こんにちは!季節の変わり目に肌着1枚だけで寝たら風邪を引きました。
今回は「屋外の気持ちよさを感じられる家」にするための間取りアイデアをまとめました。
東京23区のような大都市圏では1戸あたりの土地が小さく、住宅が密集しています。
そんな住宅密集地でも、青空の下で食事をしたり、デッキでひなたぼっこやプール遊びができたら素敵ですよね!
屋内と屋外の上手な空間の使い方、そんな間取りのアイデアがこの記事にはあります。
室内の延長として思い切り使える屋外空間を、手に入れましょう!
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ウッドデッキとテラスで外空間を有効活用
土地には建ぺい率というものがあり、どんなに土地が広くても、その土地の中で家を建ててもよい面積は限られています。
そのため、どんな土地に家を建てたとしても、必ず敷地には空いたスペースが生じます。
この空いたスペースを「積極的に楽しむ屋外空間」としてとらえるだけで、屋外の気持ちよさを満喫する間取りにぐっと近づきます。
最近ではこの考えが浸透しつつあり、外空間を有効活用する間取りを採用するご夫婦も増えていますが、「お金をかけた割にはあまり外空間を使っていない」という声も多く聞きます。
空いたスペースを有効に活用するためにはどうしたらよいか。
そのためには、土のあるウェットな部分を減らし、ドライな部分を増やすこと。
ドライな部分を用意してくれるのが、ウッドデッキやテラスなんです。
ウッドデッキやテラスは、屋内と屋外を上手くミックスしてくれます。
木は雨が降って濡れても太陽の光ですぐに乾きますし、夏場でも表面温度が厚くなりすぎません。
洗濯物を干すデッキなどにも、木を採用するのは賢い判断と言えます。
ウッドデッキやテラスは手入れもそこまで大変ではありません。
掃除は、ほうきで掃いてしまえばそれで済みます。
タイルでは経年劣化し汚れなどが目立つようになりますが、木は経年劣化しても味が出て、その深みを増します。
木にとって、時間の経過は悪いことばかりではありません。
ウッドデッキやテラスは日当たりの良い南側に…と考えがちですが、実はおススメしません。
直射日光がそのまま入ってくると、かえって暑くなりすぎて使いにくくなるのです。
あえて北側や東側に配置することで、直射日光が入りにくく、リラックスした屋外空間になるのです。
アウトドアスペースをどの部屋に繋げるのか?
ウッドデッキやテラスのようなアウトドアスペースをどの部屋に繋げるのか。
アウトドアスペースは家族のみんなが気軽に、自然に使えるような場所にプランニングすることが大切です。
そこでおススメするのが、リビングやダイニングに繋げるプランです。
アウトドアスペースではお菓子や飲み物を楽しむことも多いですから、リビングやダイニングに繋げることでキッチンからの距離が短くなり、お菓子などを運ぶ距離が短くなります。
リビングやダイニングに繋げることで、リビングやダイニングが視覚的に広く感じられるという点も見逃せません。
ゲストを招いた時にもリビング+アウトドアスペースという広い空間でおもてなしができるので、リラックスして過ごしてもらえるでしょう。
リビングやダイニング以外に、子共部屋に繋げるのも魅力的です。
子供部屋から繋げると子供がすぐにアウトドアスペースに出られるようになり、子供にとっての良い遊び場になります。
アウトドアスペースは複数の部屋と繋げることでもメリットがあります。
複数の部屋と繋げることで回遊できる動線になるので、家事がしやすくなり、ママも喜びます。
屋内に屋外のようなスペースを設ける
ウッドデッキやテラスのようなアウトドアスペースはある程度の空間を必要とします。
狭小住宅では「どうしてもスペースが取れない!」なんてこともあるでしょう。
そういう場合には、屋内だけど屋外のような空間を作ってみてはいかがでしょうか。
例えばコンサバトリーのような空間。
コンサバトリーとは?
もともとはフルーツなどを常温保存したり、冬場に植物をとりこむための温室として利用されるコンサバトリー。
コンサバトリーは家の外壁に使われるようなタイルや石などで造られることが多いので、屋内でも屋外にいるようなおおらかな雰囲気を演出することができます。
趣味に打ち込むアトリエにしたり、大好きなインテリアを飾るオシャレスペースにするといいでしょう。
屋内の柔らかい雰囲気の壁に一部タイルや石で造られたスペースがあることで、とてもいいアクセントになります。
独立したコンサバトリーを造れるだけの広さがなければ、一部の壁や床に外壁のような素材を採用するのもひとつのアイデア。
一部に採用するだけでも屋外の雰囲気を感じられるようになります。
屋外に屋内のようなスペースを作るテクニックもある
先ほどとは逆に、「屋外に屋内のようなスペース」を作ることもできます。
屋外と屋内で最も大きな違いは、プライバシーが守られているかどうかです。
屋外で屋内のようにリラックスして過ごすためには、何よりプライバシーを守ることが大事。
特に住宅密集地では、周囲からの視線を遮るような目隠し壁を必ず採用しましょう。
あまり高すぎる壁だと圧迫感があるので、なるべく低くしつつも周囲からの目線をカットできるくらいの高さが理想です。
目隠し壁によって外から見られないようになるので、リラックスして過ごせる屋外空間を手に入れることができます。
そもそも目隠し壁が必要ない空間なら、頭上を覆うパーゴラやオーニングを採用してはいかがでしょうか。
何もないテラスよりも、パーゴラやオーニングのようなちょっとした屋根がある方が、室内の延長のように感じられます。
大きなアウトドアスペースを1か所に作るより、小さなアウトドアスペースを2か所につくる方がメリットが多いです。
2か所にアウトドアスペースがあると室内の風通しが良くなりますし、季節によって使い分けもできます。
片方を喫煙に、もう片方を禁煙にすれば、分煙にもなります。
片方は木製、片方はタイルというように仕上げ方を変えるのも楽しいですね。
眺めて楽しめる屋外空間も気持ちいい
屋外に出られなくても、屋内から眺めることで屋外の気持ちよさを満喫することができます。
おススメするのは坪庭。坪庭も立派なアウトドアスペースです。
坪庭はちょっとしたスペースがあれば十分ですので、敷地が狭くても実現しやすいです。
坪庭は塀と窓の間に植物を植えて、その空間を小窓で切り取ることで楽しみます。
特に和室やバスルームなどの落ち着いた空間との相性は抜群で、リラックスしながら美しいグリーンを堪能できます。
廊下に採用するのもおススメで、美しい坪庭を眺めながら採光を確保することができます。
坪庭では植物が主役となりますが、いくら植物が美しくても周りの風景が汚れていては良い印象を与えられません。
綺麗に手入れされた坪庭に美しい植物が合わさって、初めて良い印象を与えます。
日頃から綺麗に保つように心がけましょう。
外の風景を美しく切り取る、窓。
窓の使い方ひとつで家はもっと魅力的になります。
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屋外空間を有効活用して気持ちのいい暮らしをしよう
屋外の気持ちよさを満喫するためには
- ウッドデッキやテラスを採用しよう
- アウトドアスペースはリビングや子供部屋に繋ぐ
- 屋内に屋外のような空間を演出しよう
- 屋外もプライバシーを確保すればもはや屋内
- 屋外に用意した美しい風景を眺める
自分の家にいながら、アウトドア気分を楽しむことができたら気持ちいいですよね。
今回はそんな願いをかなえるためのアイデア提案でした。
特に住宅密集地で使いたくなるテクニックが多かったですね。
是非、あなたの注文住宅に役立ててください。
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