こんにちは!きのぴーです。
リビングは家族と一緒に過ごせる大切な部屋です。
快適なリビングにするにも内装材や照明、家具などこだわってしまうと費用も高くなってしまいます。
リビングに使う内装材は種類もいろいろとあり、費用も使う材料によって違います。
では、リビングにかける費用を抑えながらも快適なリビングにするにはどうすればいいか。
そんなお悩みにこたえて、できるだけリビングにかける費用を安く抑えるテクニックについて今回はご紹介していきます。
リビングに必要な内装材の費用は?費用比較
リビングは使う材料や仕上げ方で費用が大きく変わってきます!
リビングの費用はどの部分が関係してくるかというと
- 天井・壁
- 床
- サッシ
大きく分けていくと上記の3つです。
天井や壁の仕上げをどうするか、床に張るフローリングは何を選ぶと費用を抑えられるかなど仕上げに使用する建材で材料費用や工事費用は違ってくるのです。
ここでは、上記3つの部分で使う仕上げ材の費用について比較しましたのでご紹介していきます。
天井・壁に使う内装材の費用比較
種類 | 材料 | 参考㎡価格(円) | 6畳間の参考価格(円) |
一般普及品 | ビニールクロス | 1,000~ (材料費・工事費) | 40,000~ (材料費・工事費) |
珪藻土 | 3,500~ (材料費・工事費) | 140,000~ (材料費・工事費) | |
DIYで珪藻土を塗る | 1,000~(材料費のみ) | 40,000~ (材料費・工事費) |
リビングの天井や壁の仕上げは、ビニールクロスにすると費用を安く抑えることができます。
量産品のビニールクロスは、色や柄がシンプルで一般的なデザインとなっており、大量生産することで費用を抑えています。
最近のビニールクロスは、色や柄の種類も増え左官仕上げのような塗り壁調のビニールクロスもあります。
上記の表を見ていただくとわかると思いますが、リビングの天井や壁を珪藻土や漆喰など塗り壁で仕上げると費用はグッと上がります。
そこで、「どうしても塗り壁で仕上げたい!」という方は、DIYで仕上げてみるのはどうでしょうか。
天井の作業は難しいですが、壁なら可能です。
業者の方に塗り壁ができるようにリビングの壁の下地までつくってもらい、仕上げはDIYで行えば材料費のみで費用を抑えることができます。
床に使う内装材の費用比較
種類 | 材料 | 参考㎡価格 (工事別・円) | 6畳間の参考価格 (工事費別・円) |
一般普及品 | 複合フローリング (突板) | 2,200~ | 22,000~ |
複合フローリング (シート) | 3,000~ | 30,000~ | |
パイン無垢材 | 3,000~ | 30,000~ | |
オーク無垢材 | 6,000~ | 60,000~ | |
チーク無垢材 | 10,000~ | 100,000~ | |
オーク材 (ヘリンボーン仕上げ) | 12,000~ | 120,000~ |
フローリングは大きく分けると
- 複合フローリング
- 無垢材フローリング
の2種類があります。
複合フローリングは、基材となる合板や集成材の上に厚さ0.5mm~3mmほどの天然木が張られた突板タイプと木柄や石目柄を印刷したものが張ってあるシートタイプがあります。
無垢材フローリングは、丸太を加工し天然木のままフローリングにしたものです。
複合フローリングは一般的に多く普及しているフローリングで、突板タイプは費用も安く抑えることができます。
各メーカーはいろいろなデザインの複合フローリングを豊富にそろえていますので、広い面積を持つリビングの床を自分の好みに合わせて選ぶことができます。
リビングの床材に無垢材フローリングを使いたい場合は、パイン材を使用すると費用を抑えることができます。
ただし、無垢材フローリングは無塗装タイプと塗装タイプがあり、無塗装タイプの場合はメンテナンス性を考えると塗装を行った方がいいでしょう。
種類別サッシの費用比較
種類 | 窓の種類 | 素材 | サイズ (幅×高さ・cm) | 参考㎡価格 (工事費別・円) |
一般普及品 | 引き違い窓 | アルミ | 123×117 | 16,000~ |
上げ下げ窓 (2連) | アルミ | 123×117 | 50,000~ | |
