こんにちは!暑くて寝苦しい夏の夜はクーラーをつけっぱなしにしてしまいます…。
今回は注文住宅に関する「補助金」や「給付金」についてまとめてみました!
補助金や給付金の制度を知っていたら大きなお金をもらうことができたのに、知らなかったから1円ももらえなかった。
なーーんてアホらしいですよね!ホント知らなきゃ損!もらえるものは全てもらって1円でもお得に注文住宅を建てましょう!
ですが、もちろん何の条件もなしに補助金や給付金がもらえるということはありません。
これから色々な補助金制度をご紹介していきますが、それら全ての制度にもらうための条件が存在します。
ひとつひとつ整理してあなたが受け取ることのできる補助金や給付金を確認しましょう!
①すまい給付金
最も有名なのがこの「すまい給付金」!
年収が少ない人ほど多くの給付金をもらうことができる制度です!なんて優しい制度なんだ!
消費税が5%から8%に引き上げられた際に誕生した制度で、消費税による住宅購入者の負担を減らしてくれます。
すまい給付金をもらえる人の条件は以下の3点。
▶ 年収が510万円以下であること
▶ 購入した住宅の床面積が50㎡以上であること
▶ 第三者機関の検査を受けた住宅であること(住宅瑕疵担保責任保険に加入、住宅性能表示を利用する 等…)
これらの条件を満たしたら、あとは申請するだけで最大30万円の給付金を受け取ることができます!
給付金額(消費税8%の場合)
収入額の目安 | 425万円以下 | 425万円超475万円以下 | 475万円超510万円以下 |
給付基礎額 | 30万円 | 20万円 | 10万円 |
絶対に忘れないよう、引き渡し直後すぐに申請するのが安心ですが、引き渡しから1年3ヶ月以内なら申請が間に合います。
申請は「すまい給付金事務局」におこない、申請後は1ヶ月半~2ヶ月ほどで給付金を受け取ることができるぞ!
ちなみに注文住宅ではなく中古戸建てもマンションも給付対象になりますので、注文住宅で建てずに戸建て購入した人でも知っているだけでオトク!知らなきゃ数十万円の大損!
そして、このあとに解説する「住宅ローン減税」と併用することもできます!
2019年の10月には消費税が現在の8%から10%へ引き上げられる予定となっていますが、
消費税が増税になれば、すまい給付金でもらえる金額も増加します。
増税前に焦って契約して失敗しないでください!増税後には給付金額も上がるんですもの!落ち着いてゆっくりじっくり検討してね!
②住宅ローン減税(住宅ローン控除)
こちらも有名!住宅ローン減税!住宅ローン控除と言われることもあります。
住宅ローンを借りてから10年間、年末の住宅ローン残高の1%が所得税から控除され、確定申告をおこなうことによって戻ってくるという制度です。その額なんと10年間で最大400万円!
補助金や給付金という表現とは少し違いますが、この制度は絶対に知っておいてもらいたかったのでズバッと紹介。
会社員などは給与からあらかじめ所得税が引かれているので、払い過ぎた所得税が確定申告をすることによって還付されます。
ちなみに、所得税で控除しきれない分は一部住民税からも控除されます。
1年間で最大40万円もの大金が確定申告をすることによって戻ってきますが、住宅購入から10年間の住宅ローン年末残高が毎年4,000万円以上なければ毎年40万円ももらえません。
あくまで年間40万円は最大額。年末残高が3,000万円なら30万円が上限額、2,000万円なら20万円が上限額です。とはいえデカい。この控除はデカすぎる。
ここで例題。
例えば、年収500万円(うち所得税の課税対象額が250万円)、年末のローン残高が3,000万円、所得税額が10万円、住民税額が15万円のAさんがいたとしましょう。
年収 | 500万円 |
所得税の課税対象額 | 250万円 |
年末のローン残高 | 3,000万円 |
所得税額 | 10万円 |
住民税額 | 20万円 |
Aさんの年末ローン残高は3,000万円なので、最大控除額は30万円(3,000万円の1%が控除額の上限であるため)。
所得税額が10万円、30万円の控除上限額を下回っているので①10万円全額が控除されます。
しかし、このままでは30万円の控除上限額に対して10万円しか控除されておらず、20万円が控除しきれていません。
控除しきれていないため、住民税から控除されます。
所得税の課税対象額の7%である17万5000円(250万円の7%)が控除の対象額ですが、所得税の課税対象額の7%または13万6500円のうち小さいほうの額が控除額の上限となるので、この場合は②13万6500円が控除されます。
よってAさんの場合、①10万円+②13万6500円で計23万6500円が確定申告をすることで還付されました!
