こんにちは、きのぴーです! 今日もみんなにお役立ち情報をお届けしていくぞ!
今回は「オール電化」のメリットやデメリットについて迫っていきます!
一昔前から定着し、エコ・経済的といったメリットに注目が集まっている注文住宅がオール電化住宅です。
しかし、いざ家の購入を検討してみると、どんな点にメリットやデメリットがあり、情報を吟味している方ほど本当にオール電化にすべきなのかを決めきれない状況に立たされてしまうことも少なくありません。
今回は、「オール電化住宅ってどんなもの?」といった基礎知識を知りたい方だけでなく、情報を精査したいという方に向けて、以下の内容を解説します。
この記事を読んで学べること
オール電化と普通の住宅の3つの違い
オール電化にする4つのメリット
デメリットがある?オール電化住宅の弱みとは?
オール電化住宅にしてから「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、営業担当からの情報を判断できる知識を事前に身につけておきましょう。
オール電化と普通の住宅の3つの違い
「オール電化住宅ってどんなもの?」といった基礎知識を身に付けたい方は、以下のオール電化住宅と一般的な住宅の3つの違いから整理していきましょう。
オール電化の設備について学ぼう!
オール電化住宅に使われる給湯設備の特徴
オール電化住宅に使われる暖房設備の特徴
オール電化住宅は「家庭内で用いる全てのエネルギーを電気に統一した住宅」と定義され、用いられる設備に違いがあります。
オール電化住宅に使われるキッチン設備の特徴
オール電化住宅は電気のみをエネルギーとして活用する様式であるため、キッチン設備にIHクッキングヒーターが用いられます。
IHクッキングヒーターと一般的なガスレンジを比較してみると、表面がフラットであり、火を用いない調理が可能といった特徴があります。
IHクッキングヒーターへの切替時にストレスを感じる女性が多いという点もありますが、調理後の清掃がしやすい、小さな子どもがいても安心といったメリットから、選ばれることが増えているキッチン設備です。
オール電化住宅に使われる給湯設備の特徴
オール電化住宅では、一般的にエコキュートと呼ばれる給湯設備が用いられます。
最近ではテクノロジーが進歩したことで、ガス給湯器でも一昔前よりも安くお湯を沸かすことができるようになりました。
しかし、エコキュートは空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機と定義され、住宅用の給湯器の中でもっとも効率的にお湯を沸かすことができます。
また、災害時の水の確保も行えるといった、緊急時の対策としても人気を集めています。
オール電化住宅に使われる暖房設備の特徴
給湯設備として用いられるエコキュートは、暖房設備として併用されることも少なくありません。
オール電化ではエアコンはもちろん、蓄熱暖房機や床暖房といった暖房設備が用いられることが多く、電気を利用することで灯油を用いた暖房機器を別に用意する必要がないという点にも特徴があります。
オール電化にする4つのメリット
オール電化住宅に用いられる設備と一般的な住宅に用いられる設備の違いを把握したあとは、具体的なメリットを確認していきましょう。
オール電化住宅には、以下の4つのメリットがあります。
ポイント
災害時の備えにもおすすめ
熱源をもたない安全な住まいにできる
初期費用を抑える効果も
理想のライフスタイルをイメージしながら、オール電化のメリットを吟味することをおすすめします。
基本使用料の一本化とお得な料金プランで経済的
オール電化住宅の、基本使用料の一本化とお得な料金プランで経済的という点が1つ目のメリットです。
住宅の購入を検討しているエリアによって確認する必要がありますが、湯沸かしコストと基本使用料は以下の通りです。
LPガス(1kWhあたり)…221円
LPガスと電気の併用の場合は基本使用料として+1,868円
都市ガス(1kWhあたり)…126円
都市ガスと電気の併用の場合は基本使用料として+2,53円
夜間電力(1kWhあたり)…127円
オール電化の場合は基本使用料として+1,296円
湯沸かしコストだけを見ると都市ガスが一番お得に感じられますが、基本使用料を含めたひと月の光熱費という観点ではオール電化住宅がもっともお得です。
災害時の備えにもおすすめ
災害時の備えに関してはさまざまな意見がありますが、復旧するまでの期間を考えるとオール電化住宅がもっとも優れています。
電気・ガス・水道といったライフラインの中で電気に復旧が一番早く、エコキュートを使用していれば300Lほどの水を確保しておくことも可能です。
熱源をもたない安全な住まいにできる
オール電化住宅の熱源をもたない安全な住まいにできるという点が3つ目のメリットであり、小さな子どものいる家庭には特におすすめです。
先ほど紹介したようにキッチン設備として用いられることの多いIHクッキングヒーターは、電熱式の加熱様式であるため火を使うことがありません。
また、給湯設備であるエコキュートも二酸化炭素から熱源を作り出すことができるため、基本的に火事になる要因を持たない住まいを作ることができます。
初期費用を抑える効果も
災害時の備えという点と同様に、オール電化住宅の初期費用に関してもさまざまな情報が飛び交っていますが、10年間のランニングコストを加味すれば初期費用も安く抑えられます。
最近ではキャンペーンを住宅メーカーが促進しているため、格段に安くオール電化住宅を導入できることもありますが、相場としては60万円ほどの金額が初期費用として必要です。
ただし、先ほどの試算の通りLPガスであっても、都市ガスであって「もひと月500円〜1,000円のコストダウン」となり、「年間では6,000円〜12,000円の光熱費をカット」できるため、長くとも10年あれば初期費用分の支払いが終わることになります。
デメリットがある?オール電化住宅の弱みとは?
オール電化に用いられる設備やオール電化住宅のメリットを確認し、「断然お得なのでは?」と感じた方も多いでしょう。
しかし、そんなメリットの多いオール電化にも日中の電気の単価が割高に設定されてるというデメリットがあり、ライフスタイルによってはうまく初期費用分の支払いが行えないことがあります。
特に給湯を夜間電力で行えるかどうかが重要となるため、床暖房を設置する場合や家族が多い場合には、エコキュートのお湯切れを起こさないことがもっとも重要です。
仮にお湯切れを起こしてしまった場合には日中の割高な単価で都度焚き増しを行わなければならず、必然的に光熱費が高くなってしまいます。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
「オール電化住宅ってどんなもの?」といった基礎知識を身に付けたい方も、「どんな点がお得なのか?」といった情報を精査したい方もこの記事で取り上げた以下のポイントを押さえることをおすすめします。
今日の抑えておきたいポイント
- オール電化と普通の住宅の3つの違い
- オール電化にする4つのメリット
- デメリットがある?オール電化住宅の弱みとは?
「災害時への備え」や「熱源をもたない安全性」といったメリットはオール電化住宅ならではと言えますが、経済的なメリットだけはそれぞれのライフスタイルを加味する必要がありましたね。
特に日中に多くの電気量を使用するかどうかではなく、夜間料金で日中の給湯を賄えるかどうかが経済的な観点からオール電化住宅を導入すべきかどうかを決めるポイントとなります。
相場とされる60万円ほどの初期費用をどのくらいで返せるのかを計算するためにも、夜間料金を効果的に活用できるかをしっかりと確認しておきましょう。