上げ下げ窓 (2連) | 樹脂 | 123×117 | 60,000~ | |
上げ下げ窓 (2連) | 木 | 123×117 | 80,000~ (マーヴィン) |
窓の種類は、引き違いタイプや上げ下げ窓、滑り出し窓など種類がいろいろあります。
窓の材質もアルミ製や樹脂製、木製などがありそれぞれ特徴が違います。
一般的に多く住宅で使われているのが引き違いタイプの窓です。
リビングの窓は、庭の出入りなどで掃出し窓を設けるケースが多く大きな窓が必要です。
また、明るいリビングにするために窓の数を多くしてしまうと費用もかかってしまいます。
リビングの窓の費用を安く抑えていくためには、多く普及しているアルミ製の引き違い窓を選ぶといいでしょう。
樹脂製や木製の窓は費用が高くなっているので、リビングの費用を抑えたいという方は特殊な用途でない限りアルミ製の引き違い窓を選びましょう。
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リビングの費用を安く抑える15のテクニック
①:珪藻土は壁のみにする
珪藻土は調湿機能がありリビングの室内環境を整えてくれます。
費用がかかってしまう珪藻土を安く抑えていくには、リビングの壁のみを珪藻土にして天井は似た柄のクロスにすると費用を抑えることができます。
珪藻土よりも費用が安い化石を吹き付けるのも一つの手でしょう。
珪藻土クロスは扱いにくく費用もかかるためあまりおすすめできません。
②:DIYで壁を塗装する
クロスよりも費用は高くなりますが、石膏ボードに水性塗料を塗れば通気性のいい呼吸する壁になります。
リビングの壁のみと決めておけばDIYで気軽に挑戦できる作業なので、家族みんなで楽しくリビングの壁を仕上げてみてはどうでしょうか。
③:無垢材は針葉樹を使う
無垢材フローリングは費用が高いイメージだと思います。
広葉樹系のフローリングはオークやメイプル、ローズウッド、ウォールナットなどがあり、反りや縮みが少ない性質を持ち費用も高くなっています。
リビングで使う無垢材のフローリングの費用を抑えたい場合は、針葉樹系のフローリングを選ぶといいでしょう。
針葉樹系はパインやヒノキ、スギなどがあり肌ざわりがいいと人気です。
広葉樹系に比べて針葉樹系のフローリングは費用を安くすませることができるので、無垢材フローリングを使いたいという方は検討してみてはいかがでしょうか。
④:予算超えならロフト用の梁だけ渡しておく
ロフトは人が立てる天井高にすると坪単価が上がります。
ロフトを設けたいけれど予算を超えてしまうという方は、将来ロフトがつくれるように梁だけ渡しておくといいでしょう。
また、ロフトを設けるという方は床の仕上げを構造用合板のままにすると、仕上げも省略されて費用を抑えることができます。
⑤:2階リビングで梁の費用を抑える
2階リビングにすると1階は壁の多い部屋になるため、2階を支える梁は細く設計することができます。
また、1・2階を吹き抜けにするより、2階リビングにして天井を高くした方が費用を抑えられます。
2階リビングは高い位置にリビングがくるため、日の光が入り明るい空間にすることができておすすめの間取りです。
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⑥:幅木・廻縁・窓枠を省略して費用を抑える
天井や壁には廻縁や幅木が取り付けられていますが、必ずしも必要というわけではありません。
リビングの費用を抑えたい場合、この廻縁と幅木を省いてしまうのも一つの方法です。
また、窓枠も通常は4方取り付けられていますが、下台のみにして費用を抑えることもできます。
1箇所2箇所程度では費用はあまり変わりませんが、家全体で行えば10~20万円程は費用を抑えることができるでしょう。
どうしても壁の汚れが気になってしまうという方は、既製品の廻縁や幅木、窓枠にすることで費用を抑えられます。
⑦:独特な味を演出する構造材を内装材にする
リビングは木の風合いを出したい、というときに無垢材の内装材を使ってしまうと費用が高くなってしまいます。
予算が限られている場合は、家の構造材を仕上げとして使ってしまうのも手です。
本来は外から見えないところで使うため、構造材の表面仕上げは荒削りですが、材料費用は安くなっています。