すまい給付金制度と併用すれば、数十万円もの大金を得ることができます!海外旅行くらいならスッと行けちゃいます!
知っている人と知らない人でこんなにも差が出てしまうなんて恐ろしいですよね…。
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住宅ローン減税とは?どこでどんな手続きが必要なの?
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③地域型住宅グリーン化事業補助金
平成26年度から始まった比較的新しい補助金制度です。名前が長いです。
環境への負荷を軽減するため、省エネルギー性の高い木造住宅を建てた人に給付される補助金事業です。
以下の4つのうち、いずれかに該当すれば補助金を受け取ることができます。(以下平成30年度の補助金額)
▶ 長寿命型(長期優良住宅) → 110万円/戸(上限額)
▶ 高度省エネ型(認定低炭素住宅及び性能向上計画認定住宅) → 110万円/戸(上限額)
▶ 高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅) → 140万円/戸(上限額)
▶ 優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物) → 1万円/㎡(上限額)
さらに、柱や梁などの主要構造体の過半数に地域材を用いると20万円を、キッチン・浴室・トイレ又は玄関のうち、いずれか2つ以上を住宅内に複数箇所設置する場合30万円を上限に、予算の範囲内で補助金が加算される!
④ZEH補助金
これも比較的新しい制度です。
ZEHとはゼロエネルギーハウス(Zero Enery House)のこと。究極の省エネ住宅です。
家庭で使うエネルギー以上のエネルギーを家庭で創り出すことによって、エネルギー消費をゼロ以下にする住宅のことです。
という方は過去に僕が書いたZEHについての記事も良かったらどうぞ!ZEHが分かるようになります。
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ZEHとは?笑っちゃうくらい簡単に分かりやすく解説!
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ZEH補助金の条件を満たして最大100万円もらうためのガイド
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ZEHの基準を満たす住宅を建てることによって最大100万円の補助金を受け取ることができます!
ZEH基準の家はこんな人におススメ↓
▶ 毎月の光熱費を少しでも抑えたい人
▶ 夏涼しく冬暖かい家に住みたい人
▶ 停電などの災害に強い家に住みたい人
国は2020年までに標準的な新築住宅でZEHの実現を目指しています。
ZEHの推進は国を挙げておこなっているんですね。
ZEH補助金の制度はいつなくなってもおかしくないと言われているので、住宅性能の良い家が好きな人は早めにZEHを検討しよう!
⑤各市区町村ごとの補助・助成金制度
市区町村によっては、新築住宅の取得をおこなう際に補助金・助成金が出る地域もあります。
あなたが住む市区町村は?住みたい市区町村は?補助金が出るのでしょうか。
調べるときにはものすごく便利なサイトがあるので紹介します。【goo住宅・不動産】です!
全国すべての市区町村に関する様々なデータが一覧でバァーーっと並んでいます。
あなたの住みたい街に関する情報も一瞬でサッと集まることでしょう!
仮にあなたが住みたい街が補助金を出してくれる市区町村だったとしても、条件をクリアしなければ補助金をもらうことは出来ません。
地元の工務店に依頼しなければいけないとか、あなたがその市区町村に住んでいる人でなければいけないとか、細かな条件を挙げればキリがありませんが、サラサラと見てみると中々厳しい条件が並んでいたりします…。
補助金をもらえる条件を満たしているにも関わらず、知らなかったために補助金をもらい損ねたなんていうことが無いよう、情報収集はしっかりと!情報は金なり!
まとめ
マイホーム取得を応援してくれる制度って結構あるものなんですね!
すまい給付金や住宅ローン減税は誰にでも当てはまりやすいので、特に忘れずに覚えておきましょう!
この記事を読んだことで数十万円分損をせずに済んだと思ってもらえたら最高です。
素敵な注文住宅を建ててくださいね~~!絶対ですよ~~!それもオトクにね~~!