよりルーフバルコニーの方が費用は安価
建物上階の屋根を設ける一角に、屋根をなくしてつくるのがルーフバルコニーです。
建物形状もスクエア(四角)形状をとりやすく使い勝手がよく費用もデッキより安価です。
ただし、定期的にメンテナンスを行わないと雨漏りの原因となりますので注意が必要です。
ウッドデッキ材は2×4の構造材がお手頃
デッキ材は使用する木材の種類によって費用も違ってきます。
おすすめなのが2×4材の構造材で費用も安価です。
レッドシダーはウッドデッキにも使用される木材ですが、3~5年で腐食してしまうため定期的なメンテナンスが必要です。
2階にレッドシダーを使う場合は、腐食による雨漏りの原因となるので注意しましょう。
費用が高いイペやセランガンバツなどのアイアンウッドは、耐久性や強度があり20年ほどもちます。
初期コストはかかりますがメンテナンス費用は他の木材よりもかからないので、バランスを考えて検討しましょう。
費用が安価なのはアルミ製の手すり
手すりの費用を抑えたいのなら比較的安価なアルミ製の手すりを取り入れるといいでしょう。
種類も豊富で水に強くメンテナンス性が高いためメンテナンス費用は安く済みます。
外からの視線を遮るために設けるハイウォールなどの塀は、リシン吹き付けで仕上げると費用も抑えることができます。
屋上を設けると生活スタイルが劇的に変わる
住宅は妥協なくつくると費用はどんどんと高くなってしまいます。
どこで妥協するか、という問題になってしまいますが、逆に費用を割いてでもつくっておくと生活の満足度もグッと上がるスペースもあります。
その一つが屋上です。
50~100万円ほどの費用はかかりますが、バーベキューやミニプール、お湯が出る工事をしておけば露天風呂、などプチバカンス気分で楽しめます。
洗濯干し場としても屋上は便利です。
まとめ
ここまでコンサバトリーやデッキなどの費用比較や費用を抑える方法についてご紹介してきました。
自然に囲まれた空間を表現してくれるコンサバトリーは生活をあたたかい空間へと彩ってくれます。
ガーデニングが好きな方におすすめの空間ですので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
費用も工夫次第で抑えることが可能で、タイル張りや塗装など自分で行うのもおすすめの方法です。
今回の記事がすてきなガーデニングライフにつながるご参考になりましたら嬉しく思います。