構造材の荒い仕上げを気にしないという方は、検討してみてはいかがでしょうか。
構造材をオイルステインで仕上げると独特なデザインとなって、ナチュラルな雰囲気のリビングを楽しむことができます。
⑧:窓は引き違い窓を選んで費用を抑える
窓の数を減らせば費用も抑えることができますが、あまりに窓が少ないと風通しの悪い空間になってしまいます。
リビングは家族が集まり長い時間を過ごす大切な空間なので室内環境は最適な状態にしておきたいです。
室内環境を良好にしつつ窓の費用を抑えていくには、引き違い窓を設けて風通しを良くしましょう。
引き違い窓は住宅で多く普及して費用も安く設定されています。
⑨:建具は既製品を選ぶことで費用を抑えることができる
リビングの建具を建具屋さんにつくってもらうと費用は高くなってしまいます。
リビングの費用を抑えていくには、建具は既製品のものを選ぶといいでしょう。
リビングに必要な建具は収納扉や引き戸、ドアなどがあります。
大手の内装建材メーカーは用途に合わせた建具といろいろなデザインのものが豊富にそろえられています。
⑩:コンセントは必要な分だけつける
コンセントはたくさんあると便利、と思われますが実際使ってみると必要ないコンセントもあったりします。
コンセントは1箇所取り付けるだけで1,800円ほど(工事費込み)かかります。
コンセントの数が増えればその分かかる費用も増えてくるので良く使う場所を厳選してコンセントをつけましょう。
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⑪:シンプルなモーガルソケットで照明費用を安く抑える
リビングにつける照明をシンプルな「モーガルソケット」にすれば300円弱で費用を抑えることができます。
「モーガルソケット」とは、照明の傘がなく裸電球を取り付けるだけのシンプルな照明です。
傘がないのでリビングを明るく照らすことができて、照明を消したときも目立たないシンプルなデザインになっています。
⑫:照明器具はネット通販で安く購入する
リビングに取り付ける照明をネット通販で購入すれば照明器具の費用を安くすませることができます。
照明器具を取り付ける引っ掛けシーリングのみ業者に設置してもらえば、照明器具の費用は自分の予算に合わせることができるので、リビングの照明費用を抑えるときはネット通販で購入するといいでしょう。
おしゃれな光を演出してくれるライティングレールは2mで30,000円前後で購入することができます。
⑬:シンプルなインターフォンで費用を安く抑える
防犯上問題がなければインターフォンをシンプルな音声だけのものにすれば費用も安くすませることができます。
インターフォンはリビングに取りつけることが多く、カメラ付きでカラー画面のインターフォンがあります。
カメラ付きでカラー画面のインターフォンは安いもので10,000円前後(器具代のみ)、音声のみのインターフォンは5,000円ほど(器具代のみ)で購入することができます。
⑭:費用が高くなる造り付け家具はシンプルなつくりに
リビングに設置する家具を造り付けの家具にしたい場合は、扉をなくすなどすると費用を抑えることができます。
家具職人がつくる本格的な家具は費用が高くなりますので、できるだけシンプルなつくりにするといいでしょう。
大工工事で棚だけを設置してもらい残りはDIYでつくっていくのも安く費用をすますポイントです。
⑮:リビングに設置する家具は既製品を使う
最近はネット通販でもおしゃれな家具を安く購入することができます。
造り付けの家具は費用が高くつきやすいので、費用を安くすますことができる既製品の家具を選ぶといいでしょう。
オープン棚を造り付けにする費用で既製品の扉付き家具を購入することができます。
まとめ
ここまでリビングの費用を安く抑えるテクニックやリビングに使う内装材の費用の比較についてご紹介してきました。
リビングは家族が集まり長い時間過ごす大切な部屋です。
リビングで快適に過ごすことができるように内装材などこだわってしまうとその分費用は高くなってしまうと思われますが、アイデア次第でリビングにかける費用を安く抑えることが可能です。
今回の記事が費用を抑えながらも快適なリビングづくりの参考になりましたら嬉しく思います。